[3489] バベルの塔

投稿:  著者:  読了時間:22分(本文:約10,800文字)


《はやく水たまらないかな〜》

■ユーレカの日々[23]
 バベルの塔
 まつむらまきお

■グラフィック薄氷大魔王[347]
 「板タブが描きやすいとき」 他、小ネタ集
 吉井 宏

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  怒りのブドウ球菌 電子版 〜或るクリエイターの不条理エッセイ〜
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◎デジクリから2005年に刊行された、永吉克之さんの『怒りのブドウ球菌』が
電子書籍になりました。前編/後編の二冊に分け、各26編を収録。もちろんイ
ラストも完全収録、独特の文章と合わせて不条理な世界観をお楽しみ下さい。
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■ユーレカの日々[23]
バベルの塔

まつむらまきお
< http://bn.dgcr.com/archives/20130605140200.html >
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リニア中央新幹線の新型車両のお披露目がニュースになっていた。実際の営業車両の原型となるLO型というもの。5両連結での実験が始まる、ということらしい。

リニアモーターカーといえば、僕が子どもの頃、雑誌のグラビアページで何度も何度も「未来の鉄道」として紹介されていた。60年代〜70年初頭、アポロ計画や大阪万博などの時代。世の中は未来を夢見ていた。子ども向けの雑誌のグラビアでは、ウルトラマンの怪獣などと並び、宇宙旅行と未来の生活が定番の企画だった。

チューブの中を走るモノレール、地下を走る弾丸列車、原子力鉄道など、当時の様々な鉄道の構想が鮮烈なイラストレーションで紹介されていた。その中でも「リニアモーターカー」は一番人気があった。それは旧国鉄が独自に開発しているという身近さと、原理の分かりやすさだった。

●夢の乗り物リニアモーターカー

リニアモーターは車体とレールに磁石を直線状(リニア)に配置し、NS極を連続的に入れ替えることで磁力によって進む。通常のモーターを魚のようにさばいて開きにし、並べたイメージだ。

中央新幹線のような高速鉄道のリニアは、この駆動方法に加えて車体をやはり磁力の反発力で地面からちょっとだけ浮かび上がらせる。これにより、摩擦抵抗がない状態ですべるように直進する。

コイルと磁石による、シンプルな原理は、小学生でも理解できる説得力があり、60年生まれの男子の脳裏には「大切な言葉」としてしっかりと刻み込まれることになった。

リニアモーターによる鉄道というのは実はもう実用化されていて、大阪の長堀鶴見緑地線と今里線、東京の大江戸線など全国にリニアモーター駆動の地下鉄がある。ただし、これらの地下鉄は空中浮遊はしておらず、車輪で走る。リニアモーターは、通常の円筒型モーターとくらべて平べったくできるので、小型の地下鉄に都合がいいらしい。

長堀鶴見緑地線が開通した時、ワクワクしながら乗りに行った。普通よりちょっと小さい、何の変哲もない地下鉄に乗りながらも、ああ、リニアに乗ってるんだなぁと意味不明の感慨にふけったものだ。

さらに、浮遊式も実用運行されている。名古屋の愛知高速交通東部丘陵線。愛知万博の時に建設され、今も運行しているが「超高速」ではなく時速100km。見た目はモノレールのようだ。

●完成まで65年!

さて、このリニア中央新幹線。ようやく着工が見えてきた、ということなのだが、現在の計画では、14年後の2027年に東京〜名古屋、32年後の2045年に大阪まで伸長ということらしい。

この計画は1962年に始まった。今年で実に51年。本当に17年に開通するとして、実用化まで実に65年! かかることになる。

子どものころ、未来を本気で夢見てきた自分としては、何度も何度もお預けを喰らった犬のような気分だ。サラリーマンは、だいたい40年くらい働く。60年というプロジェクトだと、だれも最初から最後までそれに携わっている人間が居ない、ということだ。はたして世の中にそのような仕事というのはどれくらい存在するのだろう。

家人は「まるで大聖堂の建設のようだ」と言った。

なるほど、ノートルダム大聖堂は、1163年に着工し、最終的に1345年に今の形が完成した。約180年かかっている。現在とは土木建築技術のレベルが違うとはいえ、なんとも長い。

バルセロナのサグラダファミリアは1882年に着工。「個人の寄付で行う」ということから、300年かかると言われていたが、スペインの経済成長などにより工事が加速、2026年に完成するらしい。それでも約140年ということになる。

大聖堂など、昔の西洋の建築は寿命が長い。いや、寿命が長いというより、もともと「永久に残す」という前提で建てられている。だから100年以上かけて建設したりする。

ちょっと話がそれるが、最近、赤坂プリンスホテルの解体が話題になっていた。最上階からちょっとづつ解体していくという、解体方法が話題だったのだが、ぼく自身は、その建物の寿命にショックを受けた。1983年に建った建築物が、たったの30年で解体されちゃったわけだ。

しかし考えてみれば、日本の建物は最初から「寿命がある」前提。伊勢神宮は20年たったら、すぐ横に新しい建物を建てて引っ越す。20年ごとにまっさらにする「遷宮」というやりかたで、西暦690年から1300年も続けているという。出雲大社も60年〜70年で建て替える。

そう考えると、赤坂プリンスに代表される現在の高層建築は、教会のような「未来永劫残すため」ではなく、「30年くらいで建て替える」とても日本的な考えなのかもしれない。

●東海道新幹線は6年でできた!?

さてリニアに戻ろう。65年の大プロジェクトだが、ふと気になったのが、現行の新幹線。これは戦後、作られたものだ。こちらも実用まで何10年もかかったのだろうか?

東海道新幹線は1964年に開業。それまで6時間半かかっていた東京─大阪間を最高時速200km、4時間(開業当初。現在は最適化が進み2時間半にまで短縮)で結んだ。その計画が承認されたのが1958年、1964年に東京─大阪間で開通している。なんとたったの6年だ!

新幹線の技術は、世界各国で研究が進められていた様々な高速鉄道の技術開発がベースになっている。1930年台、欧米ではすでに蒸気機関車で時速150〜180kmの営業運転が行われていたという。だからリニアのような、まったく新しい技術、というわけではなく、既存の技術の改良ということになる。しかし、いくらなんでも6年で開業というのは、新幹線といえども早すぎる。

よくよく調べてみたら、東海道新幹線の計画は戦前である1939年にはじまった「弾丸列車計画」というのが元になっているようだ。この計画は戦況の悪化により中断するが、戦前〜戦中の国家プロジェクトだったため、土地買収がすでに相当進んでいたという。

また、トンネル工事もこの時点ですでに着工していたものがあり、この計画で確保されていた土地や工事区間が新幹線のルートに転用されたらしい。戦争での中断を差っ引いても、実質10年ちょっとくらいか。早い。

当時は都市部であってもまだまだ規模が小さく、また「大地主」の時代であっただろうから、土地の買収も今よりはずっと楽だったのだろう。なにより全体主義の時代だ。「国の発展のために、土地を提供するのは当然」ということで半ば強制的に進められ、それゆえに短い期間でできたわけだ。

ドイツのアウトバーンが、ナチスが作ったというのは有名な話だが、普段利用している新幹線が大日本帝国の遺産だったとは恥ずかしながら知らなかった。

そう考えれば、リニアが10年くらいでできちゃう世の中は、戦時下か全体主義か、ということか。博覧会などで「未来の乗り物」としてリニアが出展されるたびに、まだかー、まだかー、と思い続けて早50年だが、そう考えると、50年もかかっていることは「まぁまぁ平和だった証拠」という気もしてくる。

●時間がかかるのは平和な証拠?

そういえば、一昨年からすっかり世の中は地デジになり、HD画質となった。今度は「4K」だそうだが、このHD放送というのも実用まで長かった。HD放送の前身、ハイビジョンは東京オリンピック直後から研究が始まり、89年には実験放送(衛星)が始まる。

途中、アナログからデジタルに方式が変わったり、色々あって、アナログが停波し、地デジに変わったのが昨年。この間やっぱり50年ほどかかっていることになる。もっとも、デジタルだけに限れば、地デジ化が決まったのが98年だから、14年ほどで完了したことになる。

もうひとつ、最近話題になっていた研究開発期間が長い案件があった。高速増殖炉「もんじゅ」。1968年から開発がはじまり、85年に着工、95年に発電開始後すぐに事故。その後も事故続きで、今年、無期限の運転停止。45年間やっても結局実用化されない状態。やれやれ。

原子力発電は1951年にはじめて作られた。このベースになっている原子核分裂の発見が1939年。原理の確立からたった12年で実用に至っている。これも戦時下での開発(原子力爆弾や原子力潜水艦)があったから、これだけの期間で実用化されたのかもしれない。もちろん、リニアももんじゅも、最初は40年以上もかかるとは思っていなかったのだろうが。

●そもそも移動は本当に必要か

リニアの研究開発から開業まで65年。65年もあれば、当然いろんな事情は変わってくる。新幹線やリニアの計画当初は、国鉄の「空路、自動車」の普及に対する危機感があったという。実際、物流の主流は鉄路からトラックにとっくの昔に変わった。航空機も運賃が安価になり、今や「新幹線より安い」のが当たり前になりつつある。

それどころか、よく考えてみれば「移動しなくてはならない機会」そのものが50年前よりもずっと減っているはずだ。

書類などの情報はデータ化され、メールなりクラウドなりで瞬時に共有化される。ビデオチャットで遠隔地との打ち合わせや会議を行う。携帯電話とメールのおかげで、「時間を決めてその場で打ち合わせ」するより、いつでもどこでも、必要なときに情報をやり取りするのが当たり前←イマココ

そしてこれから先の14年。戦争ですら、遠隔操作の「ドローン」が行おうかというような時代だ。リニアが開通する頃には映画の「電送人間」や「ハエ男の恐怖」のように、人間を分子レベルまで分解し、遠隔地で再構成する「人間電送技術」が出来ないとは限らない。

そこまでSFでなくても、本やフィギアなどが3Dスキャナと3Dプリンタ技術によって、遠隔地から即座に「転送」されてくるくらいは実用化されているだろう。

もちろん物流や移動がなくなることはないだろうが、「その場に行く、運ぶ」ということの重要性は随分と変わってきたのだ。

●はたして採算はとれるのか

東日本大震災で、「幹線交通のバックアップがないのはヤバイ」ということになって、中央新幹線の早期開業が検討されているとも聞くが、正直言って「リニア」である必要がどれほどあるのかはよくわからない。

システムのバックアップという意味なら、普通に今の新幹線の別ルートの方が安価で早く実現できたんじゃないかと思う。国レベルで考えれば東京一極集中をなんとかした方がいいんじゃないかと思う。

そもそも50年もの開発期間をかけて、はたして採算が採れるのか。リニアの実際の工事費(東京─大阪で8.4兆円)はJR東海が自己資金で賄うらしいが、うまくいかなくて会社が傾けば、そのツケは国民に廻ってくることになるだろう。

空路はたしかにお客を相当奪われそうだが、じゃあそれでいいのかというと、今度は航空業界のダメージが大きい。数年前に日本航空は経営破綻した。この時のツケは、直接的であれ間接的であれ、国民に廻ってきている。リニアのお陰で航空業界が傾くのも困る。

そもそもJRの前身である国鉄も大変な負債で分割民営化された。巨額の債務は清算事業団を経て、結局は国民負担となり、今もまだ債務処理は完了していないそうだ。海外へリニア技術が売れれば費用の回収ができるということらしいが、これはこれでフランスのTGVなど、ライバルも存在している。

●バベルの塔

50年も昔に僕の脳に刷り込まれたリニアという夢。できれば完成を見てみたいし、乗ってみたいとも思う。しかし、リニアに限らず50年以上かかる巨大プロジェクト、というのはもう、今の時代にそぐわないとしか思えない。

もちろん、鉄道や輸送、経済の専門家ではないので、専門家に言わせれば60年かけても大丈夫な理由があるのかもしれないが、こういう巨大プロジェクトは色々と不安になってくる。まさか「当初の予定が色々こじれにこじれてしまったが、今さら止めるというわけにもいかないから」なんて理由でないことを祈りたい。

民主主義の世界、資産が分散してしまった世界で、巨大なプロジェクトはとても時間がかかる。そして技術の進歩と社会の変化が早いこの時代、そのかけた時間の価値は回収がとてもむずかしい。

巨大プロジェクトというのは、もはや全体主義や戦時下の遺物なのか。そういえばスペースシャトルは引退したが、それを引き継ぐ手段はロシアのロケットに依存している。これもまた、全体主義時代の遺産だ。

だからといって、人間は壮大な「バベルの塔」を夢に描くのをやめないと思う。宇宙へのエレベーター。巨大なエネルギー。壮大な都市。必要性を超えた、何か「創造」という、呪いのような衝動。人間というのはそういう生き物なのだろう。

複雑化した現在の社会では、そういった巨大プロジェクトをどう実現すればよいのか。Kickstarterのような、新しい出資システム。オープンソースのような集合知。Virginの宇宙計画のような巨大資本......。

期間とコストのリスクをどうやって回避するのか。全体主義に走らずどうすれば皆が納得できるのか。

その方法を見つける事が、21世紀に必要な「巨大プロジェクト」なのかもしれない。

【まつむら まきお/まんが家、イラストレーター・成安造形大学准教授】
< twitter:http://www.twitter.com/makio_matsumura >
< http://www.makion.net/ > < mailto:makio@makion.net >

Slingboxという機械を買った。ハードディスクレコーダーをネット経由で遠隔操作&中継し、MacやiPadで映像を見られるというもの。DLNAでは無理な録画BD-Rや放映中のテレビも見れる。タイムラグがあるものの、画質もすばらしい。居間のレコーダーに撮りためた録画を仕事部屋でちょっとずつ消化中。
< http://www.slingbox.jp/index.html >


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■グラフィック薄氷大魔王[347]
「板タブが描きやすいとき」 他、小ネタ集

吉井 宏
< http://bn.dgcr.com/archives/20130605140100.html >
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●板タブが描きやすいとき

ここ数日、なんでこんなにペンタブで描きづらいんだと思っていると、突然! コツを思い出す。ペンを描画面に対してなるべく垂直に、人差し指に平行に沿わせると、おもしろいほど快適に描ける。もう紙も液タブもイラネって感じ。なんでこの感じが長く続かないんだろ。ペンタブでうまく描けると、仕事と関係ないスケッチとか延々やっちゃって困るw

ペンタブレット、普段は形の描きやすさでは液晶タブレットにかなわないけど、ごく希に、数週間か数か月に一度くらい、くるくると手がよく動いてどんな形も自在に描けるときがある。板タブの角度や姿勢や手への力の入れ方、ペンの持ち方など記憶しておかねば。

と思うものの、うまく行ってるときのやり方を覚えてても、このいい状態って数時間と続かないんだよなあ。マジに、今の状態を脳の初期設定に保存しておきたいわ。「ワークスペースA」とかで。

ところで、板タブのコツで「目をつむって水平線垂直線が正しく描けるように傾き角度を調整する」と何度も書きましたけど、「目をつむって左右に丸を描く」のもいいみたいです。離れた位置に無意識に正確にペン先を持って行けるってことで。

●除湿器を買ってきた

引っ越した部屋は湿気がすごいらしいと聞いてたので、梅雨入りと同時に除湿器を2台買ってきた。それぞれ違う方式の除湿器。パナソニックのデシカント方式ってのと、シャープのコンプレッサー式。どちらにどういう長所・短所があるのか確認した上で、あと1〜2台買うつもり。

っていうか、除湿器が部屋干し用途であんな人気商品になってて、ズラリと展示されてるなんて知らんかった。梅雨の時期にはすごく売れるらしい。除湿器って部屋干しのためのものなんですね。僕は除湿器初めてなのです。

使ってみた。エアコンの除湿のように涼しい風が出ると思い込んでたけど、生暖かい風。暖房入れてるみたい。はっきり言って、暑い!! デシカント方式があまりに暑いので、別の部屋で使っていコンプレッサー式と取り替えてみた。

こちらは冷風も出るタイプだけど、普通に除湿で運転すると暑さはほぼかわらないし、なにしろ音が大きい。コンプレッサー式のほうが静かと聞いてたのに逆。元に戻した。

パナソニックのは「おまかせ」にすると湿度が普通になると止まる。止まってる時間が長ければ暑くない。もうちょっと気温が高くなってきたらエアコン併用することになるけど、エアコン2台と除湿器2〜4台をフル回転したら、電気代がコワイ。

しょっちゅう水を捨てに行かなきゃならないと聞いていた。フルに回すと1日に2回くらいタンクがいっぱいになるらしく、めんどくさいんだろうなと思ったら、溜まった水を捨てに行くのがめちゃくちゃ楽しい! 「はやく水たまらないかな〜」と何度も確認しちゃう。

しかし、すんごい水分集まる。1時間ちょっとでコップ1.5杯くらい。チュニジアの砂漠で動かしたらどのくらい水集まるだろ? ルークが農園で動かしてたのはこういう機械だよね。晴れの日は除湿器の水がぜんぜん溜まらなくてつまらん。

「ほこ×たて」で、除湿器と加湿器を対決させたらどうだろう? とか。

●カフェの音BGM

以前、ライフハッカーで紹介されていた「Coffitivity」が僕的にヒット。カフェのような雑音が流れるだけのサイトです。確かに、カフェや電車内や駅や空港などのガヤガヤした騒音は仕事するにはもってこい。きれいに聞こえる音楽は気を散らす。

かといって、わざわざ積極的にカフェに行って仕事したいとは思わないなあ。自分の部屋でカフェ音がBGMにできるなら、そりゃ便利!

< http://www.coffitivity.com >
< http://www.lifehacker.jp/2013/03/130316coffitivity.html >

サイトの右側の「Your music」って、このサイトから音楽が聴けるのかと思ったら違って、iTunesとかの音楽を流すわけね? ガヤガヤにかすかに音楽が重なってとてもいい感じ!

似たようなコンセプトのiOSアプリがいくつかありますね。どちらにも人混み
やレストランの音も入ってます。

White Noise Pro(無料版もあります)
< http://bit.ly/101AtKk >

White Noise Ambience HD(無料版もあります)
< http://bit.ly/ZjIWFr >

●いらっしゃいませこんにちはー

コンビニの「いらっしゃいませこんにちはー」がすげ〜嫌い。「いらっしゃいませ」だけなら何も問題ないけど、「こんにちはー」が続くと、とたんに「わざとらしい機械的な営業用かけ声」になってしまう。こんなのが普及してしまったのは、どうも経営コンサルタントの仕業らしい。
< http://homepage3.nifty.com/tak-shonai/intelvt/intelvt_036.htm >

ファストフードやファミレスとかはちょっと違うかもしれんけど、コンビニは、客が自分で商品を選んでレジに持って行くので、店員の助けやコミュニケーションは基本的に不要。なのに、一方的に親しく声をかけられた形になり、どういう反応すりゃいいかわからず聞き流すのが居心地悪い。

入ってきた客に「来店されたことには気がついてますのでご安心ください」的サインとしての小さい声で「いらっしゃいませ」ならぜんぜん悪くないと思うんだけどな。複数店員の「いらっしゃいませこんにちはー」連呼の応酬はほとんど耐えられん。万引き防止のため、声をかけているという説もあって、そっちのがもっと不快。

あと、最近はあまり行かないからどうなってるか知らんけど、居酒屋の復唱の嵐はホントにダメ。逃げ帰りたくなる。体育会系指向の店員は、活気や勢いが出て良いと思ってるんだろうなあ。またそういうの好きな客も多いのかもしれないけど。Loftは季節やイベントごとにおもしろい音楽を作って流してるけど、音量でかすぎ!!

なんちゅうか、音に無神経すぎる。大声であいさつ店員や大音量BGM。「無音」でぜんぜんいいと思うんだけど、不安なのか?

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

MicrosoftのSurface Proが7日に日本発売だそう。WACOM入りタブレットPCってことでぜひ試してみたい。で、10日深夜には新MacBook Pro等が発表されそうなのと重なっちゃう。困った〜。と思ってたら、これからの新しい機種に載るHaswellという新Core i7が、現行のIvy BridgeよりCPU速度が遅いらしいという情報が。GPUは多少性能アップしてるし省電力だそうだが、CPU性能が犠牲にされてる? 様子見だなあ。


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編集後記(06/05)

●いくら歳を重ねても最大の苦手は克服できない。歯医者さんへ行く。2004年10月に難工事の末(難工事と思ったのはわたしだけで、超絶技巧の歯科医にとってはなんてことない処置なのかもしれない)、下の奥歯にブリッジを架け渡したのであったが、つい先日、食事中にじつにいやな感覚とともにそのブリッジが外れてしまった。きれいに外れているので、自分でセットしてみたが元に戻るはずがない。仕方なく翌日、暗い気分で歯科医に向かった。

ブリッジを支えていた一方の歯(半分しかない)が割れてグラグラしている。もはや使いものにならないので、抜くしかないという。抜歯なんて生まれて初めてだ。その日の体の具合を聞かれ、よし、決行ということになった。どきどき。麻酔の注射は思い切り痛かったが、はい、もう抜いたよ、とあっけなく終了した。出血があるのでかためたガーゼをずっと噛んでいたが痛くはなかった。抜いたあとがきちんと整地されるであろう2か月後に、再び架橋工事をすることになった。

2か月は来なくていいのねと思っていたら、歯のお掃除が必要だから来週またいらっしゃいと言われてしまった。で、きのう暗い気分で歯科医に向かった。じつは2年以上、歯石除去をしらばっくれていたから、かなり強力に汚れていたのだ。いつもながらとても痛い。神経にビンビン届く。以前も書いた覚えがあるが、拷問で歯をいじられたら絶対あっさり口を割る自信がある。それでも、春の来ない冬はない。永遠とも思えるガリガリ君も終わるときがくる。

帰ってから妻に「痛かったよう」と泣きつくと、フンと鼻をならし「あのね、歯石とるのが痛いのは知ってる。わたしもだいぶ前にに行ったときは、たしかに痛かった。でも、痛いといっても、お産に比べたら屁でもない。お産はこの1000倍、いや10000倍は痛いんだからねっ」と仰る。そんなに痛い思いして、どうしてふたり目も産んだんだと聞くと、「あ、そうだね、あははは」だって。女性が痛みに耐える偉大な力があるのはわかった。でも、次回もわたしは男に生まれたい。(柴田)


●Slingbox、私も欲しい! DLNA絡みで諦めていた録画が見られるなんて! これで入浴中に、洗濯物干し中に消化できるっ(ドラマでもほぼ音声のみで他のことをしてる)。DVDまで見られるなんてっ。WOWOWのオンデマンドアプリでやり過ごしていたわ。/Coffitivityいいっ!

大阪マラソン当選の知らせが届く。チャレンジラン8.8km。まさか2,000人の中に入るとは思わなかった。当選したら体力作りに本気になるだろうと、きっかけづくりのためのエントリーだった。こりゃ否が応でも。

チャレンジランは、大阪城公園の西側、大阪府庁あたりがスタート。映画『プリンセス・トヨトミ』のロケ地。南下しつつ半周して、森ノ宮へ。玉造筋を南下し、千日前通りを西に。御堂筋を北上して大阪市役所がゴール。うちの近所も通る。どの道も歩いたことはあるが、通してはない。三分割ぐらい。コースムービーを見て、結構長いなぁと。

8.8km。制限時間1時間20分。早歩きで、3kmを20分ぐらい。途中失速するとして、歩いても制限時間内には入れるはず......はず。6kmぐらいなら、数年前に走ったことはあって、特段しんどいとは思わなかった。が、問題は以前壊した膝の強化。これが再発したら、歩くこともままならない。チャレンジランなのにびびっている私がいる〜。(hammer.mule)

< http://www.osaka-marathon.com/runner/schema/course_movie.html >
コースムービー
< http://www.osaka-marathon.com/ >
大阪マラソン 2013