ところのほんとのところ[100]ところとアインシュタインロマン/所 幸則 Tokoro Yukinori

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さて、晴れた日の森では何枚も良い作品が撮れたという実感を掴み、次は雨の森だなあと思いを馳せる[ところ]でした。

うどん県高松に帰るために、雑誌を数冊買い込んで新幹線品川駅から乗ったのはいいけれど、名古屋あたりで全部読み終わって暇になった。窓から外を眺めていると、当たり前のことに気がつきました。

線路際に立つ柱のようなものは、なにがなんだかわからない。近くにある建物なんかもよく形状を把握できない。ある程度離れたところの建物は、だいたい認識したかと思うと流れて消えて行く。もっと向こうの山とか島はしばらくじっとしている。

極端に速いスピードで動く物を見るとき、近くの人にとっては影にしか見えない。もっと早ければなにも見えない。しかし遥かアンドロメダ星雲から眺めると、ほとんど静止しているように見えるかも知れない。




つまり時間の経過が運動のことであるから、感知できない物は運動していず、時間も止まって見えるかも知れない。それはずっとずっと考え続けると、アインシュタインロマンなのかもなあと思う[ところ]でした。

とりあえず、京都辺りから継続してシャッターを切り始めた。なかなか思うようには撮れなかったが、新大阪あたりですごく不思議な感覚の写真が撮れた気がしました。

考えても見れば、新しい[ところ]の原点は、これだった。目の前を通り過ぎる人、遠くに見える渋谷西武や渋谷駅。その感覚を表現したくて考えたのが「Shibuya One second」でした。

[ところ]は子供の頃からアインシュタインにとらわれているのかもなあと思いつつ、高松に着きました。

そしてまた、梅雨の東京にやって来て森を撮っている。アナログの時はあまり気にしなかった雨も、デジタルカメラだとやはり弱点が見え始めた。小雨でも微妙にエラーが起きるのだ。予備も含め3台持って行っていたからなんとかなったかなと思います。

さらに次の日は雨上がりの森に向かう[ところ]でした。かなり満足のいくところまで撮れたと思います。今回は森を撮るプロジェクトのための撮影でしたが、いい作品がどんどんできたなら、[ところ]は個展をするつもりです。

明日から現像作業を始めます。Macintoshは最新型だし、HDDもThunderbolt対応だし、現時点では最高の環境で仕上げに入れるわけです。といいながらも、新たに高松の撮影も始めています。

ところで、TJ所塾特別写真講座では、熱心に毎回通ってくる二人がとくに上達が早くビックリしているのだが、次回も驚かせてくれるのだろうか。やっぱり執着心だよね。詳しくはこちらに問い合わせてね。次回は7月28日です。
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【ところ・ゆきのり】写真家
CHIAROSCUARO所幸則 < http://tokoroyukinori.seesaa.net/ >
所幸則公式サイト  < http://tokoroyukinori.com/ >