シックスセンスを求めて［02］冷蔵庫で熱くなる！
── 若林健一 / kwaka1208 ──

●実用的にはどうだろう？

このように歴史のある機能が、2013年になって商品に搭載されるということで大変関心を持っているのですが、実際使うとなると気になるところがアレコレ出てきます。

◎ドアポケット側なら奥の方まで見えないし、そもそも段数の冷蔵庫は何段にも分かれているので最大3台のカメラでどこまで見られるんでしょう？

◎瓶やペットボトルはともかく紙パックだと外から残り容量まではわからないですよね？

◎冷蔵庫の中って、入ってるものを避けないと見えないものも多いですよね？

◎ドアポケット側にカメラを付けるとスペースが少し無駄になるのも気になります......

等々、このカメラを使おうと思ったら冷蔵庫の中を頑張って整理しないといけなさそうです。それだったら、整理してる間に冷蔵庫の中身が頭に入って、そもそも外出先から確認する必要なくなるんじゃない？　とも思えます。

これってロボット掃除機の時と似てますね、ロボット掃除機に掃除してもらおうと思ったらまずは部屋を片付けないといけないみたいな......

揚げ足を取るとか、ケチをつけたいわけじゃないんです。日本のメーカーには頑張ってもらいたい、本当にそう思っています。ただ、発表されているカメラの形とか取り付け方、電池駆動であるところ等々から考えて、実用性は低いんじゃないかなと思っているというのが正直なところ。

買い忘れ防止が目的なら、冷蔵庫のドアに付けられるマグネット付きのメモパッド（メモ部分だけ補充可能）を付けて、気付いた時にメモを取って財布入れておくみたいなのが結局実用的な気がします......

●そこを何とかネットで

紙のメモが解となると、電機メーカーの仕事じゃなくなっちゃうので、もう少し頑張ってネット活用してこんなのはどうでしょう？

1）冷蔵庫のドアにカメラとマイクを付けて、買いたいものの写真を撮ったり商品名を伝える。例えば、なくなりかけの牛乳パックの写真を撮る、足りない食材の名前を冷蔵庫に向かって叫ぶ、等

2）冷蔵庫はもちろんネットに繋がってて、写真や音声データはクラウドへ（ここ重要）。クラウド側の画像認識や音声認識技術で買い物リストを自動作成して、自分のスマートフォンへ送信。

3）しかも、クラウド側には地域のスーパーのチラシ情報も蓄積されてるので安いお店情報との組み合わせで、一番お得に買える組み合わせのお店別買い物リストになっている。

4）さらに、Google Mapsとも連動して安いお店を回るための最短ルートをナビ。スマートフォンの言う通りに買い物するだけでおトクな買い物が出来る。

5）それでも買い忘れたら、商品をリストから選んで家族のスマートフォンに送信。会社帰りのお父さんに指示......、いえお願いできます。

これだったら、今の技術でも出来そうじゃないでしょうか？ ;-)

【若林健一 / kwaka1208】 kwaka1208@pote2.net
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この週末、友人達と海上自衛隊の関連施設見学のため呉と江田島へ行ってきました。施設見学は楽しいこともあり、戦争の歴史の重さを感じることもありましたが、何より気が置けない友人たちとワイワイ出来たことが一番の想い出でした。たまには大人の遠足も良いもんです ;-)