[3546] 中年がゲームで喜怒哀楽を表現して何が悪い

投稿:  著者:  読了時間:26分(本文:約12,700文字)


《どんだけ松田聖子とミスチルが好きなんだよ!》

■アナログステージ[104]
 中年がゲームで喜怒哀楽を表現して何が悪い
 べちおサマンサ

■シックスセンスを求めて[03]
 新しいiPhoneとネットのモラル
 若林健一 / kwaka1208

■ローマでMANGA[67]
 あらためて実感したMANGAの構築法
 midori

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■アナログステージ[104]
中年がゲームで喜怒哀楽を表現して何が悪い

べちおサマンサ
< http://bn.dgcr.com/archives/20130917140300.html >
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「おーぃ。おーい? でてこーい」

「なんですか、なんですか? もう脳内チャットコーナーは終了したんじゃないんですか?」
「ふぁっ? オイラの心の拠りどころコーナーを勝手に終わらせないでよ」

「だって、前回うちらが登場したのって、去年の8月ですよ」

「えええええ! そんなに前だっけ? もしかして、今年初?」

「もしかしなくても、今年初当番です」

「ほら、脳内チャットのときって、ネタがないときの間に合わせってイメージがついていたから、それを払拭するのに(モゴモゴ)」

「そうだそうだ、アナログステージの連載100回、おめでとうございました」

「いつの話をしてんのwww」

「い、いつの話って、つい4回前の話じゃないですか」

「4回前っていったら、あーた、2か月も前の話だよwww」

「ふぅ......。久々に出てきてお祝いすれば嫌味で返すとか。なんかもう疲れたんで消えていいですか?」

「ダメ。今回はこれでデジクリネタを書きはじめたから、ほかネタ探す時間がもったいない」

「いきなりですが、夏季休暇いかがでしたか?」

「ふぁ? 夏季休暇? チミ、オイラのアタマん中なのに知らないの?」

「知ってますけど、ボクがこうして訊かないことには、この脳内チャットがテキストとして成立しないのと、原稿にならないじゃないですか」

「ごもっともでやんす。毎年のことだけど、夏期休暇なんて、セレブな社員、従業員で構成されている会社しかないよ」

「うゎ、うゎ、荒んでるー、いい大人が格好悪いですね」

「そりゃ、やさぐれるわ。でも今年の正月はたっぷり休んだからいいの」

「それより、デジクリの香盤が大幅に変更になりましたね」

「そうなのよん。オイラは中2週間での登場になりました!」

「リズム作るまで時間かかりそうですね」

「2、3回まわせば慣れるでしょ」

「そんなもんですかねぇ」

「編集長からきたローテーション変更連絡メールの最後のほうに、『原稿を当日に送るのはやめてね、遅くても前日の夜に送ってね、誰のことだか分かるよねw』って追記してあって、あー、どうしよう、中2週間ペースよりそっちの縛りのほうがキツいじゃん! ってアタマ抱えていたところ」

「日曜日に書いて月曜日に入稿すればいいじゃないですか?」

「んな、オイラだっていろいろ時間都合というか、いろいろとやることあるんですヨ」

「日曜なんて、昼からアチラコチラで飲んでるだけじゃないですか」

「これ。これこれ。毎週毎週出歩くたびに酒をかっくらっているわけじゃないですよーん。それに車で移動している割合が多いから、ノンアルコールね、おk? Get it?」

「そーいえばそうですね。失礼しました」

●30〜50代の中年世代には確実に面白いゲーム(のはず)

「さて、今回の本題は『黒猫のウィズ』でーす!」

「なんですか、黒猫のウィズって?」

「ゲームでーす!」

「ゲームで原稿埋めるつもりですか?」

「なにか文句でも?」

「いえ。別に。その『黒猫のウィズ』ってゲームは面白いんですか?」

「あのさ、内容が面白いからこうしてデジクリの貴重なスペースで紹介するんでしょ? 面白くないものをわざわざ、『こんなクソゲーやってられるか、みんなもやらないほうがいいよ、マジでストレスしか溜まらないし、課金? ハァ? なんでクソ運営にお金遣わないといけないの?』って、愚痴広場やクソゲーお悩み相談じゃないんだから、ハァハァ...」

「そんなムキにならなくていいじゃないですか」

「ぷぎゃー! ハァハァ......」

「はいはい、早く紹介してください。?!.........。 あのー、ゲーム紹介だけならボクを召喚する必要ないって思うんですけどね」

「うるさいなー、もう、細かいことはどうでもいいんだよ」

・クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ|株式会社コロプラ

オフィシャルサイト:
< http://colopl.co.jp/magicianwiz/ >
iPhone版:
< https://itunes.apple.com/us/app/id621106129 >
Android版:
< https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.colopl.quizwiz >

「ゲームとしてはどんなゲームなんですか?」

「パズドラとクイズ$ミリオネアと遊戯王とファイヤーエンブレムの良いとこを抜き出してひとつに纏めたようなゲーム」

「ハィ? 意味がよくわからないです」

「単純に、パズルゲームではなくクイズゲーム。敵に遭遇すると、四択クイズを20秒以内に答え、正解すると攻撃。敵を倒すと、カードが貰えたりコインをゲット。クエスト中にランダムで、並べ替え回答のボーナスが転がってくる。手持ちカードは、カード同士を強化合成してレベル上げ」

「システムとしたら、ありがちって謂えばありがちですね」

「手持ちカードのレベルがマックスになれば、進化合成カードを使ってカードを進化させることができる。基本はこれだけ。あとはレアカード欲しさに、クリスタルを買って投資するってところは、パズドラと同じ」

「課金触手動きます?」

「うーん、いまはまだそうでもない。魔力(体力)回復時間が、ほかゲームより早い気がするし、魔力切れたらパズドラで遊んで回復待ちしてるし。まだレアカードの魅力も感じていないしなぁ」

「あら、けっこう淡白なんですね」

「そこまでまだゲームを進められていないってのがあるんだけど、オイラは暫く無課金で頑張ってみるけど。ちなみに、パズドラもまだ無課金で頑張っているですよ。課金するまえに飽きてきたのは事実だけど」

「ほうほう。年齢関係なくゲームの敷居は低そうですね」

「クイズに答えてストーリーを進めるだけだからね。ただ、やっぱりクイズゲームなんで、若いヒトよりある程度年齢高めのヒトのほうが、答えに困らないところはあるかも。実際に、出題傾向がいまの30〜50代、とくに40代前半なら確実に面白い問題だと思う! というか、問題作っている中のヒトがそのくらいの年齢なのかもしれないw」

●その筋のマニアかフェチじゃないと即答できるわけない

「で、べちおさんはいつから始めたんですか?」

「先週。会社の人から『面白いよーこれ』って紹介されて。ムスコとパズドラ対決していたところだし、別のゲームで時間割くのが嫌だったんだけど、やったら『超オモロー!』って、パズドラそっちのけで遊んでいるです。いまは、期待の魔道士4級でLv.16(2013年9月16日午後14時現在)でーす」

「クイズとかだと、べちおさん得意そうですもんね」

「そうなのよ。クイズは、『文系』『理系』『スポーツ』『芸能』『生活&雑学』『アニメ&ゲーム』から選んで、選択したジャンルから四択問題がでるんだけど、ステージ1のクエスト7まで全問正解で進んできたのに、芸能問題で初ミスしたんだ。もうね、士気ダウンもいいところですよ」

「ここ数年、テレビとかぜんぜん見ていないですもんね」

「ステータス表示で、正解率の統計グラフが見れるんだけど、もう、間違えたその瞬間に統計グラフに傷がついたので、『ハイ、ゲーム終了〜ぉ!』ってこのゲームやめようかと思ったw」

「へんなところ完璧主義者ですよね」

「いやさ、完璧主義ってよりも、オイラの場合『間違えたらダメ』という集中力が継続できる要素なのよ。一回ミスしちゃうと、『ふーん、もうどうでもいいや、ハイハイ、また間違えました、どうせオイラはバカですよ〜ん』って投げやりになるというか」

「......。あなた、実はゲーム向いていないんじゃないですか」

「ある程度ストーリーというか、魔道士レベルが上がってくると、出題される問題も引っ掛けや、『知るかそんなもん!』って問題がでてくるのよ」

「そりゃそうでしょう。誰でも簡単に答えを知っている問題ばかりだと、クイズとして成立しませんでしょ」

「それじゃチミ、この問題がいきなり出てきて即答できる?」
 < http://ow.ly/i/39VbY >

「ちょw なんですかこれw ググらないと分からないですw というか、ググるのも面倒ですねwww」

「でしょ? こんな問題いきなりでて即答できるのは、製薬会社マニアか栄養ドリンクフェチじゃないと時間内に答えられないって。『バイオハザードシリーズで、敵として初登場したのが古い作品順に並べ替えなさい』とか、やってないからぜーんぜん分からんちん」

「でも正解率20%以下の文系や理系の問題とか、サクサクと答えて正解しているじゃないですかw」

「生きるうえでまったく役に立たないムダな知識が、このゲームで発揮されるとは。世の中、なにがあるか分からんね」

「ホントですね」

「さっきの話じゃないけど、出題傾向が全体的に年齢層高めなので、20代から下の年齢には『さっきからなんだよこの問題w オッサンオバサンしか分からないじゃんwww』って完全にブラックアウトするかも」

「未成年には難しいと?」

「理系や文系などのジャンルは年齢差関係ない出題傾向なんだけど、スポーツや生活&雑学の出題は年齢層高めの問題が多め。アニメ&ゲームはさすがに若いヒトのほうが得意だろうし。芸能のジャンルは、思いっきり年齢差で回答率が分かれるはず」

「芸能は出題傾向が偏ってますよね。どんだけ松田聖子とミスチルが好きなんだよ! ってくらい、聖子ちゃんとミスチルネタが出てきてますねw」

●ピュアなハートを傷つける、時間勝負の世界

「本編のレベルとは別に、トーナメントという魔道士ランクを上げるための要素があるんだけど、これがまたドーパミンとアドレナリンと酢酸カーミン溶液が噴出して、生細胞が交響曲第九番のようなオーケストラになるイベントがあるんだけど、いやいや、これがまた熱いんだ」

「まったく仰っている意味が分からないんですけど、とにかく手に汗を握るようなイベントだってことは伝わりました」

「それで、この魔道士レベルを上げないと、新しいクエストに入れないという(ストーリーが進まなくなる)、このゲームの要みたいなものなんだけど、そのバトル方法が全国一斉なのよ」

「ほほう、全国のウィズプレーヤーとクイズで争うのですね!」

「勝敗はターン数が少ないプレーヤーの勝ちで、ターン数が同じヒトが何人か
 いる場合は、累計時間が少ないヒトの勝ち。オイラ、引っ掛け問題に見事に
 引っ掛かって、1ターン損して1位から3位に転落とか、ランク外に放出とか
 そんなの多くて、かなり涙目」
「引っ掛け問題に引っかかるなんて、ピュアな証拠ですw」

「時間勝負でもあるから、フライング押し間違えも多々......」

「でも、なんだかんだで調子よくゲームレベルも魔道士レベルも上がっているじゃないですか」

「あとはデッキの平均レベルを上げて、ワンパンかツーパンで敵を倒せるくらいに合成魔人で必死にならないとダメかなぁ。いまの状態だとターン数ばかり消費して勿体ない」

「まぁ、ゲームばかりやっていないで、仕事も頑張ってくださいね」

「仕事はもうこれ以上頑張る余地がないくらいですヨ。レベルマックス」

「んじゃ、進化合成して、またレベル1からレベルアップしていなかいと」

「んぎゃ、もう勘弁してくだつぁーいぃぃぃぃぃぃ」

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
NDA拘束員であり、本当の横浜を探しているヒト。ぶら撮り散歩師。
Twitterはコチラ→< http://twitter.com/bachiosamansa >
まとめはコチラ→< http://start.io/bachio >

△▼過酒雑記──今日の酒は明日の肥し 「100回記念ラスト」▼△

●前回の続き)本文中にも書きましたが、当番が中2週間になったのでペースというかリズムを作るのが何気に大変だったり。香盤をきちんとチェックしておかないと、絶対に忘れる自信がある。

そんなこんなで、ペースとしてはゆっくりになったけれど、日々の生活時間がスローリーになったわけではないので、変わらず、時間を大切にしていかないとね。そんなこんなで、デジクリ裏話を綴ってみました。これからも、ご愛読宜しくお願いしますー☆

●福井県小浜市に5日間出張に行ってきました。食べ物が美味しくて安い街のイメージ通り、なにを食べても美味しい。最終日前日、打上げで寄った焼肉屋さんのレベルの高さにビックリ。これ、同じ質のものを横浜で食べたら、ん万円レベルのお肉。

横浜に戻るまえに、若狭小浜お魚センターに寄って今が時期の赤イカを格安でゲット。ついでにアレもコレも買いまくって、車の後ろは発砲スチロールでいっぱい(笑)。冬にまた行きたいなぁ。

黒猫のウィズ、プレイヤー名「Nonpoint」でやっています。招待コードは「GUZK2Y5C」ですので、これ読んで「ちょっとやってみるか」と興味そそられて始めるかた、ぜひ招待コードの入力をお待ちしております。フォローさんもお待ちしておりますー☆


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■シックスセンスを求めて[03]
新しいiPhoneとネットのモラル

若林健一 / kwaka1208
< http://bn.dgcr.com/archives/20130917140200.html >
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毎年このこの時期に新モデルの出るiPhone、今年も発表されました。今回は従来にも増してリークが多く、外観・色についてはリーク通りでした。発表内容がリーク内容とさほど変わりないにも関わらず、朝から「どれにしようか、どこにしようか?」といった書き込みが多発するiPhoneやAppleはやっぱり凄い。

Apple神話は崩れたとか、今回のAppleの発表にはガッカリしたと報じるメディアも多いですがまだまだそんなことはないと思います。といっても株価は下がってますが......。

さて、数年前であればAppleの発表内容は、当日発表されるまで社員でもわからないと言われるほど秘密が厳しく守られていて、Apple系情報サイトにリーク情報が掲載されようものならAppleから取り下げの要請があり、それがまた話題になったりしたものでした。Appleの場合、注目度が高いので他の企業に比べてそういった部分が取り上げられている面もありますが、企業としては当たり前なんですけどね。

今回リークされていた内容はラインアップ、型番、色、パッケージ等がほぼそのまま出ていたものの、内部仕様や同時に発表された専用ケース等の情報はほぼ出ていなかったことから、リーク元は主に部品メーカー等の製造関係者であることが予想されます。

つまり、Appleと契約関係にある会社の従業員が就業時間中に写真を撮り、それをリーク記事を欲しがるメディアに提供しているわけです。日本でも似たような事件がありましたね、お店の冷蔵庫に入ってみました、牛丼の具を思いっきり盛ってみました、ハンバーガーのバンズの上に寝てみました、みたいな。いや、リークとかではない単なる悪ふざけなんですけどね。

でもこっちは全然レベルが違います。Appleから契約を切られ、多額の賠償金を請求され、会社の経営は立ち行かなくなるリスクがあるわけです。これが日本の企業なら社内調査を行い犯人を突き止めて、リークした人間はもちろん幹部もなんらかの責任を取って、契約先に対する責任を負うということになるはずです。

しかしSNS等でもそういった指摘は見られず、むしろ「あーでもない、こーでもない」と面白おかしくコメントの応酬が繰り広げられているわけです。この差は一体何なんでしょう?

一方で、iPhoneのCMを見ると事前に多くの人がiPhone5cの存在を知っていることにも驚かされます。発表直後に公開されたiPhone5cのTV CMには、ざっと50人ぐらい出演していますので、撮影スタッフや製作に関わった人たちも含めると100人以上の人がiPhone5cの存在を知っていた筈ですが、ここからあからさまなリークが行われた様子はありません。こういうところを見ても「創作」というものに対する敬意と責任を持っているかどうかの違いが大きく出ているように思います。

YouTube:Apple iPhone 5C ad - For the Colourful(2013)
< >

新しいiPhone5c、リーク時点では「廉価版」といった言われ方をしていましたが、実際発表されてみると質感は高く決して「廉価」と表現されるような安っぽいものではないらしいです。やっぱりリークはリーク、Apple自身の発表を待たなければ製品の本当の価値は分からないものです。リークされたことによってユーザーは混乱させられただけではなかったのかな。

だからこそ自分は、Appleの新しい製品を、Appleが用意した形で初めてみてワクワクしたいのです、製造途中のAppleらしい仕上げが施される前、製品として完成する前、工場のラインの上に乗っているやつではなくて、ステージの上でスポットライトを浴びてキラキラしてる状態で初めてお目にかかりたい。フィル・シラーのドヤ顔と共に。

綺麗なドレスを着てプロのメイクをしてもらった花嫁が、スポットライトを浴び美しいBGMともに登場する瞬間を待つように。決して控え室を覗き見するようなことはせずに、礼儀正しく待ちたいのです。Appleのワクワクを感じないようになっているのは、もしかするとマナーの悪い連中のせいではないですか。

【若林健一 / kwaka1208】 kwaka1208@pote2.net
< http://kwaka1208.net/ >
< http://pote2.net/kenichi/ >

私の周りでもiPhone5cの予約をした、これでdocomoに戻れる、auユーザーは800MHz目当てに買い替える等々騒がしくなっていて、今回見送りの自分は一抹の取り残され感を感じています。いいんだいいんだ、iPhone6には買い替えるんだから!早くでないかなぁiPhone6......。


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■ローマでMANGA[67]
あらためて実感したMANGAの構築法

midori
< http://bn.dgcr.com/archives/20130917140100.html >
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講談社のモーニング編集部が日本人以外の作家を起用して、描き下ろしを掲載するという、前代未聞の企画を進行した時に、イタリア人作家と編集部の仲介をするという嬉し楽し仕事をしていた。その時の記録の意味を込めて書いているシリーズです。

今は、幸運が服を着て歩いている、楽天的なヨーリとの関わりを書いてます。

ヨーリは自分自身キャラにした「不思議な世界旅行」を提案し、
1)各話読みきりで、カラーなら8ページ、白黒なら32ページ以内。
2)主人公の存在をはっきり描く。主人公が経験するものとして描く。
3)すでに描いた話は描かない。
という担当編集者が提案した条件を受け入れて、構成をしなおしていた。

コンタクトをとり始めたのが1992年の7月。9月で方向性が決まり、10月半ばパリで念願の編集者との対面でのミーティングを経て、さらに構成が固まっていった。

何度も書いているけれど、このテキストは当時のファックスを引っ張り出してきて、保存も兼ねてスキャンして読みなおしている。今回は1992年の11月と12月分だ。11月は10日付けの編集者からヨーリに当てたファックスで始まる。

10月半ばのミーティングの後、ヨーリは早速ネームを作りなおして送っている。この速さってやはり、プロですね、と読み返しながら、自らのノロノロ具合を反省しながら思った。

パリ会談の前は、オールカラー1話8ページ全13話ということになっていたけれど、会談のあと、2章に分けて、それぞれ11話で88ページの単行本にする、と変更になっていた。

各話にヨーリが出会う妙な存在が一人(一匹)づつ登場することで話が決まっていて、その構成も当然変化があった。私が試しの絵を見てその魅力にぶったまげた「顔をベールで覆ったワツシ族の女」は二章に入るこことになった。

再構成された第一章は以下のようになった。
1:合図の目
2:ヨーリを旅に誘う黒づくめの男
3:ヨーリを旅に誘う黒づくめの男
4:赤いゴムボート
5:赤いサメ
6:空飛ぶエイ
7:ジャクソン中尉
8:鷲の将軍
9:鷲の将軍
10:ヨーリの植物息子
11:死神

再構成前のもの
1:ヨーリを家から連れ出す黒尽くめの謎の男。
2:巨大な赤いサメ
3:空飛ぶエイ
4:パイロットになったヨーリと空中戦を交える鷲
5:アフリカのワツシ族と暮らす叔父
6:顔をベールで覆ったワツシの女
7:ヨーリの両親(思いで話)(母の体内を旅する父)
8:黒豹に囲まれている絶世の美女
9:絶世の美女の去勢された息子たち
10:赤い湖の象
11:寺院
12:青いシャーマン
13:ある存在ではなく、風変わりな儀式。

ふたつを比べて何が変わったかというと、物語の進行速度がグンと遅くなって、MANGAにちかく、主人公の様子をしっかりと表現することになったことだ。8ページ1話でなく、16ページになったものが三編ある。

●MANGAとマンガ

担当編集者も11月第一報で一話目のネームを見て「ヨーロッパのマンガよりもゆっくりとしたテンポで、登場人物の行動や感情を丁寧に書いていくことは、日本のMANGAのリズムにかなうものです」と絶賛している。

加えて「この8ページは、ある特定の場所でのある一定の時間内での出来事を描いています。各話の中で時間と場所を動かさないことは、読者の作品理解の大きな手助けとなります」と綴っている。

この二点「ゆっくりしたテンポで人物の行動と感情を丁寧に描く」「一つの話の中で時間と場所を動かさない」を今後も守って行くことで日本の読者の理解と支持が得られるだろうと強調している。

つまり、ヨーロッパのマンガはそうではない、ということだ。だから、日本人がヨーロッパのマンガを読むとどうしても、あらすじだけを読んだような物足りなさを感じる。

「海外支局」を仰せつかって、イタリア人作家とモーニング編集部の間に立って、実に勉強になったのはこういうやりとりを目にする時。日本のMANGAとヨーロッパマンガの違いを探ることになったのだから。いろいろ気がついたのは、もちろんベテラン編集者のほうがずっと先だし、的確だった。

今回、ヨーリのほぼ最終ネームに対して指摘した二点、「ゆっくりしたテンポで人物の行動と感情を丁寧に描く」「一つの話の中で時間と場所を動かさない」もMANGAの構築法であり、ヨーロッパマンガにはない特徴だ。

ただ、ヨーロッパマンガでも、グラフィック・ノベルと呼ばれる、冒険モノではなくて、ト書きを多く使用した日常生活を描いたものは、この二点が入っている。そういえば、グラフィック・ノベルはMANGAで育った私に違和感なく、苦労せず読める。楽しめる。

映画論とか小説論はいろいろあるけれど、MANGAもマンガも、その構築法に関して体系づけた論評は殆どないように思える。モーニングの海外作家担当編集者は、違いや共通点を手探りしていたわけだ。

提出されたネームはOKが出て、ヨーリはとりあえず第一話の制作に入った。やりとりFAXの方は11月いっぱい契約書関係で埋まることになる。今の日本社会ではどうなのか、当時は雇用者と被雇用者で契約書を交わすって稀だったように思う。日本社会の基盤は「信頼」だからだ。

欧米では契約が基本。カトリックでは生まれて洗礼式、10歳頃に聖体拝受の式、14歳で堅信の式を経てキリスト者となるけれど、神様との契約のようなものだ。結婚の宣誓も神様との契約だ。だから離婚は契約違反となり、離婚した人はミサの終わりに行われる聖体拝受(キリストの肉を象徴するパン。これを口にすることで神と一体になる)をできないし、再婚では教会で式が挙げられない。

で、編集部は慣れない契約作成という作業にはいり、11月から12月半ばまでは契約書作成に関するFAXが主な内容だった。これについては次回。

【みどり】midorigo@mac.com

赤字家計は続く。本気でベビーシッターとか老人宅のお掃除とかお買い物などの手伝いとかしようかと考えてネットで調べてみたりしたけど、相手が望む時間帯、場所、報酬がこちらの都合と合わない。

で、「自宅でだれでも出来ます」「主婦でも月に50万」とか謳っているアフィリエイトを覗いてみた。いろいろネットで覗いて、メルマガを取らされたり、メルマガに付いている「無料のプレゼント」URLをclickして「無料講義」を聞いてみたりした。

当然ながら、これらのサイトはアフィリエイトを効率よく行うための、サイト量産、SEO対策プログラム、講義を売るためのもの。これらのノウハウやプログラムを開発したのだから、それを商品にして売るのは正しい行為だ。

数ある中で一つ、これなら...と思えるものにぶつかったけど、プログラムはウィンドウズでしか動かず、プログラム含んだ講義料が約9万円。他と比べると破格値だけど、そんなお金ありません。

グーグル様のAdSenseというものがあるのを知り、もう、月500円でもいいです、収入になれば! と思って「無料プレゼント」にあったAdSense対策レポートにそってブログを作ってみた。

曰く、FC2がやりやすいということで、FC2にアカウントを取り、レポートに従って広告リンクを外したり、10日分の他愛ない日記を書いたりして申し込んでみたら、FC2サイトから申し込め、と言われ、でもFC2には申し込みのページがない。同じ目に遭ってる人が多く、どうやらFC2ではAdSense申し込みを中止してるらしい。

おなじレポートのブログを作れるサイト集にあったSeesaaに、書いた日記をお引越し。AdSenseに申し込んだらFC2と同じ回答。

で、結局、やっても報酬につながらないことをもう一つ増やしてしまった、というわけでした。そのブログがこちら
< http://bananaroma.seesaa.net/ >

↓これにはi-Mobileという広告を載せて、クリックで収入というのをくっつけてみたけど、フィルタをかけても「エロゲー」だの「熟れた人妻」がどうしただの「男性力アップ!」といった淑女のブログに相応しくない広告が出てしまう。フィルタがうまく行ったら掲載するのでclickしてね。

主に料理の写真を載せたブログを書いてます。
< http://midoroma.blog87.fc2.com/ >


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編集後記(09/17)

●3連休の2日目、3日目は台風18号による悪天候だった。2日目、雨がザーッと降ったかと思うと、青空も見えるというとらえどころのない天候に惑わされ、大丈夫だろうと思ってスーパーに特売の洗剤と本仕込み食パンを買いに行った帰り、いきなりの降雨にみまわれた。たまたま上下が黒だったので濡れてもあまり目立たず、キャップをかぶっていたので、頭部が落ち武者のごとく惨めな状態にならずに済んだ。自転車で出て帰りに雨に遭う確率はわりと高い。自慢にはならないが。

3日目は朝起きたらもう風雨がすごいことになっていた。南面テラスにある風で飛ばされそうなものを全部しまい込んだ。庭の隅の雨水の排水マスがおそろしい音を立てている。もし「体験したこともない大雨」が降り続いたら、荒川堤防決壊&我が家は完全に水没の危険性もある。南面生け垣の向こうの樹木が二本、ゆっくり倒れるのが見えた。ヤバいんじゃないかと思うくらいの暴風雨である。台風は正午頃、埼玉県北部を通過し、その後風雨はウソのように止んだ。被害は倒木三本だけ。荒川を見に行ったら川幅いっぱいの水量でゆっくりと流れていた。

1日目は、朝一で近所の電気屋の閉店セールに行った。サイクロンの電気掃除機がネット価格よりも遥かに安いチラシを見たからだ。ちょうどその前日、5年使った掃除機が動かなくなった。普通の家庭より2倍か3倍の酷使してきたのだから無理もない。10時開店の15分前に行くと、すでに20人くらい並んでいた。目指すサイクロンは展示品限りなので入手できるかどうか危うい。数人ずつの入店制限はいい配慮だったが、行列を無視して知らん顔で入店する、天下無敵のオバサンが何人かいた。並んでいる人たちから不満の声が上がるが暴動など起こるわけはなく、日本は平和だ。狙いのサイクロンをゲット〜。(柴田)


●続き。Facebookの良さも知っているつもりだ。ひとりひとりの希望がまとまって力になったりする。招待状を一括で投げられるから、リアルの付き合いも増える。しばらく会っていない人にお子さんが生まれたことを知ったりした。

Twitterもそうなんだけど、読み始めると、とてもいいことがたくさん書かれてある。Favoriteしつつ、でもこれ読み返す時間あるだろうかと思ったり、とにかくEvernoteに放り込んでおけば検索するかもと思ったりする。実際には、最初に検索するのは、Evernoteではなく、Google検索なんだけど。続く。 (hammer.mule)