ローマでMANGA[67]あらためて実感したMANGAの構築法/midori

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講談社のモーニング編集部が日本人以外の作家を起用して、描き下ろしを掲載するという、前代未聞の企画を進行した時に、イタリア人作家と編集部の仲介をするという嬉し楽し仕事をしていた。その時の記録の意味を込めて書いているシリーズです。

今は、幸運が服を着て歩いている、楽天的なヨーリとの関わりを書いてます。

ヨーリは自分自身キャラにした「不思議な世界旅行」を提案し、
1)各話読みきりで、カラーなら8ページ、白黒なら32ページ以内。
2)主人公の存在をはっきり描く。主人公が経験するものとして描く。
3)すでに描いた話は描かない。
という担当編集者が提案した条件を受け入れて、構成をしなおしていた。

コンタクトをとり始めたのが1992年の7月。9月で方向性が決まり、10月半ばパリで念願の編集者との対面でのミーティングを経て、さらに構成が固まっていった。

何度も書いているけれど、このテキストは当時のファックスを引っ張り出してきて、保存も兼ねてスキャンして読みなおしている。今回は1992年の11月と12月分だ。11月は10日付けの編集者からヨーリに当てたファックスで始まる。




10月半ばのミーティングの後、ヨーリは早速ネームを作りなおして送っている。この速さってやはり、プロですね、と読み返しながら、自らのノロノロ具合を反省しながら思った。

パリ会談の前は、オールカラー1話8ページ全13話ということになっていたけれど、会談のあと、2章に分けて、それぞれ11話で88ページの単行本にする、と変更になっていた。

各話にヨーリが出会う妙な存在が一人(一匹)づつ登場することで話が決まっていて、その構成も当然変化があった。私が試しの絵を見てその魅力にぶったまげた「顔をベールで覆ったワツシ族の女」は二章に入るこことになった。

再構成された第一章は以下のようになった。
1:合図の目
2:ヨーリを旅に誘う黒づくめの男
3:ヨーリを旅に誘う黒づくめの男
4:赤いゴムボート
5:赤いサメ
6:空飛ぶエイ
7:ジャクソン中尉
8:鷲の将軍
9:鷲の将軍
10:ヨーリの植物息子
11:死神

再構成前のもの
1:ヨーリを家から連れ出す黒尽くめの謎の男。
2:巨大な赤いサメ
3:空飛ぶエイ
4:パイロットになったヨーリと空中戦を交える鷲
5:アフリカのワツシ族と暮らす叔父
6:顔をベールで覆ったワツシの女
7:ヨーリの両親(思いで話)(母の体内を旅する父)
8:黒豹に囲まれている絶世の美女
9:絶世の美女の去勢された息子たち
10:赤い湖の象
11:寺院
12:青いシャーマン
13:ある存在ではなく、風変わりな儀式。

ふたつを比べて何が変わったかというと、物語の進行速度がグンと遅くなって、MANGAにちかく、主人公の様子をしっかりと表現することになったことだ。8ページ1話でなく、16ページになったものが三編ある。

●MANGAとマンガ

担当編集者も11月第一報で一話目のネームを見て「ヨーロッパのマンガよりもゆっくりとしたテンポで、登場人物の行動や感情を丁寧に書いていくことは、日本のMANGAのリズムにかなうものです」と絶賛している。

加えて「この8ページは、ある特定の場所でのある一定の時間内での出来事を描いています。各話の中で時間と場所を動かさないことは、読者の作品理解の大きな手助けとなります」と綴っている。

この二点「ゆっくりしたテンポで人物の行動と感情を丁寧に描く」「一つの話の中で時間と場所を動かさない」を今後も守って行くことで日本の読者の理解と支持が得られるだろうと強調している。

つまり、ヨーロッパのマンガはそうではない、ということだ。だから、日本人がヨーロッパのマンガを読むとどうしても、あらすじだけを読んだような物足りなさを感じる。

「海外支局」を仰せつかって、イタリア人作家とモーニング編集部の間に立って、実に勉強になったのはこういうやりとりを目にする時。日本のMANGAとヨーロッパマンガの違いを探ることになったのだから。いろいろ気がついたのは、もちろんベテラン編集者のほうがずっと先だし、的確だった。

今回、ヨーリのほぼ最終ネームに対して指摘した二点、「ゆっくりしたテンポで人物の行動と感情を丁寧に描く」「一つの話の中で時間と場所を動かさない」もMANGAの構築法であり、ヨーロッパマンガにはない特徴だ。

ただ、ヨーロッパマンガでも、グラフィック・ノベルと呼ばれる、冒険モノではなくて、ト書きを多く使用した日常生活を描いたものは、この二点が入っている。そういえば、グラフィック・ノベルはMANGAで育った私に違和感なく、苦労せず読める。楽しめる。

映画論とか小説論はいろいろあるけれど、MANGAもマンガも、その構築法に関して体系づけた論評は殆どないように思える。モーニングの海外作家担当編集者は、違いや共通点を手探りしていたわけだ。

提出されたネームはOKが出て、ヨーリはとりあえず第一話の制作に入った。やりとりFAXの方は11月いっぱい契約書関係で埋まることになる。今の日本社会ではどうなのか、当時は雇用者と被雇用者で契約書を交わすって稀だったように思う。日本社会の基盤は「信頼」だからだ。

欧米では契約が基本。カトリックでは生まれて洗礼式、10歳頃に聖体拝受の式、14歳で堅信の式を経てキリスト者となるけれど、神様との契約のようなものだ。結婚の宣誓も神様との契約だ。だから離婚は契約違反となり、離婚した人はミサの終わりに行われる聖体拝受(キリストの肉を象徴するパン。これを口にすることで神と一体になる)をできないし、再婚では教会で式が挙げられない。

で、編集部は慣れない契約作成という作業にはいり、11月から12月半ばまでは契約書作成に関するFAXが主な内容だった。これについては次回。

【みどり】midorigo@mac.com

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