エンドユーザー大変記[55]iPhone5c/5sが出た。買ったのは......
── ジョニー・タカ ──

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ついにiPhone5c/5sが登場した。そして、日本ではやっとドコモが取り扱いを始めた。3キャリアとも、CMで起用している芸能人を使って発売前のイベントを行っていたが、事前のアップルでのカンファレンスで、ハンズオンが始まる直前でのエルヴィス・コステロのライブの方がおしゃれであり、格好いい。

一昔前は日本法人の原田社長(当時)がシャーロック・ホームズの格好をしてまで......こういうのを見習うべきである。

(参考)アップル、「iPhone」イベントを開催---発表内容を時間にそってお届け[Cnet JAPAN]
< http://japan.cnet.com/apple/35036996/
>
(参考)Mac OS 8.5発売、秋葉原0時販売速報[PC Watch]
< http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981016/macos.htm
>

5cは、事前に「廉価品」が喧伝されていたが、手に取った感覚はまったく廉価品の感じはなく、ぼってりして「いかにもケータイ!」という感じだった。そりゃそうだ。安っぽいものなんか作るメーカーでないことはよく分かっている。




手に取ると割と頑丈な感じであり、ポリカーボネートの外装も一種のプロテクターか? とわせる程の強固さだ。

5sは、見た目は一瞬5と変わらなそうなものの、ホームボタンのリングが"ちょっと違う"感を醸しだす。ただ、個人的には5sより5cの方が好きだ。

しかし、20日に発売されてから驚いたのは人、人、人。2つのスマートフォンを手に入れるためにこんなに人が群がるとは......。

まぁ、アップルが新製品を発売する際は、確かにこれくらいのフィーバーが起こるのは日常であるが、ここまでドコモからのiPhoneが渇望されていたとは思いもしなかった。

これを目にして、一歩立ち止まって考えた。まさに"One more thing."である(何が?)。いや、まぁ、これでいつでもドコモでもiPhoneを手に入れられるわけかー、将来的にはiPadもだよなぁー、でも初物怖いしなぁー、とあれこれ考えて一週間。

ちょうど小仕事のついでで川崎に行く機会があった。Dell Presicionに積むメモリに新品買うのも癪だよなぁ、と思っていた末に、中古PCショップに寄って、まずこれを買ってしまったわけである。

◆ドコモ スマートフォン ARROWS X F-02E | NTTドコモ 2013春モデル
< http://www.nttdocomo.co.jp/support/trouble/smart_phone/f02e/
>

よ、よわい...オレ......。

結局、また白ロムのAndroidという、懲りない選択をしてしまったのである。データ移行等が面倒ではないし、基本的にはそれまで使っていたアプリをダウンロード&インストールすればいいだけであって(その後のセッティングが面倒だが)、いわゆる器をパワーアップする程度だと思ったからだ。

iPhoneはタイミングをうかがって買うことにする。その間にiPhone6が出て、下位として5cになるであろうと予想も立てて。

それまで使っていた同じ富士通のARROWS Meが、小さめで多少融通が効かないタイプなのに対し、このARROWS Xはデカい暴れ馬という感じである。

まず5インチである。デカいのである。ポケットに入れたら落としかねないのである。いわゆる"ファブレット"の定義ギリギリに位置付けるスマートフォンになる。

(参考)大画面化で勃発した「一体どこまでがタブレットなのか?」論争
[TechTargetジャパン スマートモバイル]
< http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1308/29/news04.html
>

これで、"デカいばかりがいいことではない"というのが一つわかった気がする。そう考えると、iPhoneのサイズは絶妙である。これ以上デカくするならiPad miniを作ってしまおうという意図も何となくわかってしまう。

当然、バッテリー容量も2420mAhと大きいが、これだけ大きいと充電に時間がかかる。買った当初、ほとんど容量がない状態だったので、充電してみたらフル充電で6時間近くかかってしまった。

じゃあ、その後保つかと思ったらあながちそうではなく、6時間ぐらいで切れそうになってしまう。う〜むこれって......電源マネジメントがうまく行ってないってことか?

それを考えると、ソフト的なものを含めてうまく完成されたAndroidをあまり見たことがない気がする。結局商戦シーズンに合わせたいがために、出来が中途半端になってしまうものばかりでしかない。

そしてどうせiPhoneでもAndroidでも、Xiにしないといけないとは思っていたので、FOMAからXiに契約変更。Xiの場合は料金プランがFOMAより細密ではない
のが大きい。

そして肝心の通信速度は、やっぱり速い。今何MHz帯で出てるかは気にはしないが、それでもFOMAより明らかに速い。

要は前回書いたように、群馬に里帰りした時に決めていたが、これだともう少し早い時期でも良かった気がしてならない。ただ気になったのは、建物や建物内部によってはXiがFOMAになってしまったり、ぶつ切れ(圏外になる)が出てしまうこと。

まだネットワークが広がり始めてから4年しか経ってないんで、この辺は長い目で見るしかあるまい。

まぁ、iPhoneは......おいおいだな、こりゃ。自分が悪いというのもあるが、とりあえず日和見を決め込んでおく。

【ジョニー・タカ】johnnytaka32(a)gmail.com

1976年、横浜・関内で生まれ、上州と越後の風を受けて育ち、来世でもFUNKを踊り続けるフリーランサー。ヴァーチャル・キャラクターに曲を付けて選曲を展開する"コンピレーション"を1998年から行っている(といっても勝手にやってるだけです。それを続けて15年目)。
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○結局、メモリやら新しい(?)Androidやらで、城南付近を駆けずり回ってた代償は、風邪ひき......。今年はやたらと季節の変わり目が早い。今の段階で季節外れの台風が控えている。その台風が過ぎたら、冬になるんではないかと思ってしまったりする。

○ここ最近、IT─特にスマートフォンやPCパーツの世界で見るようになった「エンスージアスト」という言葉。きちんと調べてみたら「熱狂者・狂信者」という意味である。

enthusiast < http://ejje.weblio.jp/content/enthusiast
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そもそも発音が分からなかった......読み上げてくれるのは便利である。どこでアクセントを切っていいのか分からなかった。しかも、元々車の世界であった「エンスー」という言葉の語源であることも今更ながら知った。しかし言葉ってのは、柔和にする効果もあればどぎつくなるもんだなぁと思った。