[3561] 3Dプリントのフィギュア販売スタート

投稿:  著者:  読了時間:14分(本文:約6,600文字)


《ATOKの凄さをあらためて実感しちゃったかも》

■グラフィック薄氷大魔王[362]
 「3Dプリントのフィギュア販売スタート」他、小ネタ集
 吉井 宏

■どうしたらできるかな?[step:10]
 誰かのために作るぬいぐるみ・第一号が完成
 平山遵子




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■グラフィック薄氷大魔王[362]
「3Dプリントのフィギュア販売スタート」他、小ネタ集

吉井 宏
< http://bn.dgcr.com/archives/20131009140200.html >
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●3Dプリントのフィギュア販売スタート

Cubifyの[Hiroshi Yoshii ストア]がオープンしてます。3Dプリンタ出力のフィギュアを販売してます。先日から「表示の不具合のためちゃんと告知できない〜」って書いてた件です。オープンまで長かった〜〜〜! ようやく!

Cubify
< http://cubify.com >

Hiroshi Yoshii store
< http://cubify.com/community/stores/yoshii_store.aspx >

Featured Artist
< http://cubify.com/community/featured_artists.aspx?tb_community_artists >

昨年の春夏はまだ3Dプリンタブームの初期で、「3Dプリンタ出力物をオンデマンド販売」なんてけっこう最先端っぽかったのに、一年半もたつとそれほど新鮮味がなくなっちゃってるのがちょっとクヤシイw

いやー、一年半で時代がガラッと変わるの実感しましたよ。今じゃ大手企業が3Dプリントサービスやってるし、作家がデータをアップする方式の3Dプリントオンデマンド販売もいくつか始まってるようだし、3Dプリンタがヤマダ電機で買えるとかもあるし。

究極の完成度のレジンフィギュアほどの高級感はないものの、作家が少量生産的に販売する「ZPrinterで色までついたコレクションフィギュア」としては、システム的にも値段的にもここまで来てるのか! という感慨はあります。レジンのガレージキットみたいな値段だもんね。

3Dプリンタ出力物の「手軽に新作を販売・購入できるメリット」は大きいけど、逆に、完成度の高いツルッツルのフィギュアも作りたくなっちゃう。今やってるようなバカでかいやつでなく、20センチ以内くらいで。小さすぎるのは塗装が大変すぎてやりたくないけどさ。

●エラストマー芯、再発見

WACOMのペンの替え芯に「エラストマー芯」というのがある。普通のスタイラスペンの芯はカッチカチの樹脂ですが、エラストマー芯はブニブニして軟らかい。エラストマーは「ゴム状の弾力性を有する工業用材料の総称」だそう。

エラストマー芯は本来、ペンタブや液晶タブレットCintiqなどでツルツルの感触が苦手な人のためのもの(フェルト芯も同じ目的なんだけど、カサカサした触感が好きじゃない)。僕の場合、板タブではカッティングマットを敷いて摩擦を調整してるし、液タブではビニールを貼ってるので基本的にエラストマー芯は必要なかった。

先日のSurface Proのガラス面では具合よかったんだけど、Cintiqの表面処理されたアクリルでは摩擦が大きすぎてダメでした。もっとも苦手なのは芯がグニャグニャウニウニしてて、無理矢理引きずってるような感触。ペンにかかる重心が安定しない感じ。

ところが! 昨日まとめ買いした新品のエラストマー芯に替えてみたら、なぜかウニウニしない。硬くなってる? めちゃくちゃ描きやすいじゃん。ビニール敷くのも不要なくらい。改良されたのかな? Cintiq Companion Hyblid上のSketchBook Pro for Tabletsで描くと、マルチタッチ操作と合わせて、紙よりいいかもしれんくらい思う。

●iTunesが使いにくいと言われる件

Windows版のiTunesがイマイチらしい。MacのiTunesも動作がもっさりで検索がちょっと信用できないかな? ってのはあるけど、極端に使いにくくないけどな。しかし、僕が使いにくいと感じるのは、iTunesストアがWebブラウザのような使い勝手なのにブラウザじゃないために、ブラウザでできそうな操作ができなくてイラつかせられること!

別ウインドウやタブで開けなかったり、即座にブックマークできなかったり。ウィッシュリストはブックマーク的に使えなくもないけど、何かのジャンルのトップページとか、アーチストの検索結果ページとか含めて後で見たいのにできないし。

iTunesストアから外に出てほしくない意図なんだろうけど、ストア部分はブラウザで普通に見れてブラウザから購入できるようにしてほしいな。

ライフハッカー < http://www.lifehacker.jp/2013/09/130911hateitunes.html >

●結局、かわせみ→ことえり→ATOK

日本語入力プログラム「かわせみ」の体験版が期限切れ。うーん、文節や変換候補の感じが「ことえり」とそんなに変わらない気がしてきた。ATOKはそのへんさすがなんだな。かわせみの僕的決め手だった日付変換もATOKよりはずいぶん簡素だし。う〜ん。

ことえりに戻した。iCloudの辞書同期も捨てがたいのだ。ことえり、「正しい日本語文章」的に入力するなら変換精度に不満はほとんどない。キーボードショートカットも慣れた。

でも、口語的に「を」や「は」を抜いた文章はちっともちゃんと変換してくれない。単語ごとに変換すると、メジャーな漢字が何十番目にあったりする。人名名字を打ち込むとアドレスブックとの連携でフルネームがズラッと変換候補に出てくるのもあいかわらずウザい。

っていうか、この一か月半で、ATOKの凄さをあらためて実感しちゃったかも。ATOKをやめてみた理由である肝心の「ATOKはシステム深くに入り込んでリソースを食い荒らし、Macの動作が緩慢になる」も、ATOKをはずしても違いがわからない。十分速いMacならそれほど気にすることじゃないのかも。

で結局、昨日ATOKの最新版を入れた。そりゃもう快適w ATOK PADも復活させた。ATOK Synkも使ってる。やはり20年も使ってきたATOKは使いやすいなあ!

と思ったら、やはりMacの動作が緩慢になるときがある。やはりATOKのせいなのか? 検索したらSafariが重くなる話があった。アクティビティモニタを見るとATOKが400GBも使ってたりする。時々、プロセス終了してメモリを解放すればいいらしい。

けど、気になりだすと、気になる。確かにSafariはすぐ重くなるし、他も全体的に重くなる気がしてきた。奮発して初めて辞書がどっさりついた「プレミアムAAA優待版」にしたのになあ......と思ったら、重くなる現象に対応したアップデータ出てるじゃん。7月に。なんで先週買ったインストーラーに適用されてないんだ?

あっさりなおった。とりあえずATOK2013、快適〜。

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

実は、もうひとつ、3Dプリンタ出力物のショップがオープンします。それはまた後日。


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■どうしたらできるかな?[step:10]
誰かのために作るぬいぐるみ・第一号が完成

平山遵子
< http://bn.dgcr.com/archives/20131009140100.html >
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ひとまず、Sさんからの連絡を待つ間、ひなたちゃん、いねくん、みちちゃんのぬいぐるみ制作に取り組むことにしました。三人のお子さんの絵や工作の画像は、どれも楽しいものばかりです。

自分の家族のために一生懸命描いた絵、作った工作などの画像を見て、私は三人のお子さんを想像してみました。どんな色と形が好きなのか? どんな遊びをしているのか? 家族のなかでとくに誰が好きなのか? などなど思いついたことを一つ残らずノートに書き出していきました。

・これは家族で旅行に行った時の思い出かな。ひなたちゃんはお母さんとおばあちゃんがとっても好きなんだね

・これはひょっとして飼い猫をモデルにしたタイムカプセル?

・いねくんとみちちゃんは動物が好きなのかな? あれっ? たくさんのハート描いてる。もしかして好きな形はハート?

・三人とも淡い色より、はっきりした原色が好きなのかな?

動物をたくさん描いた絵、折り紙で作った動物、ハート型の生きもののような絵、所々に描かれたハートの形。パッと明るい赤や黄色の色使い。ノートをまとめていると、いねくんとみちちゃん、きょうだいのぬいぐるみのデザインが固まってきました。

そうだ、ハートの形をうまく生かし、動物のキャラクターで、二人で遊べるおそろいのぬいぐるみにしよう。

ひらめいた私は、早速キャラクターのスケッチに取り掛かりました。顔がハートの形をしたウサギのキャラクターができたので、「ハートうさちゃん」と名前を付けました。型紙を起こし、二体のぬいぐるみを作ってみました。

「うん、かわいらしく仕上がった! これ喜んでもらえるかな」

できあがったぬいぐるみを眺め、嬉しい気持ちで一杯になりました。でも、しばらく眺めていると、どうもいまいちしっくりきません。何かがひっかかる......。

「きょうだいの好きなハートの形をもっと生かしたほうがいい」

そう思った私は、完成した「ハートうさちゃん」をお蔵入りにし、もう一度、キャラクターを考え直すことにしました。あれこれ色々考えた末に、「ハートベア君」というキャラクターのスケッチが完成しました。

ハートの形をした顔としっぽのクマのキャラクター。洋服は二人の好きな赤と黄色の配色にしました。

いい感じにできたと思った私は型紙を起こし、二体のぬいぐるみの制作に取り掛かりました。こうして、いねくんとみちちゃんのためのぬいぐるみが完成。

ハートベアくん参考画像:一番下列の左側
< http://www.j-allstars.com/gallery.html >(思い出を形に ぬいぐるみ4)

ようやく誰かのために作ったぬいぐるみ第一号が完成。私は一人で大喜びしてしまいました。完成したぬいぐるみを撮影し、その画像を協力して頂いた方にお送りしました。お返事が来てとても気に入ってくれたようすで、出だしは快調です。

「この調子で次はひなたちゃんのぬいぐるみを制作しよう」

テンションが上がり、一人ウキウキ気分になっていたら、待っていたSさんからメールが届きました。

平山さん、はじめましてSです。ぬいぐるみ拝見させて頂きました。私の教室には20人程度の生徒がいます。年齢は2歳から7歳ぐらいまでの子です。親御さんにも平山さんの卒業制作、企画のお話をしたら、面白そうと! と協力してくれる方がいます。全員分のぬいぐるみを作る事は可能ですか? それとも人数を絞りますか? 2歳の子の絵からもぬいぐるみを作る事は可能ですか? すぐに絵の画像をお送りする事もできます。(以下省略)

「うわっ!? 20人!? いねくん、みちちゃん、きょうだいのぬいぐるみが完成したばかりで......。ひなたちゃんをプラスして全員分作ると21体!?」

Sさんという強力な助っ人が登場し、一気に協力者が増えたのは嬉しかったけど、卒業制作の締め切りまで、残り時間は約3か月......。オーダーメイドのぬいぐるみ以外にもホームページやグッズも制作したいし......。Sさんになんて返事したらいいんでしょう。

う、嬉しいけどどうしよう!!

【平山遵子・ひらやまじゅんこ】
J★(Junko allstars)〜思い出を形に未来につなぐハンドメイド〜
< http://www.j-allstars.com/ >
夢は「世界一楽しいぬいぐるみ」を作る!


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編集後記(10/09)

●喜多川泰「『また、必ず会おう』と誰もが言った。」を読む(サンマーク出版/2010)。何でこの本を選んだのだろう。新聞広告か。映画化されるという記事か。215ページあるが文字組みはゆるゆるなので、ボリュームはたいしたことない。2時間もあれば読める。やさしい表現だし、想像もつかないことが起きるわけでもないから、流れに乗っていればいい。とても素敵なお話である。いい人ばかり、いいことばかりである。都合よくいき過ぎではないかとも思ったが、すなおに感動した、ということにしておきたい。

高校2年生の秋月和也(17歳)は友人に「ディズニーランドに行ったことがある」とウソをついてしまう。それを本当にするため、熊本から羽田往復チケット+TDL入場料込みで32,000円というツアーでTDLに行き、写真だけ撮って来たが、不運が重なり帰りの搭乗手続きに間に合わなかった。変更や返金の一切できないチケットである。所持金は3,400円。これでは熊本に帰れないと、空港のロビー内で途方に暮れる。この少年が、このあといろいろな人と出会い、別れ、熊本に戻るまでの旅の顛末を描いた物語。

空港に勤務するおばさん、おばさんの息子と勤務先の美容院の店長、小田原の交番の巡査、長距離トラックの運転手とその娘、フェリーで出会った医師、老人など、ごく普通の人たちとの会話は、すべてが少年を成長させる含蓄のある内容であった(ちょっと説教臭いのもあるな、と偏屈老人は思う)。少年の人生にとって、かけがえのない出会いであったのは間違いない。「人生は誰と出会うかで決まる」「旅は人生を変えるきっかけになる」「『生きる力』とは『想像力』である」というのが作者の言いたいことである。

高校生の時にこの本に出会いたかったと思う。高校時代は一人旅の経験はないし、ろくに本も読まなかったから、なにも悩みのない部活者で終わった。大学時代はずいぶん一人サイクリングしてたから、男を磨くことができた(つもり)。「若いうちの旅との出会いは財産になる」というのは本当だ。だから、この本は孫に読ませるために保管しておく。中学生になったらすすめてみたい。ところで、映画の予告編を見たが、ストーリーはだいぶ改変され、あざとい絵作りになっているように思う。そうでなければよいのだが。(柴田)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/476313115X/dgcrcom-22/ >
「また、必ず会おう」と誰もが言った。


●続き。受験サイトにアクセスし、受験番号とパスワードを入力してスタート。と、全画面に広がるブラウザ。ああ、うっとおしい。ブラウザの横幅に合わせてテキストブロックが広がるもんだから、30cmぐらいの横幅の本文を目で追うことになる。

ブラウザを狭め、15cm幅ぐらいにする。文字の大きさは4段階ぐらいにできるので、最大にセット。それでもザッピングしながら、試験問題として読むのには足りない大きさ。紙に出力して、後でまとめて回答しようとしてもキャプチャ禁止。まぁそれはわかるんだけど、更新試験は本を見たり、検索しても構わない自習式だから、なんとか読みやすい方法にして欲しかったな。

試験問題は回答するボタンとともに、「後で見直す」というようなボタンがあり、曖昧なものを見分けられるようになっていてイイ! 計算式のあるもの、苦手な分野はチェック入れて飛ばす。中断ボタンもあって、途中までの回答を保存してくれる。が、ブラウザ幅や文字の大きさは、中断するとリセットされるのが残念であった。(hammer.mule)

< http://www.jagat.jp/content/view/5204/310/ >
知らなかった......。「採点ボタン操作や中断ボタン操作による保存動作がないまま一定時間(3時間)が経過すると、セッションが切れてその回の試験取り組みが不可となりますのでご注意ください。」