グラフィック薄氷大魔王[362]「3Dプリントのフィギュア販売スタート」他、小ネタ集/吉井 宏

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●3Dプリントのフィギュア販売スタート

Cubifyの[Hiroshi Yoshii ストア]がオープンしてます。3Dプリンタ出力のフィギュアを販売してます。先日から「表示の不具合のためちゃんと告知できない〜」って書いてた件です。オープンまで長かった〜〜〜! ようやく!

Cubify
< http://cubify.com >

Hiroshi Yoshii store
< http://cubify.com/community/stores/yoshii_store.aspx >

Featured Artist
< http://cubify.com/community/featured_artists.aspx?tb_community_artists >

昨年の春夏はまだ3Dプリンタブームの初期で、「3Dプリンタ出力物をオンデマンド販売」なんてけっこう最先端っぽかったのに、一年半もたつとそれほど新鮮味がなくなっちゃってるのがちょっとクヤシイw

いやー、一年半で時代がガラッと変わるの実感しましたよ。今じゃ大手企業が3Dプリントサービスやってるし、作家がデータをアップする方式の3Dプリントオンデマンド販売もいくつか始まってるようだし、3Dプリンタがヤマダ電機で買えるとかもあるし。

究極の完成度のレジンフィギュアほどの高級感はないものの、作家が少量生産的に販売する「ZPrinterで色までついたコレクションフィギュア」としては、システム的にも値段的にもここまで来てるのか! という感慨はあります。レジンのガレージキットみたいな値段だもんね。

3Dプリンタ出力物の「手軽に新作を販売・購入できるメリット」は大きいけど、逆に、完成度の高いツルッツルのフィギュアも作りたくなっちゃう。今やってるようなバカでかいやつでなく、20センチ以内くらいで。小さすぎるのは塗装が大変すぎてやりたくないけどさ。




●エラストマー芯、再発見

WACOMのペンの替え芯に「エラストマー芯」というのがある。普通のスタイラスペンの芯はカッチカチの樹脂ですが、エラストマー芯はブニブニして軟らかい。エラストマーは「ゴム状の弾力性を有する工業用材料の総称」だそう。

エラストマー芯は本来、ペンタブや液晶タブレットCintiqなどでツルツルの感触が苦手な人のためのもの(フェルト芯も同じ目的なんだけど、カサカサした触感が好きじゃない)。僕の場合、板タブではカッティングマットを敷いて摩擦を調整してるし、液タブではビニールを貼ってるので基本的にエラストマー芯は必要なかった。

先日のSurface Proのガラス面では具合よかったんだけど、Cintiqの表面処理されたアクリルでは摩擦が大きすぎてダメでした。もっとも苦手なのは芯がグニャグニャウニウニしてて、無理矢理引きずってるような感触。ペンにかかる重心が安定しない感じ。

ところが! 昨日まとめ買いした新品のエラストマー芯に替えてみたら、なぜかウニウニしない。硬くなってる? めちゃくちゃ描きやすいじゃん。ビニール敷くのも不要なくらい。改良されたのかな? Cintiq Companion Hyblid上のSketchBook Pro for Tabletsで描くと、マルチタッチ操作と合わせて、紙よりいいかもしれんくらい思う。

●iTunesが使いにくいと言われる件

Windows版のiTunesがイマイチらしい。MacのiTunesも動作がもっさりで検索がちょっと信用できないかな? ってのはあるけど、極端に使いにくくないけどな。しかし、僕が使いにくいと感じるのは、iTunesストアがWebブラウザのような使い勝手なのにブラウザじゃないために、ブラウザでできそうな操作ができなくてイラつかせられること!

別ウインドウやタブで開けなかったり、即座にブックマークできなかったり。ウィッシュリストはブックマーク的に使えなくもないけど、何かのジャンルのトップページとか、アーチストの検索結果ページとか含めて後で見たいのにできないし。

iTunesストアから外に出てほしくない意図なんだろうけど、ストア部分はブラウザで普通に見れてブラウザから購入できるようにしてほしいな。

ライフハッカー < http://www.lifehacker.jp/2013/09/130911hateitunes.html >

●結局、かわせみ→ことえり→ATOK

日本語入力プログラム「かわせみ」の体験版が期限切れ。うーん、文節や変換候補の感じが「ことえり」とそんなに変わらない気がしてきた。ATOKはそのへんさすがなんだな。かわせみの僕的決め手だった日付変換もATOKよりはずいぶん簡素だし。う〜ん。

ことえりに戻した。iCloudの辞書同期も捨てがたいのだ。ことえり、「正しい日本語文章」的に入力するなら変換精度に不満はほとんどない。キーボードショートカットも慣れた。

でも、口語的に「を」や「は」を抜いた文章はちっともちゃんと変換してくれない。単語ごとに変換すると、メジャーな漢字が何十番目にあったりする。人名名字を打ち込むとアドレスブックとの連携でフルネームがズラッと変換候補に出てくるのもあいかわらずウザい。

っていうか、この一か月半で、ATOKの凄さをあらためて実感しちゃったかも。ATOKをやめてみた理由である肝心の「ATOKはシステム深くに入り込んでリソースを食い荒らし、Macの動作が緩慢になる」も、ATOKをはずしても違いがわからない。十分速いMacならそれほど気にすることじゃないのかも。

で結局、昨日ATOKの最新版を入れた。そりゃもう快適w ATOK PADも復活させた。ATOK Synkも使ってる。やはり20年も使ってきたATOKは使いやすいなあ!

と思ったら、やはりMacの動作が緩慢になるときがある。やはりATOKのせいなのか? 検索したらSafariが重くなる話があった。アクティビティモニタを見るとATOKが400GBも使ってたりする。時々、プロセス終了してメモリを解放すればいいらしい。

けど、気になりだすと、気になる。確かにSafariはすぐ重くなるし、他も全体的に重くなる気がしてきた。奮発して初めて辞書がどっさりついた「プレミアムAAA優待版」にしたのになあ......と思ったら、重くなる現象に対応したアップデータ出てるじゃん。7月に。なんで先週買ったインストーラーに適用されてないんだ?

あっさりなおった。とりあえずATOK2013、快適〜。

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

実は、もうひとつ、3Dプリンタ出力物のショップがオープンします。それはまた後日。