[3569] 大阪行ったらネットが大炎上して大変なことになったでござる、の巻

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《大阪人ってやたら気前よくないですか?》

 ■Otaku ワールドへようこそ![183]
 大阪行ったらネットが大炎上して大変なことになったでござる、の巻
 GrowHair

 ■シックスセンスを求めて[08]
 優れたユーザーインターフェースはコストを下げる
 若林健一 / kwaka1208




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■Otaku ワールドへようこそ![183]
大阪行ったらネットが大炎上して大変なことになったでござる、の巻

GrowHair
< http://bn.dgcr.com/archives/20131022140200.html >
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10月14日(月・祝)、日帰りで大阪に行ってきた。夜中過ぎに帰ってきて、まずはエゴサ。どれくらい目撃情報が上がっているかと「セーラー服 おじさん」でツイッター内検索をかけてみる。結果を見てぶったまげた。なんかものすごい騒ぎになってる。

検索結果が、2ちゃんのまとめサイトに上がった記事へとリンクを張ったツイートで埋め尽くされているのである。毎分5ツイートぐらいの勢いで。スクロールしてもしてもそればっかで、生の目撃ツイートなんて、埋もれて出て来やしない。その記事は、「痛い2ちゃんねるニュース」の「【画像】東京に出没する「セーラー服おじさん」、通報されて職質を受ける」。
< http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1777560.html >

戎橋で私を見て警察に通報した人がいて、その本人がネットで袋叩きにあっているらしい。こっちの格好が格好なだけに、通報すること自体は、まあ、おかしな行為とは言い切れない。

だが、この人は、まず私に声をかけて一緒に記念撮影して人畜無害な人だと確認しておいてから通報して、駆けつけた警官たちに私が職質されている場面を背景にサムズアップしている写真を「しっかり通報しました」のコメントとともにツイッターに上げている。

そのやり口の汚さがネット民たちの逆鱗に触れたよう。卑怯者、卑劣漢、クズ、カス、と罵声容赦ない。

●戎橋で「うにゃっ♪」とかやってたら警官が......

10月13日(日)の深夜24:25〜25:20に関西テレビの特番『千原ジュニアの更正労働省』が放送され、私もちょこっとだけ出演させてもらっている。「厚生」ではないところがミソで、全国から寄せられた陳情によって発掘された「ダメ人間」を元ヤン芸人が更正させるというもの。私は栄えあるダメ人間に抜擢されて、ピースの綾部祐二さんから更正されている。
< http://www.ktv.jp/yorusupa/index.html >

東京までは電波が飛んで来ない。放送しているはずの間、ツイッターでエゴサすると、確かにセーラー服を着たオッサンが関西方面の電波を汚しているようだ。番組自体の評判は上々で、ほっとする。翌朝、大きな声じゃ言えないけど、番組が丸ごと動画でネットに上がっているのを見つけた。

それを見て、急に思い立った。「そうだ、大阪行こう」。放送を見たって人に会えるかもしれないではないか。♪あ〜あ〜〜日本のどこかにぃ〜、私を待ってるぅ〜、人がいぃ〜るぅ〜。

西荻窪で昼からの用事を済ませ、東京駅へ。13:20東京発のぞみ357号新大阪行で新大阪へ。15:53到着。地下鉄御堂筋線で心斎橋へ。そこから難波、日本橋、新世界へと歩くつもりで、アーケードの商店街を南下する。

コスチュームの店があり、入ってみると女性客ばかりでごった返している。その中の一人が「昨日テレビ見ましたよ」と声をかけてくれた。よかった。「あなたに会いに、東京から来たんです」。

道頓堀にかかる戎橋まで来ると、あとちょっとで南海電車の難波駅だ。そこで捕まった。警察に、ではなく、通行人に。「写真撮っていいですか」「うにゃにゃんっ♪」。それを見た通りすがりの人たちも、自分もついでに撮っておこうと立ち止まる。あっという間にすごい人だかりに。それ自体は新宿アルタ前でも渋谷センター街でもよくあること。

撮る人が誰もいなくなったら立ち去ろうと思うが、ちっとも途切れない。橋の東側の真ん中あたりで、欄干を背にして立ってポーズをとり続け、一時間ほどそこにいることに。

その間、最初っからだったかどうかは覚えていないのだけど、私の右側の少し離れたところに高校生ぐらいの男の子三人ぐらいのグループがずっといて、なんだか私のマネージャーみたいな役をシャレで演じて、口を出してくる。

「はい、ピース」
「はい、うにゃにゃん」
「はい、セクシーポーズ」
「はい、グリコ」

撮影は一回500円ね、とか冗談言ったりして、勝手に場を仕切っている。

その間、非常に多くの人から撮られたので、誰がどんなふうだったかなんて、まるで覚えていない。前日のテレビを見たという人も、30人くらいいた。その人だかりが途切れるときがあった。仕切ってた男の子たちの一人が「そろそろ潮時じゃない?」と。はいはい思ってました。立ち去りますよ。

そうこうしているうちにまた撮影リクエストが来た。じゃ、これに応じたら、また人だかりが大きくならないうちに立ち去ろう。と、思ったところへ、左から警官が三人近づいてきた。笑ってるし。

「有名な方ですか?」。いえいえそれほどでも。「通行の妨げにならないように気をつけて下さいね」。はい、と答える。それだけ。名前すら聞かれなかった。オッサンがセーラー服を着て公道を歩くことを禁じる法律はない。

実際、去年、出国審査をちゃんとクリアしてフランスまで行ってきてるわけだし。ひっかかるとしたら、大きな人だかりができて、一般の人々の通行の妨げになった場合、道路交通法違反に問われる可能性があるくらいだ。

そのことは私も知っているし、警官も、もちろん知っている。職質を受けている間にも、済んだら撮ろうと待っている人たちがいる。警官たちを脇に置いたまま、うにゃにゃにゃんっ♪

警官「そろそろ移動しませんか?」。はい、そう思ってたところです。えーっと、通天閣ってどっちでしょ? だいたいの方角と距離の見当はついていたのだが、いちおう聞いてみる。親切に教えてくれた。終始、和やかなムードであった。カメラを構えて待っている人たちがいるので、立ち去る前に最後のサービス。うにゃにゃにゃんっ♪

警官たちは、横で仕切っていた男の子たちのほうへ行って、何か質問している。離れているので、何を聞いているのかは聞こえなかったが。私に対する職質の時間よりも長かった。というか、それが終わるのを見届けず、黙って立ち去ってきた。

後でネット炎上の標的となった男子高校生が、このグループにいたのかどうか、私はぜんぜん覚えていない。こんなあっさりした職質を受けたこと自体、その場を離れた瞬間に忘れてしまっていた。

新世界まで歩き、以前に行ったホルモン焼き屋を見つけて、そこで飲む。そうとう飲んだかも。通天閣を背に記念写真を撮ろうとする観光客たちがいると、わざと写り込みに行ったりして、道化まくって遊ぶ。たいへんいい気分で帰途についた。何の計画も立ててなかったのに存分に楽しめた〜。行ってよかった〜。

●ネットの騒動は一週間続いた

新世界から新大阪までタクシーで3,000円ちょい。21:00新大阪発ののぞみ62号は博多発の列車で、自由席はほぼ満席だったが、3列席の真ん中が空いていて座れた。23:32東京着。ウチに帰り着いたのは、真夜中過ぎだった。

前述のようにエゴサして、ネットで大炎上しているのを知った。ネット民たちからの非難の矢面に立たされているM田君は、ツイッターに三枚の写真を上げている。一枚目は、私の両隣に男の子が立って、ピースしている写真で、「やばいやつおったわ(笑)」というコメントがついている。

二枚目は、前のに二人加わり、うち一人は横から私に抱きついている。右側のリボンがほどけている。三枚目は、大阪府警の二人と私とが向き合っているのを背景に、先ほどの抱きついていたと思われる人物が写っている。右手でサムズアップのポーズをとり、ツイートには「しっかり通報しました」とある。

構図が非常によい。それが悪いほうへ説得力をもってしまったようで、見た者が瞬間的に「こいつめ!」と思ってしまう。

・うわ〜。腹立つ〜。
・無害な人と知っていて警察呼んでるから悪質。
・他人をおもちゃにした馬鹿が今度は自分自身がおもちゃにされたと。

当のM田氏はアカウントに鍵をかけ、フォロワーでないと見られない設定にしている。

正義感に燃えるネット民たちは、直接の「被害者」である私に成り代わり、M田氏に対して激しい怒りをぶつけるコメントを大量に吐き出している。しかしながら、被害者当人はと言うと、まったく気にしちゃいない。職質されたこと自体忘れてたし、全体的に非常に楽しかったし。そのことは表明しておかねばなるまい。

「帰ってきてみれば、なんかものすごい勢いで炎上しとるようだけど......。職質、どうってことなかったっす。有名な人? って聞かれて、交通の妨げにならないように気をつけてください、って言われてそれだけ。名前すら聞かれなかったっす。この程度のことは屁とも思ってないんでだいじょーぶ」(10月15日〈火〉1:54)

「うーん、なんかすさまじい炎上っぷりだなー。職質ったって、警官笑ってたし、有名な人ですか? って聞かれただけだし。その程度のこと、本人ぜんぜん気にしてないんだけどなー」(10月15日〈火〉2:47)

そしたら、その翌日、10月15日(火)の夜には、ネットのニュースサイト「ねとらぼ」が取り上げてくれた。

「通報」されちゃったセーラー服おじさん、Twitterで無事を報告 「屁とも思ってないんでだいじょーぶ」(10月15日〈火〉19:09)
< http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1310/15/news145.html >

前述した私のふたつのツイートが引用されている。べろべろに酔っ払った状態でのツイートが、ネットのニュースにそのまま載っちゃうというのもちと恥ずかしいものがあるが、私のスタンスを広く伝えていただけたのは非常にありがたい。

しかも記事の最後は「炎上した若者を気にかける懐の深い対応に、おじさんの人柄を感じさせられます」とベタ褒めで締めてくれている。きゃー、やめてー、くすぐったいー。いやいやそんなんじゃないんですってばー。単純に楽しくてそんなことホントに忘れてただけですってばー。

臨場感のある3Dアニメーションでニュースを紹介・再現する「TomoNews Japan」がこの一件を取り上げてくれた。一分ちょいの短い映像で、非常に分かりやすく「犯行」の流れを再現している。

ケバヤシがついに3Dモデルに! って、この映像、制作するの大変だったろうに。なんちゅう労力の浪費! 面白かったよありがとさん。まあ、パンチラサービスショットが必要だったかどうかはともかく。
< >

「japanCRUSH」というサイトが、「痛い2ちゃんねるニュース」の前述の記事を英訳して掲載している。国内のテレビや新聞で扱われないレベルの些末な出来事も、話題性がちょこっとでもあったりすると、こうして海外に広まっていく時代になったのだ。世界に笑われる赤っ恥ニッポン!
< http://www.japancrush.com/2013/pictures/anger-as-teens-report-old-man-wearing-schoolgirl-uniform.html >

ネットの「特定班」の情報力はすさまじいものがあり、M田氏の通う高校が特定されてしまっている。「高校受験ナビ」というサイトがあり、学校別の掲示板が設けられているが、当該高校の掲示板が大荒れに荒れている。
< http://www.zyuken.net/school_page/12721631294/1.html >

「御校の名が一部生徒たちの心ない行為により、大変不名誉な形で急速に全国に広まっています。面白半分に罪のない男性を通報するのは偽計業務妨害ともとれる行為であり、決して許されないことです」というのは、正論ではあるけれども、M田氏を退学に追い込んで、人生を詰ませてやろうという底意地の悪さがにじみ出ているようにも取れなくもない。

ストレートに「M田は酷いことをした退学の処罰を受けさせろ」、「恐らく再教育は難しいでしょうから切り捨てたほうが学校ためだと思います」という書き込みもある。「学校の恥さらし」、「学業は教えるけどモラルは全く教えていない学校だというイメージは拭えませんね」、「ロクに謝罪せず風化を待っている学園関係者一同」と、学校への強い批判も寄せられている。

10月17日(木)11:00pmごろ、学校のウェブサイトに、謝罪文が掲載された。トップページの「News」欄に【高校】ツイッター上における不適切な書き込みについて(お詫び)という項目が設けられ、つつくと別ページに飛び、校長の名で、学校からの正式な謝罪文が掲載されている。
< http://www.seikyo.ed.jp/ >

翌朝には、「ねとらぼ」がニュース記事にしている。

セーラー服おじさんを「通報」──ツイートが炎上した高校生の学校が謝罪(10月18日〈金〉11:38)
< http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1310/18/news077.html >

私としては、この騒ぎが早く終息してくれないかと願っている。第一に、自分のことでネットが騒がしい状況が続いているのは、毎日毎日、気が気ではなく、落ち着かない。私のツイッターアカウント(@GrowHair)のフォロワーさんは、この前まで2,800人くらいだったはずなのだが、今は2,000人増えて4,800人くらいになっている。うかつな発言はできないし、まともな発言してもネットのニュースに取り上げられたりするので、妙な緊張感が続いている。

第二に、法的な観点からはいくら自分に非がないとは言え、会うと幸せになれると言われているセーラー服おじさんの立場としては、もしM田氏の末路が悲惨なことになっては後味が悪い。M田氏の行為は決してほめられたことではないけれども、緊急性のない110番通報なんておそらく毎日大量に起きていることであり、いちいち立件していられない微罪である。

M田氏は、ネットで叩かれまくっており、行為に見合う以上の制裁をすでに受けているようにみえる。そもそもM田氏が通報したのかどうかさえ、事実確認がなされていない。なんだか集団リンチの場面を傍から眺めているようで、気分のいいことではない。

第三に、今のところは攻撃の矛先がM田氏に向かっているけれど、そのうち潮目が変わって、「そもそもの元凶はセーラー服おじさんだ」みたいな論調が主流になってきては困る。勤め人なんで、会社に大量の電凸(電話突撃)が押し寄せたりなんかした日にゃ、こっちの立場が怪しくなってしまう。

それを心配して、勤め先の情報はネット上のどこにも明かしていないのだが、「特定班」が動くまでもない。Googleに行って検索窓に「セーラー服おじさん」でも本名の「小林秀章」でも打ち込むと、自動的に別の語句を予測して表示する「サジェスト機能」が作動して......。あ、この話、聞かなかったことにしてくださいませ。

しかし、沈静化に向けて、こっちから手出しできることは、あまりない。感覚的には巨大な怪物を相手にしているようなものである。「皆の者、いい加減に静まれ!」などと叫んだりすれば、かえってぼぼぼぼっと火の手が上がるのが目に見えている。新たな燃料(=情報)投下がなくなり、人々の関心が薄れ、火を噴いて暴れる怪物が自然に静まってくれるのが、いちばん平和でいい。おとなしく頭(こうべ)を垂れて、嵐が過ぎ去るのを待つしかあるまい。

10月19日(土)、ついにこちらから反撃に出る。と言っても、力に力で対抗したのでは激しくぶつかり合うだけである。力には脱力で対抗するに限る。題して「通報してやったぜ」パロディ化大作戦。中野、新宿あたりをちょこっと歩き回るだけで、こんなのが撮り集められるのだ。ど〜です?
< https://picasaweb.google.com/107971446412217280378/Town131019 >

10月20日(日)、だいぶ沈静化してきている。なんか、次のバカッターが現れたらしい。男子高校生五人が船橋市内の公園プールに無断で忍び込んで、うち一人が「プールでちょっとWETなぅ」と実名でツイートしたらしい。いやしかし、次から次へとよく湧いてくるねぇ。どうやらネット界のイナゴの大群の興味はそっちへ移っていったらしい。

以前に私を取材して記事を書いてくれた「トゥギャッチ」のヨッピーさんは、私をネタに、新たなのを上げてくれている。「変わった服装で警察に連行されたらどうなる?」という題で、変な格好で公の場を闊歩するとどういうことになるかをレポートしている。

やっていいことと悪いことの区別はぎりぎりの線に寄ってみて初めて分かる、ということですな。身をもって確認しに行ってきてくれてありがとう。これは良記事だ。ためになる。しかし、パンチラサービスショットは必要だったのかどうか。
< http://togech.jp/2013/10/20/3911 >

【GrowHair】GrowHair@yahoo.co.jp
セーラー服仙人カメコ。アイデンティティ拡散。
< http://www.growhair-jk.com/ >

大阪人ってやたら気前よくないですか?

心斎橋駅で地下鉄を降りて地上へ出ると、お兄さんが駆け寄ってきた。「凍死トナカイ」というロックバンドなのだそうで、デモCDをくれた。うわ、ありがとさんですー。

戎橋から歩き始めてすぐ、のどが渇いてきたので、飲み物の自販機のある脇道に入った。買って戻ろうとすると、すぐ隣りにたこ焼き屋がある。「わなか」というお店。焼いてるお兄ちゃんが話しかけてきてくれた。話し込みながら、お兄ちゃんはたこ焼きを八個、箱詰めして、ほいっと渡してくれた。お代はいいから、と。

えっ? あ、あ、ありがとうございます〜。歩きながらちょっと道端によけては二個ぐらい食べ、なんてことを繰り返すうちに、日本橋に着くころには食べ終わっていた。いや〜美味かったし。

通天閣のふもとに広がる新世界は、2009年1月25日(日)にべちお氏に案内してもらっている。そのとき二軒目に立ち寄って五時間根を生やしてビールを飲んだホルモン焼きのお店、また見つかるかな? 見当をつけていたあたりにちゃんとあった。「ヒカル」(漢字では「日」の下に「火」)。

ここのホルモン焼き、あらためて美味いと確認。お店の先客にビールをおごってもらい、通行人におごってもらい、隣りのお店で飲んでいたお兄ちゃんにもおごってもらった。東京じゃ、ありえん。いくら私が可愛いからって、大阪人、気前ええなぁ!

広島から観光に来たというカップルが、どの店に入って飲むか決めかねてたんで、ヒカルに引っ張り込んで、一杯ずつビールをおごってあげた。お店の看板娘になってるワタシ。

さっきおごってくれた隣の店で飲んでるお兄ちゃんは、時々出てきてこっちへ話しにくる。なんと、タクシー券を一束、ポンとくれた。500円券の十枚つづり。9:00pm新大阪発の新幹線に乗ろうと思っているのに8:30pmまで新世界で飲んでる俺も俺だけど、せっかくなのでありがたくいただいて、さっそく使わせていただく。

七枚使って新大阪駅まで。これ、支払い済みの券なので、使わにゃ損なんだそうで。けど、大阪でしか使えない。残りを使いにまた来なきゃ。で、ちゃんと間に合った。兄ちゃん、ありがとさん!

気前のいい大阪のみなさんのおかげで、わずか数時間の大阪滞在をめっちゃ楽しく過ごさせていただきました。大阪、スゲー。

ところで一個疑問。ランジェリーショップに三軒ぐらい入ったんだけど、コットン素材のが一個も置いてなかった。大阪の人って、スベスベ素材のしか穿かんの?

ツイッターで拾い集めた写真:
< https://picasaweb.google.com/107971446412217280378/Town131014 >


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■シックスセンスを求めて[08]
優れたユーザーインターフェースはコストを下げる

若林健一 / kwaka1208
< http://bn.dgcr.com/archives/20131022140100.html >
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私は、ソフトウェアエンジニアとして特にユーザビリティということにこだわってモノづくりをしてきました。特にiPhone登場以降、ユーザーインターフェースとかユーザビリティということに注目が集まるようになりましたが、それでもまだユーザビリティを重視しないプロジェクトも多いように思います。

ユーザーインターフェースやユーザビリティにコストをかけることによって、利用者にメリットがあるということは理解してても、コストがかかる割には開発する自分たちのメリットが少ないと思っているせいでしょうか。そんなことはありません。「優れたユーザーインターフェースは開発コストを下げる」のです!

●優れたUIは組み合わせを減らす

操作性を考えずに「とりあえず動けばいい」と考えて作られた画面には、やたらとボタンが並んでいて状況や文脈に関係なく操作できるものが多々あります。

「操作できないものは表示しない」「ボタンじゃなくて、チェックボックスやラジオボタンなど適切なUIパーツを使う」

こういった配慮をするだけで操作の組み合わせを減らすことができ、組み合わせを減らすことができれば、テストケースを減らすことができます。つまり、テストケースが減るので「検証コストが減る」のです。

また、組み合わせの中にはエラーとなるケースも含まれます。エラーが発生するのですからその対処が必要。エラーが発生した時の文言を考えたり、通知するための表示を実装しなければなりません。

不必要な組み合わせをなくすことで、エラーケースが減れば「エラーメッセージを考えたり、通知の仕組みを実装するコストが減る」のです。

●優れたUIはメンテナンス性が高い

優れたユーザーインターフェースを目指せば、自ずと事前の設計がしっかりしてきます。仕様が変わったり機能が追加になった場合でも、どのような変更が必要かが見えやすい設計となるのです。

逆に適当な作り込みをしていると、その後のメンテナンスでもツギハギになり、あげくのはてに「スパゲッティコード」になってしまい、いつかは全面的な作り替えが必要になります。

優れたユーザーインターフェースを目指して、設計段階に時間をかければ「既存コードの再利用性が高まり、バージョンアップ時のコストが減る」のです。


●優れたUIは言い訳を減らし宣伝効果を上げる

使い勝手の悪いソフトウェアは、カタログ・取り扱い説明書が言い訳だらけになります。言い訳はバージョンアップを重ねるごとにどんどん増えます。元々操作性の悪いものに機能を追加しているのですから、機能は増えるけど操作性は悪いままだからです。

優れたユーザーインターフェースであれば「言い訳を考える時間やそれを印刷するコストが減る」のです。

また「操作が分かりやすい」「使って楽しい」これだけでメディアは取り上げてくれますし、利用者の間でもクチコミで伝わります。

優れたユーザーインターフェースであれば、「ユーザーインターフェースそのものに宣伝効果があり広告宣伝費が減る」のです。

現場の方からは「そんなこと言われなくても分かってるよ、できれば苦労しない」と言われてしまいそうですが、むしろ必要なのは決裁権限者を説得するための「優れたインターフェース」なのかもしれませんね。

【若林健一 / kwaka1208】 kwaka1208@pote2.net
< http://kwaka1208.net/ >
< http://pote2.net/kenichi/ >

先日、友人や家族と昼間っから焼肉食べ放題に行ってきました。全員夕飯不要に陥ったのは言うまでもありませんが、その後しばらくは胃もたれが続きました。もう若くないというべきか、いい大人なのに節度を知らないというべきか。


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編集後記(10/22)

●机の上に置いた書類を見ながら、キーボードでテキスト入力するというスタイルは、かつては何も考えずに楽々やっていたのに最近はどうにも苦痛だ。モニタに向かうときに眼鏡を必要とするようになってからだろうか。当初は書類を見る時、キーボードを見る時、モニタを見る時、それぞれの目の使い方が違うような感じがして当惑したが、いつの間にか慣れてしまった。でも、この動作はずっと続けると疲労がたまる。

そこで、文字数の多い書類や本のページはスキャンしてPDFデータ化、モニタ上で見ることにした。ツインモニタの左側にそれを配置し、右側モニタでテキストを書く。これなら同じ姿勢で、目だけを左右に動かすだけだからとても楽だ。書類を左モニタ上にテープでとめれば同じ効果があるが、本はそういうことができない。だが、姉妹メルマガ「写真を楽しむ生活」の「全国写真展カレンダー」のデータに入力は困っていた。

「全国写真展カレンダー」のページをモニタで見ながら、各ギャラリーのサイトを開き、FileMakerのデータベースに入力するなんて、モニタ上が混みあってとても作業なんかできたもんじゃない。「全国写真展カレンダー」17ページのプリントを机上に置いて、それを見ながら入力するしかない。ふと気がついて、データホルダーをモニタ左手にセットすることにした。Amazonでサンワサプライの製品が激安1,100円、送料無料。即ワンクリックした。

昨日届いたので、すぐにデスクに取り付けた。Zライトの照明部分に板一枚をセットしたような形状で、とてもカッコいい。なんだか仕事のできる男のデスクのようだ。しかし構造はかなり融通がきかず、力を入れて扱うと壊れそうだ。紙のカレンダーをセットすると、モニターとほぼ同じ高さで見渡せるのでとても楽。一通り作業を終えたらホルダーからはずし、入力済み写真展は、黄色のマーカーでカレンダーの該当する枠内を塗りつぶす。黄色の帯が左端から右方向に延びていく。成果を自分の手で書き込むのは楽しい。どんどん黄色の面積が増えていくのを見るのが一番うれしい。(柴田)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00008BAFY/dgcrcom-22/ >
サンワサプライ データホルダー


●わたしのまわり(デジクリ読んでいない、私が何やってるかほとんど知らないIT業界とは無関係の友人)からも「セーラー服おじさん」の話題が出て驚いた。有名になられてしまったいま、知り合い面するのも何なので、「へぇ〜、そんなことが」と言ってしまった。/GrowHairさん紳士や〜。/TomoNewsJPって投稿が採用されたら30万もらえるのか〜。電話で通報したのか。橋のたもと(10mも離れていない)に交番はあるのだが。と動画見てCGと電話に注目してしまったわ。あとは金額。つまり30万のペイできる仕組みがあるってことだよね。あかん、世の中についていけてないよ〜。

「適当な作り込みをしていると、その後のメンテナンスでもツギハギになり」ああ耳が痛い。数度に渡るデザイン変更や校正。嫌がられるほど念押ししているつもりなんだけど......。

続き。家でも持ち歩くのに、たまたまトイレに行った時、お風呂に入った時、洗濯物を干している時に電話をかけてくる取引先の人がいるよ。夜中でも電話がかかってくるから、10時から4時までは「おやすみモード」にしている。家族のみ着信許可していて、急ぎの時は3分以内に2度目の電話がかかってくれば着信。いじっている時も着信される。スマホ(iPhone)はすっかり必需品でありんす。

昨日紹介されていたテストの診断結果は4つだったわ。休みと決めた日は極力メールチェックはしないことにしている。メールチェックすると仕事のことを考えないといけなくなるから。そのぐらいしないと私の場合、たぶん心の病気になると思う。

それでなくても一日中仕事に追われていて、成果もかける時間ほど上がっていないように思えてしまう。新しいことを勉強する時間も取れない。仕事と関係ない人と遊んでいる時ぐらいは、目の前の仕事のことは忘れて楽しみたい。新しい刺激を取り入れたい。

とはいえ、人と会っていても調べたいことが出てきたら、何の気もなしに調べるし、相手も調べて欲しいと言ってくる。仕事が詰まっているのに無理して出てきた時は、相手に承諾を得てメールチェックや電話したり。スマホがあるから遊びに行けるようになったと言えるかも。(hammer.mule)