装飾山イバラ道[128]ネバつく勧誘
── 武田瑛夢 ──

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我が家にAirMac Time Capsule(タイムカプセル)2TBが来た。今だんなさんが接続作業をしていて、今日は頻繁にネットが繋がらなくなっている。だんなさんはうちのアドミニストレーターなので、ネット関係は全部任せているけれど、私たちの間で一番問題になるのはその設置場所だ。

置き場所として、寝室の私のドレッサーの上の棚をよこせと言う。そこがすべての中心として一番都合がいい場所らしい。ドレッサーは私の持ち物の中では唯一の女性らしい家具なのにヒドイ。そんなところにまで電子機器が置かれるのはなんとしても避けたいのだ。

結局、ワイヤレスモニターを置く棚の場所が、タイムカプセルのとりあえずの置き場となった。お風呂テレビとして使っているモニターは、リビングに適当に置くことに。

タイムカプセルの見た目は真っ白でおしゃれなので、これならドレッサーの上でもいいかと一瞬思いかけたけれど、帽子などを隣に置いたらホコリ等に気を使いそうだから他の場所にしてよかった。私はまだWi-Fiベースステーションとしてしか使っていないけれど、とりあえずは安定している様子。バックアップ機能に期待している。




●しつこい電話勧誘

最近はインターネットも電話もテレビも、同じ会社で丸ごと引き受けたいみたいだ。結局、ネット関係は全部うちのサービスパックにしませんか? ということらしい。

それにしても通信サービスの電話勧誘というのは、どうしてああもしつっこいのだろう。私は今のままのインターネット環境でいいと思っているのに、「もっとお安くなりますよ!」「電話も一緒に変えればよりお安くなりますよ!」とどこもたいてい同じことを言う。

たぶんうちがNTTのアナログ電話にしているので、向こうのリストにIP電話に未変更物件のマークでもついているのだろう。変えてないことを「まだ変えてない」と言われる。いつか変えると思われている。きっと変えないのに。

しかしながら、こちらも言うことが決まってきて「うちがアナログ電話なのは地震とか何かあった時にちょっとはマシかなーと思いましてー」と伝えてみる。某通信系会社の営業マンときたら「ネットがダメなような災害だとー、アナログ回線とかももうボロボロですけどねぇ〜」なんて破滅的なことを言う。

「あははー、でもやっぱり連絡手段は複数あった方が良いと思いましてー」と合わせたフリして言い分は言う私。読みにくいので以下は箇条書きにした。

営業マン:「ご家族に携帯電話が○○な方がいらっしゃるとか。お得なキャンペーンもありますよ!」
私:「あー、えーと○○はやめちゃいましたっ♡」
営業マン:「そうですかー。あっ、映画のチャンネルが今なら一か月の料金で三か月分見られますよ!」
私:「年末年始の三か月って忙しいですからねー」
営業マン:「録画しとけば見られますけどねー」

忙しいって言ってるんだから、録画見る時間もないのにね。まぁ、相手に無駄な時間を裂かせるのも悪いので、契約に脈がないのを感じさせて電話は終了した。きっとまたかけてくる。どんなに脈がなくても相手は時間が経つと忘れるのはなぜだろう。

●ネバリ負けの怖さ

契約って億劫な人ほど一度設定しちゃうときっと変えないので、ネバって勝ち取れば延々やめない人を得られるってことはあるのかもしれない。ネバリ負けすると長いつきあいになっちゃいそうだ。

最近、そういったなかなか変えない契約をようやく整理したばかりなので、私に悪いところがあるのも認めよう。

それにしても、もっと簡単にあきらめてもらう方法はないのか、よくだんなさんとも話す。はっきり断るのが一番いいように思うだろうけれど、スパッっと断られると逆に、次も気軽に電話をかけてくるみたいだ。

その理由は、相手に何の印象も残さないからだと思う。印象悪くするのも一案だけれど、感じ悪さだけが残りそうで嫌だ。うまーくきれいに断れる方法が知りたい。

しょせん時代も変わるので、絶対変えないものは何もないけれど、今はこうしたいと思うものは自分の意思で続けたいのだ。

【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
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結局、うちのだんなさんはiPhoneの新しいのを買わずに、Xperia Z1を使っている。前からGALAXY Tabを使ったりしていたので、あれこれ試してみたいようだ。なぜか電話機種に対する好奇心は旺盛。Xperia Z1は持ってみるとと大きいけれど、不思議と重さを感じなかった。iPhoneの金属っぽい重さとなんか違うのはその薄さのせいかな。画面が大きいのは羨ましい。