おかだの光画部トーク[109]12月13・14日開催!「神戸ITフェスティバル2013」
── 岡田陽一 ──

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11月も最終週、来週からはもう12月。なんだか日々時間が過ぎるのが速すぎて、嘘みたいですが本当に12月です。もうあちこちクリスマスのイルミネーションが輝きはじめて、クリスマスソングも聞こえ始めました。焦りますね。

ただでさえ忙しい師走なのに、色々とイベントがてんこ盛りです。その中で、わたしも関わっている「神戸ITフェスティバル2013」について紹介しますね。
< http://kobe-it-fes.org/
>

「神戸ITフェスティバル」は一昨年、2011年から始まったIT関連の大きなイベントで、今年が3回目。昨年は、弊社で主催(企画・運営)している「CSS Nite in KOBE, Vol.1」と同日開催となってしまい、気まずい思いをしました。今回は、その実行委員として中でどっぷりとお手伝いしています。

実行委員は30人強のメンバーで、神戸を中心に京阪神のさまざまな企業の人やフリーランスの人が手弁当で集まって構成されていて、担当する内容によって8つのチーム(コミュニティ、アカウント、メディア、オペレーション、パートナー、コンテンツ、パーティシパント、テック)に分かれています。

そのうち、わたしが所属しているのが、コンテンツチームとメディアチーム。コンテンツチームでは、当日のイベントやセミナーなど開催する内容の取りまとめやコーディネイトを担当。




そして、メディアチームでは、前日までは主にPR用の制作(Webサイト、パンフレット・チラシ・ポスター・名刺など印刷物、当日スタッフのユニフォーム、会場掲示物、ノボリなどなど)、FacebookページやTwitterなどの運用など広報活動、当日は各イベントの撮影などを担当します。

「CSS Nite in KOBE」も、あれこれとっても大変なのですが、すべて自分で判断して実行できるし、何があっても自己責任なのである意味、小回りも効きますし動きやすいのですが、この「神戸ITフェスティバル」のような大きな規模になるとあちこちのチームとの連携・調整、自分の所属するチーム内の役割分担などが本当に大変です。

お互い気を使い合っていると、何も決まらないし、何も進まないので、ゴリゴリ行かないとすべて連動している事柄が破綻するのが、だんだん身にしみて分かってきました。その辺りが今回は中に入ってみてとても勉強になりました。

そんなこと言ってても、12月13日はあと2週間ちょっとでやってくるわけで、わたしの担当しているコンテンツ、13日(金)午後の3F有料セミナー(Web & CMS Session)に関して説明しますので、これを読んで興味を持った京阪神エリアの方、また関係する職種の方は是非ご参加ください。

◎Webトラック

■Session 1:わくわくクリエイション〜発展するメディアとその課題(ミキチョクシ・ペタビット)

スマートフォンの普及に伴って、メディア環境が急速に変化している今、ソーシャルメディアで炎上する企業のリスクや、ユーザーの安直な行動に対するモラルなど、コミュニケーションギャップによる葛藤が常に起きている。メディアとしての特性を改めて見直し、そこにある課題に対してクリエイターはどのように接するべきか? わくわくシリーズ クリエイション版。

■Session 2:ホワイトハッカーが見ている世界〜Webに関わる人も知っておくべき最先端サイバー攻撃の脅威とその実態と対策(マシスザッカリー・神戸デジタル・ラボ)

あなたの会社のWebサイト、または、あなたが制作したクライアント企業のWebサイトが、ある日突然別のものに差し替わっていたり、フィッシング詐欺の踏み台にされていたり、個人情報など重要なデータを抜き取られていたりしたらどうしますか?

Web制作や、運営に携わっている以上「素人なのでサーバーのことやセキュリティーのこと、まったく知りません。」では済まない職種に付いているはずです。数か月前には、格安のレンタルサーバーで、多くの人が使っている大量のCMS、ブログシステムが何者かにハッキングされ大きな話題になりました。そして、そういうことが何時起こってもおかしくない状況なのです。

このセッションでは、神戸デジタル・ラボのホワイトハッカー、マシス・ザッカリーが「ホワイトハッカーが見ている世界〜Webに関わる人も知っておくべき最先端サイバー攻撃の脅威とその実態と対策」と題し、我々が普段何気なく当たり前のように使っているWebの裏で、彼が普段どんな脅威と戦っているのか、何に気を付けておくべきなのかを、実演を交えて解説します。

■Session 3:ディレクター、運営担当者が知っておきたい「今更聞けないサーバーの種類と選定方法」(阿部 正幸・KDDIウェブコミュニケーションズ)

Webサイトを作成し、サイトをWebに公開すにはWebサーバーが必要です。ひとたびWebサイトが公開されれば2〜3年サイトを運営することになります。長ければ5〜10年運用されるサイトもあるかと思います。

Webサーバーはコンテンツ制作が終わり、サイトが公開されてから数年間運用し続けなくてはいけません。当セッションでは、長く運用するために必要なことは何かと、サイトの特性に合わせた最適なサーバー選定方法について学んでいただければと思います。

また弊社が独自に調べた各社の調査結果を、見せられる範囲でお見せしたいと考えています。サーバー選定時の参考にしていただければと思います。

■Session 4:ディレクターとして意識すべき「誰がどうみてもそうとしか受け取れない文書」術(名村 晋治・サービシンク)

ディレクターの仕事は判断・決定・連絡です。その連絡の時に「あっ、それは実はそういう意味ではなくて」「あっ、そこ書ききれてなかったんだけど......」「作業してもらって悪いんだけど、あとあそこも修正があったんだよね」といったことがありませんか?

それは「誰がどうみてもそうとしか受け取れない文書」になっていないからです。17年のディレクション経験の中から、事例とワークを交え、そういった不毛なやりとりを極力減らすための考え方、文書術をお伝えします。

◎CMSトラック

別トラックではCMS特集「今話題のCMSを少しずつみてみよう!」と題し、WordPress、a-blog cms、concrete5、SOYCMS、baserCMS、Drupalという6つのCMSの各セッションと、全員による座談会が企画されています。

< http://kobe-it-fes.org/seminar/
>

これら、どれでも参加できて、前売り3,000円、当日4,000円となっております。

プロジェクトの内容によってどんなCMSが向いているのか、クライアントさんに提案したり、セキュリティやそれらを受けたサーバー選定など、色々な提案に関わる職種のディレクターやプランナー、そしてデザイナーやコーダーやエンジニアの方、また発注側となる企業の担当者にとっても、今だからこそ知っておいた方が良い内容じゃないかと思いますので、近郊のWebに関わるみなさんは是非参加してください。

14日(土)はUX KOBE VOL.01「HCD概論・オブザベーションワークショップ」と「はじめてのiOSアプリケーション開発ハンズオン」がラインナップされています。こちらもまるっと一日のワークショップとなっていますので、じっくり学びたい方は是非ご参加ください。

■UX KOBE
< http://kobe-it-fes.org/kif2013/seminar/uxkobe-01.html
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■iOSハンズオン
< http://kobe-it-fes.org/kif2013/seminar/ios-handson.html
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その他、無料の魅力的なイベントも盛りだくさんとなっていて、色々楽しめる2日間ですので、「神戸ITフェスティバル2013」注目してください。
< http://kobe-it-fes.org/event/
>

【岡田陽一/株式会社ふわっと 代表取締役 ディレクター+フォトグラファー】
< mailto:okada@fuwhat.com > < Twitter:http://twitter.com/okada41
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ちょうどすぐ近くで、今年19回目を迎える神戸ルミナリエが開催されています。こちらもとっても綺麗な光の芸術なので、神戸ITフェスティバルのついでに観て行かれるといいかもしれません。
< http://www.kobe-luminarie.jp/
>