Take IT Easy![01]作り手と使い手の対話/若林健一 / kwaka1208

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みなさま、新年あけましておめでとうございます。

昨年の9月から寄稿させていただく機会をいただき、他の筆者のみなさんのボリュームに圧倒されそうになりながら、自分なりに手探りで4か月16回を駆け抜けてきました。

振り返ってみれば、自分の書きたかったことが書けていることもあれば、そうでないこともありました。そんな反省もあり、いつまでも手探りというわけにはいかないと感じましたので、テーマを「ITをもっと気軽に使えるようにするための情報発信」に再設定し、2014年から再スタートすることとしました。

タイトルも、英語の「Take it easy(気楽に行こう)」と「IT」を組み合わせ、「ITをもっと気軽に使えるものにしよう」という意味を込めて、「Take IT Easy!」にあらためさせていただきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。


●作り手と使い手の対話

そもそも、私が「ITをもっと多くの人が気軽に使えるにしたい」と考えるようになったのは、「デジタル機器は難しい」、「使えない自分が勉強不足なんです」とおっしゃる方があまりにも多いことでした。

これは、「ITを苦手と感じている方」のみならず、それ以外の方にとっても、活用できるシーンが減ってしまう=得られるメリットが減ってしまうという意味では、不幸なことだと感じています。

そして、「使えない自分が悪い」とおっしゃる方にはこのように答えています。「その機械を使いこなせていないのは、その機械を作った人との対話がうまくできていないせいなのです。だから、あなた自身を責めないでください」

デジタル機器には、人の温かみを感じないとおっしゃる方もいますが、どんな機械にもそれを作った人がいます。使う人のことを考えて作った機械には、温かみを感じることもありますし、そうでないものには感じないこともある、機械にも作った人の心が宿っているのです。

もし、どうしてもその機械が使いにくいと思ったら、「これを作った人が悪いんだ」と思ってください、デジタルだから悪いわけではないのです。ですから、そのことでデジタル機器全体を嫌いにならないでいただきたいのです。

実は、私も26年半の間シャープ株式会社に勤務し、モノづくりに関わった人間です。「作った人が悪いんだ」というのは、作り手に対するクレームではなく、作り手の立場の想いなのです。そして、これからもモノづくりに関わる方には、この想いを持ち続けて欲しいと考えています。

一方で、使う側のみなさんにも「使いやすいものを寄こせ」と言い続けるだけでよい、と考えているわけではありません。新しいものを取り入れていくのですから、なんらかの努力は、使い手のみなさんにも必要だと考えています。

そして、私自身も使い手のひとりであり、使い手として新しいことを学んだり、工夫したり、それらを楽しんでやってきました。

これらの経験を活かして、作り手と使い手の対話が少しでも円滑になるような情報発信や支援を、微力ではありますが続けていきたいと考えています。

とはいえ、このデジクリの読者のみなさんは、日頃からITを使いこなしている作り手側の方が多いと思いますので、私がモノづくりの現場で感じていたこと、モノづくりする上でのアイデアなどを発信していくつもりですので、どうぞよろしくお願いいたします。

【若林健一 / kwaka1208】 kwaka1208@pote2.net
Take IT Easy!
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一月一日に私の祖母が米寿(八十八歳)を迎えました。お祝いの日に、みんなで「ジェンガ」(ブロックで作ったタワーを崩さないように積み上げるゲーム)をやったのですが、祖母が想像以上に健闘したことに一同驚き。良い一年どころか、もう数年はみんなで一緒に過ごせそうだ、ということを感じられる、良いお正月でした。