[3616] 消せるボールペンの使い方

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《こりゃもう天国でもあり地獄でもあり……》

■ユーレカの日々[29]
 消せるボールペンの使い方
 まつむらまきお

■グラフィック薄氷大魔王[373]
 「HuluでLOSTの続き」「水彩変換 Waterlogue」
 吉井 宏


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■ユーレカの日々[29]
消せるボールペンの使い方

まつむらまきお
< http://bn.dgcr.com/archives/20140115140200.html >
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消せるボールペン「フリクション」という製品がある。パイロットが2007年から販売していて、水性ボールペン、サインペンなどラインナップもかなり揃っている製品だ。どんなペンかと言うと「消せるインク」が特徴だ。

消せるインク、なんて聞くと昭和生まれの男子としては、スパイ手帳についていた「反対側のペンでこすると文字が浮き出る透明インク」とか思い出してワクワクしてしまう。このインクはきっと、捕えられたスパイがそのメモを消滅させるためにあるのに違いない……。

そんな妄想が一瞬頭をよぎったが、実際、何に使うのか今ひとつピンと来なかった。ボールペンというのは消えないから意味があるのであって、消すことができるなら鉛筆でいい。だから、さほど興味を持っていなかった。

●フリクションを絵の下描きに使う

そんなフリクションに興味を持ったのは、「絵の下描きに使う」という話を聞いたからだ。マンガなどで鉛筆で下描きをすると、後からそれを消すのは結構な労力だし(実際昔アナログで描いていた時は一番辛い作業だった)、紙の表面が傷んでしまう。フリクションだと、熱で消えるのでドライヤーや低温のアイロンで一気に消せる、ということらしい。

自分自身が絵を描くのにはすっかりデジタル環境なので、そういう需要はまったく必要ないのだが、アナログ派の学生の制作に使えるかもしれない。まぁ、ちょっとした気まぐれで、一本買ってみた。

フリクションに使われているインクは、熱で透明になる性質を持っている。書いたものを、ペンについているシリコンラバーでこすると、摩擦熱で透明になるのだ。

お湯を入れると絵柄が変わるマグカップ、というものが昔からあるが、あれと基本的に同じもの。カップの場合は常温になるとインクの色が復活して絵柄が戻るのだが、フリクションのインクは常温に戻っても透明なままという改良がなされているらしい。

使ってみると、書き味も見た目も普通に水性インキなのだが、こすると見事に消える。消しゴムと違って黒いケシカスが出ないのがたしかに気持ちがいい。

ドライヤーで消すというのもやってみた。あっさり消えるのかと思ったら、ある程度当てていないと消えない。摂氏60度になると透明化するそうだ。しばらくドライヤーを当てて紙が温かくなると、一気に透明化するのが面白い。これならマンガの下描きをフリクションで、というのは十分アリだろう。

以前、テレビでマンガ家のさいとう・たかを氏が「ゴルゴ13」を描くのに、修正液を塗ったあと「タバコ」の熱で乾かすというのを見たことがある。それを思い出して、フリクションでやってみた。タバコを近づけると、すーっとそのあたりが消える。これは面白い。

たしかに、表面をこすらなくても一気に消せるのは、紙の表面を痛めることもないのでマンガやイラストの下描きによさそうだ。

もっとも最近のアナログマンガは、鉛筆の下描きの上から直接清書するのではなく、ライトボックスを使って別の紙に書き写すという方法がよく取られている。この方法だと消しゴムをかけなくていいことはもちろん、失敗しても下描きが残っているのでやり直しが効くというメリットもある。

ミリペンで書いたところに消しゴムをかけると薄くなってしまうのだが、この方法ならマーカーで描ける。さらに最近のライトボックスはLED化していて、薄く、熱くならない。

この方法と比べると、フリクションでの下描きはいまひとつメリットが見いだせない。悪くはないが、あえてこれを使う意味もないだろう。

他になにかおもしろい使い方はないだろうかと考えてみる。清書をインクではなく鉛筆でやる、というのはどうだろうか。

水彩画では、ペンのクッキリした線よりも、鉛筆の柔らかい線の方が合う場合が多い。しかし、清書が鉛筆だと下描きをどうするかという問題がある。もちろん鉛筆はいくらでも消せるのだが、不要な線を消していくのは面倒な作業だ。

フリクションの水色で下描きを行い、鉛筆で上から清書する。ドライヤーで下描きを消してから、水彩やカラーインクで彩色する。水彩用紙は厚手で透過しにくいので、これはメリットがありそうだ。

●よく考えれば下描きがいらない

いや、よく考えてみればそもそも消せるのだから下描きではなく、下描きなしの清書に使ってもいいだろう。

本来、下描きというのは清書が消せないからそのガイドとして作るのであって、清書が消せるのならわざわざ下描きをする必要はない。構図のアタリだけ鉛筆でとって、あとはフリクションで直描きしてみる。

鉛筆とちがってクッキリとした線が描け、いつでも消すことができる。修正液や修正テープだと、その上から描くと表面が凸凹していたり段差が出てしまったりと、面倒くさいのだが、フリクションで消したあとすぐに上から書いてもなんら問題ない。これは気持ちいい。

惜しいのは黒の色が薄いのだ。水性ボールペンは線が細いのでさほど違和感がないが、サインペンタイプの黒は相当に薄い。事務用なら問題はないが、画材としては顔料系のペンを使い慣れているので、この薄さはかなり残念だ。

また、清書用としては水性なのがつらい。作画中に不用意に滲んだらどうしよう……と思ったけど、フリクションは熱で消せる、つまり紙に染みこんでいても消えるので、多少滲んでも修正は簡単なのだ。

まぁ、黒の薄さも水への弱さも、出来上がったらさっさとスキャンしてしまえば問題はないのだけれど。

全部をフリクションで描くのではなく、一部だけ使うという手もある。最近、うちの学生がマンガを描くのに、主線はペン、陰影のハッチングにはシャーペンを使っていた。この学生はいつも描き込みすぎて失敗してしまうので、この方法を思いついたらしい。スキャンしてしまえば問題ないわけだ。

この方法にフリクションを使えば、より違和感なく、筆圧も必要なくペン画を仕上げることができそうだ。マンガの背景の細かい描き込みも、フリクションならストレスなくできそうだ。

●色が使える、消せる筆記具

そんなこんなで結構面白く、色んな色、いろんなタイプのフリクションを買い揃えていくことになり、それがまた、使い方を拡げてくれることに気がつく。

一番利用価値を感じるのは、ミーティングなどで情報を整理したり、アイデアを練る時だ。最近大学でミーティングをする時、フリクションは必須になってきている。

アイデアは「とにかく要素を出す」「整理する」というふたつの過程が重要。その過程から具体的なアイデア、解決策を見つけていくわけだが、この後者においてフリクションは大活躍してくれる。それは「色」だ。

フリクションではボールペンタイプでもフェルトペンタイプでも、たくさんの色が揃っている。色を使ってグルーピングをしたり、マインドマップのように線で結ぶ。

この過程は試行錯誤が必要なので、複数の色が使えることと、消すことができることがとても便利だ。線を消したりつないだり、色を変えたり。パソコンではよくやる方法だが、紙とフリクションでも同様のことが簡単にできる。

考えてみれば、文字を書くのに向いている筆記具で、「複数の色がある」「消せる」両方を兼ね備えたものが今までなかったのだ。クーピーペンシルという、消せる色鉛筆があるが、あれは細かい文字を大量に書くのには向かない。

職業柄つい「画材」として見てしまっていたが、いろんな色が使えて、キレイに消せる筆記具というのは、たしかになかった。デジタル、たとえばiPadの手書きメモアプリでは当たり前の機能なのだが、そうだ、これはアナログ世界では出来ないことだったのだ。

となると、使える場面は一気に広がる。

たとえば校正の赤入れ作業。現在はPDFも多いが、紙で校正する場面もまだまだある。紙での校正は修正が長文になってくるととても面倒くさいのだが、いつでも消せる赤インクならストレスがないし、複数の人間が複数の色を使って校正を入れることもできる。

学校で学生のイラストやマンガの指導にも、よく使うようになった。さすがに原画にはやらないが、ラフに赤を入れるのも躊躇する必要がない。

実際に普及しているのかどうかは知らないが、店舗での「ポップ」の制作もフリクションが威力を発揮する場面だろう。現場で失敗を恐れず楽しんで描くことができるし、値段を書き換えるのも簡単だ。

使ってみれば、「インクは消えないもの」という固定観念に囚われていたことがよくわかる。

●消さないためにどうするか

フリクションは筆記具としても画材としても、耐久性に疑問が残る。所詮は水性、染料系インクなので、水に弱いし、経年や紫外線にどれくらい耐性があるのかわからない。

製品にも「宛名書き、証書に使うな」と明記されている。これらの用途は普段から「油性ボールペン」を使うように気をつけているので問題ないが、メモやスケッチが不用意に消えたらどうするのか?

インクは60度で透明になるので、たとえばミーティング中に肉まんやたい焼きをポンと上に置くとやばい。熱いコーヒーをこぼしたら……夏場クルマに置き忘れたら……とか心配は尽きないが、そんなことを言ったら、紙は燃えるし、きりがない。

ちなみに非常時は、冷凍庫に入れてマイナス10度まで冷やせばインクの色が復活する。もちろん、消したところが全部復活するので、あくまでも非常事態用だが。冷却スプレーをかけてもいいらしい。こちらなら部分的に冷やせる。

それよりなにより、消えたら困るのであればさっさとコピーを取ってしまえばいい。ぼくはiPhoneのスキャナーソフトCamScannerを愛用していて、普段からなくしそうな書類はかたっぱしからこれで撮影している。

これならどこでもすぐに複写がとれるし、クラウド同期なので安心。「情報が消えるかもしれない」というのは、デジタルに慣れ親しんだ現代では、さほどマイナス要因ではないはずだ。バックアップをとればいいのだ。

画材としても、イラストは製版さえできればいい。過去、カラーインクやマーカーなど「耐久性は劣るが、使い勝手がいい」ものがデザインやイラストの現場では使われてきた。ましてや現在では自宅でデータ化が簡単にできるのだから、イラストの画材として十分アリだろう。

●改良とラインナップを望む

そんなわけで、すっかりフリクションにはまってしまったわけだが、問題がないわけではない。

まず、消えてしまう、ということ。うちの学校でも「書類や伝票では使わないように」というアナウンスがされるほど、普及してきたようだ。自分は注意することができるとしても、見た目は普通にボールペン・サインペンなので、フリクションを知らない人が知らずに使ってしまう、ということがあるだろう。

本体に注意書きやアイコンなど、なんらかの明確なサインが必要だと思う。そういえば「油性」「水性」「顔料」などの表示もメーカーによってまちまちだ。この機会に業界で統一のシンボル、表記などを考えて欲しい。

ふたつ目は、ラインナップが少ない。現在、複数の太さのボールペン、フェルトペン、蛍光インクの楔型マーカーが販売されているが、コピックマーカーのようなブラシタイプ、ミリペンタイプ、プラスティック万年筆タイプがぜひとも欲しい。

筆圧が効くものが出てくれば、画材としての可能性が一気に広がる。Gペンなどつけペンで使える、インクのみの販売もして欲しい。

「無印良品」でも「消せるボールペン」が販売されていて、これはパイロットからOEMされているようだ。とすれば、コピックの.TooにOEMもあり得るんじゃないだろうか。色数ももっと増えてほしい。

●新しいものは説明が難しい

フリクションをボールペンと捉えるとピンと来なかったのだが、使ってみてわかったことは、これはボールペンではなく、進化したシャープペンシルということだ。ボールペンの一種と考えると真価を見失うが、シャープペンシルの進化系と考えれば納得がいく。

シャープペンシルは「簡単には消えない」という安定性と、「安定して一定の結果が得られる」という確実性、「間違った時、失敗した時はやり直しができる」という安全性の3つのバランスがいいから、汎用性がある。

フリクションはそれに加えて、クッキリと書ける、色が使える。それが使えない物であるわけがない。メーカーもこのあたりは考えているようで、「フリクションいろえんぴつ」という商品名を最近「フリクションえんぴつ」に変更したそうだ。おそらく「いろえんぴつは消えない」「いろえんぴつは、絵を描くもの」という先入観で捉えられるからだろう。

先入観というのはなかなかにやっかいなものだし、人に説明するのも難しい。特に新しいアイデアとなると、わかってもらえるまで時間がかかる。おそらくフリクションが製品化されるまでも、社内でも一筋縄ではいかなかっただろう。

デジタルは日々進化するが、アナログも進化している。そして、デジタルの時代だからこそ、新しい価値が生まれるアナログもあるのだ。

【まつむら まきお/まんが家、イラストレーター・成安造形大学准教授】
< twitter:http://www.twitter.com/makio_matsumura >
< http://www.makion.net/ > < mailto:makio@makion.net >

年末、かしぶち哲郎さん(ムーンライダーズ)、大瀧詠一さんが相次いで亡くなった。聞いていると風景が浮かぶ歌が好きで、大学時代よく聞いていた。自分が絵で描く風景はどこか、この二人の歌のイメージがあるように思う。ありがとうございました。ご冥福をお祈りします。

1月29日(水)より京都市立美術館で大学の卒業制作展があります。うちのゼミはマンガを中心に絵本やイラストなど。ぜひお立ち寄りくださいませ。
成安造形大学・卒業制作展
< http://seian-exhibition2014.net >


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■グラフィック薄氷大魔王[373]
「HuluでLOSTの続き」「水彩変換 Waterlogue」

吉井 宏
< http://bn.dgcr.com/archives/20140115140100.html >
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●Huluで「LOST」の続きを見る

iPhoneに機種変更したら、Huluの無料体験がついてきた。どっちにしろアカウント作らなくちゃ無料でも見れないので、Macから登録しちゃった。今までずっとガマンしてきたのに。まあいいや、これで映画もドラマも見放題。立体制作の半年間ほとんど見れてなかったから、見るぞ〜〜!! ちゃんと仕事して、見る時間作らないとね。

っていうか、これでまた映画を見る方法の選択肢が増えちゃって混乱する。Huluの映画のラインナップをざっと見てみると、TSUTAYAで言うところの新作も準新作もなく、100円で借りれるちょっと前の映画しかなさそう。それでも数としては充分すぎるほど多いけど。最新作はiTunes映画のほうが見れるし。

Hulu、使い始めてみると、けっこう途中で止まったままになって再読み込みしなきゃならなかったり、なぜか「配信停止」の注意が出たりする。再読み込みすると見れるようなるけど。画質を「自動」にしておくと多少はマシ。

で、TSUTAYAレンタルで2011年1〜2月にシーズン2まで見て止まってる「LOST」。2011年の時点でも今さら何で? と言われそうだったけど。

Huluの無料期間の2週間でどれだけ見れるか? というのを以前からやろうと思ってたけど、もう普通に見よう。ってことで、シーズン2の最終話をおさらいで見て、シーズン3の第1話だけ試しに見ようと思ったのに、そのまま第3話まで見ちゃった。やっぱおもしろいなあ。あまりにすごい展開に「うわあああ!」と叫びながらそのへんを走り回りたくなったり。

そんな感じでのめり込み、12月末から一日に2〜4回分を見てました。昨日、完結編のシーズン6の最終回まで見終わった〜〜。時間的にこんな長い作品見たの初めてかも。最終回、よかった。理想的な結末だった。「最終回を何度も見返すことがある」って人もいたけど、すごく納得。ネタバレになるから何も書けないのが残念。

視聴中、Wikipediaや解説サイトを見たりして、ちょいちょいネタバレや意外な事実を知っちゃった箇所があったのは惜しかった。登場人物紹介で、その人が最終的にどうなるかまで書いちゃうのはいかがなものかと(怒)

で、すごく思うのは、締切に追われてない状態で、連続ドラマを見るのって、異様にラクww 世の中にこんなラクなことってあるのか? くらいラク。寝てるのと同じくらいラク。罪悪感を感じるほどラク。こんなことしてたらバカになると思うくらいラクw

映画を楽しむのってちょっとエネルギーが必要でしょ? どれを見ようか迷うところから始まって、これからの2時間を楽しめるのか、仕事を中断してまで見る価値あるのか確信持てずに、再生ボタンを押すのを躊躇したり。

特に前半のルールや設定の説明に相当する部分。ここをちゃんと理解しないとちゃんと楽しめないと思うから、どんな映画でもちょっと緊張する。そのへんせっかくクリアしても、映画ってたった2時間で終わっちゃう(映画は短いほうがいいって書いてるじゃん! と自分でツッコんでおく)。

ところが、連続もののテレビドラマって、一応の設定の理解さえクリアすれば、その後はほとんど何も考えなくても楽しめるんだなあと、あらためて思った。一回分が43分とか短くて区切りがつけやすいのもいい。

代表的なテレビドラマ、ちゃんと見たくなってきた。っていうか、TSUTAYAの棚の数分の一を占領するほど膨大なDVDの本数が、Huluでもずいぶん見れちゃうっていう、こりゃもう、天国でもあり地獄でもあり……。

ところで、「LOST」に出てくる怖いタイマーみたいな、仕事を自分で決めた時間内に終了できないと、Macの全画面タイマーがカシャカシャって黒と赤の象形文字になって「ビーッ! ビーッ! System failure!」っていうタイマーアプリ、あったらいいなw と思ったら、iOSアプリにあった!! 買ってみた。止め方わからなくて焦ったわww

Dharma Clock - clock from film LOST
< https://itunes.apple.com/jp/app/dharma-lock-clock-from-film/id376999929?mt=8 >

●水彩調変換アプリ「Waterlogue」

写真を絵画風に処理するアプリやフィルタは今まで無数に見てきたけど、このiOSアプリは別次元。すごい! これさえあれば、普通に水彩タッチの仕事できちゃうw 水彩画やってる人のアイデンティティが一瞬揺らぐんじゃないか? くらいの。まあ、逆に言えば、元写真やCGなしに本物の水彩で描ける人は超すごいわけだけど。

逆に、何をどうしたら水彩の魅力発揮っぽく見えるかわかるから、実際に水彩画を描く時の参考になるかも。また、フレームレートを秒3コマとかにしてアニメーションしたらいいと思う。同じ作者の他のふたつのアプリもすごそう。センスいい!

Waterlogue
< https://itunes.apple.com/jp/app/waterlogue/id764925064?mt=8 >

3DCG作品を元に、夢中で水彩調に変換してみた作例↓

< http://pbs.twimg.com/media/Bd3Mi_nCYAEd_n1.jpg >
< http://pbs.twimg.com/media/Bd3NfC_CQAAz34Q.jpg >
< http://pbs.twimg.com/media/Bd3OWr2CEAEUGsm.jpg >
< http://pbs.twimg.com/media/Bd3RJUzCYAEWKwm.jpg >

これなんかイイ感じの仕上がり!
< http://pbs.twimg.com/media/Bd3P011CMAEIuq4.jpg >

元にしたのは昔ZBrushで作ったもの↓
< https://picasaweb.google.com/lh/photo/GmRahy-NJM66Ek-d60Cs7g >

結局、動画も作ってみた。modoで作った連番画像を加工、クロスディゾルブで
繋いでみた。
< >


●大瀧詠一さん急死

すごいショックだ……。研究やネタ仕込みやスタジオワークとかプロデュースとか含め、モノを作る人としての在り方としてすごい影響受けた気がする。若隠居っぽくなっちゃったのは残念だったけど。

「ペパーミント・ブルー」は僕的に日本の楽曲の最高峰/金字塔。あと、松田聖子の「風立ちぬ」。あと、マニアック的には「ゆらりろ」がめちゃくちゃ好き。というか、この曲はコミックソング的側面と美しいメロディの複合としての大瀧詠一の最高傑作かもしれないとまで思う。マルチスコープのテーマとして聴けます↓
< http://www.nicovideo.jp/watch/sm2882935 >

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

例の海外展覧会参加辞退とは別件で、「立体作家的に、これを大きな取っかかりにできるぞ!」と思っていたものが、先週、何の前触れもなく消滅! あれ〜〜。そんな〜〜〜。1年8か月もワクワクしてたのに〜〜。う〜〜〜ん、ガックシ。……対策を考えなきゃ。そのへん、書けるようになったら書きます。

・INTER-CULTUREの3Dプリント作品販売
< http://inter-culture.jp/Buy/products/list.php?category_id=63 >


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編集後記(01/15)

●日本とアメリカが戦争したことさえ知らずに、高校を卒業する生徒がいるらしい。高校の「社会」は1989年の学習指導要領の改訂で「世界史」が必修に、「日本史」と「地理」が選択になった。学校現場では日本史軽視の風潮が広がっていて、現在3〜4割の高校生が日本史を勉強せずに卒業している。いま政府は、高校で日本史の必修化を検討している。まことに結構なことである。わたしは高校で日本史を選択したのである程度の知識はあるが、昭和の教科書と平成の教科書とはずいぶん中身が変わっていることを、荒木肇「あなたの習った日本史はもう古い! 昭和と平成の教科書読み比べ」(2013、並木書房)で知って驚愕した。

堺市にある前方後円墳は「仁徳天皇陵」だったはずだが、いまはたんに「大王の墓」とされている。「大和朝廷」が「ヤマト政権」に変えられた。「任那日本府」が登場しない。聖徳太子の肖像画が消えた。「聖徳太子」が「厩戸王」とされ「摂政」という用語も使われなくなった。最古の貨幣は「和銅開珎」ではなく「富本銭」だ。「イイクニ(1192)作ろう鎌倉幕府」は間違いで、当時「鎌倉幕府」という言葉そのものがなく、鎌倉幕府の成立は特定できない。源頼朝の肖像画が消えた。足利尊氏像が消えた。武田の騎馬隊も信長の三段撃ちもなかった。鎖国という言葉は歴史学会ではもはや死語。ペリーの目的は「開国」ではなかった……。おもしろいなあ。

ずいぶん教科書の書き方が変わっている。それにはふたつの事情がある。ひとつはまったくの新発見がされて、いろいろな面で過去の書き方では不正確になってきたものである。もうひとつは、ある特定の史観(マルクス主義史観)によって書かれたことがはっきりしている場合である。それが敗戦から70年近くたち、少しづつ旧い勢力が力を失い、史料や事実の見直しが始まってきている。まことに結構なことである。

「士農工商」という序列をあらわす言葉が消えた。明治維新以来の、時の文教政策でありもしなかったことが書かれた結果と、最近では受け止められているからだ。支配階級である武士がいばり農民はひどく搾取された存在だったという、階級闘争史観の信奉者にはおいし過ぎる史料であった「慶安のお触れ書き」は、その存在自体が認められなくなっている。

教科書は絶対のものでなく、いつまでも書き換えられて行くものだ。それは歴史上の新しい発見や科学的な研究によるものであり、韓国のファンタジー教科書や中国のプロパガンダ教科書とはまったく違う。中韓は日本の歴史認識がけしからんなどと喚きたてている。日本では科学的な歴史研究がされるが、中韓ではそうではないという意味だ。ところで、テレビのクイズ番組では昭和教科書組のわたしは圧倒的に不利だな。鎌倉幕府は1192年成立と刷り込まれているし、来襲したのは元の大軍、暴風雨は二回と信じ込んでいるんだもん(正解は「高麗、元、宋などの混成軍、暴風雨は一回」)。(柴田)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/489063312X/dgcrcom-22/ >
「あなたの習った日本史はもう古い! 昭和と平成の教科書読み比べ」


●続き。雑誌なら『ビューン』もあるしさ。電子書籍版だと部分配信が気持ち悪かったりするし。その隠されてしまった部分に何があるか気になるよね? 気にならない? 電子書籍版だと割安で、書籍版購入者に申し訳ないから一部隠しておきますね、とか? 広告出稿側の予算とか?

とにかく値札の上に値札が貼られていたら、印刷物に訂正シールが貼られていたら、(買った後に)はがしてしまう人間にとっては軽いストレスなのよ。ページの一部が塗りつぶされていて「広告」と書いてあるなら構わないんだけど、コーナーごとアクセスできなかったりするからさ(企画広告なのかも)。何が問題なのか気になるよ。

『ビューン』って漫画も配信していたのね。大人の男性向きの渋いラインナップ。ゴルゴ13みたいな、古くからの喫茶店に並んでいるような、名前は知っているけれど、ちゃんと読んだことのない漫画を一度ちゃんと読んでみたい気はするわ。続く。(hammer.mule)
< http://www.viewn.co.jp/comic/#roman >
男の浪漫パック
< http://www.viewn.co.jp/comic/#youth >
俺の青春パック