グラフィック薄氷大魔王[375]「クレームで企業をビビらせるのが流行ってる件」他、小ネタ集/吉井 宏

投稿:  著者:  読了時間:7分(本文:約3,400文字)


●クレームで企業をビビらせるのが流行ってる件

ずっとこういうニュースが続いてる気がするけど、先週は3件も話題になった。
「チューハイ『カエルCM』中止」
「フォアグラ弁当の発売中止」
「明日、ママがいない」

ひどすぎる! どっちを向いてるんだ? そんな指摘を「真摯に受け止め」るなよ〜。っていうか、自分らが最終的にOKを出した製品やCMやドラマを、クレームによって引っ込めたりスポンサーを降りるのは、無責任だ〜〜。


だいたい、「キャラクターを使った表現方法が未成年者の関心を誘い、飲酒を誘発しかねない」って、よーく考えてみてくれよと。未成年者がどんなに関心を持とうとも、法律で買えないし、売れないと決まってるのだ。何か不都合あるか?

どこもかしこもクレームに敏感になりすぎてる。署名運動が始まって10万人規模の運動にならないかぎり無視でいいのでは? っていうか、組織的なクレーム活動やれば、ライバルメーカーを追い落としできるしね。そこら中でクレーム合戦になるぞw

企業にとってクレームの内容はあまり関係なく、ニュースになることのダメージを極端に怖れてるんだろう。スポンサーとしての企業は大切なお客であるにも関わらず、こういうシチュエーションではマスコミは消費者の味方という建前を崩せないのでクレーマーの味方になってしまいやすいんだろうな。それが怖いと。食品偽装問題で一斉にメニューを書き換えたりするのも同根。

制作会社やクリエイターの立場で言えば、クライアントがしょーもないクレームでCMや製品を引っ込めたら、ガッカリだよねえ。クレームなんてどうにだってひねり出せるわけで、それによって数か月とか数年とかの努力を無にされる人たちが確実にいる。たぶん、クレームした人の数より圧倒的に多い人たちが!

基本的に、「いろんな人がいる、いろんな考え方がある」を認められない人が多すぎる。っていうか、そういう人も含めて以前なら表面に出てこなかったのに、簡単に世界に届く発信が可能になってしまった弊害。もちろん、少数意見でも聞くべき意見はあるはずだけど、聞くべき意見と無視すべき意見をちゃんと判別しなきゃよ〜〜。

フォアグラの件みたいに、真面目に取り合う必要のないと思われる意見は確実に無視しないと、もう何もやってけないですよねえ。っていうか、こうやって変なクレーマーが際限なく増えていけば、確実に正確に無視しようって空気になっていきそうなところに期待w

○余談1:一方で、こういう毅然とした態度が取れる企業もある!
「『ふかひれスープ』販売中止運動に対する無印良品の毅然とした反論が素晴らしい」
< http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinoharashuji/20130609-00025565/ >

ただ、無印良品はおいといても映画「JAWS」でサメの大ファンになった僕的には、あの「捕獲したサメの全身のヒレだけ切り取って海に放り捨てる」式の漁は痛々しくてたまらない。海の王者が哀れ。クジラやイルカ漁よりズシンと来る。先日テレビでやってた「フカヒレと模造食品の食べ比べ」。口の肥えた人にも高価な本物と安価な偽物の区別がほとんどつかないらしいw だったら、模造でいいじゃんよ〜〜!と。

○余談2:「明日、ママがいない」、先週の回を全部じゃないけど見た。これ、完全に童話ファンタジーの世界だよね。どれって具体的に思い出せないけど、最近だと「怪盗グルーの月泥棒」の施設の描写とほぼ同等。あの感じを子供の僕が見れば、「ママがいなくなったらどうしよう!」ではなく、「今のママじゃない別のママのところに行けるとしたら、ステキだろうなあ!」になるんじゃないかなあと思う。

まあ、平日22時のドラマを子供が見る前提で作ってないだろうけど。批判を受けるの先回りして、わざとファンタジー色を強めてるのがわかるくらい。ただ、批判側の意見も否定できない部分もあるし。う〜〜〜ん。そのへん含めて家庭で話し合いが起きるようなら、それは確実にいいドラマだと思うけど。

あと、映画などの作品のテーマに批判的な人が「こんなクソ作品ぜったい見るなよ! 時間の無駄だ!」は違うと思う。クソ作品とわかってもらうには大勢に見てもらわねばならないはず。何か言わなければ気が済まないクソ映画は、たいてい見る価値のある映画だと思うけどねw

○余談3:「来週、スポンサーがいない」って笑ってたら、原稿を送る直前に「番組スポンサー8社全てがCMを放送しないことになった。」のニュースwwwww 日本もうダメだ orz 「我が社は降りない!」と思ってた企業もあったかもしれないけど、結局横並び。番組内容どーこーより、他の目を気にしながらスポンサーを降りること自体がカッコワルイぞ! どこかに「どの会社がどんな理由でスポンサーを降りた、発売中止した」のリストを作ってほしいぞ。

●久しぶりに風邪で寝込んだ

先々週土曜の夕方からすげ〜熱が出て、そのまま数日間ぶっ倒れてました。インフルじゃなかったけど。キツかった〜〜〜。やっぱ風邪流行ってるらしいよ。

点滴なんて初めて受けたもん。点滴2本、二日連続。すごいラクになるねアレ。よく「うー、しんどい、点滴打ってもらってくるわ」ってのあるけど、すごくわかったw

今週月曜くらいからそろそろ復活かなって感じだけど、ほとんどしてなかった咳が始まったり、ちょっと節々痛いの残ってたり。

仕事再開しなきゃだけど、風邪の影響か、絶望的に何も手に付かない状態。Macの前にいるだけ、に近い。本当に、笑っちゃうくらい、何も手につかんw なんとかしないと〜〜。

ピーク時はほとんどちゃんと寝れなかった。時間経ったかと思っても時計は30分くらいしか進んでない。それを一晩中みたいな。で、中途半端に夢を見る。なぜかデヴィッド・ボウイが出てきたりとかw おかしかったのが、何かイメージが浮かぶとどうしてもそれに解釈を加えたくなり、こういう意味だろ! って思った瞬間に別のイメージが繋がり、その答えは違うってことになってクッソー余計なことを! とかw

あと、ドラマとか見てた影響だろうけど、何か場面が浮かぶと「え〜〜と、この場面の前ってどうなってたっけ? 何か伏線あったっけ? ……あれ? このドラマは何だっけ?」みたいになるw そんなのを数日間延々とやってた。

風邪で寝込んだのなんて、前回のインフルから10数年ぶりくらいだった。4〜5日くらいほぼ寝っぱなしで、何がキツイって、腰にクル。どっちを向いてもどんな姿勢しても全身痛いし。

っていうか、布団が重くて押しつぶされるみたいな感覚。後半は羽毛布団の高級なやつ買ってもらったのでずいぶんラクだった。テレビショッピングでやってる「トゥルースリーパー」ってのほしくなった。あれもラクそうだなあ。

●2014年は最悪のスタートw

さあ本格的に始動するぞ! の4日後に風邪引いてダウン。一週間以上何もできず。あれ〜?

最大のガックリは、昨年秋にオープンしたCubifyのYoshiiストアが、先日クローズしたことww

世界最大の3Dプリンターの会社3D SystemsがやってるCubifyに、Featured Artistsとして載った! それをテコに立体作家としての活動を本格化させようと作戦立ててたら、あっさり方針が変わってアーティスト関連のページやストアが僕を含めてごっそり削除。ええ〜〜っ!

準備は一昨年6月からやってて、数十個のデータを用意して、オープンを心待ちにしてたのに〜。ページの復活は今のところ望み薄。データはあるわけなので、他社サービスでの復活も考えてますけど。

あと、例の「大型作品の海外展示の辞退」もあったしね。売り出しの最初の大花火だったはずなんだけどな〜。今ちょうどやってるよ、その展覧会。

わはは。うまくいかないね〜。まあ、V字回復を虎視眈々と画策中〜。

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

昨年も年始に考えてたこととぜんぜん別方向に行ったしね。あせらずに目の前のことをちゃんとやってれば万事オーケーなはず。うまいこと流されて行こうっと。

・INTER-CULTUREの3Dプリント作品販売
< http://inter-culture.jp/Buy/products/list.php?category_id=63 >