3Dプリンター奮闘記[30]引っ越しと3Dプリンターとレーザー彫刻機/織田隆治

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さて、年度末と確定申告も押し迫った頃、皆様いかがお過ごしでしょうか……。あと4月に消費税もアップしますので、諸々駆け込み需要等でバタバタ状態の方も多いはず。

僕は3月初旬に事務所を移転する事になり、確定申告、消費税アップ前需要、引っ越し準備でエラい大変な日々なっております。まあ、確定申告は税理士さんに丸投げなんですが、資料はある程度作らないとですね。

その引っ越しと消費税アップ対策として、僕の製作工房もバージョンアップをしようかと思っています。消費税がアップする前に引っ越し、レーザー彫刻機と新しい3Dプリンターの導入です。

たかが3%、されど3%でございまして、そのアップした3%で3Dプリンターの素材が1〜2kgくらい買えたりしちゃうんですよね。

いやだわ、これはデカイですわよ、奥さん。

という事で、この1〜2週間は、新しい工房事務所を探しまわったり、3Dプリンターの選定等、バッタバタです。


今度導入する3Dプリンターは、「B9クリエイター」という機種になります。こちらはUV硬化型のプリンターで、サポート材はメイン材と同じもので、モデルとサポートの設置面が最小限になるように出力し、後でポキポキ取る仕組みになっています。

今まで使っていたobjetは、別にサポート材がある訳でして、分離するにはとても楽な素材でした。しかしながら、サポート材のついている個所は、かなり表面が荒れてしまいます。

フィギュアや原型等を出力する場合は、この表面処理にかなり時間と手間がかかります。そこで、このたび「B9クリエイター」を導入するわけです。

始めは、候補として「B9クリエイター」「MiiCraft」「Form1」を上げていましたが、「MiiCraft」はいかんせん造形面積(底面)が小さすぎて、かなり造形物を選んでしまいます。

「Form1」はかなり良いプリンターなんですが、日本では正規代理店もなく、もしトラブルに見舞われた時に、修理代や修理日数、送料等、多くの問題が発生してくる可能性があります。

そういったわけで、日本では株式会社ホットプロシードさんが正規代理店をされている「B9クリエイター」に決定しました。

最後まで、「Form1」か「B9クリエイター」でかなり悩みましたが、ここはやはりリスクを考えた結果となりました。ちょうど、ネットに双方を比較した記事を見つけたので、ここに転載します(英文ですが)。

< http://myplasticfuture.com/2014/02/21/tiny-chairs-with-the-b9-creator/ >

どちらも、一長一短あると思います。「Form1」も日本での取り扱いを開始してくれないかなぁ…と思ってます。それか、日本製で「Form1」を超えるものが出てこないかなぁ…とも期待してます。

今度導入するレーザー彫刻機の事も少し。

レーザー彫刻機、と聞いても、ピンとくる人は少ないかも。一番身近な例では、ハンコ。ゴム印を作る際にも、このレーザー彫刻機を使います。

僕の場合は、建築模型や展示模型、ディスプレイ製作のために、アクリルのカットをメインに使用します。

最近では、ロフトやハンズ等でも売っている、紙を細かくカットしたペーパークラフトや、シナベニア等を切り抜いた工作キット等も、このレーザー彫刻機で切り抜かれています。

夜の街にあるアンドン看板なんかも、最近ではこのレーザー彫刻機でカットされた文字なんかが使われています。昔は糸ノコでゴリゴリやってましたが……。

かなり前からある機械ですが、とても便利な製作機械です。CO2レーザー照射器から出るレーザーを鏡で屈折させて、その先端を縦横軸に移動させてカットします。

今までは外注さんにお願いして、本当に必要な時だけ使用させてもらっていましたが、これからは、色々な商品開発やカットが自由に出来るようになります。製作の幅も広がるので、今から楽しみです。

あとは引っ越し! 一番これが大変なんですよねぇ。実は、今の事務所から徒歩3〜4分の所への移動なので、ほぼ人力で台車引っ越しの予定(笑)

いい運動にもなりますね〜。こういう仕事をしていると、とかく運動不足になりがちですし。

で、次の場所は完全に製作工房的な事務所になりそうです。今週末から徐々に準備して、来週末に完全移行の予定。がんばらねば……。

【織田隆治】FULL DIMENSIONS STUDIO(フル ディメンションズ スタジオ)
< http://www.f-d-studio.jp >

ソチオリンピック、今回はライブで見る事が出来なかった……。
眠いんです。最近夜。当たり前か……(笑)