[3650] だから嘘はやめられない

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《クリーンインストールどんどんやってもいいな!》

■ユーレカの日々[30]
 だから嘘はやめられない
 まつむらまきお

■グラフィック薄氷大魔王[380]
 「ファイル容量ダイエットの究極の目標」他、小ネタ集
 吉井 宏


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■ユーレカの日々[30]
だから嘘はやめられない

まつむらまきお
< https://bn.dgcr.com/archives/20140305140200.html
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<著者のご意向により削除いたしました>


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■グラフィック薄氷大魔王[380]
「ファイル容量ダイエットの究極の目標」他、小ネタ集

吉井 宏
< https://bn.dgcr.com/archives/20140305140100.html
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●ファイル容量ダイエットの究極の目標

現在、メインマシンのMac Pro(2012)は480GBのSSDで、アプリやホームやDropboxやファイル全部合わせて半分程度の使用容量。過去の仕事データやiPhotoやiTunesは内蔵3TBに入れてて1.2TB程度。

ただ、メインのSSDの他は3つともHDDなので、せっかくのSSDのアクセスの速さが活かせないのが困る。SSDから読み込みするのに内蔵HDDの回転がキュイーンと上がっていくのを待つことがたびたびある。内蔵はそのうち全部SSDにしたい。1TBのSSDもずいぶん安くなったし。

それと、近い将来、追加の内蔵HDDが持てないMac ProやMacBook Proに移行する時のために、3TBのHDDのファイルをダイエット中という意味もあるわけです。あと400GBくらい減らせるはず。そしたら内蔵もポータブルもSSDにしよう。

しかし、Mac使い始めて22年の仕事が全部入ったフォルダの容量が245GB。iTunesフォルダより20GB少ないw 僕の場合、画像や3DCGがメインとしても、アニメーション仕事も含んでこの容量。意外に少ない。今やってるファイル整理ダイエット基準で処理が終わればたぶん100GBちょっとになるはず。

そして究極的には、全部クラウドストレージに上げちゃうのが目標。

……テキストが主な仕事だったりすると、一生分の全仕事で数百MBだったりするんだろうな。

●レイヤーにしておく意味のない画像

詰め込み放題グチャグチャ中身の某仕事用フォルダ10GBの7500項目から、特定のファイルを数十個探し出さなくちゃならなくなった。ファイル名が適当なので検索じゃ出てこない。ファイル整理と見分けつかないけど、れっきとした仕事。この機会に10GBを何GBまで減らせるかダイエットチャレンジ。

しかし、保存日時が数分違いで見た目変更なしの画像もいっぱいあって、意味わからん。何でそんなの保存してあるんだ?? 開いては見くらべる果てしない作業。

目立つのは容量が大きいレイヤー付きのPSDファイル。3Dソフトのレンダリング画像を、アルファチャンネルで切り抜いてレイヤーにしたもの。考えてみたら、アルファチャンネルがあるんだからいつでも切り抜けるわけで、レイヤー自体がムダだなと。レイヤーをキャンバスに統合してTIFで保存すると、容量が数分の一になるのだ。

そこで気がついた。TDW作品は完成TIFとレイヤー統合前のPSDで保存してあるけど、そのPSDファイルは全部捨てていいんじゃん! 少なくとも3DCGに移行してからのTDW1000個以上のレイヤーPSD、合わせて十数GBが不要になる。同様に捨てられる画像はもっともっと多数ある。クラウドストレージ的にもすごい朗報!

で、10GBダイエットチャレンジは、細かいファイルに手を付けてない段階で、4GBまで減らせました〜。

●Mavericks問題のその後

OS X Mavericks 10.9.2アップデートした。タグの色丸が小さすぎて役に立たない問題のほうはそのまま。「Finderウインドウ右からはみ出す問題」はいちおう修正された模様。でもやはり、表示オプションで「デフォルトに戻す」ボタンを押して、他のウインドウを開いてからそのウインドウに戻る手順を経ないと最適な表示に戻らない。めんどくさいなあ。

●インクジェットプリンタ

久しぶりにインクジェットでプリントしようとしたら、案の定インクが一つなくなりかけてて、テストプリントもヘッドクリーニングもできない。インク交換してテストプリントしようとしたら、別のインクがなくなってて、また交換。30分以上かかって一枚もプリントできず。

二個目のインクを入れてテストプリントしようとしたら、さらに三個目のインクがなくなった! 何かちゃんとプリントしようとすると、必ず二〜三個のインクを交換するハメになるんだよ〜! 交換してプリント始めても縞々がなかなか直らなくて、ヘッドクリーニングをテストプリントを延々繰り返すことになる。結局、一時間以上かかってプリントできた。

いつも本当にそうなのだ。僕のTwitterを見てる人なら、インクジェットプリンタを使おうとするたびに「ぎゃー!またインク交換だ〜!」とかツイートしてるのをあきれながら見てるはず。どうも、顔料インクが原因らしい。

作品の保存のこと考えて顔料系にしてるんだけど、ほとんどのプリントはそんなに長く取っておくもんじゃないし、こだわらなくていいかもね。顔料系インクジェットは一日一回電源入れてインクが固まらないようにしないと、いざってときにすぐ使えないって話も。電源を入れたら自動メンテナンスでインクは消費されるはずだから、何もプリントしなくてもインクがなくなっちゃうかもしれない。

もう、インクジェットは奥さんの染料系プリンタを使わせてもらって、自分用にはレーザープリンタだけでいいや。

●Mac Proクリーンインストール

インクジェットプリンタとしばらく格闘した後、レーザープリンタを使おうとしたら、Photoshop CCがプリンタを認識しない! 以前もその状態になったことがあって、Photoshopの初期設定ファイルを捨てたら直ったのだった。今回はそれで直らない。おかしいな。いろいろやってるうちに、Photoshopが起動直後に固まるようになってしまったー!

Photoshop再インストールなど何度も試みたけど直らない。一分間ほど固まった後は普通に使えるようだけど、どうにも気持ち悪い。あと、10.9.2アップデートした頃からSafariやChromeが固まることが多くなった。

少なくとも5〜6年前から三台に渡って「移行アシスタント」で引っ越ししてきたシステムなので、ゴミファイルが溜まってるのは確実。インストールしては削除したお試しアプリも無数。もうそろそろクリーンインストールすべきかな。

ってことで、Mavericksクリーンインストールしましたよ! アプリ入れ直しやDropboxの同期も含め、半日ちょっとで終了。新品同様超快適! 以前はMacが調子悪くなると即システム再インストールしてたけど、最近は容量が大きくなりすぎて気軽にできなくなった。と思ってたけど、半日でこんなに快適になるのなら、クリーンインストールどんどんやってもいいな!

本当に調子が悪かったらメインマシンを新調しなきゃと思ってましたが、速度的にはたいして変わらない新Mac Proを買うのはぜったいシャク! だったので、調子戻ってメデタシメデタシ。あと二年くらいこのまま使おう。

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com
> 
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
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ZPrinterによる3Dプリントの試作がどんどん仕上がってきてる。小振りなサイズ感もあってなかなかカワイイ。このままショップにしちゃおうか検討中。

・INTER-CULTUREの3Dプリント作品販売
< http://inter-culture.jp/Buy/products/list.php?category_id=63
>


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編集後記(03/05)

●ユリア・リプニツカヤ、かわいい、きれい、性悪そうなところがまたイイ。というわけで、相変わらず西洋美少女が大好きなわたしだ。「史上最も美しい禁断のゴシック・ヴァンパイア・ミステリー」と銘打った「モスダイアリー」DVDを見た。パッケージはまあまあ。全寮制の女子高が舞台のホラーというから、思春期の女学生がゾロゾロのおいしいシーンが満載のはずだ。超簡単に言うと、転校生が吸血鬼だったというお話。主人公レベッカは父が自殺した現場を目撃したため、精神状態は不安定である。学校では親友ルーシーを怪しい転校生エネッサに奪われ、嫉妬心ムラムラ。級友や教師が次々と死に、エネッサが吸血鬼であることをつきとめたレベッカは、一人で抹殺に向かう。

問題は、美少女ゾロゾロではなかったということ。主人公はどちらかというと中年顔、そこそこ美人と言えば吸血鬼に魅せられて死んだルーシーくらいか。せっかくの女学校なのにまるで美少女がいない。もっと問題なのが、吸血鬼のエネッサ(リリー・コール)の不気味さ。普段からものすごく変な顔、一見して普通の人間とは思えない気味の悪さ。楳図かずおのマンガみたいな。もともとちょっと変わった顔の女優・モデルらしいが、このメークは異様に過ぎる。女吸血鬼は、美し過ぎるのがお約束である。それを踏みはずしたらダメでしょう。全体が精神を病んだレベッカの妄想なのかとも思えなくもないが、いずれにせよ史上最も美しくない女吸血鬼の映画。

吸血鬼映画の傑作は「フライトナイト」1985年版だ。隣に越して来た男が吸血鬼と知った少年が、吸血鬼ハンターの当り役をもつ恐怖番組のホストに退治を依頼して……、というコメディ色の強い正統ホラー映画。ずいぶん前にWOWOWで見たが、すごく面白かった。そのリメイク版が2011年の「フライトナイト/恐怖の夜」だ。基本的にオリジナル通りだが、話の展開がスピーディでテンポがいい。隣の吸血鬼との戦いは、オリジナルより派手だが不気味さは減少した。住宅を破壊し、車を破壊し、どこまでも追って来るパワフル過ぎる吸血鬼。その造型は「トワイライト・サーガ」を真似ている。「あいつは吸血鬼なんだ!」「お前、『トワイライト』の観すぎだ」なんてやりとりが笑える。

そして先日、「フライトナイト2」を見た。リメイク版の続編だというが、高校の海外講習でルーマニアにやって来た主人公チャーリーたちが、女吸血鬼と戦うという、まったく連続性がない作品である。客員講師として現れた超セクシーな女教授ジェリーの正体は、あの「血の伯爵夫人」エリザベート・バートリであるようだ。若い娘の血は永遠の若さと美貌の秘薬と、チャーリーの恋人エイミーを狙う。問題は、女吸血鬼の美貌がいまいち。女吸血鬼は、美し過ぎるのがお約束である。それを踏みはずしたらダメでしょう。というわけで、平凡な吸血鬼映画だった。「フライトナイト2/バンパイアの逆襲」という作品もあるようだ。捜しにいかなければ。好きだねえ、こんな映画たち。(柴田)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00F27CN74/dgcrcom-22/
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「モスダイアリー」
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「フライトナイト2」


●週刊ロビ。LINEでスタンプが出たよと教えてもらう。なぜ今頃? 再販が決まってCMもしているらしい。ええー。まだこっちは完走していないのに。

完走どころか、ひとつとして組み立てていない。かさばるので、緩衝部と部品、冊子をばらしたぐらい。それでも三か月分ぐらいは配達の時の袋に入ったまま。

ロビ仲間の友人がメールで、増税前の一括前払いの話をし、はじめて一括払いなるものを知った……。慌てて未開封の袋を開け、案内を確認。デアゴスティーニに電話し、受け付けてもらう。そういや月二配達から月一配達に変更する話も彼女から聞いたのであった。

ロビがイギリス、イタリア、ドイツ、フランスで発売されることも知った。イタリアサイトだと、ロビがイタリア語話している動画が見られるよ〜。定価は19.99ユーロだって。(hammer.mule)

< http://deagostini.jp/site/rb2/pretop/line.html
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LINEスタンプは3/17まで

< http://deagostini.jp/site/rb2/pretop/
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週刊ロビ再販版
< http://deagostini.jp/site/rb2/ma/
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漫画まであるっ

< http://www.hellorobi.com/
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ロビ外国語サイト。「ジャポネ〜」

< http://deagostini.jp/site/rb2/pretop/card.html
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限定追加ボイスって!