[3680] カメラが欲しい。の巻

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《学生時代の感覚に戻る理由》

■わが逃走[139]
 カメラが欲しい。の巻
 齋藤 弘

■ところのほんとのところ[110]
 教授になって初めて大阪芸術大学のキャンパスに行った
 所 幸則 Tokoro Yukinori

■リンク集
 フォトアプリガイド(デジカメWatch)

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  怒りのブドウ球菌 電子版 〜或るクリエイターの不条理エッセイ〜
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◎デジクリから2005年に刊行された、永吉克之さんの『怒りのブドウ球菌』が
電子書籍になりました。前編/後編の二冊に分け、各26編を収録。もちろんイ
ラストも完全収録、独特の文章と合わせて不条理な世界観をお楽しみ下さい。
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■わが逃走[139]
カメラが欲しい。の巻

齋藤 弘
< https://bn.dgcr.com/archives/20140417140300.html
>
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欲しいよ欲しいよカメラが欲しい。

「いりません。たくさん持ってるじゃないの」
と脳内母さんが言う。

「持ってても欲しい、違うカメラが欲しい」
と脳内でオレも地団駄踏んで対向する。

オレはもうオトナなので、地団駄踏むのはあくまでも脳内でと決めているが、まあ、欲しいものは欲しいのである。

でも買わない。なぜならオレは分別のあるオトナだからだ。

ここ10年、ただでさえ所有するカメラが増えているし、防湿庫の中にはカメラとレンズがぎっしり入っている。その密度朝の埼京線のごとし。

写真を撮るなら今ある機材でじゅうぶんだし、これ以上所有したところで意味なんかないのはわかっているのだ。

また、いいオトナがヒトのものを欲しがるのは格好のいいものではないし、その人が苦労して手に入れたものを、真似してすぐ買っちまうのはその人に対しても失礼である。

なので、買うつもりはないのだ。

しかもそれはものすごく必要なものという訳でもない。

でも、ものすごく必要なものでないものほど、無性に欲しくなるのは何故であろうか。

先週、ドイツから久方ぶりに友人がやってきた。『わが逃走 野郎3人カメラ旅の巻』で一緒に尾道を旅した好青年・マニュエル君である。

「齋藤さん、新しいカメラを買いたいんで、一緒に来てくれませんカ?」というので、新宿のカメラ店へと案内した。で、彼が買ったカメラがイイのである。

そのカメラがイイというのはずっと以前から知っていた。

フルサイズセンサー搭載の高画素ミラーレス機で、アダプターを介せばほぼすべてのレンズが使えてしまう。ライカだろうがニコンだろうがキヤノンだろうがハッセルだろうが、ほとんどのレンズが装着でき、35mmフルサイズで撮影できるのだ。

しかも高感度ノイズも低く抑えられているから、暗い室内でも手持ちで充分撮れてしまう。

買い物の後、ビアホールでくだらない話で盛り上がりつつ、飲みながらお互いの顔を撮ってみて驚いた。なんと鼻の脇のキタナイ毛穴までくっきり美しく解像しているのだ。う、これはすごい。想像以上だ。

ショップで触ったときにはわからなかったこのカメラの実力を知ってしまったようだ。困った。

しかしオレはこのカメラのいちばんのウリである、美しいと評判の『有機EL電子ビューファインダー』が気に入らないのだった。

いや、確かにこのファインダーは美しいし、おそらく数ある電子ファインダーの中でもトップクラスの性能なんだと思う。

しかしオレが古い人間だからなのか『電子ビューファインダー』というもの自体にものすごい違和感を覚えるのだ。

慣れればなんてことないのかもしれないが、願望を言うならレンズを通して、プリズムを通して、ファインダーから見える世界は現実であって欲しいのだ。

ファインダーの先に液晶テレビに映った世界が見えても、たとえそれがどんなに美しい世界であっても興ざめしてしまう。

こればっかりはもう、どうしようもないのだ。そう思うと、だいぶ落ち着いて
くる。

しかし、マニュエルが帰国する前にお金を渡して免税で買ってもらうこともできるんだよな。
とか思うとまた欲しくなるのでもう考えるのをやめようと思う。

あああああ欲しいよ欲しいよカメラが欲しい。

「いりません。たくさん持ってるじゃないの」と脳内母さんが言う。

【さいとう・ひろし】saito@tongpoographics.jp
< http://tongpoographics.jp/
>

1969年生まれ。小学生のときYMOの音楽に衝撃をうけ、音楽で彼らを超えられないと悟り、デザイナーをめざす。1999年tong-poo graphics設立。グラフィックデザイナーとして、地道に仕事を続けています。


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■ところのほんとのところ[110]
教授になって初めて大阪芸術大学のキャンパスに行った

所 幸則 Tokoro Yukinori
< https://bn.dgcr.com/archives/20140417140200.html
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さて、[ところ]は久しぶりに天王寺から近鉄に乗って喜志駅でおりて、大学のバスで母校の大阪芸術大学へ行って来た。

学生時代はバスで大学に行くことはほとんどなく、喜志駅の隣にあったペニーレインという喫茶店で川村や南浦たちと待ち合わせ、愛車の117クーペに彼らを乗せて大学の近くに適当に車をとめていたなあ。

しかし、なんだろうなあ、卒業後何度か「作家論」の講師として大学には来ていたのだけれど、教授になってから初めて来てみると、学生時代の感覚に近くなって、すごく懐かしい気持ちがした。そんな不思議な感覚をおぼえた[ところ]です。

よく考えてみると、以前の講師のときはお客さん状態だったから、ちょっと懐かしいレベルだったのかな。これからは、この場所の学生のためになる何かをしなければならないという思いがあるから、身内意識というと言い方が変だけれど、そんな感じなんだろうか。

[ところ]の学生時代は、大学とはバスを降りてから急な坂を歩いて上がって行くものだったのが、今では大きなバスで上まで行けるようになったことが大きな変化だった。かつては、教授ぐらいじゃないと車で上まではいけなかったんだよなあ。

[ところ]が今でも鮮明に憶えているのが、ゼミの教授に車を動かしてくれと言われて、坂の上の車をくるっと回した時、後ろの車のバンパーにちょっと接触して真っ青になったことである。まあ、バンパー同士だし傷も見えなかったから内緒にしておいたけど(笑)

普段マニュアルの車に乗っていて、オートマを運転したことがなかったので、RとDを間違えちゃったということなのだが、高岡先生は当時大学内で一番尊敬していた人なので、その人の車を運転するのはなんか嬉しかったなあ。

今考えると、どうでもいい、たいしたことじゃないんだけどね。高岡先生にもまったく気づかれなかった自信はあるし。だけどまあ、[ところ]も教える立場になったのだから、高岡先生のような学生に思われる人でいたいなあと思ってます。

さて、玄関から最初の建物に入ってすぐに右に画材屋とかあって、左が当時まずいと評判の第一学食、カメラ機材の店も昔はあったのだけれど今はないんだなあって、少し悲しい気持ち(今もあるという噂も帰ってから聞いた)。

そこを抜けて行くと、すぐに見えるのが左側に写真学科の入っている建物。そこの一階にあるのが、大学時代に学内でいた時間が一番長い場所である。写真学科のゼミ室の下にある、喫茶店のエース。

まあ同期の数少ない友人と、写真についてよく語りあっていた場所です。川村悦生とか、南浦護、どかちん、などが主なメンバーだったかな。あのころは全員がヘビースモーカーで、すぐ灰皿がいっぱいになった。

写真学科専用の校舎は、上に上がったかと思うと少し降りて、今何階にいるんだっけ? という迷宮のような建物で、面白くて気に入っていた。というか、大学のキャンパス自体が、遊び心に溢れていて好きだった。

じっさい撮影にもよく使った。当時の[ところ]はモデル撮影、それも尖ったファッション写真を撮る練習をしていたので、同時代の写真学科の学生の間ではちょっと目立つ存在だったみたい。後に同級生の話を聞いてるとね。

今回は、まず副手(僕らの時代は助手と呼ばれていた)と呼ばれる人達がいる研究室に入って、織作峰子学科長に彼らを軽く紹介してもらった。

織作さんのところに相談に来ていた学生がいたので、しばらく副手と一緒に話したり、ゼミ室を見せてもらったりして、設備の変化も楽しんだ。[ところ]の頃は個人ロッカーとかなかったなあとか、機材室にいくとやっぱり今時はデジカメが並んでるんだなあとか。

そのあと織作ゼミの学生達が、今年の方向性とか一人一人面談していたので、そこにいた8人ほどの学生に将来の希望を聞いてみたり、出版社や社カメの話とか、フリーになるにはどうしたらいいかなど、[ところ]の知ってることを話した。

[ところ]の話した子達は素直で真面目な印象。はたして[ところ]は教授達からどんな風に見えていたんだろう。聞いて見たくなった[ところ]です。

【ところ・ゆきのり】写真家
CHIAROSCUARO所幸則 < http://tokoroyukinori.seesaa.net/
>
所幸則公式サイト  < http://tokoroyukinori.com/
>


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■リンク集
フォトアプリガイド(デジカメWatch)

< https://bn.dgcr.com/archives/20140417140100.html
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●Social Gallery-3D(Android)SNSに投稿した写真を一括管理
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140417_644405.html
>

●Social Gallery-3D(Android)
SNSに投稿した写真を一括管理
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140417_644405.html
>

●Rhonna Designs - Photo Editor(Android)
写真を正方形にすることに特化した画像編集アプリ
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140414_644148.html
>

●レトロカメラ(iOS)
よく使う機能を手堅く網羅。自作テンプレートで効率アップ
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140411_644046.html
>

●myFilm 一眼レフ風カメラ(iOS)
変わった操作ながら、基本をおさえた画像処理アプリ
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140410_643633.html
>

●InstaFrame(Android)
凝ったレイアウトに挑戦!お手軽コラージュアプリ
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140407_642921.html
>

●Insta Square Maker(Android)
良くできたInstagramのアシストアプリ
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140405_642919.html
>

●Distressed FX(iOS)
直感的なインターフェースの画像編集アプリ
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140402_642367.html
>

●BeFunkyのフォトエディタ(iOS)
特徴的なエフェクトが魅力の写真SNSアプリ
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140401_642147.html
>

●Retro camera(Android)
大量のエフェクトが自慢のアプリ
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140331_641802.html
>

●Reflection(iOS)
すべての風景を「水没写真」に
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140329_641781.html
>

●PhotosPro(iOS)
地図と連携できる写真管理アプリ
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140324_640595.html
>

●InstaSquare(Android)
正方形にしたらそのままInstagramへ!
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140319_640208.html
>

●Little Photo(Android)
編集機能を追加できるカメラアプリ
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140307_638439.html
>

●Pixlr Express - photo editing(Android)
コラージュをはじめ、多彩な画像編集機能を搭載
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140305_638022.html
>

●HDR Edit Pro(Android)
複数のスライダーで細かく画像を調整
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140304_637865.html
>

●レトロなカメラ(Android)
豊富なレトロ系エフェクトが使える代替カメラアプリ
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140226_636669.html
>

●Picture Filter(Android)
正方形写真がとにかく簡単に作れる!
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140224_636271.html
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●Popster(Android)
どんな写真もアンディ・ウォーホル調に!
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140222_635729.html
>

●EXIF Tag Editor(Android)
プライベートな写真から位置情報を消すには?
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140207_634030.html
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●Photo Editor by Aviary(Android)
ちょっと変わったインターフェイスが便利! 最後に撮った写真をすぐに編集
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/index2014.html
>

●Little Film(Android)
エフェクトを重ね掛けできる画像編集アプリ
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140131_633196.html
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●PhotoStand+(Android)
ウィジェットやライブ壁紙にも対応したフォトフレームアプリ
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140129_632791.html
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●Photo Grid かんたんコラージュ(Android)
安定した人気のフォトコラージュアプリ
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140127_632261.html
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●写真編集(Android)
多彩な編集機能をひとつのアプリで
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140123_631936.html
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●Vintique by GMYStudio(Android)
ビンテージ系エフェクトを得意とするカメラアプリ
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140121_631475.html
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●Imagica +(Android)
4つの要素で写真が変身! わかりやすい画像編集アプリ
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/index2014.html
>

●写真編集者(iOS, Android)
クロスプラットフォームがうれしいシンプルなアプリ
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140110_630239.html
>

●Pho.to Lab PRO(Android)
ちょっと変わったエフェクトが自慢
< http://dc.watch.impress.co.jp/docs/review/app/20140108_629914.html
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編集後記(04/17)

●あなたもデジクリで書いてみませんか。「締切のある生活」って充実してますよ。いや、ほんと。「デジタルクリエイターズ」というタイトルにこだわりは、ありません。まったく。どんなジャンルでもOKです。
投稿は mailto:info@dgcr.com まで。

●「ナントカの法則」だろうか、わたしがスーパーやホームセンターのレジに並ぶとき、必ず一番能率の悪いレジにあたってしまう。必ずそうなる。昨日もホームセンターの20もあるレジのうち、列の人数の少ないところを、めざとく見つけて並んだわたしである。しかし、遅々として前に進まない。わたしと同時に隣の列に並んだ人は、するすると前に進んで行くではないか。レジの担当者の動作がのろいとか、お客の対応がとろいとか、そんな理由で後ろに並んでいてイライラすることが毎回起こる。毎回必ずそうなる。「法則」というより「呪い」かもしれない。なんの?

妻に訴えると、レジに並ぶときは列の人数ではなく、レジ担当者の動作を確認せよ、わたしの目に狂いはないとのこと。たしかに、ほれぼれするするほど手際のいいお姉さんがいる。だめだこりゃーといいたくなる鈍いお姉さんもいる。だから妻は、スーパー毎のごひいきレジ担当がいて、必ずその人の列に並ぶという。テキパキぶりだけでなく、品物をカゴに入れる位置の正確さも見るという。さすが買い物のプロである。

妻は毎朝チラシを精査する。眼光紙背に徹す、というべきか。時々わたしにも買い物出動の命が下る。タイムサービスとか、ひとり一点とかいうやつである。同じ任務とおぼしきご同輩に続いてレジに並ぶことが少なくない。昨日のご同輩はわたしの任務と違って、カップやきそば14個だけという買い物。2週間分のランチだろうか、それと防災備蓄であろうか。後者であればいいねと、後ろ姿に黙って話しかけたのであった。

妻が買って来た「午後の紅茶」ペットボトルのキャップが青色なのがものすごく不気味だ。何かの間違いではないか、交換してこようかとさえ思った。ネットで見たらサッカー日本代表応援キャンペーンの一環とわかった。じつにバランスの悪い、まずそうな配色。食品に使う色じゃないだろう。テレビで見る名物弁当つくりの現場などで、青い手袋しておかずのレイアウトしてるのをみるといやな気分だ。青いゴム手袋ってトイレ掃除を連想するではないか。消毒薬くさそう。あんな駅弁買えるもんか。もっとも、駅弁を食べる旅行はここ何年もでかけていない。(柴田)


●そうなの。空いているレジに行くのが最善とは言えない。お客さんってよくわかっていて、そういうレジの担当者ってそれなり。空いてるわ、ラッキーってなことで並んだら、テトリスのできない、無愛想きわまりない女性であった。その後は仕事のできる、愛想の良い人のところに並んじゃう。忙しくしてごめん。同じ時給にしないでね、店長さん。

無愛想で雑だった新入店員さんが、いつの間にか愛想良く、丁寧に、早くなっているのを見ると、ちょっと嬉しい。最初に書いた店員さんはいつの間にか抜かされちゃってる。

あるスーパーでは、1番レジは、少々列が長かろうが、サブに人が入っていなかろうが、他の列より進む。この人がプロ中のプロ。プロお客はそこに並ぶ。

テトリスのできる店員。重くて潰れないものは下に、軽いものはよけておいて上へ、小さなものは隙間に。熱いものと冷たいものは分ける。すぐに袋に入れちゃうんだけど、まぁ美しく並べてくれること。先に書いたできない店員は、入らないとわかると、先に入れたものをよけずに、斜めに置いたりするのよ。

プラスαの店員。液漏れしそうな商品は、透明ビニール袋に入れながらのレジ作業。すぐに取り出せるように、広げて積み上げてある。サッカー台のだと入らないサイズのも即座に判断して、ひとまわり大きな透明ビニール袋に入れてくれる。サッカー台での混雑を緩和。お寿司や暖かい総菜などは、袋持参でも別袋が必要か聞いてくれる。お寿司は斜めにできないから。

近所の百貨店のスーパーだと、尋ねた上でネギ類を切ってくれる。スーパーの袋からはみ出す、なんてのがない。ものによっては二重にした紙袋に入れてくれる。ビニールだと指に食い込むのよね。言わなくても透明ビニール袋に入れてくれたり、ビン類(柚ぽんとか)は緩衝剤にくるんでくれる。保冷剤取り放題(いらないけど)。野菜類は普通のスーパーより安いものがある。お魚は超新鮮。お肉は全体的に質が高いと思う。

お肉と言えば、スーパーによって質が違うよね。安いところがそれなりってのはあるけど、同じ価格帯でもちょっと違う。お肉屋さんが併設されているところだと、無料の生の牛脂が置いてある。その店から下りてきただろうお肉が安く売られている時もある。そういや精製された真っ白の牛脂あるじゃない? あれって腐るの? なるべく生のをもらうことにしてる。

いまはピッに入金お釣りまで自動のところがあるけど、袋持参だの、ポイントだの、クレジットカードや電子マネーだの大変だのぅ。学生時代、お正月前だったかに、スーパーで数日ヘルプアルバイトをしたことがある。POSレジのない店で、レジ打ちが大変だった。けれど今と列の長さは変わらない気がする。

あるスーパーは、近くに国際交流センターやホテルがあって、ヒジャブな人たちがいたりする。夜だと大声でおしゃべりしている中国人の集団なんかもいて、彼らが帰るとサッカー台のまわりには、放置したままのカートや清算済カゴだらけで乱雑になっていたりする。戻す習慣がないようだ。すぐ横に積み上がったカゴや並んだカートがあるのに、他の客は戻しているのに、気にしないのね。

そのまた近くにドン・キホーテがあって、ここは人種のるつぼ。夜にインクなどの消耗品が切れた時に助かるんだが、ほとんど行くことはない。とりわけ安いとは思わないのよ。英語や中国語はもちろんだが、それって何語? という言語も聞ける。海外気分を味わいたい時には面白い。あ、一応日本人ばかり住んでいる地域ですよ〜。徒歩7分以内にスーパーは7軒。2分伸ばせばあと3軒。(hammer.mule)

< http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1043213205
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スーパーの肉売り場に売ってる無料の牛脂って食べれますか?
< http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1464485639
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近頃の田舎のスーパーでは真四角の牛脂みたいのしか置いてありません。

< http://www.d6.dion.ne.jp/%7Eparo/sekken.htm
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精製牛脂で。自作の石けん