3Dプリンター奮闘記[37]そろそろワークショップ始めようかと/織田隆治

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最近では、大型家電量販店でも3Dプリンターが普通に置かれるようになってきましたね〜。で、「売れてるの?」って思うんですよね。


あと、興売り場の人の知識ってどうなんだろ? 一般ユーザーに広げていく為には、そういった知識のある人を売り場にに配置するとかしないと、買う人もどう使っていいのかなんて分からないんじゃないかな〜とか思ったり。

で、買って来たりしても、しばらくちょっと使ってみて「なんだ、こんなもんか…」って終ってしまう人って、凄く多いんじゃないかなぁ。

ブログなんかで、「3Dプリンターカイマシタ!」で始まって、2〜3週間で更新が止まってしまっている……というブログが沢山あるとか…(´・_・`)

最近では、web上で多様なデータが配布されるようになってきて、色々と出力してみて、満足しちゃうんだろうか?

今の段階では、量販店で販売されている3Dプリンターは、熱で溶かして積層するタイプがメインなんだけど、あれって、結局仕上げはあまり良くないので、出力しただけのものって、そんなに面白いものは出来ないんですよね。

やっぱり後加工とか出来ないと、本当に使っている意味がなくなっちゃう。そういった、アフターまでやってるFabLabみたいな所ってるのかな?

3Dプリンターの取り扱いだけを指導したところで、後でどうやって使うか?な〜んて事をちゃんとワークとしてやって行く必要があるんじゃないのかな。

そうやって、いろいろと使う用途が増えるにつれて、3Dプリンターを使うメリットというか、使いこなす、って事に繋がっている気がしてます。

うちは、3Dプリンターで出力したものを、後加工して製品に仕上げたりする事が多くて、その方法とかノウハウを伝えて行く必要があるんじゃないかな……とか最近思ってきたりして、ワークショップ的なものも、そろそろ始めて行った方がいいんじゃないの? と、思う訳です、はい。

特に関西では、あんまりそこまで突っ込んだ事をしている所はあまりないよね。

そこで……事務所には7〜8人入るスペースはある。3Dプリンターも熱溶解型が一台、DLP型(UV硬化タイプ)が一台、レーザー彫刻機が一台あるしなぁ……。なんか、そういったワークショップ的セミナーをやらんかい! という声を頂くんですけどね…。

今、ある大学と専門学校で3Dプリンターについての授業をやらせて頂いているので、そこから抜粋して、ある程度の知識と技術を伝える事が可能。

でも、ここで問題が。仕事をしているブツによっては、守秘義務がバキバキに厳しいものが多くて、部外者であるセミナー参加者を、あまりスムーズに事務所に入れる事が出来ないって事情もあったりして。

そんなわけで、まだ踏み切れずにいるところです。もうちょっと事務所がちゃんと整理出来てれば、出来るんでしょうけど(笑)

ちょっと真面目に考えても良い時期に来ているようです。

昨今のプリンター自主規制とか、バカげた事を言い出す人なんかも増えて来たんだけど、もっと広めていかないとね。

前回も書いちゃったけど、そこが今の日本人の悪い所。右向け右で全部右向いちゃったり、回れ右でだいたいの人が回転しちゃったり。みんなと同じだと安心するのね〜。

僕は案外「あまのじゃく」的な人間で、みんなが良いって言っても、逆に自分でやっちゃわないと、気が済まない性格なんですよね。

そこで、失敗する事も多いんだけど、成功した時の嬉しさってハンパなくデカい。アタマデッカチで理論で武装しても、所詮それは空論でしかなくて、やっぱり手を動かしてモノに触れている人の言う事が、一番説得力があるんですよ。

だから、世論がどう言ったところで、自分でやらなきゃ始まらない。

色々なモノヅクリに顔を突っ込んで、向いてない、向いている、ってもの分かって来るし、以前は引きこもり気味で仕事してましたけど、最近は色々な所に出向いて行く事にしてますよ。

そうすると、いろいろなモノが見えて来て、人との繋がりも増えて来て、自分の肥やしになっていきます。

職人さんって、そうやって「引きこもり」して仕事しているイメージが強いけど、最近では色々なジャンルとコラボをして、凄く良い製品が出て来たりしてます。僕がフィギュアなんかを作るようになったのもその為で、今は楽しくてしょうがない。また今年、新しい事もやって行こうと思ってます。はい。

そういった新しい発想とか、コンビネーションを通して、日本のモノヅクリってのは発展していくんじゃないかなぁ。

……あ、またなんかマトモっぽい事を書いてしまった…。僕もそんなエラそうな事言える立場も技量も持ち合わせてないんですがね。。。。ちょっと語ってみたい時もあるんですよ。

さて、今年はもう一個、新しい3Dプリンターも入れたいと思っているので、頑張って仕事しなきゃ。

【織田隆治】FULL DIMENSIONS STUDIO(フル ディメンションズ スタジオ)
< http://www.f-d-studio.jp >

あ、そういやそろそろ模型イベント「ワンフェス」の準備だ…。