[3732] WCAN 2014 SUMMER レポート

投稿:  著者:  読了時間:35分(本文:約17,000文字)


《どの作業も作るだけでは終わらない》
 
■まにまにころころ[59]
 宗教の話
 川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito

■クリエイター手抜きプロジェクト[396]Adobe InDesign CS3〜CC 2014編
 フォルダ内のinddファイルに含まれる文字を検索する
 古籏一浩

■講師だって、最初は初心者だもの[息抜き]
 WCAN 2014 SUMMER レポート
 森 和恵

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■まにまにころころ[59]
宗教の話

川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito
< http://bn.dgcr.com/archives/20140714140300.html >
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こんにちわん、コロこと川合です。つい先日、どうにも体がだるくて眠くて、全身が疲れ切った感じで、でも運動した覚えもなくて、もしかしてどこか体が悪いんじゃないかと心配になりつつ、数日間の自分の行動を思い返していたのですが、結論は「サッカー観戦疲れ」でした。細切れに睡眠とって日々は乗り越えていたんですが、知らず知らず何かが蓄積していた模様。睡眠って大事。

さて、そんな話はさておいて、今回は宗教の話をしてみたいと思います。なぜ唐突に宗教の話なのかというと、濱村デスクが先日「デジクリは、基本的にはどんな話題でも構いませんが、宗教の話はナシで」と言われていたから。(笑)

最近ちょうど宗教についてあれこれ考えていたタイミングだったので、これは神の思し召しに違いない、デジクリで書いてみよとの啓示だろうと。(適当)

啓示ならしかたないですよね、濱村さんも許してくれますよね。

そう言うわけで、まにころ宗教編です。専門家じゃないので、深いことは何も知らないし、素人があれこれ書いたところで本気で怒るような器量の狭い人もいないだろうとたかをくくってのスタートです。

◎──宗教についてあれこれ考えていた理由

もともと宗教については興味のあるほうでした。というのも、根っからの文系人間なので、本を読もうが絵画を見ようが、宗教ネタというものが少なからず刷り込まれていくわけで。信仰だなんだではなく、一般論としての教養として。

記憶力の弱い私は、本にしても絵画にしても刷り込まれた宗教ネタにしても、見聞きした端から忘れていくのですが、ふんわりふんわり積もっていくんです。結果、あまり特定の宗教にこだわらない無頓着な人間になりました。

ただ、そのような理由なので、興味あるのも伝統的な宗教だけですけどね。

そんな私が最近、冲方丁の『天地明察』、続いて『光圀伝』を読み、これらに大いに感動しまして。前者は映画化もされて有名かもしれませんが、江戸時代初期、囲碁棋士で天文暦学者の渋川春海が新たな暦を作る話。後者はそのまま、水戸黄門こと徳川光圀の生涯を描いた小説です。同時代の話で登場する人物もクロスします。

・天地明察(角川文庫) < http://goo.gl/gXvmCv >
・光圀伝(角川書店) < http://goo.gl/OyPYuc >

共にKindle版もあります。私はKindle版を買い、お風呂で読みました。

どちらも非常に面白く、また作者が比較的ライトな小説を書いてきた人なので、語り口も読みやすく、是非オススメしたい本なのですが、その中で儒教と神道が出てきまして。それをきっかけに、日本人の宗教観について、改めて興味をもったというわけです。

◎──日本人の宗教観

日本人の宗教観についてあれこれ考えるのはこれが初めてではなくて、中高生くらいの頃からそれとなくは考えていました。日本人のベースにある宗教は、仏教でも神道でも儒教でもなくて「日本教」って感じの混成物だなー、って。なんせ、クリスマスケーキパーティから十日もしないうちにお寺に除夜の鐘を撞きに行って、その足で神社に初詣に行くような私たちですから。

最近読んだ本に、そんな日本人の宗教観を端的に表した言葉として挙げられていたのが、「神様、仏様、稲尾様」でした。上手い!(笑)

神様も仏様もすごい人も同列に崇め奉るのが私たち日本人なんです。稲尾様はまあ冗談交じりですが、天神様は菅原道真、東照大権現は徳川家康ですもんね。徳川のせいで江戸時代には憂き目を見ていましたが、豊臣秀吉も豊国神社で、豊国大明神として祀られています。徳川めっ!

この懐の深さが、日本教の素晴らしいところだと私は思っています。大学生の時、ちょっとした縁で訪れた教会の牧師さんが、先に挙げたクリスマスや初詣を引き合いにして、日本人の宗教観を馬鹿にしたような発言をした時、思わず心の中で蔑んでしまいました。狭量にもほどがあるなと。

◎──「日本教」のベースは神道

日本人のベースは「日本教」と書きましたが、その日本教のベースは神道です。それが日本教の懐の深さを生んだ要因でしょう。原始宗教的なアニミズムから、「八百万の神」を崇拝してきたところから始まり、記紀に記されているような神話も生まれ、その神話の流れをくんだ皇室が今なお続くのが日本です。

皇室を辿っていくと天照大御神にいきつくわけで、天皇の血脈は、いわば神道の根本と言っても過言ではないですよね。ああ、真偽だなんだの細かい議論は置いといてください、ややこしくなるので。天皇は神の子孫というのは大前提として聞いてください。神道が祀る神の血を引いているわけですよ。

飛鳥時代に入るか入らないかくらいの昔、天皇の治める神国日本に仏教が伝来。諸説ありますが、私は538年って習いました。ご参拝、と。日本の神々を大事にすべきだという物部氏と、新しい物好きの蘇我氏が対立したとかなんとか習いました。で、蘇我氏が勝ちまして、仏教もいいよね、奉ろうねと受け入れた。

崇仏派の蘇我氏に与していた厩戸皇子は、排仏派の物部氏との争いに当たって、「この戦に勝たせてくれたら、四天王を祀る寺を建てるぜ!」と誓いまして、結果、勝ちましてできたのが大阪の四天王寺。奈良の法隆寺も厩戸皇子の建立。

すごい話だと思いませんか? 四天王寺を建てるぜって誓った厩戸皇子が当時、まだ子供だったって話(14歳だったそうで)のことじゃないですよ。何がって、厩戸皇子、いわゆる聖徳太子って、その名の通り、皇子なんですよ。用明天皇の息子で、推古天皇の摂政だったあの厩戸皇子。まぎれもなく、皇室の方です。つまり、神の子孫です。神道の神様の子孫が、篤く仏教に帰依しているんです。受け入れるぞって戦までして、お寺建てちゃうんです。すごくないですか?

天照大御神もびっくりするほど、聖徳太子が特別エキセントリックだったわけじゃないんです。たぶん、周りの皇族からしても神道関係者からしても「まあそう言われればそうかもしれないけど、一緒に祀ればいいんじゃねえ?」ってな話だったんですよ。

だって、天皇は天照大御神の子孫ですよって話も、厩戸皇子が神頼みならぬ仏頼みで物部氏を打ち破って四天王寺を建てたんだよって話も、同じ『日本書紀』に書いてあるんです。天武天皇が編纂させた『日本書紀』に。

その天武天皇は、国教としての神道、国家神道を確立したとされる天皇です。もっと言えば神道そのものを確立させた方です。天照大御神から続く皇室、という流れを明確にしたのも天武天皇。先に挙げた厩戸皇子は、もしかしたら、自分が天照大御神の末裔だとは知らなかったかもしれません。

でも、知らなかったのならしかたない、という話で終わらない。天武天皇は、神道を確立し、天皇は天照大御神の末裔とする一方で、仏教も厚く保護。嫁が病気になった時は、平癒を祈願して薬師寺を建立しています。嫁、というか、皇后さまは、後の持統天皇です。持統天皇もまた、厚く仏教を保護しました。

天照大御神もびっくりするほど、この夫婦が特別エキセントリックだったわけじゃないんです。もう後は学校で習った日本史を思い出していただくだけでいいのですが、多くの天皇が、理由はさておき、仏教を保護しています。

奈良の大仏は、聖武天皇の発願で作られました。桓武天皇の保護の下で大陸に渡った最澄に、没後に伝教大師の諡号を贈ったのは清和天皇です。東寺を空海に下賜したのは嵯峨天皇です。以降も挙げればキリがないほど、歴代天皇は仏教と密接な関係にあり、寺院に祀られている天皇も数多くいらっしゃいます。

神仏習合だとか本地垂迹だとかなんとか、難しい説明をするまでもなく、神道が懐が深く、仏教と解け合ってきたことを分かっていただけたと思います。

実際にはその過程で様々な解釈の元に受け入れられているので、大本の仏教とかなり内容は違っていると思いますが、仏教の側も割と柔軟な変遷をしつつ、日本まで辿り着いていたりするので、相性自体もよかったんでしょうね。仏教もまた懐の深いものとなって日本に伝わってきているので、自然と融合したと。

天皇がどうのではなくて、もっと身近なところで溶け込んでいる例をひとつ。仏式の葬儀や通夜から帰って、お清めの塩を振りかける人いますよね。最近はそうでもないようですが、少し前までは一般的な姿でした。

この、死を穢れとして、塩で清めるというのは、神道的な考え方ですね。神社に行くと手水舎で手や口を清めますよね。またお祓いを受けたりしますよね。清めるとか、祓うとか、「穢れ」という考え方は神道のものです。

◎──儒教とも解け合う日本教

神道に溶け込んだのは仏教だけではありません。仏教と同時期か、ほんの少し早いくらいに儒教も日本に伝わっています。日本史の授業で、五経博士と呼ばれる役職の人が百済から日本へ渡ってきたと習ったことを覚えている人も多いと思いますが、五経というのは儒教の教典とされる書です。後に「四書五経」なんて言葉も習ったかもしれませんが、あの「五経」です。

百済から「論語」を伝えたとされる王仁も有名ですよね。

……有名、ですよね? 大阪の枚方に王仁由来の王仁公園という公園があって、プールもあって、私も子供の頃によく遊びに行って馴染みがあって……世間的にどの程度有名なのか、ちょっと分からなくなっていますが、少なくともここ大阪ではとても有名な学者です。功績は知らずとも名前は知れ渡っています。

儒教の場合、いわゆる「神さま」のような分かりやすい崇拝対象があるわけではないので、溶け込み方も分かりにくいかもしれません。どちらかと言えば、宗教というよりも、学問というか、道徳の教えといった側面が強いですしね。

そもそも「道徳」なんて言葉自体、儒教そのものに近いです。そんなわけで、儒教も最初から他のものに溶け込みやすいものではありました。

先に挙げた厩戸皇子の功績として有名な「十七条の憲法」には、儒教の教えが色濃く反映されています。第一条にある有名な「和をもって貴しとなす」からして、論語の一節に原型があるのですから。「篤く三宝(仏法僧)を敬え」と言ってる十七条の冒頭がもう儒教からきているという。

しかもそれ言ってるの、神の末裔というね。もう、渾然一体。聖徳太子は実在しないとか、十七条憲法は後世の創作だとか、諸説ありますけども、それらが記されている日本書紀は天武天皇が編纂させたものなので、渾然一体っぷりの事例としては影響なし。

なお「和をもって貴しとなす」という考え自体は、儒教ではなく日本的なものです。言い回しの原型が論語にあるだけで。

先に仏教も儒教も溶け込みやすいって書きましたが、仏教は日本に伝来の時点で、既に少し儒教と混ざっています。祖先の崇拝は儒教的な考えです。仏陀の教えではありません。

おうちに仏壇を置き、祖先を祀る。自然な光景のようですが、祖先を祀るのは儒教の考え方です。仏壇は仏を祀るものです。浄土真宗のおうちでは、仏壇の中心に描かれているのは阿弥陀如来で、手を合わせて拝む際に口にするのは、「南無阿弥陀仏」と阿弥陀如来に帰依するとの言葉です。

まあ、仏教的に考えるなら、祖先を祀っているのではなくて、祖先から脈々と繋がる「縁」を大切にしている行為だということですかね。ただ、うちにはない(浄土真宗では、一般的にないものなのか?)ですが、位牌というのは、儒教アイテムです。

そんなこんなで儒教も溶け込んで、古くから日本人の生活に関わってきたわけですが、改めて「儒教」という形でクローズアップされたのは、江戸時代で。体系だった「朱子学」として明から伝わり、幕府が取り入れたのがきっかけ。その結果として幕府は滅んだという話は、長くなるのでまた今度。

◎──次回に続く

日本人の宗教観は色々なもの、主に神道、仏教、儒教が解け合ってできている日本教ですよーって話を軽くさらっと書いてみようと始めた今回なのですが、思いのほか長くなりました。まだ書き足りませんけども、今回はこの辺で。

【川合和史@コロ。】koro@cap-ut.co.jp
合同会社かぷっと代表
< https://www.facebook.com/korowan >
< https://www.facebook.com/caputllc >
< http://manikabe.net/ >

多少の間違いや誤認は懐深く受け流してください。


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■クリエイター手抜きプロジェクト[396]Adobe InDesign CS3〜CC 2014編
フォルダ内のinddファイルに含まれる文字を検索する

古籏一浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20140714140200.html >
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今回はドキュメント内の文字列を検索し、エイリアスを作成するInDesign版のスクリプトです。CC 2014ではテストしていませんが多分動くと思います。一応、InDesign CC 2014の使い方のページは途中まで作成してあります。

Adobe InDesign CC 2014使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/InDesignCC2014/>

InDesignは、PhotoshopよりIllustratorに近い構造になっています。InDesignは、Illustratorの複数ページ版とも言えるようなアプリケーションですから似ています。が、やはり微妙な部分に違いがあって、Illustratorのスクリプトを変更しないと動作しません。

InDesignでは複数ページある場合でも、文字が含まれるテキストフレームは、ドキュメントオブジェクトのtextFramesにすべての文字が入っています。ページ単位で処理することもできますが、文書を全文検索する場合はPhotoshopよりも手軽です。

以下のスクリプトを実行すると、InDesignのファイル(.indd)があるフォルダを選択するように聞いてきます。サブフォルダ内にあるInDesignファイルも対象になります。次にエイリアスを保存するフォルダを選択します。最後に検索する文字列を入力すれば自動的に検索が行われます。


// InDesignのinddファイルに文字があるか検索しエイリアスを作成する
(function(){
// inddファイルがあるフォルダを指定する
var folderObj = Folder.selectDialog("文字を検索するインデザイン(indd)ファイルがあるフォルダを選択してください");
if (!folderObj){ return; } // キャンセルされた場合は何も処理しない
// エイリアスを入れるフォルダを指定する
var saveFolder = Folder.selectDialog("結果(エイリアス)を保存するフォルダを選択してください");
if (!saveFolder){ return; } // キャンセルされた場合は何も処理しない
// 検索する文字列を入力
var searchText = prompt("検索する文字列を入れてください", "長野");
if (!searchText){ return; } // キャンセルされたら何もしない
makeAliasList(folderObj);
alert("検索が終了しました");
// エイリアスを作成する関数
function makeAliasList(folderObj){
// inddファイル一覧を取得する
var fileList = folderObj.getFiles("*.indd");
// ファイルの数だけ開いて文字列を検索する
for(var i=0; i<fileList.length; i++){
app.open(fileList[i]);
var flag = findText(app.activeDocument, searchText);
if (flag == true){
// ファイル名が重複しないようにスラッシュをアンダーバーにしたファイル名を使う
var filename = fileList[i].fsName.replace(new RegExp("/", "g"), "_");
// エイリアスとなるファイルオブジェクトを作成する
var aliasFileObj = new File(saveFolder+"/"+filename);
// エイリアスを作成する
var flag = aliasFileObj.createAlias(fileList[i]);
if (flag == false){
$.writeln("失敗:"+filename);
// もし、アラートダイアログを表示した方がいい場合は以下の行の//を消してください。
// alert("失敗:"+filename);
}
}
app.activeDocument.close(SaveOptions.no);
}
// フォルダを含めた一覧を取得する
fileList = folderObj.getFiles();
for(var i=0; i<fileList.length; i++){
// フォルダかどうか調べる
if(fileList[i].getFiles){
makeAliasList(fileList[i]); // フォルダの場合は再帰呼び出し
}
}
// テキストフレーム内を検索する関数
function findText(docObj, searchText){
for(var i=0; i<docObj.textFrames.length; i++){
// 表示されていない部分の文字も検索する
var text = docObj.textFrames[i].parentStory.contents;
// 一致しているかどうか調べる
if (text.indexOf(searchText) > -1){
// 一致していたら以後の処理を中断して戻る
return true;
}
}
}
}
})();


InDesignの場合、部分一致検索ではなく、正規表現を使ってより高度な検索を
したいこともあります。その場合は、findText関数部分を以下のように変更し
てください。


// テキストフレーム内を検索する関数
function findText(docObj, searchText){
var regText = new RegExp(searchText);
for(var i=0; i<docObj.textFrames.length; i++){
// 表示されていない部分の文字も検索する
var text = docObj.textFrames[i].parentStory.contents;
// 一致しているかどうか調べる
if (text.match(regText) != null){
// 一致していたら以後の処理を中断して戻る
return true;
}
}
}


【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >

台風8号が遠く沖縄付近にあった7月9日(水)の午後、長野県はけっこうな雨が降りました。うちの駐車場も池のような状態になりました。過去には二度床下浸水してますが、前日の夜も9日も結構な雨(と雷)でした。

9日(水)の夕方5時頃のニュースを見ていたら、テロップで南木曽で土石流による災害が発生し云々と表示。撮影で何度か行った事があるところでした。土石流の威力はかなりのもので、広い木曽川が半分以上土砂で埋まっていました。ニュースで何度も流れたので見た人も多いでしょう。

・長野・南木曽町 上流2つの沢で土石流
< http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140710/k10015893661000.html >

ちなみに木曽の情報は以下のTwitterで知ることができ、ニュースでは流れない写真や情報もあります。

・木曽総合地域情報 きそったー
< https://twitter.com/kisotter/media >

7月12日に現地に行って、いくつか撮影してきました。

< >
< >
< >
< >
< >

土石流が発生した近辺の木曽川は濁っているのですが、その少し上流になると碧い木曽川でした。災害はいきなりやってくるので、油断大敵。災害が起こってみると、民間伝承で言われている事が分かるのですが、体験しないことには実感沸かないというのもあるかもしれません。

・蛇抜け
< http://www.bousaihaku.com/cgi-bin/hp/index2.cgi?ac1=B431&ac2=&ac3=3364&Page=hpd2_view >

・データビジュアライゼーションのためのD3.js徹底入門
< http://www.amazon.co.jp/dp/4797368861 >

・D3.js本 Kindle版
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00LBLX46Y >

・D3.js例文辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/D3.js/ >

・Chromecast (クロムキャスト) 使い方辞典
http://www.openspc2.org/reibun/Chromecast/

・ExtendScript Toolkit(ESTK)基本編
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00JUBQKKY/ >

・4K/ハイビジョン映像素材集
< http://www.openspc2.org/HDTV/ >

・JavaScript逆引きハンドブック
< http://www.amazon.co.jp/dp/4863541082 >

・Adobe JavaScriptリファレンス
< http://www.amazon.co.jp/dp/4844395955 >

・Nexus 7(アンドロイドタブレット)使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/Android/Nexus7/ >

・クリエイター手抜きプロジェクト
< http://www.openspc2.org/projectX/ >

・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集
< https://www.ddc.co.jp/estore/cgi/item/start.cgi?m=DetailViewer&record_id=243 >
吉田印刷所の「印刷の泉」でも購入できるようになりました。


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■講師だって、最初は初心者だもの[息抜き]
WCAN 2014 SUMMER レポート

森 和恵
< http://bn.dgcr.com/archives/20140714140100.html >
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こんにちは。森和恵です。

ただいま名古屋に来ています。名古屋国際会議場、会議室141+142にいます。「WCAN(ダブキャン)」という、Webイベントに参加しています。

【WCAN 2014 SUMMER】
< http://wcan.jp >

前から二番目の席に座って、かぶりつきで見ながら、このイベントのレポートを“LIVE”で書いていこうと思います。

ではでは、スタート。

●SESSION 1
「ディレクターとして意識すベき、『誰がどうみてもそうとしか受け取れない文書』術」名村晉治さん

名村さんは、18年目のベテランディレクター。野村不動産、レオパレス、HOMESなど、不動産関連のサイトの立ち上げに携わってこられたそうです。ディレクターを育てる養成講座を担当したり、Webブランディングの書籍を執筆されたりもしています。

そんな名村さんが語る「文書術」。気になりますね。ディレクターでなくても、企画書・報告書など日々の業務でビジネス文書を書くことは、誰もが必要とする能力のはず。わくわくしながら聞いていきましょう。

セッションが始まってすぐのことです。よく通る声で、冒頭に衝撃的な告知がありました。

「今日のスライドは、公開しません」

ええっ!

最近のサービス精神旺盛なWeb系セミナーのお約束は、
<スライドは後でシェアするので、じっくり聞いてね>のはず。

まじでー……(´・ω・`)と思っていたら、意地悪で言っているわけではなく、「メモを取るなりして、テーマをじっくり自分なりにまとめ考えてみてください」ということらしい。

ふむふむ。確かに。
メモを取ったりすることで、聞いたことが自分なりにまとめられるというのはあるよね。

(`・ω・´)

まず前段の話として、なぜ文章術にこだわったか? という理由づけから。

「最も重要なディレクターの仕事は、『ジャッジ(決定)』をすることで、その意思をクライアントやチームに伝達するためには、文章術が必要。誤解なく伝えることが、スムーズな進行につながる」

ということでした。たしかに、意思疎通がスムーズに進められれば、気持ちよく仕事ができるし、時間の無駄もなくなりますね。ごく少数ですが相性の悪い人がいて、どんなに工夫してメールしても、お願いしたいことが伝わらず、プロジェクトを引っ掻き回されたり……。誰でもが経験があることだと思います。

結果、相手のことが嫌いになり、疎遠になって、お仕事の縁も切れてしまうという。すごく損してるなと思うこともままあります。もし、伝えるスキルが高ければ、相手をきちんと誘導できて、スムーズにいけたのかもしれないと思いながら聞いていました。

正しく伝えるための文章術がとても大事だと気づいたところで、具体的な話に続きます。

「『誰がどうみてもそうとしか受け取れない文書』が最重要キーワードです。デザイナー・プログラマー・クライアント……どんな立場でも、同じく受け取れる文書にすべきです」

社外向けには丁寧に書きますが、社内向けだと仲間内感がでてしまい、どうしても乱雑になりがちです。けれど、どちらに向けても同じテンションで書くことが大切だと、実際のメッセージのやり取りの例を挙げながら語られました。

文章を書くときに注意すべきポイントが、次のようにあげられました。

○社内だけで通用する短縮語・省略語を使わない。一文字も間違えてない、正しい名称を記述すること。

○主語を省略せず、指しているものを明確にする。「何が? 何に? 何に対して」がわからないと困る。例えば、Webページの画面を指すなら、スクリーンショットや、URLも添付するなどして、間違えようのない工夫をする。

○まず最初に「必ず満たすべき要件」を書き、なぜするのか? の理由も共有する(必須要件を明確にすることで、作業者が必須ラインをベースにして、より良くするためにアレンジもできる)。

○文章を冗長せず、簡潔に簡潔に。「事実」だけを書く。余計な飾りにしかならない、感情やへりくだりは、極力減らすこと

特に強調されたのが、「主語がない文章が多すぎる」ということです。たしかに、主語が明確でないと、そもそも何の話をしているのかがわかりません。聞けば当たり前のことですが、よくやってしまいがちなことです。

私も家族と話しているときなど気を抜いてしまうと、ついつい主語飛ばしをやってしまい、「え、なんのこと?」と聞き返されることがよくあります。お恥ずかしい。

更に念押しのように、こう話を続けられました。

「上司が部下に対してなど、仲間内ではどうしても甘えがでてしまい、空気読めよ、行間読めよ、と思うかもしれませんが、そこを押して丁寧に書いておくことです。そうすることで、プロジェクトが終わった後で、自分で読み直しても把握しやすい文章になっているはずです。また、文章が独り歩きして関係のない第三者に伝わってしまった時も、誤解を招くことがありません」

ほんとうに、その通りだなと思いました。SNSなどで、一部分を切り出してシェアされた時なども考えると、常に丁寧な文章を書くよう心がけるべきだと痛感しました。

「相手は何も知らない人、を前提にする。いい意味で相手を信用せず、丁寧に記述する。……これぐらいいいでしょ、わかるでしょ、では伝える側のエゴでしかありません。コミュニケーションの障害、コンフリクトを避けて、ディレクションしましょう」と、締めくくられました。

今回のお話を聞いて、名村さんが細部にまで気を配りながら、丁寧で実直なディレクションをされているのだなと実感しました。仕事人として、私もこうありたいなと思います。

補足:【理系の作文技術】
< http://www.amazon.co.jp/dp/4121006240 >

という書籍がおすすめされました。
名村さんが、文書術が大切だと気づいた時に参考にした本だそうです。


● SESSION 2
「長崎・福岡・東京 それぞれの都市から学んだこれからのWebで大切なこと」
山口美由紀さん

Androidアプリ開発のお仕事に従事するために、福岡から東京へ移った山口さんが感じた、Webの世界で必要なことを語られました。体験談的なお話がセッションで語られることが新鮮で、違う世界をのぞき見できたような気がします。

まず、福岡が大好きな山口さんが、東京に出てきた理由が話されました。

「太宰府天満宮のサイト制作の話を日経サイトの記事で読みました。コンペで、カヤックさんと福岡のWeb制作会社が残ったそうです。福岡は要求通りのモノを仕上げて見せたのに対し、カヤックさんはコンセプトのみの提示でした。

ですが、最終的に選ばれたのはカヤックさんでした。理由は、『自分たちの可能性を引き上げてくれる所と組みたい』ということだったそうです。この記事を読んで私は『自分に足りないものがなにか?』を知るために東京に出て仕事をしてみたいと思いました」

【1100年企業「太宰府天満宮」の果敢なIT投資 ─ 日経ビジネスDigital】
< http://business.nikkeibp.co.jp/article/NBD/20120420/231195/ >

地元の企業が、東京の企業に負けた理由を知り、外へ出てその空気を知りたいと思ったということだと私は理解したのですが、すごい行動力だなとも感じました。でも、実感したいのなら、そこに入ってみるべきだという心意気に強く共感もしました。

そんな山口さんが入ったのは、フリマアプリ「fril」< https://fril.jp/ >を開発している株式会社Fablicさんでした。続けてのお話は、そこで自社サービス系のアプリ開発に携わった体験談に続きます。

「弊社では、『ふつうの人が当たり前に使える』ということを念頭に、ユーザーインタビューを大事にしています。インタビューから、問題点を見つけてアプリを改善しています。ユーザーにから教えてもらうのを大切にしています」

具体的なお話もありましたが、リリース前に必ず細かなテスト→検証を行っているそうです。フリマアプリということで、利用者が幅広い層になるので、細かい所に気を配る必要が出てくるのだと思います。

ふたつ目に、広告の効果測定の話がありました。アプリを宣伝するために、さまざまな媒体にバナー広告を出しています。その測定結果をみんなで共有し、フィードバックしているそうです。それまでは、広告を出して終わりということも多かったそうですが、デザイナーが効果測定を共有することで、ただ作るだけでなく、モチベーションも上がってきたとお話がありました。

三つ目は、デザインのリサーチの話でした。さまざまなデザインを決める時に、どんなデザインが好まれるかをリサーチし、それをデザインに反映しているそうです。フォント・色使い・レイアウトのバリエーション……。細かい部分の見せ方の違いで、好みの違いが表れるのを実感されたそうです。

「どの作業も作るだけでは終わらない」というキーワードが何度も繰り返されました。

最後のまとめとして、東京で働いてみて必要な力の3つがあげられました。

○観察力:物事の真の姿を間違いなく理解しようとする力

○分析力:ある事柄を分解して、それを成立しているものを調べる

○想像力:観察、分析したことをもとに作る

ただ作るだけではだめで、観察・分析・想像力を働かすことが大事だと感じだそうです。逆に、東京でも変わらず同じだったことも、2つあげられました。

○「どこ」より「誰と」が大切
○どこにいても行動することが大切

どんな人と仕事をするかということと、自分から動くことは地方にいても東京にいても必要なことだということです。そうすることで、より多くの展開が出てくるのです。そして、これからのWeb制作で大切なことは、「いろんな視点でものを見ること・みんなとアイデアを出し合うこと」だとまとめられました。

地方にいても、東京にいても、仕事の本質的なところは変わらないのだなと感じました。ですが、やはり、東京の方が人も仕事も多くのケースがあるので、よい環境に巡り合えるチャンスは多そうです。私も、もう少し若ければ東京に出てチャレンジしたいと思いながら、お話を聞いていました。

……さて、今回はここまで。実は、あともう一つセッションがあるのですが、分量が多くなりそうなので、この続きはブログでお話しようかと思います。後日公開予定です。
< https://note.mu/notes/n4117950ecbcd/ >

明日は、名駅で小倉トーストを食べて、名古屋にしかないスイーツをガッツリ買って帰ろうかと思ってます。

次回は、久しぶりにWebの話を何かしら書きたいと思います。
また、お会いしましょう。

※記事へのご意見・ご要望は下記より受付ます。
< http://goo.gl/rN5Dg >

【森和恵 r360studio 〜 Web系インストラクター 〜】

< site: http://r360studio.com > < twitter: http://twitter.com/r360studio >
< mail: r360studio@gmail.com >
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編集後記(07/14)

●「この城は人を喰らうか──」最強武田軍に襲い掛かる殺戮の城の正体とは!? というキャッチフレーズと、異様なビジュアルの新聞広告に惹かれて、三吉眞一郎「翳りの城」を読んだ。ハードディスクを二基縦置にしたような、とうてい城には見えぬモダンな構造物が舞台の、新基軸戦国ホラーか侵略SFか。そんな期待はイントロでもろくも否定される。これは旧今川家家臣たちが築く人工の城だ。人の心に滅入るような畏怖と威圧感を与えながら屹立する城を、工事に従事する者たちは「人喰いの城らしい」と噂する。対するは信玄の西上作戦の途上の武田軍団2000人。

垂直、無表情の壁面を持つ四方形をなす、奇妙な石の塊だけの構造物は、無防備に敵を誘っているかのようにすら見える。方形状の城壁南面のほぼ中央から、傾斜の強い一本の斜面が地表まで下りている。斜面を登り切れば大手門、それを打ち破れば容易に城内に突入できると見た武田軍は1200人が猛攻撃を開始、今川はせいぜい300〜400人が城内から猛反撃する。だが、その1200人が消えた。この城に喰われた……。この城は攻め寄せる敵兵を防ぐためのものではなく、敵兵を生き地獄に誘いこみ、一人残らず殲滅するための残虐な仕掛けがいくつも施されていたのだ。

武田はこの城攻略に残りのすべての兵員を動員するが……。迫力の合戦シーンというよりは、グロテスクで血みどろ凄惨な大殺戮描写が延々と続き、まさに死屍累々、読んでいると血生臭さに辟易する。なぜこんな殺し合いが起きなければならないのか。それは非道な武田にたいする今川の復讐劇であることが語られる。また、この城の設計図はヨーロッパから来た庵寿(アンジェロ)がもたらしたという設定で、彼のおいたちから現在までが一章を費やして語られる。筆者はこの人物を出したくて仕方がなかったようだが、いなくてもいいような気もする。城の攻防戦とはまったく別の物語はめんどうくさい。

蟻地獄を思わせる人喰いの仕掛けなんて、とんでもないことよく考えたなと思う。だが、読み進めて行くと、その構造が何となく思い浮かぶものの、じつはよくわからない。さらに読み進めても、依然として明らかにされない。これはどういうわけだ。作者の頭の中には考え抜かれた設計図があるはずだが(実際に図面に起こしたかもしれない)、それがうまく文章化できていないところが、この作品の最大の欠陥ではないかと思う。読後感がよくないのは、コンセプトである「人喰いの城」の全容が最後までよくわからなかったからだ。荒唐無稽のホラーかSFだったら許せるんだけどなあ。(柴田)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4812497817/dgcrcom-22/ >
「翳りの城」


●ハッカ油スプレー。数年前から友人が使っていて、勧められていた。試しに手首に吹き付けてもらったが、比較的涼しい時期で、効果をさほど感じていなかった。

先日、湿気が多く暑い場所で、首筋に吹き付けてもらってから、その本当のパワーを知り、慌てて購入した。

最初の1分程度は何も感じられないが、だんだんとヒリヒリしてくる。1時間経っても、ひんやりする。ミント入りのボディシートよりは、持続時間が長いように思う。首筋が涼しいだけで不快度がやわらぐ。

購入したのは北見ハッカ通商のもの。パッケージ内の案内を読んで、ハッカにも種類があることを知った。和種ハッカ(ジャパニーズミント)、メントール含有量65〜85%。洋種ハッカ(ペパーミント)、メントール含有量50〜65%。オランダハッカ(スペアミント)、主成分はカルボン。

購入したのはペパーミント。和種も気になるわ。ここ数年、虫に刺されていないという友人。これのおかげのような気がする。(hammer.mule)

< https://e-hakka.com/products/list.php?category_id=6 >
ハッカ油スプレー。レビューを読むと、虫除け、かゆみ止め、におい消し、気分転換、眠気覚まし、花粉症対策などに使われているよう。食品にも。