装飾山イバラ道[140]大阪旅行 ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター編/武田瑛夢

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少しお先に夏休みを頂いた。今は大阪旅行から帰り、学校で夏休み前の最後の授業を終えて、一息ついているところ。

やはり夏の大阪は暑い。大阪に着いて飛行機を降りて通路をいろいろ歩き外気に触れるところまで来たら、ぶわっと熱気に包まれた。すっかり油断していただんなさんと二人は、その暑さに笑ってしまった。押し寄せる熱波。

一日目は前の週が台風だったこともあり、天気のいいうちに「あべのハルカス」の展望台に上っておこうということになった。二日目と三日目はユニバーサル・スタジオ・ジャパンの「ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター」が目当てだ。

今回は、オープン直後でタイムリーなハリー・ポッターの話題を先に書いて「あべのハルカス」は次回にしようと思う。
※記事中にエリアやアトラクションのネタバレがあります。




●初めてのUSJ

一日目の夜からUSJのオフィシャルホテルに泊まることになっていた。ユニバーサルシティ駅までの電車に乗ろうとするとハリー・ポッターのラッピング車両が来ていた。

これは一日に何本か限定のものだったと思うのでラッキーだ。家に帰って調べてみると、まだ運行開始日前だったのでテスト運転だったのかも? 降りて写真を撮った。

・ハリー・ポッターのラッピング車両
< http://eimu.com/col/hary.jpg >

初日はユニバーサルシティウォーク内でご飯を食べようと思っていたので、「ババ・ガンプ・シュリンプ」で夕食にする。アメリカンレストランが好きな私は「ババガンプ」も好きで、東京店、ハワイ店と行っているので、大阪店も行っちゃおうと思っていた。

アメリカンレストランならではの、お誕生日コールをワイワイやっていて私たちも手拍子に参加したけれど、アメリカンな雰囲気と大阪のノリの相性は良いのかもしれないと思った。

二日目になり、USJゲート前にしばらく並んで入場。皆はハリー・ポッターエリアにダッシュしている。私たちは東京からなので、エクスプレスパスを買ってあり、入場時間は指定されていたのであまり焦らなかった。

私はできてから13年経つというUSJ自体が初めてなので、いろいろと新鮮だった。ジュラシックパークのアトラクションでは最後の落下が26mあるということで、落下感が苦手な私はとてもビビる。

東京から持参したカッパを着て、目を見開いてがんばった。最後はザッパーンと大量の水をかぶったけれど、終わった安堵感でとても楽しかった。

●ハリー・ポッターエリア

ハリー・ポッターエリアには、巨石が並んだ入り口から入る。本物の木が植えてあって雰囲気がとても良い。それぞれの木はまだ若い感じだけれど、今後は場所になじんでもっと良くなるだろう。途中に映画に出て来たハリーたちが乗っていた青い車があってワクワク感をそそる。

門につくと大音量でハリー・ポッターのヘドウィグのテーマBGMが鳴り響く。この曲がこんなにかっこ良く聞こえるのは、この場所だからなのだろうか。ここから先はホグズミード村だ。ホグワーツ特急や町並みが次々現れるので、好きな人には感動の瞬間だと思う。それぞれの造型物は、とても良く出来ていてしかも渋い。

キョロキョロしながら歩いて町並みを抜けると、左手に大きくホグワーツ城が見える。ベストな位置にドーンと見える。初めて見えた城がこのサイズだと、さすがに迫力がある。

私は昨夜からオフィシャルホテルに泊まってしまったので、まず上から城を見てしまったけれど(笑)、ゲートから城までのルートは本当に良く考えて作られているのだと思った。

・ホグワーツ城
< http://eimu.com/col/shiro1.jpg >

・イノシシ像
< http://eimu.com/col/shishi.jpg >

・ホグワーツ城 見上げ
< http://eimu.com/col/shiro2.jpg >

アトラクションに乗る直前には、左右にイノシシ像のある門を通る。この羽のあるイノシシがとてもイケている。門を入ると、このくらい迫り来る迫力で城を見上げることができる。ザクザクとした岩の質感が本物みたいでかっこ良かった。

●ハリー・ポッターのアトラクション

ロボットアームの技術も使われているという、ハリー・ポッターのアトラクション「ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー」は私が最も楽しみにしていたものだ。

城へ入るとロッカーへ手持ちの物を預ける。ライドの動きが激しいので、安全のためにもすべて預けた方がいい。メガネはOKと言われた。

中に入ると暗くなり、動く絵画のある階段を通る。持っているパスによって通り道が違うので、見られるものも微妙に違うようだ。映画で見た組み分け帽や、校長先生の部屋を通って進むといよいよアトラクションのライドに乗る。

アトラクションの感想は、ストーリーに一切触れずに動きだけを説明すると、ジェットコースターとメリーゴーランドと3D映画とお化け屋敷を足して、さらに凄くしたような感じだった。大興奮で大満足。

乗り物自体は四人が横に並ぶクワッドリフトのようなものなんだけれど、座席にはU字ハーネスがおりてきて上下左右縦横方向に全部動く。

手で掴むところも工夫されていて、曲がったパイプを体の前で持てるようになっているので、なんとなく魔法のほうきを掴んでいるように思えなくもない。動きが始まると横四人並びなのも忘れて、一人でハリーたちと飛んでいるように思えるのも不思議だ。

同じUSJにあるアトラクションの「NEW アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド 4K3D」は、3D映像で3Dメガネをかけて映像が自分の目の前に飛び出して来て驚くけれど、このハリー・ポッターは自分が映像の中に吸い込まれていく感覚だ。

3Dメガネはなく、裸眼で体験できるのだけれど、映像が4Kでリアルな上に縦横無尽に進む映像が目の前いっぱいに映る。ライドの動きと完全に連動していることもあって、映像の中に入ってしまったとしか思えないような体験だった。

何かの周りをぐるぐる回っているメリーゴーランドのようにも感じたし、ジェットコースター的な予測のつかなさもある。映画に出て来るいろいろなものたちが迫り来るので、お子様にはお化け屋敷的でちょっと怖いかもしれない。

何度も乗りたくなるスリルもあるし、感じたことのない疾走感もある。二日目は二回目だったので怖さも少なく、顔を前に出して映像世界を堪能した。

これはお世辞抜きに素晴らしかった。ハリー・ポッターを特に好きでなくても、乗り物として十分楽しいと思う。ハリー・ポッターが好きな人なら泣くかもしれない。

●実は最難関のお土産屋巡り

ハリー・ポッターエリアでは、乗り物は時間指定や整理券でストレスが少ないけれど、お買い物とレストランにはまだまだ待ち列が出来ていた。特に「百味ビーンズ」が売っているお菓子屋さん「ハニー・デュークス」には長い列ができていた。日々の混雑状況で販売方法は変えてはいるもよう。

私も「百味ビーンズ」を買って学校へ持って行ったけれど、まずい味は本当にまずいので、不幸を持ち込んじゃったような気がしないでもない。これはあくまでも自主的に選び、自己責任で食べるお菓子だ。

まだ全部の味を試していないけれど、土味とせっけん味は本当にまずい。後にフルーツ味のビーンズを食べても、後から土味が蘇ってくる。

ハリー・ポッターのアトラクションが終わった後にある「フィルチの没収品店」もまた人気のお店だ。ハリーの可愛い白いフクロウのヘドウィグのグッズもたくさんある。ここも待ち列が出来て入場制限になりやすい。

レストランは「三本の箒」に入り、バタービール、チキンとポークととうもろこしのセットを食べた。バタービールはノンアルコールのカラメル味のソーダという感じ。上の泡に見立てたクリームが甘くてけっこう泡が長持ち。

料理のとうもろこしは皮ごと焼くか蒸すかしてあって、見た目は豪快。味は私の作るとうもろこしの方が美味しいと遠慮なく言えてしまう感じ。たぶん作り置きのせいか、とうもろこしの粒が柔らかすぎて、プチプチ感いっさいなしだった。私たちの時間帯だけなのかは謎。

チキンとポークは食べ応えもあって味もしっかりしていて美味しい。場所の雰囲気は最高だったので、レジャーのご飯と割り切った方がいいだろう。だってイギリス料理だし。「三本の箒」の外にあるテラスから見ると黒い湖と一緒に城の写真が撮れる。

・黒い湖とホグワーツ城
< http://eimu.com/col/shiro3.jpg >

ハリー・ポッターエリアでは歌やダンスの小さいショーも行われていて、ショーの後の記念撮影をしていた。写真は魔法学校のボーバトン校の美女たち。

本当にお人形のようにブルーのドレスの似合う美女たちが優雅に踊り、ダームストラング校の生徒は男らしく剣術のようなものを見せてくれる。このエリアにいる間は人間界のことは忘れられそうだ。

・ボーバトン校の美女たち
< http://eimu.com/col/boba.jpg >

USJではエクスプレスパスを買っていたので、怖くて有名なジェットコースター「ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド」(前向き)にも乗った。

椅子がレールに直についてるんじゃないかというような、囲いのないジェットコースターで、腰のバーだけで支える。事前にエクスプレスパスを買う時に勇気がなくて後ろ向きの「バックドロップ」を指定しなかったので乗らなかった。

この辺はちょっと後悔している。どうせなら後ろ向きも試してみれば良かったかも。ただ前向きでも十分怖いジェットコースターだった。遠心力でお尻が座席から完全に浮く時間の長い事長い事。二回目では足を投げ出してけっこう楽しめた。

大人げもなく遊園地へ行って遊んだわけだけれど、なかなか気力体力がいるものだ。これからの時間の中で今が一番若いのだから、どんどん出かけていかなければ。

USJに行きたいなと思いつつも、13年も経ってしまったのだから、次はいつになるのだろう。USJは大阪の迫力や勢いを感じる場所だった。

【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/ >

大阪の飛行場で551の豚まんとしゅうまいを買って帰る。家で温めてご飯と食べた。しゅうまいを先に食べてから豚まんを食べたので、中身がほとんど同じように感じる。私は豚まんの方が好きだけれど、旦那さんは「しゅうまいとご飯」だそう。ご飯が好きなだけだろうけどね。