ネタを訪ねて三万歩[113]負の連鎖かな?/海津ヨシノリ

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今年はエアコンの利用を控えて、扇風機でどこまで凌げるかといった軽いゲームを自分に課していました。これは2年前にエアコンの冷気を腕に直撃させ続け、結果としていわゆる冷房病となって暫くリハビリで苦労したことも引き金(かなり大きく)になっていました。

しかし、さすがに我慢は自分だけの問題ではなく、PCやカメラなどの機材にも影響が及ぶようになってしまっては本末転倒です。実は昨年の猛暑でiMacを昇天させた経験があります。

そこで、今月の上旬にギブアップし、エアコン起動します〜と宣言したまではよかったのですが、なんとリモコンが行方不明という残酷な事態で、7月の第二週までエアコンなしで汗ダクの毎日を送っていました。

そんな中で事件が発生しました。虎視眈々と価格の流れをチェックしていて、「そろそろ」と思ったときに、何故か嫌な予感を覚え、買いたかったカメラを断念しました。そして、正にその翌日にとんでもないことが起きたのです。なんと、洗濯乾燥機が大往生(実は少し思い込みだったことを後で知る)してしまったのです。これは笑えない事件です。




とにかくこの時期に、何日も洗濯機が使えない状態を放置することは出来ません。結果として、購入するつもりであったカメラ2台分がアッサリ消えてしまいました。さすがに両方購入する財力はありませんでしたので、もしカメラを購入していたらと思うと背筋が寒くなります。

実は今月は冒頭からかなりのトラブル続きだったので、神経質になっていたことが少しだけ幸いしたのかもしれません。兎に角こんな時は車の運転中に事故などしないように、いつもよりも神経を使うことを心掛けています。実際、スマホ片手の歩行者でいつになく何度も「ヒヤッ」とさせられています。

さて、問題の洗濯乾燥機は12年前に購入し、5年前に一度修理をしているだけで、ほぼ毎日(場合によっては日に2回)利用していたわけですから、そろそろ......と思っていました。

正確には洗濯物を入れる口の窓が閉まらなくなったことと、動作音が大きくなってきたので寿命と判断したわけです。ここで、かねてより狙っていた洗濯乾燥機を購入し、あとは翌日の設置を待つだけという流れだったのですが、なんと配送スタッフが調べてくれたところ、我が家には最新型はすべて入らないという残酷なお沙汰。今までの半分のサイズで、しかも中国製なら入ると言われて即答でキャンセル。

問題を整理すると、排水板が古いタイプで配水管の位置に問題があるわけです。真上から見た時、排水溝が右上または左上にあることが理想なのですが、我が家は右下で、しかも洗濯機の足が乗ってしまう位置なのです。もう完全に最悪の状態。

とにかく、これを取り替えればどんな機種でも、一般的なものであれば入ることが判明したので、あとは交換するだけ。ただし、業者の選定などで少し時間が掛かりそうなので、それは時間を掛けて調べることにし、取り敢えず修理となりました。

結果として、iPod touch/16GBぐらいの出費で修理が出来ました、本当に爪程度のプラスチック部品を取り替えるだけでこの値段ですから人件費は怖いです。ちなみに、その後、給水ホースがパッキンの劣化で突然水漏れしたり大騒ぎはズルズルと続きました。

ところでこの排水板トラブルはかなり深刻のようです。仕様が変更になるのは仕方がないとしても、10年保たないのでは仕様の意味すらないですね。

コンピュータの世界でも、この仕様変更は本当に頭の痛い問題です。最近では、Flash CCからのSWFファイルの読み込み問題などが、困ったことの代表格でしょうか。Adobe Edge Animateで独立したムービーが書き出せれば、私としては特に問題はないのですが......。

さて、大出費は予想外の展開で抑えられたのですが、あくまでも応急処置でしかないので、カメラ購入は断念しました。

どうも今年に入ってから、いや色々思い出してみると昨年の夏あたりから、いやなことが続いているように感じています。気のせいと思いたいのですが、どうもそうではないようないやな感じです。こんな時は静かにしているのが一番ですね。

唯一の救いは、多摩美の教え子達がいつも声を掛けてくれること。これは本当に癒されます。そんな学生達とfacebook上で行っている3D_Labというグループ主催で、今年の芸祭にて3Dワークショップを企画しています。さてさてどうなることやら......。

ところで、ここで冷静になって考えると、このところ特にいやなことが重なっていることを実感し、かなり落ち込んでしまいました。どこから負の連鎖が発生したのかわかりませんが、まず2009年に購入した大型の椅子が壊れて廃棄することに。

続けてA3ノビの写真クオリティー性能プリンタが壊れ、修理金額も馬鹿にならないので廃棄(今年は既に数台廃棄しています)することに。頻繁に出かける場所への回数券をまとめ買いしていたら、出かける用件が突然消滅して大量に余ってしまいました。

iPhoneで謎の「SIM カードが挿入されていません」障害が連続発生で4日ほど(空いている時間に予約が取れず)使い物にならなくなりました。

ネガティブに考えても何も生まれませんので、気持を切り替えたいのですが、どうしても気になっているモノがありました。私のMacProです。

Early 2009ということで、そろそろ買い換えかな? というタイミング。もちろん、調子が悪いわけではないのですが、Photoshop CCの遠近法ワープなど、ビデオボードに依存する一部の機能が使えません。

もちろん、使えないとセミナーなどで困るのですが、セミナー用のMacBookProはEarly 2011ではあるものの、問題なくすべての機能が利用可能です。

ただし、夏場の放熱対策として小型の扇風機や保冷剤を用いるという、涙ぐましい努力をしているのは事実です。昨年は無頓着にしていたことで、iMacを熱暴走で昇天させてしまいましたので。

なんだかこうなると、ハードウェアもクラウド式に毎月一定額払うと常に最新環境という仕組みが確立されるとイイですね。イケイケでガンガン買い求めていた頃が本当に懐かしいです。

ただし、あの当時は新型もスペック的には3年保たない時代でしたから、イケイケだったのかもしれません。いや、世の中がまだバブルの尻尾ぐらいだったからかもしれませんね。

そこで夏場の放熱対策とは......。

留守の時にエアコンを使用していれば別ですが、薄手のタオルにくるんだ保冷剤をビニール袋に入れて、ノートPCの下に敷きます。デスクトップタイプでスリープしない場合は、弱程度の風を小型の扇風機で送るという感じ。これで随分違います。

■今月のお気に入りミュージックと映画

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[You're My Best Friend]by Queen in 1975(UK)

冒頭の "Ooh, you make me live"「あぁ、君がいるから僕は生きていける」は、いいフレーズだと思っています。後述する「5デイズ」を見終わったとき、多くの人は恐らくジョン・レノンのイマジンを聞きたくなるかも知れません。でも私はこれです。

イマジンを聞くと、1984年に公開されたイギリス映画「キリング・フィールド」のイメージが強すぎて辛いからかもしれません。その点 "You're My Best Friend" は明るいメロディーで前向きになれます。

思えば、はじめてQueenを聴いた時に、速攻でレコードを買い求めたものです。何かスイッチが入ったしまったあの瞬間。そして、それは月日が流れ、私を経由してあるギタリストに大きな影響を与えてしまいました。私はほとんどギターを弾けないのに本当に不思議なコトです。また、それは後日改めてお話したいと思います。
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[5 Days of War]by Renny Harlin in U.S.A

邦題「5デイズ」。以前紹介した南オセチア紛争をロシア側から描いた「オーガストウォーズ」に対して、この映画はグルジア側から描いた作品。「オーガストウォーズ」よりも内容はリアルで殺戮シーンは怖いです。

実際に親族を殺害された人達が、映画のラストに登場する部分は「シンドラーのリスト」のようでした。北京オリンピック報道にかき消された殺戮は、歴史から抹殺されるのでしょうか。

昨今はウクライナ情勢も緊迫していますね。私にはロシア人、グルジア人、ウクライナ人の友人がいます。当たり前のことですが、皆さんいい方ばかり。だからこそとても複雑な気持ちになります。

【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター/写真家/怪しいお菓子研究家

yoshinori@kaizu.com
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会社で後輩の指導に当たっているという、教え子からの近況報告が気になってしまいました。

それは、受講者達が「熱心にメモを取るのに覚えが悪い」ということについてです。コンピュータの操作を学ぶ上で、メモを取ること自体をダメとは言いませんが、基本的にメモに熱心な学生は覚えが悪かった経験値から、お薦めできません。

メモを取るという行為に集中している時に、他のコトが分らなくなってしまうのです。コンピュータの操作は理詰めではなく、感覚で覚える体育系だと感じています。細かい手順ではなく、どう処理するべきかの流れを瞬時に掴む訓練が大切です。

機能や操作方法は「その場合に何を使うのか?」というように覚えれば、自然と身に付くはずです。もしかすると、これは料理のような感覚かも知れませんね。レシピ通りにしか料理を作れない人は、基本的に料理が下手ですから。

これは写真撮影にも言えますね。オートフォーカスとデジタルカメラになったことで自由度が増し、写真の基本が覚えにくくなっています。絞りリングはデジタル操作に埋没しており、初心者には意味すら解らないという中で、どれだけ理論的なことを学んでも良い写真は撮れません。

やはり、感覚と経験値でレンズの画角に絞りとシャッター速度の関係を判断出来るか否かが、いい写真を撮れるかどうかの大きな分かれ目ですね。