[3748] デジタルから離れて懺悔と健康を祈る

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《仏像みて鳥肌たったのですよ》

■アナログステージ[119]
 デジタルから離れて懺悔と健康を祈る
 べちおサマンサ

■Take IT Easy![27]
 奈良を盛り上げる!
 若林健一 / kwaka1208


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■アナログステージ[119]
デジタルから離れて懺悔と健康を祈る

べちおサマンサ
< https://bn.dgcr.com/archives/20140826140200.html
>
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「夏期休暇明けましておめでとう☆」

「ふにゃ???」

「2014年をお迎えいたしましたYO!」

「……。また一年ぶりの登板ですか」

「惜しい! 実に惜しい! 前回は2013年の9月17日の配信で登場しているから、まだ一年は経っていないのだ」

「もう脳内チャットはやめましょうよん」

「残念ながらそうはいかないのです」

「またネタに困っているんだなって微笑されますよん」

「本日のお題は、『デジタルから離れて懺悔と健康を祈る!』でございます」

「なんですか、まったくもって意味が分からないんですけど」

「毎回毎回しつこいようだけど、キミはボク、ボクはキミ、なにを書こうとしているかは、分かっているはずですけどね」

「ハイハイ。時間ないから続けてください」

●生身の人間より仏像ラブ

「ついにご朱印帳が一冊目を終え、二冊目のご朱印帳に突入いたしました!」

「いきなり『ご朱印帳』といわれても、ピンとこない読者さまもいるでしょうに、解説をハヨ」

・御朱印とは - 御朱印辞典:
< http://www.goshuincho.net/goshuin01.php
>

「こういうものでございます。目がキラキラしてくるでしょ」

「ちょっとwww 自分で解説しないで、リンク貼って終わりですかw」

「ご朱印の画像があったりしたほうが分かりやすいでしょー」

「すでに、今日のネタのありがたさは失われているような……」

「蓮華王院:三十三間堂(京都)からご朱印を頂戴し始めて、増上寺(東京)で一冊目が終わりましたの」

「インスタにアップしている写真が、お寺とか神社が多いのは、そのせいだったのですね」

「もともと風景とか建造物を撮るのが好きなので、練習も兼ねて」

「寺社巡りが高じて、仏像鑑賞まできていますもんね」

「仏像は子どものころから好きだったのよ。子どものころ、日曜日の朝っぱらから、NHK教育テレビで、延々と仏像を紹介している番組をやっていて、毎週欠かさず観ていたりw」

「おはぎと抹茶が似合うお子様ですねw」

「最近は、仏像関連の書籍を大量購入して、それ見てハァハァしてる」

「ハァハァする対象が生身の人間ではなくなったのねwww」

「あなた、そう思うでしょ? それが先日、福井県小浜市の某所に出張にいったとき、コッソリ仕事を抜け出してお寺巡りしてきたのよ」

「でたw 給料ドロボーwww」

「いいのいいの、荷物待ちで時間が余っていたときだったし。そのときのお寺巡りで羽賀寺にお参りしたのね。で、ご本尊の十一面観音菩薩さまを目の前で見て、『うゎ、綺麗……』って、仏像みて鳥肌たったのですよ」

「仏像みて鳥肌立つって、もうすぐお迎えが近いんじゃないんですかw」

「茶化さないの。いや、本当に仏像って間近でみると凄いよ。本当に繊細でしなやかで、木造とは思えないほどだから」

「いつも見れるんですか?」

「ご開帳(ご本尊を公開するとき)のタイミングに合わないと見れない仏像もある。毎月一回とか、三年に一回とか。なかには60年に一度しかご開帳しない仏像とか、一生に一度しか拝めない仏像も」

「ほえー」

「浅草寺(東京)の聖観音さまは絶対秘仏になっていて、ご住職すらご本尊の姿を見たことがないらしい」

「えー、そうなんですか! 知ると奥深いですね……」

●あなたの守護本尊は?

「そうそう、先日、ご朱印帳を眺めて『おぉぉ!』って気がついたことがあったんです」

「秘密の暗号で構成されていた! とかですか」

「アホか。オイラは子年生まれなので、守護本尊さまは千手観音様なんだけど、三十三間堂のご本尊さまも千手観音さまなんだよね。なにか縁を感じるわぁ」

「なんですか、守護本尊って」

・干支別 守護本尊:
< http://www.welstone.net/
>

「ついでに、12月生まれの守護本尊さまも千手観音さまなのだ!」

「まだリンクコピーで終わりとかwww」

「オイラの下手な解説よりいいでしょ。ちなみに、生まれ月の守護本尊さまをサラっと書くと、1月と2月生まれは、虚空蔵菩薩さま、3月生まれは文殊菩薩さま、4月と5月生まれは普賢菩薩さま、6月生まれは勢至菩薩さま、7月と8月生まれは大日如来さま、9月生まれは不動明王さま、10月と11月生まれは阿弥陀如来さまが、守護本尊でーす」

「ほーほー! なんかワクワクしてきますね」

「ただお賽銭いれてお参りするだけではなく、参拝するお寺さんのご本尊さまや、自分の守護本尊とかを予備知識で入れておくと、グっとお寺が身近に感じてくるよ」

「そうですよね。お寺や神社こそ、歴史のなかに身をおいて、空気を感じられる唯一の場所かもしれませんよね」

「お堂のなかに入って仏像のまえにくると、デジタルなことや歪んだ日常生活が、一瞬で消えたりする不思議もあるし」

「コッテリした宗教話とかではなく、こういう日本ならではの風習を、サラっと愉しむのもいいですね。それより、なんで寺社巡りとか始めたの?」

「去年から病気を患ったでしょ、オイラ。完治もするか分からない病気だし、以前のようにアクティグに動き回れるわけでもないし」

「たまに歩くのも辛そうですよね」

「体に負担かけないようにしながら、散歩も兼ねて。あとは、今までの悪行を反省しておりますwww」

「しっかりと反省してくださいw」

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp

NDA拘束員であり、本当の横浜を探しているヒト。ぶら撮り散歩師。全国寺社巡りで、過去の懺悔道中をしております。
・Twitterはコチラ→< http://twitter.com/bachiosamansa
>
・まとめはコチラ→< http://start.io/bachio
>

ごめんなさい、後書きは今回おやすみしまーす


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■Take IT Easy![27]
奈良を盛り上げる!

若林健一 / kwaka1208
< https://bn.dgcr.com/archives/20140826140100.html
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突然ですが、みなさん奈良ってどんなイメージがありますか?

多くの方は、「奈良公園の鹿」「大仏」「柿を食べると鐘が鳴る法隆寺」に「せんとくん」ぐらいかなと思います。奈良でITとか先進的なイメージを持っておられる方は少なくて、中大兄皇子と中臣鎌足が蹴鞠してる、そんなイメージの方が強いのではないでしょうか?

実際ITとは縁遠い感じなのはその通りで、IT系勉強会とかイベントも少なく、奈良の人は大阪、神戸、京都の勉強会へイベントへ出かけているのが実情。

そんな奈良でも少しずつではありますが、IT勉強会やイベント開催の芽が出つつあります。

● WordBench奈良

昨年の7月に活動を開始して、ちょうど一年目を迎えたWordPressの勉強会です。人数も大阪や神戸に比べると少なめですし、詳しい方は多くはありませんが、初心者でも気軽に参加できるコミュニティとして活動しています。

会場として利用させていただいている「Women's Future Center」には、小さなお子さんの遊べるキッズスペースがあり、お子さん連れのママさんも気軽に参加できるのが大きな特長のひとつです。

WordBench奈良公式サイト
< http://wbnara.com/
>

WordBench奈良公式Twitter
< https://twitter.com/WordBenchNara
>

● Women's Future Center

今年(2014年)の6月にオープンしたばかりの、奈良で初めての女性のためのフューチャーセンター。「Women's」とある通り、主に女性向けにIT系以外も含めた多彩な勉強会やイベントを開催。

IT系としては、「ホームページ作成講座」、「JimdoCafe 奈良」、「Facebookページ活用講座」などが開催されています。前述の「WordBench奈良」もこちらで開催しています。

Women's Future Center
< http://wfc-wa.com/
>

Facebookページ
< https://www.facebook.com/WomensFutureCenter
>

● CoderDojo奈良(開設準備中)

「CoderDojo」とは、子ども達にプログラミングやWeb制作を学ぶ場を提供する、アイルランド発祥の世界的なボランタリ活動。近畿では、西宮、梅田、熊野に続いて、奈良もまもなく活動を開始します。

奈良には理系に強い学校も多いので、中高生が中心となって教え、大人はそれをサポートする。教える側も教わる側も学ぶ場になる、そんな形を目指しています。

CoderDojo奈良(Doorkeeper)
< http://coderdojo-nara.doorkeeper.jp/
>

CoderDojo奈良公式Twitter
< https://twitter.com/CoderDojoNara
>

●concrete5勉強会 in 奈良(開設準備中)

WordPressと同じく、オープンソースのCMS(コンテンツ管理システム)の“concrete5”の勉強会。こちらも大阪などでは既に開催されていますが、奈良での開催も近日中にアナウンスされます。私自身、concrete5はよく知らないのですが、これをきっかけに勉強していくつもりです。

concrete5 Official Site
< http://www.concrete5.org/
>

concrete5 Japan 日本語公式サイト
< http://concrete5-japan.org/
>

まだまだ、他府県に比べると数も規模も小さな奈良の活動ですが、少しずつ広がって行ってますので、奈良でITに関心のある方、是非ご参加ください。

特にCoderDojo奈良では、教える方を手伝ってくださる方、教わりたい子ども達や子ども達にクリエイティブな体験をさせたい保護者の方も募集しています。関心のある方は、若林までご連絡ください。よろしくお願いします。

若林健一 / kwaka1208

【若林健一 / kwaka1208】 kwaka1208@pote2.net
Take IT Easy! - 人にやさしいIT
< http://kwaka1208.net/
>
< https://twitter.com/kwaka1208
>
< https://www.facebook.com/kwaka1208/
>


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編集後記(08/26)

●斎藤充功「消された「西郷写真」の謎:写真がとらえた禁断の歴史」を読む(2014)。同様のテーマで加治将一は小説「西郷の貌」(2012)で西郷の写真を核にした、明治天皇すり替えという陰謀物語を展開したが、こちらは西郷写真探索の3年にわたるフィールドワークの結果をまとめたノンフィクションだ。次々と発見されるフェイク写真や肖像画を追いかけて、日本各地をとびまわったレポートである。「何よりも実感したのは『写真の力』であった」という筆者だが、結果として古写真の迷宮に引きずり込まれてしまったようだ。

我々が知る西郷隆盛の顔は、イタリア人画家・キヨソーネの描いた肖像画である。あたかも西郷の実像・素顔であるかのように伝えられてきたが、画家は実物の西郷に会ったことがなく、写真もなかったことから、弟の西郷従道と従兄弟である大山巌をモデルにした虚像である。それを流布した明治政府の狙いは何か、また誰が企図したものだったのか。筆者は考える。「西郷が写真を残さなかった」という明快かつ決定的な理由はいまだ判然としないが、西郷が写真に写るチャンスは少なからずあった。にもかかわらず、なぜ西郷の真正写真はいまだ発見されていないのか。

明治政府は明治天皇を絶対君主として国民に知らしめるために、内田九一が撮影した「御真影」をプロパガンダとして最大限利用し、その効果は絶大だった。西郷の写真があたかも御真影のように広まれば、西郷を英雄視する国民感情が反政府へと転ずる危険性があった。だから西郷の写真は消され、肖像画へすり替えられたのではないか。明治4年11月、明治天皇を盗撮した写真が流出した。筆者はこれをパパラッチ事件と呼び、明治政府にとって禁断の事実が写っている可能性があると説く。「明治天皇の写真と西郷の写真は地下水脈で一本の線で繋がっていたのではないか」という情緒的な記述には唖然としたが。

このレポートの最大のセールスポイントは、東京歯科大学法人類学研究室・橋本正次教授と組んで進める「写真による人物比定」で、いくつかの鑑定結果は最後にまとめられている。西郷の肖像画(肥後直熊作)と鹿児島の西郷像の写真を、上野彦馬が撮ったとされる「フルベッキ写真」にある「マント姿の男」との比較鑑定も行ったが、なんと「残念ながら時間的な制約から、この鑑定結果を本書で報告することができない」には再び唖然とした。単行本でそれはないだろう。どうにもすっきりしないなあ、整理されていないなあと版元を見ると学研。月刊「ムー」編集部の協力もあるというんだから、ああそうなのねと妙に納得したのであった。かなり好きだけど。(柴田)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/405405983X/dgcrcom-22/
>
「消された「西郷写真」の謎:写真がとらえた禁断の歴史」


●授戒では文殊菩薩さまであった。月や年では違う方だわ。/concrete5というのがあるのか〜。知らなかった。

健康診断続き。当日15分前に到着したら、既に50人はいた。ほぼ女性。エレベーターを降りたところで、近寄ってきた腰の低い男性から、持ってますかと尋ねられ、整理券を渡された。番号3ケタに驚き尋ねると、当日の通し番号だとのこと。狭い通路に並ぶ女性陣。階段から来る人もいて、腰男性が忙しそうに移動しつつ整理券を配る。非効率だろう。

開始約10分前、忘れ物がないか必要書類について係の男性が大声で説明。5分前には、30ほどの椅子に着席している人たちを会場に案内。係男性と腰男性が前へお詰めください云々言うが、空いた席には誰が座っていいのかわからない。私は腰男性から実質50番目ぐらいと聞いており、椅子は30だから後ろのほうだろうと椅子近くまで移動した。だが、3ケタについて聞くような馬鹿は私ぐらいだ。

ここで男性に詰め寄る女性陣。こんな案内では並べない、入った最後の人は何番? ちょっとこわい……。係男性は会場内で正式に番号順に並んでいただきますからと言うが、でもその会場に入る順番はどうなるの? なのだ。2グループ目の50番の人が3グループ目の人の後から入ることになったらどうなるの?

15分以上前に到着している女性陣である。エアコンがきいているとはいえ、行政関連施設なので弱冷である。座席がないから立ったまま扇子やハンカチ、小冊子などで扇いでいるのである。イライラしているのである。係男性は、慌てて会場に入り、最後に入った人の番号を確認しに行ったのであった。続く。(hammer.mule)