[3755] 久しぶりにハードなFRP作業……

投稿:  著者:  読了時間:17分(本文:約8,400文字)


《やっぱり3Dプリンターのほうが断然楽チン》

■ショート・ストーリーのKUNI[158]
 大町典丈氏がメモを拾った話
 ヤマシタクニコ

■3Dプリンター奮闘記[43]
 久しぶりにハードなFRP作業……
 織田隆治

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  怒りのブドウ球菌 電子版 〜或るクリエイターの不条理エッセイ〜
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◎デジクリから2005年に刊行された、永吉克之さんの『怒りのブドウ球菌』が
電子書籍になりました。前編/後編の二冊に分け、各26編を収録。もちろんイ
ラストも完全収録、独特の文章と合わせて不条理な世界観をお楽しみ下さい。
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■ショート・ストーリーのKUNI[158]
大町典丈氏がメモを拾った話

ヤマシタクニコ
< http://bn.dgcr.com/archives/20140904140200.html >
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さわやかな秋の朝、駅に向かう一本道を歩いていた大町典丈氏は目の前の路上に一枚の紙片を見いだした。四つ折りにされたその紙片を拾い上げ、開いてみると、そこには次のような文字列が見て取れた。

リンス イワノリ

「たいへんなものを拾ってしまった」

一刻も早く、これを落とし主に返さなければいけない。これがないためにどんな悲劇が起こるか。経験者は知っている。大町氏の脳裏にもたちまち悪夢のようなシーンが浮かんだ。

「あれほど言ったのに」
「この役立たずっ」
「買い物くらいまともにできないの!」

想像しただけで恐ろしい。大町氏はあたりをぐるぐる見渡してむだな時間を費やした後、自分の前を歩いているのはたったひとりの男しかいないと気づいた。紙切れはあの男が落としたものに違いない。大町氏は早足で追いかけたが、相手の足も速く、あと少しというところで男は駅に着き、ICカードですばやく改札を抜け、電車に乗ってしまう。

なんということだ。ICカードも定職も持たないデザイナーで、もたもたと財布から小銭を取り出して切符を購入するしかなかった自分の無様さを大町氏は嘆いた。嘆いていると駅員がやってきた。

「何かお困りですか」

「実はこれこれでこのメモがあれなのです」

駅員はメモを一瞥すると青ざめた。

「これはたいへんだ」

「あなたもそう思われますか」

「思われるどころではない。私はかつて妻から『帰りにティッシュを買って来てね。本日限り、198円の特売のよ』と頼まれ、忘れぬようにメモしたにもかかわらず、そのメモをなくした経験があります。私はティッシュのことをすっかり忘れて手ぶらで帰宅、妻は激怒してあたりのものを投げ散らかしました。私はおでこに全治2週間の傷を負ったうえ、結局別居にいたりました」

「お気の毒です」

「こうしてはいられません。いっしょにそのひとを探しにいきましょう」

「いいんですか、お仕事は」

「かまうもんですか」

こうして大町氏と駅員はいっしょにメモの落とし主を探すことになった。電車に乗り込んだとき、大町氏はふと思い出した。今日は久しぶりで仕事をくれるというお得意さんに会う予定だったのだ。あわてて電話を入れる。

「もしもし。大町です。あのう、まことに申し訳ありませんが、実はこれこれのメモを拾ったものでいまこれこれで大変恐縮でご迷惑をおかけしてあれなんですが」

「なんだって!」お得意さんは大声を出した。

「すみません」

「すみませんも何もない! リンスにイワノリだと! 私も似たような経験がある。私の場合はスルメにトンカツソースだったが、細かいことはどうでもいい。メモをなくしたときにどんな事態が待ち受けているかは熟知している。ああ、いてもたってもいられない。いまどこにいるんだ。私もいっしょに探す!」

こうして大町氏と駅員とお得意さんはそろってメモの落とし主を捜すことになったが、はっと気づいた駅員が言った。

「ところで、そもそもその人はどんな人なんですか?」

「まったくだ。よくわかりもしない人間をどうやって探すんだ!」お得意さんが言った。

「ああ、言うのを忘れていました。その人はニワトリのとさかそっくりの髪型をしているんです」

「なんだ」

「早くそれを言え!」

3人はせかせかと歩くあまり、つい信号無視をしてしまった。近くの交番から警官が飛んで来た。

「いい年をした大人がなにをしているんだ!」

「申し訳ありません。実はわれわれはこれこれで、リンスとイワノリがメモで」

警官の表情がにわかに曇り、ゆがみ、その両眼から大粒の涙がこぼれ落ちた。

「そんな事情があるならなんで早く言わないのだ! 私を見損なうな。私こそはかつて妻から頼まれたメモをなくし、必死でなんとか思い出してボストンバッグを買って帰ったが、妻のほしかったのはポストイットだったという過去をもつ男だ!」

こうして大町氏と駅員とお得意さんとまだ涙の止まらない警官は手を取り合い、協力してメモの落とし主を捜すことになった。さらに道中、ピザの配達人とティッシュ配りとハローワーク帰りの男、宗教団体の勧誘員、ただの学生、営業中のふりをしている営業マンその他大勢を巻き込み、一行はいつしか大集団と化していた。

これだけ多くの人間と同じ思いを共有できることに大町氏は感動を覚えていたが、それらしい男はなかなか見つからなかった。時間がむなしく過ぎていく。

「ああ、もうだめかもしれない」

「このままではまた悲劇がっ」

「買い物ができなかった場合にそなえ、われわれであらかじめ買っておきませんか」

「それはいい考えだ」

一行はリンスとイワノリを買い込んだ。

「どうしてもリンスでないといけないのか。トリートメントとかコンディショニングではだめなのかな」

「うーむ。わからんが、リンスにしたほうが無難だろ!」

「リンスとコンディショニングの違いもわからないの! と言われたら厄介ですから」

「まったくです!」

「余計なことは考えないことです!」

そのときティッシュ配りが言った。

「すいません、前方にニワトリのとさかそっくりの髪型をしたひとが3人いますが」

「ええっ!」

大町氏は答えた。

「言うのを忘れていました。その人はニワトリのとさかのような髪型をしているうえに、紫色のズボンをはいているんです」

「そうなんだ」

「早く言え!」

3人のうちひとりは黒いズボン、ひとりは茶色のチェックのズボン、ひとりはジーンズだった。

「該当者はいない」

「また探しなおしだ!」

一行はぞろぞろと移動を続けた。

やっとそれらしい人物が見つかったのはすっかり夜だった。集団の前方をニワトリのとさかそっくりの髪型に、紫色のズボンを身につけた男が歩いている。一同は興奮を隠しながら後をつけていった。やがてその男が自分の家に着き、ドアを開けて入っていった。大町氏はおどろいた。そこは大町氏の隣家、つまり男は大町氏の隣人であったから。

「そんなことがあるだろうか。私は隣人に何度も会ったことがあるが、いつもゆるゆるのパジャマで頭髪はほとんどなかったはずだ」

だが、一同の代表として大町氏のお得意さんがチャイムを鳴らし、ドアが開いて出て来たときは男はすでにゆるゆるのパジャマに着替え、おぼろこんぶのような髪がその頭部で微風にそよいでいた。

「夜分恐れ入ります。あなたを探していました! このメモはあなたのメモですね!」

お得意さんがメモを差し出すと隣人ははっとした。あわててお得意さんの指先からメモを奪い取り、どぎまぎした様子でそれをしばし見つめ、くしゃくしゃと丸めた。

「心配いりませんよ!」お得意さんは笑みを浮かべて言った。

「われわれがすっかり用意しました!」

「ほうら、リンス、それに極上のイワノリです!」

口々にいたわりとやさしさに満ちた言葉をかける男達を前に、男は極度に当惑した様子だった。玄関先に集まった集団を見回し、さっき丸めたメモをまた広げて見つめ、また集団に視線を戻し、逡巡の後に声を発した。静かでよく通る声だった。

「私はリンスやイワノリを欲していません」

えっ。

一瞬の静寂。そして

「でも、そのメモに…」

「これは『ハンス イワノバ』と書いてあるのです。端のほうが少し切れてま
すが」

「ハンス? イワノバ?」

ざわめきがひろがった。

「私は小説を書いています。次作の登場人物の名前を三日前から考えていました。ゆうべやっと思いつき、忘れぬように書き留めたのです」

なんともいえない沈黙がひろがった。あたかもイカの燻製とまちがえて輪ゴムをかんだときのような、少し違うような。

「そういうわけですからお引き取りください」

ドアがばたんと閉められた。

大町氏と駅員とお得意さんと警官、そしてピザの配達人とティッシュ配りとハローワーク帰りの男、宗教団体の勧誘員、ただの学生、営業中のふりをしている営業マンその他大勢はしばらくぼうぜんとその場にたたずんでいたが、やがて仕方なくまた来た道をぞろぞろと戻って行った。大町氏もすごすごと隣の自分の家に戻った。

さわやかな秋の日はそのように終わり、大町典丈氏は遅くまで明かりがともっている隣家の窓を見ながら、小説家などという人種とは今後関わるまいと心に決めたそうだ。

【ヤマシタクニコ】koo@midtan.net
< http://midtan.net/ >
< http://koo-yamashita.main.jp/wp/ >

先日、右上の親知らずが虫歯になっていたので、抜いた。その真下の親知らずは去年、ひと足先に抜いていた。だからかみあわせる相手もいなくて「これはどうせ何も仕事していない歯だし」という医者の説明を聞いて、そうだよなと思った。

そういえば左の上の親知らずは若い頃に早々と虫歯になったので抜いて、もう30年近くなる。ところがその真下の親知らずは虫歯にはなっているものの健在。親知らずの中で最後まで残っている。相手もいないのに、仕事もしてないのにひとり気ままに生きているこいつって、とふと思ったのだった。


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■3Dプリンター奮闘記[43]
久しぶりにハードなFRP作業……

織田隆治
< http://bn.dgcr.com/archives/20140904140100.html >
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ここのところ、大きめなものはずっと3Dプリンターで造形していたのですけど、高さ1200mmほどの人の造形をすることになり、こんなの3Dプリンターでやってたら、予算も時間も合わないなぁ……ってことで久しぶりにFRP作業でやってみました。
FRPというのは繊維強化プラスチックのことでで、Fiber Reinforced Plasticsの頭文字を取ったものです。これは、一般的なものでいうと、遊園地の乗り物や、ヘルメット、一部バイクのカウリングやレースカー等のボディに使われています。それから、ビル屋上の防水対策にも使われたりしますね。

プラスチックだけだと重量は軽くなるんですが、強度や弾性が弱く、その補助として、ガラス繊維等で作られた織物や不織布等を混ぜ込んで強度を増して使います。プラスチック樹脂をその繊維に染み込ませることで、かなり強いボディを作れるわけです。

繊維は、ガラス繊維、ケプラー、炭素繊維など色々なものがあります。まあ、普通にはガラス繊維を使うんですけどね。最近では、ボーイング878の翼部分に、日本の開発した炭素繊維が織り込まれた炭素繊維複合材料が使われていたと思います。そういう用途に使われるほど、強度が高くなる訳です。

一般的に使われるFRPというのは、だいたいがポリエステル樹脂です。これがかなり臭い!

プラモデルを作る方にはおなじみのポリパテは、この「ポリエステル樹脂」に「タルク(滑石)」という水酸化マグネシウムとケイ酸塩石の粉を混ぜて作られています。

一般的には「ロウ石」と呼ばれる、おっさんには懐かしいもの……。道路に落書きしたあの石です。そういえば、あの「ロウ石」って、どこから入手してたのかしらん…? かなり使った記憶があるのに、どこから入手していたのか覚えてないです。

昔はオオラカだったので、よく地面に色々と落書きしたもんです。今やったら怒られますよね。しみじみ。あ、いかん。話を「昭和のオッサンの回顧録」から話を戻して……。

このポリパテって臭いですよねぇ。その樹脂をかなりの量使うわけで、そりゃもう凄いことになるんです。その上、この「ガラス繊維」ってのがなかなかの曲者で、極細のガラスの繊維で出来ているんですが、それを素手で触るとチクチク刺さる訳です。

これが絶対に体に良くない気がしますよねぇ。チクチクカイカイになります。このガラス繊維を触る際は、ゴム手袋は必須ですね。樹脂も手にベタベタ着くし。一般家庭でこんなことやったら、奥さんを凄く怒らせること必至です。

ま、説明はこんな感じで、興味のある方はググってやってくださいね。今回は、発泡スチロールの塊を、ナイフやカッター等で彫刻していきます。細かいところは、荒いサンドペーパーなどで整えます。

でもね、これがまた凄い……。発泡スチロールってのは、ご承知の通り、静電気でどこにでも着くし、凄いことになります。案の定、僕は雪山で遭難したみたいになりました(笑)後の掃除が大変。そうやって苦悩しながら、原型となる形状を削り出していきます。

FRPの造形には、この発泡スチロールの原型の上に、直接樹脂を塗り込んで行く方法と、粘土等で作った原型の型を取り、その型に内側から樹脂を塗り付けていく方法があります。今回は型を作る予算もなかったので、出来上がった発泡スチロールの上から、樹脂を塗り付けて行く方法。

ですが、この樹脂ってのが揮発性のあるシンナーみたいなもので、スチロールを溶かすわけです。で、この発泡スチロールを溶かさない樹脂ってのもありまして、それを使います。

当然、原型の上から樹脂を塗っていくので、モールドは甘くなり、繊維の凹凸などが出るので、後加工が大変なんですよね。

なんとか納品したわけですが、これを3Dプリンターでやると凄く工程が楽になります。始めに、3Dモデリングが必要なんですけど、実際のモデリングは3Dプリンターがやってくれるわけで、その間は別の作業が出来るんですよ、奥さん。

今のところ、今回のような500mm×500mm×1200mmくらいのものを出力出来るプリンターってのは、なかなかないし、素材自体もかなり高価なので、まだまだこういった分野では、FRPの手作業というのは必要のです。

こういったブツに対応するプリンターも出て来て、素材自体ももっと安くなると良いですね〜。そんなプリンターが出たら欲しい!!

【織田隆治】FULL DIMENSIONS STUDIO(フル ディメンションズ スタジオ)
< http://www.f-d-studio.jp >

最近仕事量が激増しております。
嬉しいやら大変すぎるやら……。


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編集後記(08/04)

●オールタイム・ベスト日本映画遺産【心に残る珠玉の10本】第7位の「家族ゲーム」(1983)を見た。かつてWOWOWで見た覚えがあるが、「なんじゃこりゃー」(by松田優作)といいたくなる訳のわからないストーリーであった。今回、しっかり構えて見たが、やっぱり同じ感想だ。高校受験を控えたいじめられっ子の次男に、三流大学の七年生・吉本(松田優作)が家庭教師として雇われたことから巻き起こる、一家の騒動をシュールに描くという内容だが、その家族はもとより、出てくる人物がすべておかしく(面白いのではない。ヘンなのだ)、まったく誰にも感情移入できない。最もおかしいのは吉本で、何を教えているのかというと、たいていは図鑑を眺めているだけだ。何を考えているのかわからない不気味さがあり、絶対家に招き入れたくないタイプの男だ。

この映画で有名なのが、お互いに向き合うことなく、カウンターのような食卓に横一線に並んで座る異様な食事シーンである。これは相当なインパクトある画面だ。交わされる会話の内容も間もコミカルというかゲーム感覚というかよくわからないが、面白いといえば面白い。最後には吉本のとんでもない大暴れがあって、ほとんど爽快でもある。そこで終わるかと思ったら終わらない。吉本が去って、一家は再びいつもの日常に戻り、集合住宅の上空を飛ぶヘリの音を聞かせながら唐突に終わる。どんな意味のエンディングなのだろう。名ラストシーンとして賞賛される理由が、わたしには到底理解できないのであった。伊丹十三と由紀さおりがいい味を出していた。

結局この妙な家庭教師は、落ちこぼれをAクラス高校合格にまで成績を向上させている。どんな必勝テクニックを授けたのかはわからない(ケンカに勝つ方法は教えていたけれど)。先日、小中高と一緒だった男3人で居酒屋に行ったとき、いまも現役の医師が試験必勝法というものがあると語る。高校時代にわたしは不倶戴天の数学で、二年連続して追試という屈辱を受けたのだが、その彼も数学はサッパリだったが、試験ではなんとか平均点を超えていた。その秘訣は、教科書にある問題と解答を全部暗記したからだという。確かにそれは効果ありそうだが……。彼はわからない科目はすべて理解せずに丸暗記したのだ。どうりで、彼の語る小学校時代の思い出の鮮明なこと。スーパー記憶力を持つ彼は日本におけるバイアグラの権威らしい。

試験必勝法といえば、東村アキコの自分史漫画「かくかくしかじか」にも興味深い実践記があった。彼女は美術以外の勉強は超おろそかにしてきたが、芸大に行くためセンター試験を受けなければならなくなった(推薦枠もらったのに落ちたから)。残された時間は2か月。問題の意味さえわからない。あてずっぽうでマークシートを埋めても、3教科自己採点で3割以下。そこで「センター試験マークシート徹底攻略法」「ダウジングマスター法」なる本を買って猛特訓した。つまり出題者の気持ちになって選択問題のトラップを考え、正答を見抜くという方法と鉛筆をつかってのダウジング。勉強じゃないじゃん! それが効果アリだったとは。ちなみに当時このマークシート攻略法が蔓延しすぎて、翌年あたりからこのテクが通用しないようになったとかなんとか。(柴田)

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「家族ゲーム」

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「かくかくしかじか」


●ヤマシタさんのを読んで爆笑した。映像化して欲しいわ。/ロウ石は文具店と駄菓子屋さんに売ってましたよ〜。

健康診断続き。受付まわりの人たちは慣れていないので、受診者側が自治ルールを持ち始めた。個々の検診部屋には待合所があり、椅子が並べられているが、番号順に座り、面倒でも詰めていく形に。詰めない人、座らない人にはまわりが促す。

オプション検診の部屋では係の人が「オプションを受けられる方はこちらに〜」と大声でアナウンス。このオプションは2つ受ける人、1つだけの人がいる。が、どう待つかの説明はない。入り口近くに椅子が並べられているが、順路が後のを1つだけ受ける人には、先に行くよう促すようになった。受けない検診のために列に並ばなくてもいい、後のを受ける時にも並ぶからと。

混雑している部屋では、係の人が他のを先に受けてもいいとアナウンスするのだが、移動先が別階と聞き、キレる人が出てきた。移動先の検診は空いているのか? どうせ(この部屋が)混むなら、戻ってきた時に空いていると言えるのか? など。

私は先に空いている方を受けようと思ったし、他の人が終わっているから空いているかも〜と考えたのだが、全部が終わった後、集合場所であるエレベーター前通路が見える場所に移動すると、一時間ほど前に見た光景があって、集団検診では集合時間をずらして大量の人たちが受けるんだなと知った。キレた人の言い分もっともであった。(hammer.mule)