[3762] Appleらしさとは

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《来週まで勝負はお預けだな》

■装飾山イバラ道[142]
 自分の殻とカラオケの未来
 武田瑛夢

■Take IT Easy![29]
 Appleらしさとは
 若林健一 / kwaka1208

■おかだの光画部トーク[121]
 いよいよ発売!iPhone 6とiPhone 6 Plus
 岡田陽一


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■装飾山イバラ道[142]
自分の殻とカラオケの未来

武田瑛夢
< https://bn.dgcr.com/archives/20140916140300.html
>
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基本的にほとんどSNSをしていない私。閉じているなーっと我ながら思うのだけれど、唯一活用していると言ってもいいものがひとつだけある。それが「DAM★とも」だ。

私も知らなかったけれど、星マークが真ん中に入るのが正式らしい。以下記述としては、DAMともと略させてもらうことにする。DAMともは第一興商の通信カラオケと連動したSNSのWEBサイトだ。

私が無料のDAMとも会員になったのはだいぶ前だけれど、今はDAMとも有料会員なのでけっこう積極的に使っている方だと思う。ただし、私らしく公開/非公開の有無のチェックマークは、その全てにおいて非公開だ(笑)。SNSの意味ないじゃん。ただ今はそういう使い方をしたいのだ。

●通信カラオケの進化

カラオケ屋さんに行くと、まず最初に言う言葉は「LIVE DAMで」LIVE DAMという最新で一番いろいろなことができる機種が好きなのである。LIVE DAMの部屋が空いていない場合はすぐに諦めて店を出る。他の店をあたってダメなら、その日のカラオケは諦めるけれど、最近はカラオケ店が多くてどこか大抵空いているので大丈夫だ。

第一興商がDAMという通信カラオケシステムを作ったのが1994年、それから16年でLIVE DAMが登場した。2014年でDAM開始から20年経っているわけだ。その間も数種類のバージョンアップを重ねている。

私も正直言って、カラオケの機種が何であるかを気にして店に行ったことなんてずっなかった。曲数は多いにこしたことはないけれど、あるものだけで充分といった感じ。歌本で曲を選んでいた時代は、どの会社のどのカラオケ機種でもそう変わりないといった認識だったのだ。

今は一人でカラオケをする「ヒトカラ」の人も多い。二人の場合は「フタカラ」だそう。多人数だと「タカラ」?というらしいけれど、ほんとに使われている言葉なのかは謎である。私は主にだんなさんとの「フタカラ」なので、大抵は普通の4〜5人用の部屋に通される。他に空いていないという理由でパーティルームに入れられたことがあるけれど、やっぱり普通の狭いぐらいの部屋が一番居心地がいい。

カラオケ店でCLUBDAMというカードを発行してもらうと、部屋にあるリモコンを使ってログインすることができる。自分で選んだ曲はリストに追加できるので、後から選びやすいし、キーを上下して歌いやすく調整したものが記憶されているので便利だ。

だんなさんも歌うのは好きなので、ほぼ交互に歌うことになるけれど自分の歌う曲を選ぶのにほとんど時間はかからない時代になった。昔はあの電話帳のように分厚いカラオケの歌本を探していた。電話帳も歌本も懐かしい思い出だ。

デジタルのリモコンは今まで歌った履歴を見ることもできるし、その店のその部屋で歌われた履歴を見ることもできる。最近の人気曲や同じ年代に多く歌われている曲から選ぶこともできて便利だ。

私がせっかくDAMとも会員なのにだんなさんは会員ではない。だんなさんが友達登録してくれれば、SNSの効果もちょっとはありそうなのにね。だんなさんは自分の管理できる範囲以外に履歴が残ることが嫌いなタイプだ。スマートフォンアプリを使ってペアリングして曲リストを管理している。けっこうめんどくさそうだけれど、自分の好きな方法で遊ぶのが一番だ。

歌うモードは精密採点DXにしている。自分が歌った音がバーでカラー表示されるので、どこの音を外したのかがわかりやすい。カラオケ採点の機種は今やだいぶ進化していて、こぶしやビブラートも逐一表示される。これが煩わしいという人もいると思うけれど、太鼓の達人などの音ゲーだと思えば楽しいゲームだと思う。

精密採点DXは音ゲーとしての精度も高くて、自分のミスを厳しく判定してくれる。何がダメだったのか、どこが良かったのか、わかりやすく視覚化しているインタフェースは素晴らしい。表示は速やかだし華やかさもあるし。

本当にそうなのか、疑う余地があるのは歌に関する分析レポートのコメントぐらいで、あれは褒め過ぎなような気がする。キー調整がうまくいかなくて惨敗した時でも、いいことしか書いていないとただの「ほめ殺し」に感じる。

基本的になるべく傷つけないようにするためにキツイ言葉は全部カットされたのだろうか。言葉で評価する難しさはどの世界も同じかもしれない。

●自分の好きな関わり方で

DAMとも会員でも最もアクティブに見えるのは、DAMとものWEBサイトで自分の歌の録音や動画を公開している人々。デュエット曲の片方のパートを公開したものに、遠くのDAMともの人がもう片方のパートを歌って曲を完成していたりなど。

閉じに閉じた私からすれば、こういう開けた人はすごいという他はない。オープンマインドそのものである。私も過去の日記で写真をアップしたりしていたけれど、ほぼ自分は写していないし、物撮りがせいいっぱいの感じがする。

ただそんな私のカラオケでも緊張する瞬間はある。私が「試合」と読んでいるもの、それが「ランキングバトル」である。これはログインしたDAMとも会員同士が、カラオケで点数を競えるモードだ。

ひと月ごとのくくりで、順位付けされたものが常時公開される。曲によって戦っている人数が違うので、人気曲ほど上位に入るのは大変だ。公開されるニックネームで、自分の現在の順位もわかる。

結果に満足して家に帰ってパソコンでログインしてみたら、ガガッっと逆転されていたこともある。お気に入りの曲の常連さんは大抵決まっているので、「来週まで勝負はお預けだな」と勝手に思ったりしている。月末でリセットされるので戦いの期限があるのだ。

私はDAMとものSNS的要素のほとんどを生かしていないけれど、ランバトしているので充分満足なのだ。カラオケでは「戦う」というコミュニケーションしかしていないというのもどうかと思うけれど、ちょっと前にはあり得ないような遊びのかたちではないだろうか。

LIVE DAMのカラオケ機器は既に地方まで浸透しているだろうから、また次世代のものもそのうち登場するのだろう。音階のバーのグラフィック表現はもう上げどまりの感じがしないでもない。

未来への妄想をすると、そこにいないお友達もホログラムの立体投影でパーティルームに集まってカラオケ大会とか。ボイストレーナーが横で励ましてくれるとか。あくまでも遊びなので、やりたいこととやりたくないことを明確に自分で決められることがとても大切だと思う。

テレビゲームに本格カメラが付けば家でもできそうだけれど、音響のことを考えると家庭での限界があるのがカラオケだと思う。アーケードのゲームセンターが廃れた今も、カラオケ屋さんには知恵を集めてがんばってもらいたいのである。

【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/
>

前々回のウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターの記事に一部間違いがありました。

腰のバーで固定されてU字ハーネスがないと書いてしまいましたが、ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターのライドにはU字ハーネスはありました。その後に乗ったハリウッド・ドリーム・ザ・ライドの安全バーのことを執筆時に思い出してしまったようです。腰のバーがあるのはハリウッド・ドリーム・ザ・ライドでした。申し訳ありません。

落下感があってよりライドとしての恐怖が強いのはハリウッド・ドリーム・ザ・ライドですが、視覚的に揺さぶられる感覚が強いのはウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターです。どちらも楽しいのでおすすめです。


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■Take IT Easy![29]
Appleらしさとは

若林健一 / kwaka1208
< https://bn.dgcr.com/archives/20140916140200.html
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今年もまた、新しいiPhoneが発表されましたね。私の周りでも、「6の64GB」だの「Plusの128GB」だのと予約完了の声が聞こえてきますが、私は来年の春まで2年縛りが残っているので、とりあえずは様子見です。

今回の大きな変更のひとつは、なんといっても大きさ。

特にiPhone 6 Plusは、iPhoneユーザーには未知の領域で(それは言い過ぎかな)、大きさをリアルに体験できる型紙がダウンロードできるとか、一万円札71枚分の大きさに近いとか、発売前に大きさを確認するための情報が飛び交っています。

その中で、一番手軽に「iPhone 6 Plus」の大きさを体感できるのが、ロッテの「ガーナチョコレート」。パッケージの大きさが、「iPhone 6 Plus」本体の大きさに近いそうです。検討中の方、是非お試しください。

・ロッテ ガーナチョコレート
< http://www.lotte.co.jp/products/brand/ghana/
>

・71万円の大金を積んで誰よりも早く「iPhone 6 Plus」の使い勝手を検証してみた
< http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1409/10/news139.html
>

新iPhoneの大きさがわかる「型紙」をダウンロードしよう
< http://wired.jp/2014/09/10/iphone-6-plus-handy-paper-template/
>

ところで、iPhone 6発表以前は「iPhoneの大型化」を望む声が多く聞かれたのに対して、発表後は「今の方がよかった」という声も聞こえてくるようになりました。本当にユーザーというのはワガママですね。

おそらく、今のところ「iPhone 6 Plus」はテストマーケティング的な位置づけでしょうから、もしかすると来年の今頃にはなくなっているのかもしれません。今回の発表で、iPhone5cの後継モデルが出なかったように。

● Appleらしさとは

さて、今回の発表内容も「Apple WATCH」を含め、例年と同じくリーク情報と同じものばかりで、「驚きがなかった」「Androidの真似ばかり」「Appleらしくなくなった」と言われています。しかし、「古くからのAppleファン」としてはこういった声に反論したくなるのです。

「驚きがなかった」のは、リーク情報とまったく同じ内容だったからだと思うのですが、ここまで新製品の情報が、ネット上でリークされる企業は他にはありません。これだけのリークがあるのは、ある意味「Appleらしい」。

「Androidの真似ばかり」と言われているのは、5.5インチ画面とNFCを搭載している機種がAndroidでは既に発売されているからなのですが、元々Appleは「世界初」に重きを置かない企業。むしろ既存の技術や手段を改善し、「よりよいやり方を見つけた」と発表するのが「Appleらしさ」です。

初代iPhoneにしても、タッチパネルやタッチ操作を使った「世界初」の機器ではありませんでしたし、それらを「よりよいやり方を見つけた」として昇華させた商品です。

今回発表された「Apple Pay」でも、「指紋認証を合わせることでセキュリティを強化」した点や、「複数のクレジットカードを登録可能」としたことで、サービスごとに取り扱い方法(管理アプリ)の異なる「おサイフケータイ」よりも扱いやすくなったと言えると思います。

つまり、「よりよいやり方」を見つけてきた、という点において「Appleらしい」と言えます。

● Apple WATCHは「Appleらしい」か?

さて、もうひとつの大きな発表「Apple WATCH」は、「Appleらしい」製品でしょうか?

詳細が明らかになっていないので、なんとも言えないのですが、「Appleらしい」という点を強いて挙げるとするならば、既存の時計に共通の操作方法である、「竜頭」をユーザーインターフェースとして採用したことにある、と言えます。

Appleは、時として大きくモノの形を変えることで新しい体験を導入することもありますが、既存のフォームファクタを変えないことで、ユーザーを段階的に新しい世界へ誘導することが上手な企業でもあります。

「竜頭」が時計型ウェアラブルデバイスのインターフェースとして最適かどうか、については議論の余地がありますが、これは実物をみてみないことにはなんとも言えません。発表時点で酷評されていても、いざ製品を手にしてみると賞賛を得ることがある、というのも「Appleらしさ」のひとつですから。

● one more thing…

しかし、今回の発表にAppleの焦りが見えるのも事実です。「Apple WATCH」の発表の仕方は、「iPhone」発表時を思い起こさせる演出でしたが、「Apple WATCH」の発表が「iPhone」発表時ほどの感動を産んだか? というと、必ずしもそうではないと思います。

また、製品やサービス名に”i”を使う慣習をやめたり、プレゼンの方法も各担当者に任せるなど「Steve Jobs色」を排しているわりには、Steve Jobsが使っていた「one more thing…」を使うなど、ちぐはぐな面もあります。

Appleのブランド力低下が言われて久しく、株価にもそれが現れています。ブランドとは、「自分の価値を発信し、価値に対して顧客に期待を得て、その期待に応える」というコミュニケーションで成立するものです。

しかし、Appleほどになると「Appleらしさ」を周囲が勝手に発信することも多く、それらがノイズになってしまって、Apple自身が自社のブランドをコントロールできなくなってしまっている。これが、今のAppleの一番辛いところなのでしょう。

という私も、勝手な解釈で「Appleらしさ」を語っているひとりなのですが…。

それでも、Appleほどの完成度のモノや体験を提供できる企業は多くありませんし、それを楽しみにしているファンが多いのも事実。これからもAppleには、より「Appleらしい」製品やサービスを産み出してもらいたいものですね。

iPhone 6
< http://www.apple.com/jp/iphone-6/
>

iOS8
< http://www.apple.com/jp/iphone-6/ios-8/
>

【若林健一 / kwaka1208】 kwaka1208@pote2.net
Take IT Easy! - 人にやさしいIT
< http://kwaka1208.net/
>
< https://twitter.com/kwaka1208
>
< https://www.facebook.com/kwaka1208/
>


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■おかだの光画部トーク[121]
いよいよ発売!iPhone 6とiPhone 6 Plus

岡田陽一
< https://bn.dgcr.com/archives/20140916140100.html
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先週、日本時間で9月10日深夜、アップルのイベントがライブ中継され、iPhone 6・iPhone 6 Plus、Apple Pay、Apple Watchが紹介されました。

各プレゼンテーションで一番驚いたのは、Adobeの元CTOだったKevin Lynch氏がApple Watchの紹介をしていたこと。Kevin Lynch氏はFlashの人だったので、Appleが次のために力を注いでいるApple Watchの開発を彼が担当しているのが感慨深く印象的でした。

・キーノート
< http://www.apple.com/live/2014-sept-event/
>
・iPhone 6
< http://www.apple.com/jp/iphone-6/
>
・Apple Watch
< http://www.apple.com/jp/watch/
>
・Apple Pay
< http://www.apple.com/apple-pay/
>

Apple Watchは来年春、Apple Payは日本ではまだいつ使えるようになるのかわからないので、今後楽しみに待つとして、今回は数日後に手にできるiPhone 6について見てみようと思います。

まず、今回のiPhoneは5よりも更に大きくなったこと。2年前にiPhone 4から5になった時も縦長になって、最初手にしたときは「なんか大きいな...」と思いましたが、1週間ほどでそれがあたりまえになり、改めて4を触ると「小さっ!」と感じました。毎日一番長く手に触れるものですから、慣れるのも相当早いようです。

その時の比ではないくらい、今回の6は大きい。そしてその6よりももっと大きいiPhone 6 Plusも同時にリリースとなります。

5・6・6 Plusの比較
< http://www.apple.com/jp/iphone/compare/
>

カメラの項目を見てみると
・8メガピクセルiSightカメラ(1.5ミクロンのピクセルを使用)
・f/2.2の開口部
・5枚構成のレンズ
・裏面照射型センサー
・True Toneフラッシュ

など、基本的なスペックは、ひとつ前の機種5Sとあまり変化ないのですが、CPUがA7からA8と進化していることで、演算性能が大きくスペックアップしているようです。これにより、フォーカスも早くなるでしょうし、顔検出もより性能がよくなっていると思われます。

特にiPhone 6 Plusは、レンズ部分がジャイロセンサーで動く光学式手ぶれ補正が付いているので、暗い場所や、動画撮影時の手ぶれ補正性能がかなりよいでしょう。

動画撮影の性能は、
・1080p HDビデオ撮影で(30fpsまたは60fps)
・スローモーションビデオ(120fpsまたは240fps)
・映画レベルのビデオ手ぶれ補正
・連続オートフォーカスビデオ
など、かなり強化されています。

さて、ここでiPhone 6と、iPhone 6 Plusどちらを選ぶかというところ。悩むところですが、わたしの選択は、光学手ブレも搭載していることですし、大きい方のiPhone 6 Plusに買い換えようと思います。

大きさは158.1×77.8 mmで1万円札とほぼ同じ大きさ。厚さは7.1mm。電話としてもデジカメとしてもかなり大きいです。正直、実物を手に持ってみたら気が変わるかもしれません。

しかし、大きい分バッテリーの持ちが圧倒的に長い。つい先日まで今持っているiPhone 5のバッテリーの劣化で、常にモバイルバッテリーを一緒に持ち歩いていたので、モバイルガジェットはバッテリーの持ちが命だと思います。

そして、画面が5.5インチRetina HDディスプレイと大きいので、老眼で日々小さい文字が見難くなっているのが、かなり助かるのではないかと思います。今、外出時には、iPad miniも持って出ているので、6 Plusにすることで、これも要らなくなるかもしれません。

あとは、Webサイト制作や、アプリ制作において、6 Plusの画面の解像度が、1,920×1,080ピクセル解像度401ppiと、今までの326ppiと違うというところで、検証機としても必要になってくるということもあります。

続いて、16GB・64GB・128GBのどれにするか。過去に買ったiPhone 3G、iPhone 4、iPhone 5は、クラウドを使えばそんなに要らないと判断し、メモリに関しては少ないものをチョイスし価格優先で考えていました。

今回は、それぞれの本体価格差が1万円程度なので一番多い128GBを選択しようと思います。カメラ、特に動画の性能が良くなっているので高解像度でいっぱい撮れる方が楽しめますからね。

ということで、iPhone 6 Plusの128GBにするとして、キャリアをどうするか。または、アップルストアで売っているSIMロックフリーの本体にするか。海外に頻繁に行くことも今のところないですし、SIMロックフリーにしなければいけないメリットはあまり感じなかったのです。

しかし、各キャリアが今まであった安いプランを廃止し、全て通話し放題のプランに移行しようとしているので、ほぼiPhoneで電話をしないわたしにとっては、月々の使用料がかなり高くなってしまいます。

例えばSoftBankの場合、スマ放題月2,700円。今契約しているホワイトプランは、月934円なので、もし機種変更時にスマ放題プランの選択しかなくなるようであれば、SIMロックフリー版をアップルストアで購入し、今使っているiPhone 5の契約をそのまま継続、iPhone 5に入っているSIMを使うことも選択肢かも...と考えていました。

SoftBankのサイトで色々情報収拾してみると、どうやらホワイトプランは11月30日までは契約可能のようなので、今回の機種変更は大丈夫のようです。

・ホワイトプラン(SoftBank)
< http://www.softbank.jp/mobile/price_plan/smartphone/white-plan/
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たぶん、金額的には他社にMNPで乗り換えるのが一番安いのではないかと思いますが、法人契約ですし書類とか印鑑とか手続きなど面倒なので、キャリアはそのままの方がいいかなと思ったり...。

ということで、先週金曜日に予約受付けが始まっていますが、実は予約はしていません。実際に本物を手に取って、大きさと、3種類ある色を実感してからにしようと思います。19日(金)には、手にする人も多いと思いますので、見せてもらってから最終決定しようと思います。

・iPhone 6紹介ビデオ
< http://www.apple.com/jp/iphone-6/films/#video-product
>

【岡田陽一/株式会社ふわっと 代表取締役 ディレクター+フォトグラファー】
< mailto:okada@fuwhat.com > < Twitter:http://twitter.com/okada41
>

バッテリーが異常だったiPhone 5ですが、アップルストア心斎橋に持って行き、無事新品のバッテリーに無償交換してもらいました。来月で2年になるこのタイミングで、とっても元気になったiPhone 5です。


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編集後記(09/16)

●9月11日(金)、朝日新聞が「東電撤退」記事を撤回した。8月5日(火)6日(水)の「慰安婦問題」に続く二度目の「記事取り消し」だ。社長が出席して謝罪会見が行われたが、その中身は往生際の悪さとごまかしが目立ち、まったく反省していないように見えた。「慰安婦問題」記事では言い訳とスリカエに徹して、謝罪はなかった。そのことで大きな非難を浴びたが、朝日にはある思惑があったから、知らん顔を続けた。遡る5月、吉田調書をいち早く入手した朝日は、これで日本貶めと反原発の同時プロパガンダができると、意図して記事を書いた。だが、すぐに門田隆将が強烈に批判し、やがて産経、読売も吉田調書を入手し朝日に反論を始めた。

朝日は「東電撤退」捏造記事を書いたとき、吉田調書の公開はないと判断していたのだと思う(だから、紙面では「公開せよ」と迫っていた)。ところが、政府が公開の意向を示すと、もはやお手上げ、いつ取り消すかと検討を始めたに違いない。そこで、まず「慰安婦問題」で記事を取り消した。しかし謝罪はしない。もう一回、「記事取り消し」を予定しているのだから、そのときまとめて謝罪すればいいというわけだ。だから、政府が吉田調書を公開する日まで待った。二回の謝罪を一回で済ます。限られた時間内では、二つの巨大な誤報(捏造)に対する記者の追及は分散する。果たしてその思惑どおり、朝日がなんとか謝罪会見を乗り切ったように見える。

そこでまた、記者会見翌日からの朝日新聞の「声」欄をチェックした。「慰安婦問題」のあと24日間は、まったく読者の声を聞かせなかったが、そのことについても各方面からずいぶん突っ込まれていたから、今回は翌日からちゃんと掲載している。13日(土)と14日(日)の二日間、「声」は朝日の誤報と謝罪に関するものだけ計9本が掲載された。強い批判が2、軽い批判が2、批判しつつ応援が4、批判しつつ激しく応援が1という案配であった。

激しく応援の例:「多方面から『朝日バッシング」が激しさを増す中で、事実を正確に伝え、権力を監視する新聞の原点を忘れないでもらいたい。『吉田調書』に見られる制御できない原発のおそろしさ、『慰安婦問題』での女性の人権を踏みにじった歴史的事実を今後もきちんと報道してもらいたい。朝日ならではの、鋭い記事を読者として期待する」という大学名誉教授。朝日新聞が望む最高の読者さんです。

「このように記事の取り消しが度重なると、頭の中が混乱します。購読をやめようと一度は販売所に電話をかけました」。そうでしょうね、お気の毒です。しかし、「でも、日本のためにも、暴力や権力にくみせず言論を貫く朝日新聞を応援しなくてはと思い直しました」とまとめる55歳・養護教員。そうくるのか。♪やめられないとまらない〜

15日(月)この日の「声」は3本だて。うち朝日の誤報と謝罪に関するものはひとつ。朝日の読者とは思えないくらい厳しい意見。じつの真っ当な考え方だ。しかし結びは、「今後、朝日新聞の報道姿勢がどう変わるか、それとも変わらないのか。厳しい目で見守っていきたいと思っています」という、主夫・57歳。それでも読み続けるという。ああ、やっぱりねー。客観性のないメディアは、読むのが楽なんです。自分で考えなくても、新聞報道を鵜呑みにすればいい。そのうち、それを自分の考えたことだと錯覚するようになるのです。(柴田)


●カラオケで思い出した。ビッグエコーの「宝塚歌劇ルーム」。ここでしか見られない映像とか、本人映像&歌唱の「まま音」があるというので、体験がてら友人と二人で、梅田中央店に行ってみた。

行ってみようかという話になったのは一週間前で、寄ってみたい時間は予約でいっぱい。どころか朝から予約が入っていて、空くのは19時半以降とのこと。この日がたまたまというわけでもないらしい。

「宝塚ルーム」に爆笑した我々は反省することとなった。ニーズあるのね。諦めて、予定通り別件で会い、19時半に空くのって遠方から来ている人たちが新幹線の最終まで遊ぶためなんじゃないかなぁなどと会話。もし埋まってなければと電話したら空いていたので予約。二人とも歌が苦手なので1時間半。続く。(hammer.mule)