[3806] ドイツで汽車に乗り遅れるの巻

投稿:  著者:  読了時間:22分(本文:約10,900文字)


《"足す"のではなく"引く"》

■わが逃走[150]
 ドイツで汽車に乗り遅れるの巻 その2
 齋藤 浩

■もじもじトーク[09]
 なんでフォントの仕事に?
 関口浩之

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■わが逃走[150]
ドイツで汽車に乗り遅れるの巻 その2

齋藤 浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20141120140200.html >
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「郷愁のザクセン 歴史とナントカを訪ねて...」という大義名分のもと、テツ分多めな私が計画した「ドレスデン近郊の蒸機列車を堪能する」旅。

レスニッツグルント鉄道を訪ねた前日に引き続き、この日はヴァイセリッツタール鉄道に乗車した。当日の予定は、午前中に汽車の旅を楽しんだ後、午後ドレスデンへ戻り市内観光、夕方に次の目的地であるライプツィヒへ向かうというもの。

という訳で、旧市街のホテルにて朝食後チェックアウト。フロントで荷物を預かってもらい、極親しい間柄の年上の女性Aさんと私はトラムで中央駅へ出た後、Sバーン(近郊列車)に乗ってヴァイセリッツタール鉄道始発駅であるフライタール・ハインスベルクへと向かった。

この日はライプツィヒへの移動日でもあるため、Sバーンはジャーマンレイルパスで乗車。

ドレスデン中央駅に入ると、いつのまにかホームにいる。改札がないというのは不思議である。目的の列車が到着したので乗車する。席に着くと10分ほどで音もなく発車。さすがDB(※旧ドイツ国鉄。日本のJRみたいな会社)、ビバ定時運行。

それにしても発車ベルもアナウンスもなくいつのまにか動いている。慣れないなあ。

こういうのって日本における日常とは対極にあたる訳なのだが、ここドイツでは逆にアナウンスが入るとそれは"重要な情報"ということになるので、誰もが聞こうとする。

日本では雨だから傘の忘れ物が多いとか、ただいま空調は"送風"モードにて運転しておりますとか、かなりどうでもいいことまで言う。これはノイズと情報を選別する行為を鉄道会社が乗客に委ねていることになる。

人とは基本的にめんどくさがりなので、「どうせ自分には関係ないだろう」と思ってしまう場合が多く、必要な情報を受けられなかった場合鉄、道会社へクレームがつく。その結果、鉄道会社はよりどうでもいいことまでアナウンスするようになるという悪循環。

"足す"のではなく"引く"ことにより、より明確な情報伝達を、というのはデザインの基本だと思うのだが、"引かれた"部分は目に見えず記録にも残りにくいので、責任の所在を明確にするためにやっぱり"足して"しまうというのが今の日本における実情なのであろう。

視覚情報においても同様だ。ドイツのサインシステムは非常に明快で、余計な情報が少ないため、外国人でも駅で迷うことはほとんどない。

日本では各社バラバラのサイン計画に加え、よかれと思って制作された駅員さん手書きの案内表示が無秩序に掲出されるので、その中から自分に必要な情報を抽出するのにはかなりの労力を要する。日本はまだまだデザイン後進国だ。おっと、話がそれた。

ドレスデンを発車するとすぐ、蒸気機関車用の給水施設とターンテーブルが見えてきた。旧東ドイツでは90年代まで蒸気機関車が現役で使われていたためこのようなインフラが残っており、そのためDB路線では蒸機牽引の臨時列車が日本に比べてべらぼうに多い。なんともうらやましいかぎりである。

5分も乗っていると周囲は山々に囲まれてくる。路線はどうやら川に沿って進んでいるようだ。

約12分でフライタール・ハインスベルクに到着。日本と違い、大都市からわずか4駅でこの田舎っぷり。すばらしい。

駅のホームより。乗って来た列車を見送りつつ、眼下には渋い煉瓦造の機関庫が!
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DBのプラットホームからヴァイセリッツタール鉄道の乗り場へ降りると、山の空気と石炭の匂いがなんとも風流!
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往復チケットをオフィスで買い、気温も暖かかったのでこの日は無蓋客車に陣取った。乗客はまばら。前日と同様、世界各国からやってきた"大きなお友達"の比率は高いようだ。

列車は発車ベルも汽笛もなく、定時になると動き出した。ファンとしては発車前に一発くらい汽笛を鳴らしてほしいところ。

それにしても、ああ、屋根が無いってイイ。煙の匂いを味わい放題だ! 寒が
りなAさんの物言いが心配だったが、美しい自然を全周囲で満喫できる車両に
満足しているようだ。
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列車は南へ向かって川沿いをゆく。ところどころに護岸工事の跡が見受けられる。実はこの路線、2002年の大水害で長期運休中だったのだ。普通なら廃止されてもおかしくないくらいのダメージだったにもかかわらず、2008年に途中駅であるディポルディスヴァルトまでなんとか復旧。

ローカル蒸機路線がこうして運行され続けることは、関係者や地元住民の意識の高さと努力の賜物といえましょう。ここでまたドイツが好きになってしまった。
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山間を汽車はゆく。あと一週間もすれば、木々の彩度は格段に上がることだろう。
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湖。
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約45分で暫定の終点ディポルディスヴァルトに到着した。機関車はすぐに切り離され給水作業を始める。"大きなお友達"が、子供たちと一緒に見学する。
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帰路、機関車はバック運転となり列車の先頭に立つ。客車と連結し、勢いよく蒸気を噴き出す。
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足廻りの金属光沢が美しい。すぐにピストンが力強く動き出す。
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あれ? オレ乗ってないじゃん。どうして? 列車はすーっと山間に消えていった。

ドイツにおいて、列車はベルもアナウンスも汽笛もなく、定時になると発車するのであった。これって乗り遅れた? よねえ...。

極親しい間柄の年上の女性Aさん、激怒。というか半狂乱である。次の汽車まで2時間。あんたにまかせるといつもこれだ、この人間のクズ的なことを言われる。

これで午後の予定がパーだ。こんなことだから仕事も減るんだこのごくつぶしの嘘つき的なことを言われる。嘘つきかどうかに反論することは無意味であると判断。ドレスデンまでタクシーで帰るよ! てめえの金でな! と言われる。まあ仕方ないね。

ディポルディスヴァルトという町は、かつてそれなりに産業が発展した町っぽい。駅にはたくさんの支線があり、かつては貨物列車の操車場だった面影が残る。林業だろうか。

汽車が出てしまうと周囲には誰もいなくなった。いわゆるヨーロッパの小さな町だ。なんとか人のいる場所に出ようと思い、しばらく歩くと『木のおもちゃ博物館』を発見。

窓口の女性につたない英語で「汽車に乗り遅れてしまったのでタクシーに乗りたい」的なことを言ってみると、どうも彼女は英語がわからないらしい。

そこで『サルでもわかるドイツ語会話』を開き、「ヴォー イスト デア タクスィシュタント?」と聞いてみると「わかったわ。タクシー乗り場ね。この道を500メートルくらいまっすぐ行ったところよ。」とわざわざ建物の外まで出て教えてくれた。ありがとう、親切な人。

現実なのにドラマの吹替えの声が聞こえるかのようだった。意思の疎通って楽しいな。それにしても、持って来てよかった『サルでもわかるドイツ語会話』。都市部の観光名所はだいたい片言英語でなんとかなったけど、こういうときにこそ旅の現地語ブックは役に立つのだ!

我々はタクシー乗り場に向かい、てくてくと歩きはじめた。しかし、周囲はどんどん寂しくなってくる。果たしてこの先にホントにタクシー乗り場があるのだろうか。

そんなとき、「ツーリストインフォメーションこっち」のサインを発見、寄ってみることにした。ドイツではどの町でも同書体、同フォーマットのサイン計画が徹底されているので、旅人には心強い。日本では自治体どころか駅の西口と東口で、異なるピクトグラムを採用していたりするからなあ。

そこは小さな町の広場だった。隣接する煉瓦造の建物の大きく重いドアを開ける。暗いし誰もいない。がらんとした空間に写真が展示されていた。どうやらここは町の資料館らしい。

隣の部屋から声が聞こえるので行ってみると、カウンターの向こうにおねいさんと町の人が世間話をしていた。おお、ここがきっとツーリストインフォメーション!

部屋には外光が差し込み、とても明るい! なんという安心感。こちらに気づいたおねいさん、にっこり笑って「めいあいへるぷゆー?」おお、へるぷしてくれるのか、ありがとうおねいさん!

実はドレスデンまで戻りたいのだが、汽車に乗り遅れてしまったのです。タクシーで帰ろうと思うのです。的なことを片言の英語で語ると、「まあ、それは大変でしたね。ならタクシーよりもバスがオススメよ。ドレスデン行きなら一時間に二本出てるわ」と海外ドラマの吹替えの声が聞こえた。

おお、それは予算的にもとても助かる。そして所要時間はなんと30分だという。「ちなみにあたしが運転すれば15分で着くわよ!」とおねいさん。

え! そんなに近いの?? 山路をわざわざ遠回りしてゆっくり登ってきたため全く気づかなかったが、ここディポルディスヴァルトは意外なことにドレスデンのすぐ近く、距離的には20キロ程度しか離れていなかったのだ。

おねいさんは町の地図にバスステーションまでの道順を赤ボールペンで書き込み、そのとなりにバスの系統番号は360、と書いて渡してくれた。ダンケシェーン、ほんとにありがとう。ああ、ドイツのひとは皆旅人にやさしい。

バスステーションに着く。どうやら最初に目指していたタクシー乗り場と同じ場所のようだ。ドレスデン方面と書かれたサインの下のベンチに座る。隣を見るとチケットの販売機があった。

運賃は乗車の際、ドライバーに支払うのだが、ここで買うのもアリなのだね。で、購入を試みるが、販売機はまたもや故障中であった。こういうの多いなあ。なにやらよく見るとDBのチケットも(故障中でなければ)ここで買えるらしい。するってえとこのバス会社はDB系列なわけ?

バスがやってきた。ちょうど下校時刻なのか小中学生を満載している。おでこに『360 ドレスデン行き』と書いてあるが念のためドライバーに「ドレスデン中央駅に行きますか」と聞く。

「ああ、いくよ」。海外ドラマの吹替えの声が聞こえてきた。

「では、このチケットは使えますか?」とジャーマンレイルパスを手渡すとなにやらじっくり読み込んでから
「OK、乗りたまえ!」。

乗ってしまえば後は早かった。北海道の国道のような道をまっすぐひた走り、
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ホントに30分でドレスデン中央駅に到着。当初の予定とほとんどかわらない時刻に戻ってくることができたのだ。

その後、極親しい間柄の年上の女性Aさんの機嫌はそう簡単に直らなかったが、旧市街で無事バウムクーヘンも買えたし、夜には予定どおりライプツィヒのホテルにチェックインできたので、まあよしとしようと思う。

【さいとう・ひろし】saito@tongpoographics.jp
< http://tongpoographics.jp/ >

1969年生まれ。小学生のときYMOの音楽に衝撃をうけ、音楽で彼らを超えられないと悟り、デザイナーをめざす。1999年tong-poo graphics設立。グラフィックデザイナーとして、地道に仕事を続けています。


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■もじもじトーク[09]
なんでフォントの仕事に?

関口浩之
< http://bn.dgcr.com/archives/20141120140100.html >
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こんにちは! もじもじトークの関口浩之です。

今回は、もじもじトークの原点に立ち返り、フォント(文字)のお話です。プロフィールにも書いてますが、僕は現在、フォントに関する仕事に携わっています。

といっても、フォントを制作している書体設計家ではありませんし、フォントメーカーで働いているわけではありません。

日本語Webフォントのプラットフォームを企画開発し、大手フォントメーカー各社と協業し、3年前に新たなフォントビジネスを立ち上げました。現在はエバンジェリストとして日本全国飛び回ってます。

●そもそもエバンジェリストって?

Wikipediaによると「エバンジェリスト(Evangelist)とは、キリスト教における伝道者のこと」「転じて外資系のIT企業に多くみられる、最新のIT技術を分かりやすく説明する役職についてもこのように呼ばれる。業務の一環として、講演、執筆、セミナーを主に実施する」と説明されています。

格好良く説明されてますが、実際のところは自社製品のアピール活動を兼ねているケースも少なくありません。

会社の立場としては、製品アピールをしなくてはいけないのですが、時間をさいて来ていただいた方に、フォント分野における本当に役立つ情報やビジネスのヒントになるような情報を提供することを心がけて活動しています。

また、一緒に時間を共有し、一緒に学ぶ機会をいただけることにに感謝し、楽しい空間を創造できればいいなぁと日々思っています!

●なんでフォントの仕事に?

「なぜフォントの仕事をしてるんですか?」とよく聞かれます。「たまたまです」というのが正直なところですw

4年前、iPadのビジネスアプリケーションの新規事業をやっていたのですが、社内の噂話で、Web制作者向けの新しいフォントプラットフォーム事業を立ち上げるということを耳にしました。

面白そうだなと思ってましたが忙しかったので、そんな噂をしばらく忘れていましたが、突然「面白そうな新規事業あるのでちょっと手伝ってくれないかな?」と相談があり、それが噂の新規フォント事業でした。軽いノリで「はい!」と二つ返事しました。

僕が文字おたくであること、前職でDPTシステムやプリンタの仕事をしていたことは、社内で誰も知らなかったと思います。

二つの事業の掛け持ちを半年間続けた結果、体がもたなくなりました。ありがたいことに「どっちか選べ!」と怒られて、フォント事業を選びました。

それからは、Webフォント事業の立ち上げにまっしぐらです(笑) ビジネスモデル策定、事業計画、協業推進、営業施策を考えながら、数名の開発メンバーと少人数で奮闘しています。事業は3年かけて軌道に乗り始めましたがまだまだです。

孫正義の「頭がちぎれるぐらい考えて行動してるか!」という声が、ときどき聞こえて来ますので、今後もますますがんばります。

●小さい頃の文字のお話

小中学校の頃、ガリ版で学級新聞を作成したり、彫刻刀でサツマイモを彫ってスタンプを作ったりするのが好きでした。

文字が好きだったかどうかは覚えていませんが、そういう作業をすることが生活の一部であったし、楽しかったので興味をもって取り組んでいたのだと思います。

高校生になるとタイプライターが我が家にやって来ました。

・我が家にタイプライターがやって来たの巻:
< http://goo.gl/z6g7UQ >

カセットテープのインデックスシールをタイプライターで作成したり、きれいにレタリングしたり、はまりましたね。趣味の世界ではあったけど、いま思えば、活字や文字に興味を持った少年だったようです。

ただし、風景画や人物画、イラスト描くのはまったく才能はありません(汗)コンプレックスですね〜。うまくなりたい!

●文字の世界って楽しい

先日、欧文書体のカリグラフィ基礎講座に参加してきました。世界的にも有名なタイプディレクターから2時間のワークショップでした。目からウロコな話が盛りだくさんでした。

みなさん、欧文書体を興味もって接したことありますか? そういう人は多くないですよね〜。

では、いくつか、欧文書体の基礎講座です。

・セリフ体とサンセリフ体

セリフとは文字の飾り「うろこ」のことです。うろこの付いているのがセリフ体で、うろこが付いてないのがサンセリフ体です。「サン」はフランス語で「ない」という接頭語ですね。日本語に明朝体とゴシック体があるのと同じようなイメージでいいと思います。

・ローマン体とイタリック体

古代ローマの碑文で使用された文字を意識してデサインされた書体で、正立した立体活字です。一方、イタリック体は少し斜めになっている書体です。引用する際に使用したり、他の本文と区別したい時に使用されます。

欧文書体のほんとに初歩的お話ですが、結構、おもしろいでしょ!

「文字」「フォント」って言葉から受ける第一印象は、おたくっぽい感じがするかもしれませんね〜(笑)なかなか、普段の日常会話には登場しない話題ですが、人間は文字なしでは生きていけないのですよね〜。

●文字のことをもっと知ろう

ここ数年間、仕事でフォント事業に携わったおかげで、いろんな方々との出会いがありました。書体設計家、装丁家、グラフックデザイナー、Webデザイナーをはじめ、その業界での一線の方々と。毎日が、新しい発見と勉強です。

また、以前から興味のあった活版印刷、写真植字、謄写版(ガリ版)、タイプライターなどを改めて調べてみると、これまた、新しい発見があり楽しいです。

我々は、いま、IT(information technology)時代の真っ只中にいるわけですが、文字がなければ、プログラミングもWebサイトも電子書籍も成立しません。

古きを懐かしむという側面もあるかもしれませんが(とりわけ、僕らのようなおじさん世代には......笑)、文字のことを意識してみると楽しいですよ!

例えば、電車の中の中刷り広告の文字、テレビのテロップ文字を眺めてみてください。「おっ、この文字はうろこの付いたセリフ体だな」とか、発見がありますよ☆

●大阪DTPの勉強部屋

今週末の11月22日(土)から24(月)まで『大阪DTPの勉強部屋』というイベントがあります。僕も土日の二回、もじもじトークで登壇します。
< http://www.osakadtp.com/ >

土曜日は展示コーナーもセッションも無料です。動く写植機も展示されて実演もするそうです。日曜日の有料セッションは、祖父江慎さんと藤田重信さんが登壇されます。そちらはキャンセル待ちかもしれませんが...。

FONTPLUS:
< http://webfont.fontplus.jp/ >

来週11月25日(火)からキャンペーンやります! どんなキャンペーンなのかは当日アクセスしてみてください!

【せきぐち・ひろゆき】sekiguchi115@gmail.com
Webフォント エバンジェリスト
< http://fontplus.jp/ >

1960年生まれ。群馬県桐生市出身。電子機器メーカーにて日本語DTPシステムやプリンタ、プロッタの仕事に10年間従事した後、1995年にインターネット関連企業へ転じる。1996年、大手インターネット検索サービスの立ち上げプロジェクトのコンテンツプロデューサを担当。

その後、ECサイトのシステム構築やコンサルタント、インターネット決済事業の立ち上げプロジェクトなどに従事。現在は、日本語Webフォントサービス「FONTPLUS(フォントプラス)」の普及のため、日本全国を飛び回っている。

小さい頃から電子機器やオーディオの組み立て(真空管やトランジスタの時代から)や天体観測などが大好き。パソコンは漢字トークやMS-DOS、パソコン通信の時代から勤しむ。家電オタク。テニスフリーク。


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編集後記(11/20)

●一年ぶりにVHSテープ棚を掃除した。机の右手にSONYのVHSレコーダーとSONYのアナログテレビがある。普段テレビは地上デジタルのチューナとつないでいるが、ときどき結線を変えて、VHSソフトや録画された映画を見ている。「シャイニングTV版」や、「STARWARS」の初期3部作THX版」「タイタニック」「ブレードランナー最終版」「レオン完全版」「トロン」「IT」「ゴジラ」「宇宙戦争」「ジュラシックパーク」「未来世紀ブラジル」その他で、とても捨てるにはしのびない。VHSレコーダーかテレビが壊れたときがVHSとのお別れだが、できればずっと先であってほしい。久しぶりに見て、やっぱり面白かったのが「激突!」だ。

「激突!」(原題:Duel)は、1971年アメリカのテレビ映画だ。監督は無名時代のスティーブン・スピルバーグ。テレビ用映画だが日本では劇場公開されたらしい。1975年「日曜洋画劇場」で初放送され、その後各局で流れたが、わたしの録画ビデオはたぶんWOWOWだと思う。何度見たかわからないが、いつ見ても面白い。伏線とか、どんでん返しとか、真剣に見ていないと面白さがわからない映画と違って、シンプルでストレートで、ただ見ているだけでわかるというのがうれしい。子供だってわかるストーリーだ。最近の映画は難し過ぎる。たくさんの人物が登場すると、それぞれの関係がわからなくなる。情けない。

「激突!」の登場人物は少ない。主人公以外はとくにストーリーを左右するような人物は現れない。その代わり圧倒的な存在感で迫る、巨大で邪悪なタンクローリーがいる。じっさいはそのドライバーが邪悪なのだが、そいつの姿は歩き回る足先と運転席の窓から出された腕しか見せない。どんな顔をしているのかわからないからなおさら不気味だ。なぜタンクローリーで執拗に追い回し、威嚇し、ついには殺そうとさえするのか、理由がわからない。一方で、主人公はなぜその道を走っているのか、なぜ急ぐのかその理由がわかるから、感情移入しないわけにはいかない。だから追われる者の恐怖を味わえる。

ものすごいスピードで、すぐ後ろに迫ってくるタンクローリーはまるで肉食恐竜である。よくこんな大迫力の危険なシーンを撮影できたものだと感心する。実際はそれほどスピードは出ておらず、撮影のテクニックやトリックで演出していたようだ。ついに弱者である主人公は、姿の見えない強者との戦いを決意する。原題のDuel(決闘)が始まる。はらはらドキドキ度がさらに増す。ネットで知ったが、タンクローリーのドライバーは各州の街道でこうした交通殺人を繰り返す流れ者だという「設定」が、いくつもついているナンバープレートからわかるという。わからないまま見ていたから、不条理感がいや増しで効果的だった。にぶいわたしだから、かえって楽しめたのだ。(柴田)

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「激突!」


●プログラマーの方をご紹介いただけませんでしょうか? 常駐して作業してくださる方だと嬉しいです。zacke@days-i.comまで。

「TAKARAZUKA 1万人のラインダンス」続き。

二回目の練習の頃には小雨になり、本番では雨は上がった。なんだか感動。

雨が上がると、レインコートを脱ぎだす人たちが出てくる。ハロウィン用のオレンジ色の魔女的帽子をかぶる団体やら、フラメンコの衣装の団体やら、学ラン団体やら、チュチュを着ている子供たちやら、コスプレしている団体やらが出てきて、列に色がつきはじめる。

集団の一人でしかないので、全体像がわからない。3.7kmの列ってどんなんだろう? 宝塚大劇場のお客さんがのぞきにきたり、橋や対岸には観客。テレビ局やラジオ中継、記録用のビデオカメラ、ラジコンヘリ、本物のヘリコプターなどもある。

帰宅してから見たTVニュースだと、全景がうつったものはなく、せいぜい半分程度だったわ。 (hammer.mule)

< http://t-linedance.com/guinness >
前回のギネス記録は2年前のNY、2,569人。動画があったわ。あれーこんなゆるくなかったよ、宝塚のんは。