[3812] 今年、本当に"使った"サイトを振り返ってみた

投稿:  著者:  読了時間:30分(本文:約14,500文字)


《ブラック官兵衛! 最高です!》

■まにまにころころ[66]
 NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』
 川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito

■クリエイター手抜きプロジェクト[408]Mac編 
 Mac OS X YosemiteをJavaScriptで制御
 古籏一浩

■講師だって、最初は初心者だもの[レポート]
 今年、本当に"使った"サイトを振り返ってみた
 森 和恵

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■まにまにころころ[66]
NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』

川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito
< http://bn.dgcr.com/archives/20141201140300.html >
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こんにちわん、コロこと川合です。もう師走ですか。あっという間の一年で。このまにころも、次回8日はスペシャルの予定なので、レギュラー回は今回が年内最終回になります。本当に早いもので......光陰矢のごとしといいますが、まったく失速しないこの矢は宇宙空間でも飛んでるのかと。

◎──この一年を振り返って

というわけで今回は一年を振り返って何か書こうと、1月からのまにころを自分でざっと読み返してみたわけですよ。そしたらほとんど大河ドラマの話。(笑)

どれだけ官兵衛に終始した一年を送っていたのやら。

でも面白いのは、最初は今回の大河『軍師官兵衛』について、否定的なことを書いてたんですね。最初の五話くらいまで、サッパリだと。それが、官兵衛が上京するあたりからどんどんハマっていく様子が見て取れまして。

まあ改めて思い返しても、最初の五話ほどはサッパリだったんですけどね。最終回を目前に控えた今、最初の五話を二話くらいに再編して、後ろ延ばして欲しいくらい。

関ヶ原を前にして、ここしばらくの官兵衛、ものすっごく面白いんですよ!

息子の長政もそれなりに独り立ちした感があって、ようやく本当に隠居の身として自由になった如水(官兵衛)が、天下分け目を前にして生き生きとしてる! ぜんぜん「隠居」してない! もう、岡田准一如水の笑顔がたまらなくカッコイイ!

残すところ二話ですが、ぜひ観てみてください。ということで、今回は今年の振り返りとして、ここまでの黒田官兵衛の足跡を辿りたいと思います。(笑)

◎──秀吉に出会うまで

官兵衛(幼名:万吉)が生まれたのは、天文15年11月29日。西暦(ユリウス暦)で1546年12月22日、現行のグレゴリオ暦に直せば1547年1月1日のこと。今からおよそ470年前ですね。黒田職隆の嫡男として姫路で生まれました。

お父さんの黒田職隆役の柴田恭兵もいい味出してたなあ。お爺ちゃん重隆役の竜雷太もよかった。

真偽はさておき、江戸時代に書かれた『黒田家譜』(貝原益軒)によれば文学少年だったそうです。大河でも本読んだり、軍談をせがんだりしてましたね。

で、まあすくすく育ち、14歳くらいで父と共に小寺政職に仕え、程なく初陣。この頃は小寺官兵衞と名乗っていたようです。

小寺政職役の片岡鶴太郎は、ちょっとコミカルすぎた。普通にやって良かったと思うのに。政職だけなんだかコントのバカ殿になってたのが残念。

そんなこんなありつつ二十歳くらいの時にお父さんは早々に隠居、家督継いで、結婚もして。小寺政職の家臣として活躍する二十代の官兵衛。世の中は信長が足利義昭とくっついたり離れたりしつつ勢力を拡大してた時期。

三十歳になった官兵衛は、もう世の中の流れは織田やで、信長の天下くるでと、小寺政職の進言。いやいや毛利は落ちんやろーとしぶる小寺家を言いくるめて、信長に会いに行く算段を整えて、秀吉に出会う。秀吉にも信長にも気に入られ、官兵衛としては万々歳。ただ播磨ではちょっと煙たがられる感じに。

義兄の櫛橋左京進(金子ノブアキ)の官兵衛への嫉妬がウザかったなー。

◎──有岡城での幽閉

上手く行きかけてた播磨平定もぽろぽろ綻びが出たりで困難続き。そんな折、荒木村重が謀反を起こして大騒ぎ。大河ではかなり序盤からその村重とは親交が描かれていた官兵衛は、村重を説得に向かう。

というのも、村重の謀反で、主君の小寺政職がうちもやっぱり毛利に付くべきじゃないかと言い出したりで。ちょっと待て、説得してくるからと出かける官兵衛に、政職がじゃあ村重にと持たせた書状にはなんと「官兵衛、もう殺っちゃって」と。

大河では村重の嫁、だしが庇ってくれたり、また村重も官兵衛の命を惜しんで、とりあえず幽閉。狭く汚い土牢で悪夢のような一年間の幽閉生活。

村重役の田中哲司、だし役の桐谷美玲はいい感じでした。それぞれ良かった。田中哲司は現実では先日、仲間由紀恵と結婚してビックリしましたけど。

さて村重のとこへ行って戻らない官兵衛は、信長に裏切ったと思われ、人質として秀吉に預けていた長男の松寿丸(長政)を殺されそうになるわ、散々で。官兵衛が裏切ったりしないと見抜いていた竹中半兵衛が機転を利かせて、松寿はなんとか命拾い。

ここの半兵衛のエピソードは、もっと泣かせる見せ方できたんじゃないかなと。ちょっとネタばらしが早すぎたように感じました。まあ黒田の離反を防ぐには、早めにそっと知らせておいたほうが良かったでしょうし、それはそれでいいんですけども。

谷原章介の竹中半兵衛は、ちょっと線が細すぎた気も。病弱なことを思えば、まあアリなんですが、それならいっそ、もっと線の細い美青年でもよかった。少し中途半端な感じがしたんですよー。あと、大河『秀吉』での古谷一行でのイメージが私の中に強く残っていたのも、谷原半兵衛がピンとこなかった一因。

◎──中国大返し

一年の幽閉からなんとか救い出された官兵衛は、療養を経て復帰するや大忙し。色々ありながらもせっせと中国地方を攻略、いつの間にか松寿も大きくなって、黒田長政として初陣を飾ったりしつつ、備中高松城を水攻めしていたところへ、本能寺の変。取り乱す秀吉を押さえつけ「好機が訪れましたぞ」の名台詞。で、一路京都へ引き返し、光秀を討ち果たす。

このあたり、何かと力を入れていた本能寺の変は、ちょっと江口洋介の信長が重みに欠けて個人的にはしらけた感じで。春風亭小朝の明智光秀はさらに輪をかけて重みに欠けて。小物感が半端なかった。

挙げ句、山崎の戦いはこれまであったどの戦よりも軽く描かれたんじゃないかと思うほどの淡泊っぷり。光秀、戦どころか他の他愛ないエピソードよりも短いような放送時間で瞬殺。ひどい。天王山の戦いがあの扱いって。まあ、あの光秀ならあれくらいでよかったかな。

◎──秀吉の天下

上手いこと立ち回って天下を取る秀吉。ここの描き方も淡泊だった。柴田勝家、数分で自害。信長の息子連中とのあれこれもほとんど省略。気がついたら秀吉、天下人になってました。で、茶々に石田三成にとやっかいなのが台頭してきて、秀吉は朝鮮出兵へ。

太閤ゆかりの大阪人としては、ここの秀吉の描かれ方は、ちょっと残念。もう少し、秀吉にドラマを与えて欲しかったなと。天下取って、調子に乗って、官兵衛遠ざけて、暴虐な振る舞いをって、ちょっと単純すぎ。なんかここまで描いてきた秀吉像が一気に台無し。話数の都合に負けた感じが。

そんなとんでもない秀吉の下で苦労する官兵衛。秀吉の死に際でのやり取りは良かったですけどね。

◎──吹っ切れた官兵衛

ここからですよ、イキイキ官兵衛が観られるのは! 秀吉が死んで、おねも出家して一線から身を引いて、しがらみから解き放たれた官兵衛! 長政もそれなりに大人になって、家康に転がされながらもまあ独り立ちした感じで親の手を離れ、もう官兵衛の生き生きっぷりが凄い! 古参の栗山善助、井上九郎右衛門、母里太兵衛らと悪だくみするブラック官兵衛! 最高です!

◎──ラスト二話

という感じで、ラスト二話。いよいよ関ヶ原です。土曜日の再放送も観れば、これからでも三話観られます。解散選挙のせいで最終回が一週延びましたが、それもまたよし。九州全土を手中に収めて中国を駆け上がり天下を狙う算段を立てた官兵衛の姿を、是非ご覧ください! 私も楽しみでしかたないです!

◎──最後にイベントのお知らせ(大阪)

・まにゼミP13『Webデザイン・コミュニケーションの教科書』出版記念「クライアントのバックグラウンドを考えたビジュアルデザインを実現するには?」
2014年12月20日(土)13:00〜
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・まにカレ「忘年会というかクリスマス会というか、なんかそんなの」
2014年12月20日(土)18:15〜
< http://kokucheese.com/event/index/233412/ >

大阪近郊の方はぜひ。

【川合和史@コロ。】koro@cap-ut.co.jp
合同会社かぷっと代表
< https://www.facebook.com/korowan >
< https://www.facebook.com/caputllc >
< http://manikabe.net/ >

「ぼくらの移住計画」無事終了。福岡・京都・大阪の比較、面白かったです。
< http://fcc.city.fukuoka.lg.jp/event/osaka/ >


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■クリエイター手抜きプロジェクト[408]Mac編 
Mac OS X YosemiteをJavaScriptで制御

古籏一浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20141201140200.html >
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MacのOSが新しいバージョンのYosemiteになってから、ある機能が追加されています。まあ、機能というようなものではありませんが、従来Macをスクリプトで制御できるのはAppleScriptのみでした。これが、ようやくOS X YosemiteになってJavaScriptでも制御できるようになりました。

これも昨今のJavaScriptの隆盛によるところが大きいのかと思いますが、最も開発者が慣れているアルゴル言語系でMacが制御できるのは非常に助かります。ちなみに、アルゴルは今に続くC言語やJava言語などのベースとなったプログラミング言語です。

・ALGOL(アルゴル)言語
< http://ja.wikipedia.org/wiki/ALGOL >

というわけで、OS X YosemiteがJavaScriptで制御できるようになったのですが、IllustratorやPhotoshopを制御しているJavaScriptとは結構違う部分があります。

まず、一番大きいのはアプリケーション間でデータのやりとりをするのが簡単だということです。これは、AppleScriptが各アプリケーション間をつなぐ役割を果たしていたからという理由もあります。

これまでデジクリで書いてきたJavaScriptは、基本的にはIllustratorやPhotoshopのアプリケーション内で完結しているものです。アプリケーション間の連携は、不可能ではありませんでしたが難しい部類に入ります。

Adobeアプリケーションの場合は、CS3以降でAdobe Bridgeを使ってデータのやりとりができます。CS3は不安定でしたが、CS6以降では安定して連携を行うことができます。

とはいえ、連携できるのはAdobeアプリケーション間のみで、Safariで表示したページからデータを持ってきてIllustratorに貼り付けた後に、PDFで保存しAcrobatで100%サイズで表示する、というような芸当はできませんでした。

これが、YosemiteではJavaScriptによって可能になるわけです。また、AppleScriptでできることはJavaScriptでもできます。というか、単純にポート(移植)しただけなので、機能も不具合もAppleScriptに準ずることになり
ます。

また、面白いのはMac OS Xの開発言語であるObjective-Cも呼び出せます。Objective-CもJavaScriptも同じオブジェクト指向言語なので、こちらの方がマッチング度は高いでしょう。

手法としては、JavaScriptのオブジェクトにObjective-C+Mac OS XのAPIを割り当てています。このような方法なら、C言語を使わなくてもJavaScriptでOSを制御することが可能になります(この方法なら低レベルレイヤーのマシン語も書けなくもない気はしますが)。

ということで、早速OS XをJavaScriptで制御してみようとトライしました。が、JavaScriptなのに何かが変。文法はJavaScriptで間違いないのですが、プロパティの読み出しがメソッドでないと駄目だったり、WebやAdobeのJavaScriptとはひと味違った状態に仕上がっています。

方言で喩えると──

・ECMA Script         本当の標準語。教科書的な。
・WebブラウザのJavaScript   関東圏で使われる言葉。
・AdobeのJavaScript      関西弁。方言の中では有名。
・YosemiteのJavaScript    京都弁。古い言葉を無理矢理標準語に。

といった感じでしょうか。

YosemiteのJavaScriptは慣れるまで時間がかかるのと、リファレンスがAppleScriptのものしかないので、脳内変換しないと使えないというのが難点。AppleScriptとJavaScript両方に詳しくないと、ちょっと辛いという部分もあります。

OSがJavaScriptで制御でき、アプリケーション間も全部OKという感じではありますが、実際にはそうそううまくいきません。

まず、Adobeアプリケーションの場合、すべての機能をYosemite+JavaScriptでは制御できません。制御できるのは一部に限られます。つまり、従来のAdobe+JavaScriptを使って処理しなければいけません。

さらに完全自動化するのであれば、UNIXの知識も必要になります。Yosemite+JavaScriptではできないこともあるからです。特に待ち時間が長い(アプリケーションからの応答が遅い)場合は、タイムアウトエラーになってしまうことがあります。

まだ、使い始めなので詳しくは分かりませんが、いろいろなオチがあるのは間違いないはずです。

結局のところ、UNIX+Adobe+Yosemiteの3つを連携させないといけないということで、従来通りと言えば従来通りのパターンになります。とはいっても、レトロ感漂うAppleScriptから、より新しい言語であるJavaScriptでOSが制御できるようになったのは歓迎です。

せっかくなので、Safariで表示されているページの内容(テキスト)をテキストエディットに貼り付けるスクリプトを載せておきます。わずか7行で、アプリケーション間でデータのやりとりが簡単にできます。

var Safari = Application("Safari");
var doc = Safari.documents; // ドキュメントを取得する
var text = doc[0].text(); // ページの内容(テキスト)を取得する

var TextEdit = Application("TextEdit");
var doc = TextEdit.Document(); // 新規にドキュメントを作成
TextEdit.documents.push(doc); // 画面に表示する
doc.text = text; // ブラウザから読み込んだ文字を出力する

ちなみにYosemite+JavaScript制御はJXAと呼ぶみたいです。


【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >

ということで、地道にいつものページを作って公開してあります。

・Mac : JavaScript for Automation(JXA)例文辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/JXA/Yosemite/ >

また、OS X Yosemiteの使い方のページも用意してあります。初心者の質問に回答するのが面倒な場合にでもお使いください。

・Mac : OS X Yosemite使い方辞典 (OS X ver 10.10)
< http://www.openspc2.org/reibun/MacOSX/Yosemite/ >

柴田編集長から11月22日の長野北部地震についても何か書いて、と言われたので少しだけ。

夜の10時頃に緊急地震速報がたくさんの携帯、スマートフォンから鳴りました。こういう時、たくさんデバイスがあると結構うるさい状態になります。2〜3台なら別にいいのですが。鳴ってから1秒としないうちに横揺れがきました。この横揺れが、簡単に収まらなかったのでこれはでかい地震だ、と。

NHKを見ると長野県北部が震源地だとのこと。ぱっと見だと小谷村付近だったので、小谷村がやられたのかと。で、翌日になったらどうも白馬村が相当にやられたとの情報。

被害の大きかった神城は神城駅、南神城駅あたりの撮影に何度も行った事があります。でも、地震後には行っていないのでテレビで見るだけですが、古い木造家屋が倒れてしまったようです。比較的新しい家屋(最近建築した家)は、被害が少なかったようです。耐震補強は結構重要ではないかと。

今回は断層地震なのですが、私が住んでいるところにもでかい有名な牛伏寺断層があるので生きている間には地震にみまわれそうです。牛伏寺断層よりも遥かにでかい断層っぽいところもあるのですが、住んでいるところは断層だらけ。

それにしても、長野県は「南木曽の土石流災害」「御嶽山噴火」「北部地震」と災害だらけ。天災はいつくるのか分からないので、ある程度備えておかないといけないかなと思います。

・長野「神城断層地震」震度7だった白馬村堀之内地区! 墓石すべて倒壊
< http://www.j-cast.com/tv/2014/11/25221591.html >

・jQuery+jQuery UI+jQuery Mobile逆引きハンドブック
< http://www.amazon.co.jp/dp/486354149X >

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・D3.js例文辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/D3.js/ >

・ExtendScript Toolkit(ESTK)基本編
< http://www.amazon.co.jp/dp/B00JUBQKKY/ >

・Egison言語 例文辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/Egison/3.3.2/ >

・4K/ハイビジョン映像素材集
< http://www.openspc2.org/HDTV/ >

・JavaScript逆引きハンドブック
< http://www.amazon.co.jp/dp/4863541082 >

・Adobe JavaScriptリファレンス
< http://www.amazon.co.jp/dp/4844395955 >

・Nexus 7(アンドロイドタブレット)使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/Android/Nexus7/ >

・クリエイター手抜きプロジェクト
< http://www.openspc2.org/projectX/ >

・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集
< https://www.ddc.co.jp/estore/cgi/item/start.cgi?m=DetailViewer&record_id=243 >
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■講師だって、最初は初心者だもの[レポート]
今年、本当に"使った"サイトを振り返ってみた

森 和恵
< http://bn.dgcr.com/archives/20141201140100.html >
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しわっす。森和恵です。

いやいや、来てしまいましたね。12月1日が。今年もあと一か月を切ってしまいました。

お正月に書いた「今年の抱負」的な記事↓を読み返したりしています。
< http://r360studio.com/news/newyear2014.html >

『「自分を見つめ直して、整え・知る」をモットーにやっていこうかと思います。今年は、あちこち無駄に動かずにインプットしたことを整理・活用し、本当に自分のモノにする期間にします。「体力・見ため・知力・財力」...自分をキチンと知ることで、次の段階に進みたいです。』

とありますが、あんまり進まなかったな。ちょっとは進めたかな。いやいや、まだ一か月あるんだから、反省にはまだ早い。最後まで頑張ります。

......というわけで、今回は、今年のまとめ的な記事として、「今年、本当に"使った"サイト」を振り返って、ご紹介してみます。

●本当の意味で"使われだした"サイト

Webサイトを作る仕事、作る人にテクニックを教える仕事をしてきて最近感じるのが、結局最後はコンテンツの中味次第なんじゃないか? ということです。

昔と違って、作るための技術やツールも進歩して、勉強すればそれなりに作れるようになり、サイトのパターンも、成熟して固まってきているし。

それが証拠に、ここ2年ぐらいは、Web制作の業界に目新しいトピックがでてこないのです。多少の流行りはあっても、爆発的にみんなが熱狂するようなことがない...。

これでは、作り方を教える方の私も、モチベーションが上がらない。そんな日々を過ごしています。

去年から感じているのは、これからは、外側をどうこうするより、中味をどうするか? ということじゃないかと思うのです。

サイトの記事を読んで、読者が何かを感じて共感し、影響を受けて行動することが、サイトの使われ方なんじゃないかと思うのです。

かくいう私も、昨日の休みに、ブログの影響を受けて外出してきました。

GIGAZINEさんで見た、カラフルな葉っぱを使った「紅葉柿の葉すし」の映像↓がどうしても忘れられず、車を飛ばして行ってきました。
< http://gigazine.net/news/20141121-kakinohasushi-yamanobe-kouyou/ >

どうせなら、その近所に紅葉が見られるところはないか?と、「桜井市 紅葉」で検索して、たどり着いたのが、長谷寺でした。近くに別の場所も見つかりましたが、紅葉がまだ残っているという情報をたどり、長谷寺にしたのです。

Yahoo!リアルタイム検索で状況を調べたら、前日に訪れた人たちが、どんな具合だったかを教えてくれましたし、草餅が有名なお店も教えてくれました。

■Yahoo!リアルタイム検索
< http://search.yahoo.co.jp/realtime >

そんなふうに、ネットで教えてもらった情報でしたが、行ってみると柿の葉寿司はきれいで美味しく、長谷寺は、自然豊かな素敵な所でした。お参りする途中にあった草餅も美味しかったです。

もし、いまのようにWebサイトが進化していなければ、出会えなかった情報だなと思います。

「ネットの情報ばかりに頼るな!」と、年配の方には怒られてしまいそうですが、私たちの世代では、もう、当たり前のツールであり、インフラであり、使わなければ損しちゃう情報源なのです。ツールが悪いわけではなく、使う人がどんなふうに感じ、利用するのかにかかっているのでは? と思うのです。

●今年、本当に"使った"サイトたち

ちょっと前段が長くなりましたが、私が個人的に今年よく見て利用したサイトを紹介します。

□原宿ブックカフェ
< http://nestle.jp/entertain/bookcafe/ >

BSフジで放送されている、本を紹介する情報番組のサイトです。TV番組も欠かさず見ています。

本屋さんを訪ねても、本の数がすごすぎて、ついつい自分の好きな本ばかりを手に取ってしまいがちですよね。この番組では、本マイスターの方々が、新旧問わずにいろんな角度から本を紹介してくれます。今年は、ここで紹介された本をよく読みました。

番組を見てない人にもお勧めなのが、本に登場した料理を紹介する「文壇レシピ」と書店員の方が紹介する「今週の新刊」です。きっと、気に入る本が増えること間違いなしです。

□文壇レシピ
< http://nestle.jp/entertain/bookcafe/recipe/recipe59.php >

□今週の新刊
< http://nestle.jp/entertain/bookcafe/shinkan/shinkan31.php >

このサイトが素敵なのは、放映した映像を惜しげもなくアーカイブしているところ。番組を消してしまって、「あ、あれなんていう本だっけ?」となった時に、サイトですぐに調べられます。

□幸福のチョコレート

通販サイトフェリシモさんの期間限定サイト。毎年11月からホワイトデーが終わる3月ぐらいまで、ひたすらチョコレートを紹介するサイトです。

正直、フェリシモさんのサイトは「情報が探しにくい、文字が小さくて読みにくい、システムの処理が遅い」とあまりオススメできるサイトではないのですが、私はずいぶん長いことヘビーユーザーです。洋服・小物・雑貨とほとんどココで買い物をしているといっても過言ではない程に。

そんな使いにくいサイトで、何故買い物をしちゃうかというと......商品に魅力があるから、としか言えません。特に、あまり好きではなかったチョコレートに目覚めさせてくれたのが、「幸福のチョコレート」サイトでした。

バイヤーのみりさんが語る、チョコレートの話やイラストに引き込まれています。この人あってのコンテンツだなと感じます。今年から、動画も配信しだしたようで、またまた、世界観が膨らんでいますね。

< http://www.felissimo.co.jp/selection/v1/cfm/products_detail001.cfm?gcd=594734&wk=32119 >

□ほぼ日ホワイトボードカレンダー

ほぼ日のサイトは、本当に好きです。何故かというと、どこに何があるかがわかりにくいから。

......と書くと誤解を受けてしまいますが、情報整理にあまり力を入れていないからこそ、「何か面白い記事はないか?」と、訪れるたびについつい時間を忘れてついでにいろいろと見てしまいます。そして、本当に面白い記事を発見することが多いのです。

で、今回紹介するのは、年末らしくカレンダーのサイトです。
< http://www.1101.com/store/calendar/index.html >

商品紹介に加えて、読み物コンテンツもふんだんにあるのですが、ページのバナーからしかたどれないという一方通行な感じで......。気がつくと、更新されていたりするのです。

私は、この商品を愛用しているのですが、購入して家に商品が届いてからも、何度もページを見てしまい、その結果、商品に愛着がわいているのだなと感じさせられました。

●今年始めたこと、来年強化したいこと

「コンテンツが何より強いかもしれない」と思いだしたのは、二年前ぐらいのことです。その考えがあって、去年は文章を習いに行き、今年は文章を書く機会を増やしてみました。

けれども、ぜんぜんうまくならない......。伝えたいことはたくさんあるのに、しっくりくる言葉が紡げないのです。もがいているうちに、ふと気づきました。「語彙力が足りないんだ」と。来年は、いろんなジャンルの本を読んで、語彙力や表現力をつけたいと思います。

加えて、写真と映像の方も、ひととおり勉強したいなと思います。今回紹介したサイトをみてもわかるように、サイト上のコンテンツは文章だけではありません。表現力の幅を広げるのに不可欠かなと思います。

試験的にではありますが、noteというサービスで、思いついたことを書きとめる訓練も続けていきたいと思います。
< https://note.mu/r360studio >

......さて、今回はここまで。
近況↓にも書いてますが、次回は対談なので、2014年の締めくくり的なことをやってみました。

Web制作の業界に関わってから、17年ぐらい経ちますが、サイトの有りようもずいぶん様変わりしてきましたね。

このコラムも、「講師だって、最初は初心者だもの」のタイトルで、お届けしてきましたが、Web技術ばかりを扱うのもちょっと面白くなくなってきましたので、来年はテーマを変えるかもしれません。ではまた!

※記事へのご意見・ご要望は下記より受付ます。
< http://goo.gl/rN5Dg >

【 森和恵 r360studio 〜 Web系インストラクター 〜 】
< site: http://r360studio.com > < twitter: http://twitter.com/r360studio >
< mail: r360studio@gmail.com >
< サイト制作の教科書 r360study: http://www.facebook.com/r360study >

2014年のデジクリ締めくくりは、川合和史さんとのMKチャットをお届けします。「2014振り返りあれこれベスト5(仮)」の予定。Web、本、アニメ、漫画は、テッパンで、私の好みでスイーツもやるかも。お楽しみに。


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編集後記(12/01)

●高校の同級生に向けた(って、卒業してからもう50年たっているのだが)ブログを発作的に始めて半年が経過した。始めのころは、発起人の数名が原稿を書き、そのつながりで何人かが寄稿してくれて順調に見えたが、次第に投稿が減ってきて、いまやわたしが一人で制作を続けている。最大の誤算は、一番やる気と行動力があった「仕事が減ってひまなグラフィックデザイナー」が、ブログオープン直後に町会長に任命されたことだ。公務がぎっしり入り、仲間内で最も忙しい人物になってしまい、もはやブログどころではない。それではと、他のメンバーに協力を求めてみるのだが。メールの返事が来るのが数日後、なんてことがざら。来ないほうが多い。

彼らは名のある企業を定年まで務めあげた優秀な人ばかりなのだが、この対応の悪さはいったいどうしたことだ。ブログの存在をさらに多くの同窓生に認知させる作戦をたてて提案してみたが、みんなだんまりを続ける。メールの返事はなるべく時間をおかずにするのが当然、という感覚はまるでない。というより、返事をしない。われわれの世代ってそんなものなのか。怒っているわたしの方がおかしいのか。たしかにケータイもスマホも持たないうえ、リアル電話が大嫌いというわたしは変人ではありますよ。しかし、みんな閑人のはずだ。毎日なにしているんだろう。

近況報告がメインのブログである。自分のやってきた仕事をはじめ、健康、病気、子供や孫、旅行、年金などの「自慢のオンパレード」であってもかまわないと思っていた。聞いていると鼻につくそれらの話題だが、すなおに文章化してもらえればまあ読めるだろう。かつて筆マメだった何人かに原稿依頼してみたものの、もう書くのがめんどうで、という反応ばかりだ。ブログのアクセス数はそこそこあるが、反応がまったくない。コメントを付けて下さいと、二回も懇切丁寧にやりかたを示したのだが(原稿募集は三回も)、誰も応じない。

お気楽な近況報告に参加する人がいないので、時々ある仲間内イベントの紹介や報告、新聞やネットで母校に関係ある記事を拾っての紹介など、いろいろやってみるが、そんなにネタがあるわけではない。デジクリの編集後記をアレンジして本名や仮名で掲載すれば(じっさいやっている)毎日でも更新可能だが、それではほとんど個人ブログである。嗚呼、読むのはいいが、参加するのはめんどうだという年寄りばかりだ。それが民意(笑)だったのか。取材に行けば、たぶん喜んで話してもらえるとは思うが、そんな手間ひまかけるほどの遊びではない。はやくも撤収のタイミングなのかなあ。(柴田)


●仕事が詰まってるよ。後記のストックもうないよ〜。

編集長と同世代と思われる方とお仕事をした。会社にパソコンはあるが、ご本人は使えないとのこと。部下に伝えれば全部やってくれるので不自由はないそうだ。

キーボードでキーを探しながらポチポチするのは、慣れないし老眼でしんどいと。そもそもパソコンとは、という話にもなりそうだった。編集長は自分が異端ということには気づいてなさそうだ。

私世代だとスマホを使うかどうかで迷われている方はいる。もうガラケーはほとんど売られておらず、かといって今からスマホの使い方の習得に時間を使いたくはないし、毎月の通信費もかかってしまうからと。

ほとんど会社にいて、家にパソコンがあり、仕事とプライベートが切り離せているならスマホは不要だと思う。緊急なら電話がかかってくるし、ケータイメールだってある。

アプリは怖いからと、ほとんどインストールしないし情報を集めない。会社のメールを受信する必要はない。フリック入力をしない。それならガラケーでいいんじゃないの? と思うことはあるなぁ。検索をマメにしたい人、動画を見たりゲームをやりたい人にはいいよね。

めっちゃいろいろできることを知っては欲しいけど、知らなくても日々は送れるんだから、余計なことで時間を費やすよりはとも思うわ。 (hammer.mule)

< http://www.ismoothrun.com/ >
iSmoothRun。RunKeeperに情報が送れる。

< >
動画