おかだの光画部トーク[127]いつもの街が違う世界に...INGRESSにハマる/岡田陽一

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毎日通っている道のひとつ奥に、こんなオブジェがあったのか...!

いつも曲がる角で曲がらずに少し先まで歩いてみると、歩道の真ん中にこんなバラ園があるんだ...!

最近、毎日のようにこんな体験をしているのは、INGRESSのせいだ。2014年最後の光画部トークは、ハマっている人は廃人になるくらいハマり、知らない人は何のことだかさっぱり意味不明のINGRESSについてです。

INGRESSとは、早い話が陣取りゲーム。それも壮大で、地球規模で世界中の人が参加している。Android端末やiPhoneを使ってプレイする。

普通、ゲームといえば、どこかに引きこもって黙々とやるものだが、INGRESSは違う。とにかく今まで経験したことがないくらい歩き回る。一日2万歩くらいさくっと歩いてしまう。

スマホでINGRESSのアプリを最初に起動すると、青チームか緑チームどちらに属するか選択を求められる。後から変更できない。青が反乱軍、緑が正規軍といったところか。どちらかの色の「エージェント」となり活動が始まる。ちなみに、わたしは緑。まだまだひよっこのエージェントだ。




アプリには、自分がいる場所の周辺の地図が表示され、そこに青や緑のエネルギーが噴出しているポイントが表示される。お寺や神社、オブジェ、噴水、石碑、お地蔵さんなどがそのポイントになっていることが多い。そのエネルギーが噴出しているポイントのことを「ポータル」と言う。
< https://flic.kr/p/ptwVJm >

このポータルに実際に近づいて、「Hack」の表示をタップする。最初のうちは、ただこのHackという作業を繰り返し、そこから得られる武器やさまざまなアイテム、そしてその場所のキー「ポータルキー」を集める。

青や緑のポータルは、すでに自分の属する陣営の他のエージェントが自軍のものにしたもの。たまに、どちらの色もついていないグレーのポータルを発見することがある。敵に先をこされないように、自分のものにする。

自分のものにするには「Deploy(デプロイ)」の表示をタップする。すると8つのスロットが表示されるので「Resonator(レゾネーター)」を設置する。
< https://flic.kr/p/qqsG2C >
これで、自軍の色に変化する。

自軍のポータルで全てのスロットがうまっている状態だと、「Link」の表示がタップできる。既にあちこちのポータルをハックして集めたポータルキーを持っていると、そこへ直線で結ぶ「Link」することができる。

ただし、既にあるラインは交わることができない。うまく3つのポータル間でLinkが張れると、面ができる。その面で陣地を取っていく。

レベルが上がっていくと、攻撃力も高くなり既に敵の色になっているポータルを攻撃し、自軍の色に変えることができる。
< https://flic.kr/p/ptLnKH >
< https://flic.kr/p/ptLnh8 >

最初のうちは、わけもわからず歩きまわり、手当たりしだいにポータルをハックし、Link可能なら適当にLinkするが、だんだんブラウザ上で大きな地図を見ながら、どこのポータルを攻撃して自分の陣営にし、どこにLinkを張ると効率がよいか、戦略をたてながら行動するようになる。

ところが、そうしている間にも刻々と状況は変化する。そりゃそうだ。大勢のユーザーが昼夜を問わず活動しているのだから、街の状況は常に変わっている。

時間を問わず、自分のポータルも攻撃されるのもまた日常。しょっちゅう通知がくる。
< https://flic.kr/p/qqmcYp >

これにいちいち腹をたててはいけない。このゲームの凄いところは、取って取られたは日常茶飯事、むしろ攻撃されて取られたところは、もう一度取り返すと、また多くの場所に一気にLinkをはることができ、レベルアップの近道になるのだ。

そんなINGRESS、都会と田舎ではずいぶんと活動方法が違う。会社のある神戸─元町─三宮は、もうそこらじゅういたるところにポータルがあり、エネルギーが噴出しまくっている。
< https://flic.kr/p/qqw9j4 >

現実世界で言うと、こんなにもいたるところにアートオブジェや、石碑などがあったことに驚く。普段何気なく歩いてても、気にしていないと見えていないものだ。

都会にはポータルもたくさんあるし、敵・味方共に多くのエージェントが活動している。必然的に細々と歩きまわることになる。

自宅のあるのは田舎なので、数キロ離れた場所にポータルが点在している。
< https://flic.kr/p/q8XyUG >

歩いて多くのポータルを巡るのは無理なので、車での移動で長いLinkを張るのが目的となる。当然、ブラウザで広域Mapを見ながらどこを落とすか考え、実際に現地に行ってハックする。

長い間住んでいるところなのに、通ったことがない道や、公園などがいっぱいで、日々新たな発見がある。いい感じの撮影スポットを、たくさん見つけてしまうという副産物まである。

と、これだけ書いたところで、ハマってる人には、そんなの当然知ってて当たり前のことで、知らない人は依然なんのことだかって話だが、このゲーム、都会では思った以上にウォーキングをする健康的なゲーム。田舎では不要なガソリンを余計に使う環境によくないゲーム。という感じだ。

現実の世界を上手く使ってバーチャルな世界と行き来するような、ハマり要素満載のゲームで、人を夢中にされるヒントがこの中にいっぱい詰まっていて色々参考になるので、まだ足を踏み入れてない人は年末年始にハマってみるのもいいかもしれない。特に運動不足の人にはオススメ。

【岡田陽一/株式会社ふわっと 代表取締役 ディレクター+フォトグラファー】
< mailto:okada@fuwhat.com > < Twitter:http://twitter.com/okada41 >

2014年、いやな出来事の方が多かった一年だったが、なんとか終盤は盛り返せたような気がします。例年になく、あちこちから忘年会にお誘いいただいて、ありがたいかぎり。

2015年も激動の予感がしますが、無理せずふわっと生きていけたらと思います。みなさんも、体調に気をつけて元気に年末年始をお過ごしください!