アナログステージ[127]断捨離から新しい道へ/べちおサマンサ

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あけましておめでとうございます。2015年のデジクリスタートが、オイラっていうものなんですが、今年もご愛読のほど、宜しくお願いいたします(^^

新年を迎えたところで去年の話をするのは、鬼に怒られてしまいそうだけど、2014年もたくさんのモノたちに踏ん切りがつかず、そのまま一緒に年を越してしまいました。

とりわけ、最近になって気がついたのが樹海のようになっている書籍(マンガ含む)です。マンガは、電子書籍で購入できるものはそちらで購入しているのですが、技術書やコラム、随筆などは、どうしても紙で読みたい。というのは理由がありまして、紙のほうが、読み直ししたいページへ簡単にアクセスできるからです。

サラっとした軽めのコラムなどは、あまり読み戻ることもしないので、電子書籍にてリリースされていれば、そちらに寄っておりますが、それもまだまだほんの僅か。ファッション誌やライフスタイル誌など、カラー写真が多用されているものは、間違いなく紙でないと満足感を得られなかったりする。

これにも理由があって、新刊の紙面から漂う、インクの匂いも読書の成分に含まれていたりします。とくに洋書から放たれる香りは、もう、その匂いだけで誌面に飛び込んだ錯覚され覚えます。あははん。っと、そんな話をデジクリで書いたことがあったなぁ...... って発掘したらありました。

・アナログステージ[44]デジタルモノ・アナログモノの使い分け
< http://bn.dgcr.com/archives/20101026140300.html >




●冷酷なダンジャリアンを目指す

小説系などは読まなくなってから、かれこれ5年以上は経つだろうか。「もうこのへんの本は読むのをやめよう」とサッパリと手を離したときに、本の断捨離をしたのが最後。それから数年、アホみたいに山になった書籍を再認識させられる事態に。

自炊で整理するという手もあるが、オイラの性格からして、自炊しても絶対に読み返さないだろうという懸念がある。「ならば、さっさと捨ててしまえ」となるが、これがまた絶妙な立ち位置にあったりする。

自炊までしたところで、その自炊本を探して読まないというよりも、その本自体の存在を忘れているはずなので、データ化させても『忘れた存在』になってしまっているはずなのだ。ファイル名で存在を確認することはできるが、スルーしてしまうだろう。

自炊をせずにそのままの状態で残しておけば、ほかのモノを探しているときに、たまたま目に留まった装丁などで、「あ、懐かしいな、ちょっと読み返してみようなか、ふふふ」となるケースが多いのだ。これは書籍だけに限らず、なんでもそうなんですけどね。

しかし、そんな懐古に溺れている場合ではなく、一番の問題である『スペース』が切迫されている現状、どうにかしないといけない。どうするか? 捨てる(売る)しかないとう結果になる。しかし上記のようなケースをどうしても想定してしまい、捨てられない。

週刊誌(ジャンプだけど)を読み捨てせずに、2年分を仕事場に積み上げている人間が、「ハァー、面白かった」とポイポイと捨てれるわけがない。しかも、散らかっていても、それが美学と捉えている以上は、捨てる捨てないではなく人格形成を作りなおさなければいけないレベル。

・アナログステージ[11]散らかっていることの美学
< http://bn.dgcr.com/archives/20090317140200.html >

「書籍の整理から、まさかの人格形成を再構築する事態に進展するなんて!」と正月早々からウダウダしておりましたが、これからも増えていくのは間違い本たち。本だけでなくCDも服も、生きて生活していれば、自ずとモノは増え続ける... どうする... どうする??? んがー、悩むぅぅぅ!

捨てました。サッパリと。

自炊も考えましたが、やっぱり自炊しても読まないと判断して、半分以上はそのまま売りに出しました。スッキリしたクローゼットを見ると、今度は別のものも断捨離したくなる。着るか着ないか分からない服も、あれこれとコーディネートを頭のなかでイメージするも......

捨てました。サッパリと。

一度手を離してしまうと、愛着というか「あぁ、やっぱりあの本は残しておけばよかったかなぁ」というのはなく、すでに何の本を売っぱらったのかすら憶えていない始末なので、ウジウジと悩んでいたのがアホらしかった。

断捨離を決行した数日後(実際には昨日の話)、紀伊國屋書店で『こだわらない練習(著者:小池龍之介)』を購入。昨年から『一個人』という雑誌を愛読しているのですが、著者はその雑誌にもコラムを連載されており、僧侶ならではの視点から綴られる文章が、とても心地よく感じる。

帰宅早々、本を読み始めると...... 「それ、どうでもいい」という過ごしかた、心の断捨離を描いておりました。大量の本と服を断捨離したばかりのいま、なかなか断捨離に踏み切れなかった自分の心の断捨離が必要なのか。

うーん、生きるって難しいなぁ。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp

NDA拘束員であり、本当の横浜を探しているヒト。ぶら撮り散歩師。愛機はD90とGRD4。全国寺社巡りで、過去の懺悔道中をしております。
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※Twitterにボチボチと出没しております(2015年1月現在)

■□ 懺悔道中膝栗毛 ─ 八編 □■

今年初のご朱印を頂いたお寺さんは、巣鴨(東京)にある、とげぬき地蔵の愛称で有名な、高岩寺でした。とげぬき地蔵の前に、雑司が谷の鬼子母神(法明寺)に立ち寄ったのですが、サクっとお参りだけ。

長々と書いている関東三十六不動尊の巡礼も、やっと中盤を迎えました。11月の連休を利用して、「普段はちょっと行きにくいところ」を中心に計画を立ててみたものの、そう計画通りにいくはずがない。

寄り道を挟みながらの巡礼でしたが、「時間にゆとりがあるって、なんて素晴らしいの!」と、別な意味で良い小旅行になりました。初日は天気に恵まれませんでしたが、翌日からは「カラっと青空」に。歩くてるてる坊主の異名を、いかんなく発揮できました。自分でもビックリです。

ではでは、11月1日から3日までの、関東三十六不動尊ツアー、初日です。

・皿沼山 永昌院(皿沼不動尊)

昼ごろからスタートし、皿沼不動尊へ向かう前に、深川不動で(またかよ!って声が聞こえてきそうw)1日の、ご縁日護摩供でお加持をいただく。お隣の富岡八幡宮で、無事故で終われるよう、道中の安全を祈願し、いざ出発。

皿沼不動尊に到着したものの、駐車場がわからずに周辺をフラフラ。近くのコインパーキングに車を停めて、いざ本堂へ。落ち着いた佇まいは、さすが天台のお寺さん。勤行を終え、ご朱印を頂いたあとに、軽い世間話をして後に。

小旅行の初日だというのに、コインパーキングの近くにあったスーパーで、大
根や里芋や牛蒡など、なぜか野菜を買い込む。だって、安かったんだもん。

・五智山 遍照院 總持寺(西新井大師不動明王)

雨が本格的に強くなり、作務衣に雪駄姿のオイラの足元はグチャグチャ。代わりの雪駄や履きもを持ってこなかったので、我慢。車を停め、お参りのまえに蕎麦屋さんで遅めのランチ。冷たい雨風にあたり、すっかりと体が冷えきったところに食べる鍋焼きうどんは、最高に美味しかったです。

体が温まったところで参拝へ。お寺さんはとにかく立派の二文字。ちょうど護摩供を行っていたところでしたが、本堂内にはあがらずに、勤行だけ済ませて寺務所へ。個人的な感覚というかお寺さんのピントが合わず、お寺を後に。山門前に広がる商店街を、軽くブラブラして次のお寺さんへ。

・光岩山 釈迦院 彌勒密寺(喜多向厄除不動尊)

この日の宿泊先は、加須市(埼玉県)のホテルを予約していたこともあり、不動ケ岡不動尊で締めくくる予定でいたものの、いい具合に時間が過ぎてしまって、この日は岩槻大師で打ち止め。

さて、初日最後になった岩槻大師ですが、またもや駐車場の場所が分からずにフラフラと彷徨うことに。分からなかったというよりは、駐車場が閉鎖されていて、「もしかして、今日は定休日とかじゃないよね?」と一瞬焦るも、閉門の時間も迫っていたことから、裏側にあったお寺さんの駐車場の前に停めて、 お寺へゴー。

大雨ということもあり、参拝者はゼロ。誰もいない本堂へあがり、勤行を終わらせると、存在に気がついたのか、「暗いところですみません、いま灯りを点けますね」と奥様らしき人が。お話を伺っていると、お砂踏み(※1)ができる地下仏殿があるとのことで、さっそく案内していただきました。

玉川霊場(東京都世田谷区)のような独特の『重さ』はないのですが、地下に響く、子どもたちが唱えている御宝号の声が、良くも悪くも怖いです(笑) 

※1)四国八十八ヶ所霊場会公式ホームページ:「遍路基礎知識」より抜粋させていただきます。

──お砂踏みとは、四国八十八ヶ所霊場各札所の「お砂」をそれぞれ集め、その 「お砂」を札所と考えて「お砂」を踏みながらお参りすることです。そのご利益は、実際に遍路をしたことと同じであるといわれております。

──以下余談──

初日のその後:加須駅近くのホテルに到着し、荷物を部屋に運び終われば、この後の楽しみはひとつだけ。そう、「旨そうな酒場を探す」です。駅周辺を少し歩いてみたものの、ありきたりの居酒屋チェーン店ばかりで、常連がたむろしていそうなお店が見つからない。

ということで、部屋に戻るのも楽ちんなので、ホテルの一階にあった居酒屋さんで済ますことにしたのですが、これが大当たり。何を食べても美味いわ安いわで、近所にあったら間違いなく常連になっている。どことなく堀内孝雄に似た板さんと、フィリピンのホールスタッフ女性の2人で切り盛りしており、気がつけば満席。

この周辺を参拝する機会があれば、また利用したいです。

・一階の居酒屋が美味い! - 加須センターホテルの口コミ ─ トリップアド
バイザー: < http://bit.ly/1wOduwM > ←長いので短縮してあります