晴耕雨読[08]防災グッズを見直そう/福間晴耕

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先週の17日で、阪神・淡路大震災からちょうど20年が過ぎた。自分は当時、東京のゲーム会社で働いていたが、朝から全員がTVの前に集まってまるで爆撃を食らったように燃え盛る街の映像を見て戦慄したのを覚えている。

その後、東日本大震災などもあって、遅まきながら防災グッズを揃えたが、この機会にもう一度見直してみることをお勧めしたい。

と言うのも、以前に買い揃えた防災グッズもしまいこんでいるうちに、備蓄食糧の消費期限が切れていたり、懐中電灯の電池が切れていたりしてるかもしれないからだ。

特に自分のようにずぼらな人間だと、そもそも防災グッズ自体、ロッカーの奥にしまいこんで、何処にあるか分からなくなっている可能性すらある。

そして、東日本大震災の後に防災グッズを買い揃えた人はみな経験していると思うが、当時は防災グッズが圧倒的に品薄だったので、その時に買いそびれたまま、すっかり忘れている物もあるかも知れない。

あと防災グッズをいま買っておくと良いことが、実はもうひとつある。それは東日本大震災の時に「こんな物があったらよかったのに」という様々な防災グッズや便利な道具が、それから何年かたった今、ようやく完成して市場に出ているからだ。




解りやすい例だと、ガイガーカウンターは震災当時は特殊な専門家向けの高価な製品しかなかったのだが、今ではエアカウンターを始めとした数千円で手に入るものが売られている。

また非常用のソーラーパネルも、以前は気休め程度の発電量しかないオモチャに毛の生えたものか、逆に非常に高価だったり大掛かりなものしかなかったのが、今では一万円ちょっとで災害時やアウトドアでの使用目的なら十分実用に耐える製品が売られているのだ。

そして個人的に一番重宝しているのは、携帯用モバイルバッテリーだろう。年々電池の容量が増えているお陰もあって、今なら短時間であればインバーターを繋ぐことで一般家電でさえ動かせる製品すら、手の届く値段で出回っているのだ。

そこまで大げさなものでなくても、スマートフォンなどのモバイル機器に充電できる小型のバッテリーがあれば、日常生活でも役に立つ。特に最近のスマートフォンは使いっぱなしにしていると驚くほど早く電池を消耗するので、使う機会も多いだろう。

その他にも、防災に使えそうなキャンプ用品もわずか数年で驚くほど進歩しているので、この機会に調べてみると良いと思う。

例えば、高機能アンダーウェアに関しては、ユニクロのヒートテックよりもはるかに高機能(まあ登山など生死がかかっているから当然だが)な保温・速乾性のシャツや、洗濯が出来ない国際宇宙ステーションでの使用を想定した防臭性のあるアンダーウェアなどがある。値段は張るものの、一度手に入れたら手放せなくなるほどの優れものだ。ぜひ、お勧めしたい。

あと災害時に問題になるのが、トイレが使えなくなることだ。非常用のトイレも用意しておいたほうがいだろう。

特に車に乗ることが多い人は、車内でも使える携帯用トイレを買っておくのをお勧めしたい。大きな災害にならずとも、交通事故や大雪など車の中に閉じ込められるケースは意外に多いからだ。

その他に意外に重宝するのが、スーパーにも売られている風呂水浄化剤だ。これがあれば汲み置きの風呂水を長持ちさせることが出来るし、日頃は普通に使うことで汚れがつかず、風呂掃除の手間も省けるので一石二鳥である。

最後に、ここで触れたグッズの中で、自分がわかる範囲でわりと人気のある物をあげておく。ただし、これらすべてを試したわけではないので、実際に購入する際は自分でリサーチして判断して欲しい。

○寝袋・シェラフ

これらについては自分は詳しくないので、参考になりそうなリンクのみ紹介。
・寝袋・シュラフのプロが極秘で教える『失敗しない選び方・使い方』
< http://outdoor.rash.jp >

○モバイルバッテリー

・cheero Power Plus 3 13400mAh 大容量 モバイルバッテリー
今売れ筋のモバイルバッテリー。大容量の割には小型なので持ち運びつつ多くの機器に充電できる。重量245g、サイズ92×80×23 mm。

・MobilePowerBank 52800
一般に市販されているモバイルバッテリーの中では、現時点で最大級の容量を持つ。重量は1.5kgもあるが、容量は52800mAhと大型の鉛蓄電池に匹敵する。

・Anker Astro Mini 3000mAh 超小型・スティックタイプ モバイルバッテリー
これも割りと売れ筋。約80g、89×23×23mmと、とにかく小さくて軽い。

○折りたたみ式ソーラーチャージャー

・Anker ソーラーチャージャー
折りたたむとA4サイズながら、14Wの発電量でスマートフォン以外にもタブレットなどにも充電できる。

・GOALZERO Nomad7 V2
様々なバリエーションと周辺機器で多くのモバイル機器に充電可能。このタイプはAnker程の発電量はないものの、折りたたむとB5サイズとコンパクトなので持ち運びには便利。(更に大容量タイプもあり)

○高機能アンダーウェア

・パールイズミのヒートテックセンサー
こちらは自転車用ウェアだが、自転車は登りで大量に汗をかき、それが下りで急速に風で冷やされるという過酷な環境なので、高機能な冬用アンダーウェアが要求されている。

・モンベルのジオライン こちらは登山用の有名ウェア。

【福間晴耕/デザイナー】
フリーランスのCG及びテクニカルライター/フォトグラファー/Webデザイナー
< http://fukuma.way-nifty.com/ >

HOBBY:Computerによるアニメーションと絵描き、写真(主にモノクローム)を撮ることと見ること(あと暗室作業も好きです)。おいしい酒(主に日本酒)を飲みおいしい食事をすること。もう仕事ではなくなったのでインテリアを見たりするのも好きかもしれない。