ネタを訪ねて三万歩[119]怪しい入会申請と謎の留守電/海津ヨシノリ

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相変わらず月一なので間の抜けたタイミングとなってしまいますが、本年も宜しくお願い致します。

さて、この年末年始は今までにないトラブルに見舞われて大騒ぎ......でした。まっ、本人は開き直ってしまいましたので、大騒ぎというのは少し大袈裟かもしれません。

事件は1日の昼に発生。例年のように年賀メールを発送しようとして、処理が上手くいかなくて断念してしまったのです。要は私のポカなのですが、一年に一回しか使わない同報メールの操作方法を、完全に忘れてしまったというわけです。

シェアウェアでマニュアルもイマイチ。文句は言えません。忘れました〜もう思い出せません〜だからアウトです。正確に言うと送信に失敗しただけなのですが......。

こうなったら開き直って、年賀状は止めようかと思ったりしってしまいます。そろそろ、いいタイミングだったのかも知れないと、今では前向きをゴリ押ししています。

まっ、来年の処理はどうするかはまだ未定ですが、年賀メールもほとんどが普段やりとりをしている人だったりすると、なんだか逆に迷惑かな? とも感じてしまいます。




さて、個人的なトラブルはこんなものでしたが、公人としてはかなり大変でした。いやはや公人と言うべきかは迷うところですが、個人ではない立ち位置ということです。

私はfacebookでいくつかのグループを立ち上げているのですが、その内の一つに発生した、2名の怪しい入会申請事件です。

まず一人目は中国人らしき女性からでした。中国語の名前で私は性別を判断できないので,あくまでもプロフィール写真で女性と感じただけです。しかし、その写真は明らかに2013年の5月〜10月年頃に大流行した成りすまし系。

それでも友達も多いので変な先入観は失礼と思い、友達リストを確認してみました。タイムラインは友達として繋がらないと確認出来ないように設定してあったので、そのくらいしか見るところがなかったからです。

私も同じ設定にしていますので、この時点までは何も疑っていませんでした。ところが、友達リストを見てその思いは吹き飛びました。完全に女性の写真しかないのです。しかも似たような傾向の、かつての成りすまし系ばかりです。

そしてトンデモナイ事実を発見してしまったのです。それは、同じ写真で名前の違う人が複数ペア存在しているのです。完全に怪しさ通り越してヤバイの境地ですね。即刻承認不可としました。

そうすると、またまた新手が登場してきました。何故か同じグループばかりが狙われている不自然さに、この時点で気が付きました。この新手は日本人の男性でした。

先の中国人女性と同様で友達しか確認出来なかったので、まず友達リストを見ることにしました。すると、突然私の友達リストを吸い上げ始めたのです。気が付いた時には100名を越えていました。

直ぐに戻ろうとしても戻れず、強制終了でその場を離れました。再起動後に自分のデータを確認したところ、特に実害はありませんでしたが、私の友達リストの中から100名分はその人のリストに吸い上げられたようです。

仕組みは分かりません。とにかく管理スタッフに申請不可のアナウンスをしたのですが、既に手遅れで別の管理人が承認してしまった後でした。もちろん速攻で会員削除しました。

私のグループの管理スタッフは、他のグループで管理スタッフを兼務している方達が多く「最近中国系の方からの申請が多いです。そのグループでは、申請されてきたら、まず個人のタイムラインを確認し、人間性とか何に興味を持ってるのか分からなければ、メッセージを送り、返信がなければ、即刻申請を削除してます」というアドバイスを頂きました。本当に注意しないと怖いですね。自分の感覚を信じて対処するしかないです。

個人的にもずいぶん成りすましを発見・無視してきましたが、今までで一番巧妙だったのがメッセージ付きの女性でした。以下がそのやりとりです。

謎の人「タマビに友人がいて、その人に聞いて海津さんに申請させていただきました。」

私「多摩美術大学のご友人はどなたでしょうか? さしつかえなければ教えて頂けると幸いです。」

謎の人「女性の方ですが、以前イベントでお会いした時に海津様のことをお話していて、△△さんと言う方です(下の名前は忘れてしまいました)確か、デザインクラスの方だったと存じます。」

多摩美術大学を、タマビという表現で使っている学生を私は知らない。そして△△さんという学生は卒業生を含めて3名しか知らず、すべてに確認を取ったが、誰もそのような人に会っていなかった。

そもそも、デザインクラスという表現は誰も使っていない。それに、パーティーで会っただけで、下の名前も分からないの人が友達というのは不自然。もちろん、以降は無視しましたが、いつの間にかfacebook上から消えていました。

そして極めつけは、iPhoneへの謎の留守番電話。打ち合わせ中に何度も電話が入り、留守電が入った事を知ったのは休憩時間でした。

こんなに電話の着信が集中することは滅多にないことなので,慌てて留守電内容を確認すると「弁護士の○○ですがお電話下さい」というものでした。

最近流行っているパターンですね。これにうっかり反応してしまうと完全にアウトですよ。弁護士の場合「□□法律事務所の○○です」でしょうね。

仮に本物の弁護士で、何か確認したい事があったとしても、用件も言わずに留守電に録音するのは不自然です。前にも話しましたが、私は登録していない電話には一切出ません。家族間の緊急連絡の合図は家族にしか分からない約束事があります。

なにより私の仕事で数秒を争うようなことは皆無です。結果として、登録外電話を受ける意味はないというわけです。今までこれで困ったことは一度もありません。いや、もしかすると大きなチャンスを逃していたのかも知れませんが......。

◎今月のお気に入りミュージックと映画

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[Fly me to the Moon]by Julie London in 1956(U.S.A)

邦題「私を月に連れて行って」。もともとは "In Other Words" というタイトルで、3拍子の曲として1954年に Felicia Sanders が歌ったのが始まりで、様々なアーティストによりカバーされた後、1956年 Johnny Mathis により "Fly me to the Moon" といったタイトルに変更になる。

そして、現在もっともポピュラーな4拍子のボサノヴァ風 "Fly me to the Moon"は Frank Sinatra のカバーで大ヒットしました。Julie London がいつカバーしたのかは分かりませんが、私は彼女のカバーが一番好きです。

というより、Frank Sinatra と Julie London とでは "Fly me to the Moon"がまったく別の曲に聞こえます。私は調べるまで彼女の曲がオリジナルだと思っていました。60年あまり昔の曲なのにまったく色あせていないのが素敵です。

Julie London "Fly me to the Moon"
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Frank Sinatra "Fly me to the Moon"
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Kaye Ballard "In Other Words" 
※Felicia Sanders版が見つからなかったので
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[Machete Kills]by Robert Anthony Rodriguez in 2013(U.S.A)

邦題「マチェーテ・キルズ」。言わずと知れた『グラインドハウス』の偽予告編を長編化した2010年の映画『マチェーテ』の続編。

一度見たら絶対に忘れられない主役のダニー・トレホはもちろん、ジェシカ・アルバ、ミシェル・ロドリゲスらも続投のみならず、チャーリー・シーンやメル・ギブソン、レディー・ガガまで加わる大サービス。

もうダニー・トレホのファンは無条件降伏ですね。本編前に入っている予告編が第三弾なのでしょうか。ジョーク映像ですが、もともとこのシリーズ(?)は冗談が本当になった映画ですが、大いに期待したいです。ちなみにダニー・トレホは、ロドリゲスの映画『スパイキッズ』シリーズでも同名のキャラクターを演じています。

< http://finefilms.co.jp/machetekills/ >
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【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター/写真家/
怪しいお菓子研究家
yoshinori@kaizu.com
< http://www.kaizu.com >
< http://kaizu-blog.blogspot.com >
< https://www.facebook.com/yoshinori.kaizu >

100均で油絵の具が販売されていることを前に話しましたが、問題は絵の具よりも高くなってしまう溶剤だったわけです。ところが、灯油でも代用できると知り、調べて見ると今は100円で1リットル買えますから激安過ぎます。

考えてみると、灯油を私が最後に使ったのは高校生の頃でしたので、感覚的にピンときませんでした。しかし、流石にそんな危険な物を部屋に置けないので、今まで通りにペトロールかテレピンと思っていました。

ところが、ライターオイルでも代用できると知って仰天。タバコ止めて15年なので完全に予想もしていませんでした。とにかく、これだと100均でゲット出来てしまいます。恐るべし100均の底力ですね。

でも、これにはオチがあり、ライターオイルは揮発が速いので結果として大量消費するため、やっぱりペトロールかテレピンに戻りそうです。じっと100均でペトロールかテレピンが販売されるのを待つことにしました。