[3852] 医療のITが凄いことになっていた

投稿:  著者:  読了時間:18分(本文:約8,600文字)


《なんちゃってハッカソン!?》

■装飾山イバラ道[150]
 チョコレートパッケージの競演
 武田瑛夢

■Take IT Easy![44]
 ハッカソンはブームで終わるのか?
 若林健一 / kwaka1208

■おかだの光画部トーク[130]
 医療のITが凄いことになっていた
 岡田陽一


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■装飾山イバラ道[150]
チョコレートパッケージの競演

武田瑛夢
< http://bn.dgcr.com/archives/20150217140300.html >
───────────────────────────────────

働く人はデパートで年中行事を感じているのかもしれない。今年の節分の日、デパ地下ですごい行列になって恵方巻きを買う人がいるのを見たのは、けっこう衝撃だった。

テレビやCMで恵方巻きというものを見てもあまりピンと来なかったけれど、東京にもすっかりこの行事は入っているのだ。私はまったく恵方巻きの習慣がなかったので、お刺身コーナーが何メートル分ものり巻きのコーナーに入れ替えちゃってるのを見てビックリした。

「今日も仕事帰りにデパ地下で夕食のものを買いに来たけれど、恵方巻きの日って言うならそうしよう!」と思う人があれだけいるとは。きっとのり巻きという、簡単に食べられて美味しくて、そこそこ華がある食べ物だからかもしれない。

今までは節分といえばマスに入った煎り大豆や、でん六豆ぐらいしか売れなかったのに、豪華なのり巻きを人数分売れる機会がやってきたのだ。みんな一本食いするらしいから、切らなくてもいいので店側の手間も少ない。

スーパーやデパートにとっては嬉し過ぎるイベントだと思う。のり巻きはお寿司なので、今日中に売り切ろうとする店員さんの気迫のあるかけ声に持って行かれている感じもあった。うちは意固地なのか、やっぱり他のものを食べたけれど、いつかうちにも恵方巻きが来る時があるのかもしれない。

●怒濤のチョコ売り場

おばさんになってもバレンタインデーの買い物は楽しい。ただ今年の買い物はバレンタインデーの前日になってしまったこともあり、デパートのバレンタインデー特設売り場はとても混んでいた。

人気のチョコ屋さんのちょうどいいサイズの詰め合わせは既に売り切れマークが貼られていたし、店員さんもお疲れの様子。私が買ったお店では、三〜四人ほどが待っていたら一人一人に待たせたことを丁寧に謝りながら売っていた。

物産展でもそうだけれど、列が出来ている時にはその列があるうちに、周囲のお客様を新たに列に引き込むのが大事なテクニックだ。人が列を作り始めたら包装も説明もより丁寧になり、お会計をさっさと済ませないのがベテランの手法みたいなのだ。

お会計がゆっくりでも、自然なように細かな説明を加えているのかもしれない。なんとなく歩いている人は、人が行列になっているところに注目するので買っている人への説明を聞く。聞いてしまうとついついよく見てしまい、欲しくなってしまい、いつの間にか並んでしまう。

いつもそううまくいくとは限らないけれど、一人二人並び始めたらこのモードに入るようだ。

バレンタイン特設売り場では、そういった流れを作り出すのに成功している場所と、いっこうに人が集まらない場所とがある。一旦行列が切れてしまうと、再び列を作るまでに間があく売り場もあるようだ。

さっきまであんなに行列でなかなか買えそうになかった売り場に、今は人がいなくなっているとかよく目にした。売り場をぐるぐるしながら人の集まり方の不思議さを観察。

●パッケージの競演でもある

この日は種類の違うチョコを四個買って、大きな紙袋にまとめる作業をする。せっかくデザインのかわいいチョコの紙袋を、百貨店の地味な通常バージョン紙袋にまとめてしまうのはなんだか残念だった。

チョコレートもチョコの形状だけでなく、ロゴデザインやパッケージ、リボンの雰囲気でイメージを演出している世界だ。そのショコラティエが何にこだわっているのかを箱のグラフィックや色彩で表現して「格」まで感じさせる工夫をしているのが素晴らしい。

一堂に集まるとそれぞれの対比で違いがより際立つ感じがする。特設売り場には箱をお重のように三段に重ねたものや、棒付きチョコを立たせたまま収納している透明ボックスなどがあった。

買ったチョコは旦那さん用、母用、自分用、みんな用の四個だ。たぶん旦那さん用のチョコの半分は私が食べるので、結局私が一番たくさん食べちゃうだろう。そんなことで糖質制限はお休み中だ。みんな用という謎の用途のものも、きっと私が味見をする。

・チョコレートのパッケージと紙袋
< http://eimu.com/dgcol/cho.jpg >

今は義理チョコは渡す機会がないので、買うチョコの数は少ない。小さい箱とはいえ、すごい量の同じチョコを買っている人を見ると大変だなと思う。しかし自分もそうだったけれど、義理チョコであっても人に物をあげることはなんだか楽しいものだ。

義理チョコか本命チョコかの判断基準はチョコを見てだいたいわかると思うけれど、今はたとえ二、三粒でもすごく高いチョコもある。手のひらサイズの箱に収まる極上のチョコもあるので注意が必要だ。最近は有名ショコラティエの多くが東京に集まっていることもあり、チョコの高級化に驚く。

五百円のチョコか五千円のチョコなのかは、箱のサイズだけでは絶対にわからないと思うのだ。包装の雰囲気でわかる人にはわかり、箱を開けた時にわかる人、食べてもわからない人(笑)といろいろだと思う。

結局はチョコをくれた人との関係性が一番なのだけれど。

●本物ショコラティエ

チョコ売り場はラストスパートで売る気力を出している店員さんもいたし、早く帰り時間にならないかなという雰囲気の人もいた。ベルギーから来日しているという背の高いイケメンのショコラティエが直接試食を勧めているところには人だかりが出来ていた。白いコックコートがかっこいい。

最近は医者の白衣よりもコックコートの方がモテる制服という気がする。だって、コックコートを着ている人の方が圧倒的に女性と話が合うと思うからだ。とくにこの売り場でコックコートを着ていたら注目が集まることは確実だけれど、ほぼ女性ばかりの客層なので覚悟がないと辛いかもしれない。

私は職人さんから試食のチョコを受け取ると、買わないで帰る勇気はないので、遠目に見るだけだったけれど。イケメンショコラティエは箱にサインしながら売っていた。著者が本にサインするように、箱にサインのあるチョコ。たぶん自分用に買っている人が多いのかなと思った。

デパートは季節を刻む場所として機能している。日本人はコレという時にコレをやるのが好きな人たちということに間違いはない。

【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/ >

高純度カカオのチョコレートは味が濃いのでたくさんは食べられない。チョコレートの糖と油を気にするなら、カカオニブというチョコの原料であるカカオ豆を砕いただけのナッツ状のものをカリカリ食べるのも(慣れると)美味しくておすすめだ。

健康志向の人の間でカカオニブは、日中につまむおやつとしても良いとされている。甘味はなくて渋さもあるけれど、香りは芳醇なチョコという不思議な食べ物だ。味は普通のチョコレートの方が圧倒的に美味しいけれど(笑)。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■Take IT Easy![44]
ハッカソンはブームで終わるのか?

若林健一 / kwaka1208
< http://bn.dgcr.com/archives/20150217140200.html >
───────────────────────────────────

最近流行りの「ハッカソン」という言葉をご存知ですか?

「ハック」と「マラソン」を組み合わせた造語で、限られた時間と与えられたツールと一定のテーマに基づき、アイデアを創出して実際に動くもの(主にソフトウェア)を作る開発イベントです。

開始から発表まで24時間といった短時間でやるものや、数週間かけてじっくり開発するものまで様々で、24時間となると徹夜で開発することもあり、体力勝負なところはまさに「マラソン」そのもの。

作ったものはチームごとに発表し、審査員の評価によって優勝作品が決まり、優勝チームは、主催者からの賞金や賞品などが与えられます。

アイデアを創出する力や技術力はもちろんですが、ビジネスセンスやプレゼンテーション能力が試される場でもあります。

「ハッカソン」以外にも、アイデアのまとめまでを行う「アイデアソン」、お茶メーカーが主催する「茶ッカソン」など、IT業界では「◯◯ソン」ブームが巻き起こっています。

「ハッカソン」や「アイデアソン」を通じて、ものづくりの面白さを知り、ものづくりに参加する人口が増えることは大歓迎なのですが、一時期の流行的なものを感じることもあります。

私も何度かこういった「◯◯ソン」イベントに参加したことがありますが、私の感触ではこういったイベントで優勝するためには、いかに審査員の目を引き心を掴むかにあるような気がしていて、必ずしもそのアイデアの完成度(実現性、有用性、使いやすさなど)が評価されるわけではないと感じています。

例えば、先日参加した「アイデアソン」でも最終的に優勝に選ばれたアイデアの受賞理由として、「当社で検討していたアイデアに近かった」という主催企業の方のコメントがありました。であれば、アイデアソンでやる意味がないように感じます。

結局のところ、参加者が本当に独創的なアイデアを出しても、主催者次第でそれが生きるか埋もれてしまうかが決まってしまうような気がしていて、そういったアイデア達が「審査員に認められなかった」という理由だけで、ボツ箱行きになってしまうのは残念なことです。

また、「他人のアイデアを否定しにくい」という雰囲気も「ハッカソン」の課題のひとつです。

通常アイデア出しのプロセスとして、最初の「ブレーンストーミング」の段階では「アイデアを否定しない」というルールがありますが、ある程度まとまってきた段階では、ダメなアイデアにはとことんダメ出ししなければ、本当に良いアイデアに仕上げていくことができません。

もちろん、「ハッカソン」の限られた時間の中では、そういった議論を行う時間もなく、そもそも「ハッカソン」というのはそういう場ではないのかもしれません。

しかし、中途半端でツッコミどころ満載で既視感に満ちたアイデアが、発表時の寸劇でウケるように頑張りました的に発表されるのを見ているのが辛いのは、私だけではないと思います。

もちろん「ハッカソン」の全部がそうだとは言いませんし、「ハッカソン」を否定するつもりもありません。

イベントに参加してものづくりに加わった気持ちになるだけの「なんちゃってハッカソン」では一過性のブームで終わってしまうでしょうし、全体としての質が低下してしまうでしょう。

本気で「オープンイノベーションで世界を変える」ためのイベントとして定着するためには、主催者も参加者も真剣勝負でやりあう「ハッカソン」を続けていかなければなりません。

そのためには短期間で開発して終わるだけでなく、その後の継続性を支える仕組みとセットで考えなければならない、そう感じています。

【若林健一 / kwaka1208】 kwaka1208@pote2.net
crossroads
< http://kwaka1208.net/ >
< https://twitter.com/kwaka1208 >
< https://www.facebook.com/kwaka1208/ >

CoderDojo奈良
< http://coderdojonara.wordpress.com/ >


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■おかだの光画部トーク[130]
医療のITが凄いことになっていた

岡田陽一
< http://bn.dgcr.com/archives/20150217140100.html >
───────────────────────────────────

自分のフィールドと違う分野のセミナー・イベントに参加する機会があり、大いに刺激を受けるとともに、Webのことばかりにとらわれてないで、もっと視野を広げないといけないと感じた。

参加したセミナーは、このふたつ。
「『先端医療に学ぶイノベーションとコミュニケーションの進化』in OSAKA」「第5回神戸医療イノベーションフォーラム」
< http://www.synqa.jp/event/1840/ >
< https://www.facebook.com/events/316643305189604/ >

どちらも、神戸大学大学院 医学研究科 消化器内科 特命講師 生命医学イノベーション創出人材養成センター 医師 杉本真樹さんのイベント。

杉本真樹さんとは、昨年11月の「神戸ITフェスティバル」でのMac30周年イベントで、企画や準備をご一緒させていただいた時から、色々とお話する機会が多く、今回の医療関連イベントも畑違いながら「プレゼンの手法」というところに興味があったので参加してみた。

そこで、彼が起こしたさまざまなイノベーションを知って、今どきの医療とITの融合にただただ驚きと、自分がやってることとの世界の違いに、どう表現していいのかわからないが、何か凄く反省しつつも気持ちが高揚した複雑な気分になった。

タブレット端末や、アプリ、Oculus Rift、プロジェクションマッピング、3Dプリンターなど、IT業界やWebやアプリ界隈でもよく見聞きするキーワードだが、わたしが認識していた使い道は、ゲームや映像などエンターテインメントだった。

ところが、医療分野ではこれらが生命に関わるとても重要な使われ方をしていて、まさしくそれがひとつひとつイノベーションを起こしている。

例えば、プロジェクションマッピング。テーマパークやイベント、コンサートなどでのエンターテインメントで使われているのはよく見かけるが、これを手術室に持ち込むと、安全に手術を行い人の生命を救うことができるそうだ。

今までは、腹腔鏡手術などでは医師の経験とカンに頼る部分が多く、カメラを入れるためにメスを入れる箇所と、患部にメスを入れる箇所、どこを切るかが難しかったそうだ。

モニタに映したCTの断層画像と、目の前に横たわった生きた患者の体を見比べて、どこを切るかを判断するのだから、想像するだけでも難しいだろう。

そのCTで撮った患者の断層画像を、モニタではなく、プロジェクションマッピングで患者自身の体に投影することで、あらゆる問題が解決する。患者の体に、患者本人の断層画像を映すのだから、これ以上正確なものはない。

血管の位置から、内臓、患部の切り取る部分まで、正確な位置が体に描かれるので、血管を避けながら安全な場所にカメラを入れる穴を開け、手術ができる。

これによって、出血が少なくなり、時間も短く患者の負担がかなり軽減されたそうだ。しかも、経験が浅い医師でも、安心して手術することができるので、失敗して起こる訴訟も減るなどさまざまなリスクが軽減される。結果、医療費の抑制にも繋がっている。

医療機器は何千万円〜数億円という金額を連想してしまうが、こういうことがわずか数万円のプロジェクターで可能なことから、地方の小さな病院でもできるところが凄い。

今流行りの3Dプリンター。これも、医療での使われ方は想像を超えている。

お父さんから小さな子どもへ、肝臓の生体肝移植。これは、当然ながら、肝臓のサイズが違うので非常に難しい手術だ。お父さんの肝臓をどれくらい切り取って、小さな子どもにぴったりと合わせるか。想像するに医師ではない我々が、粘土でシミュレーションしたとしても難しい。

それを、お父さんと子ども双方CTスキャンでデータを撮り、そのデータを使って正確に3Dプリンターで肝臓のモデルを作る。実物と同じ大きさの肝臓の3Dモデルを使って、どれくらい切り出して、どこにぴたりと合わせるかを、事前に綿密にシミュレーションすることで、安全に、正確に、短時間で、この難しい生体肝移植手術を成功させたそうだ。

今、CG業界や映像界隈で3Dスキャナを使って取ったデータを使い、3Dプリンターでモデルを作ることをよく見るようになったが、これらの3Dデータは、表面の立体データしかもっていない。どう頑張っても表面が同じ立体物ができるだけだ。

しかし、医療ではCTを使って中身の断面・断層の正確なデータがあるので、本物そっくりの臓器モデルを作ることができる。ここが大きな違いのようだ。

こういう色々な話を、イノベーションを起こし続けている本人から聴くと、自分が日々やってることなんてちっぽけなことだよなぁと感じてしまう。

【岡田陽一/株式会社ふわっと 代表取締役 ディレクター+フォトグラファー】
< mailto:okada@fuwhat.com > <Twitter:http://twitter.com/okada41 >

杉本真樹さんと立ち上げたApple User Group KOBEのイベント、「第1回 AUGM in KOBE(アップルユーザーグループミーティング in 神戸)」を3月29日(日)に開催します。
< http://augkobe.com/entry-6.html >

近日中に告知&参加申込み開始予定。150人くらいのキャパになりますので、是非ご参加ください。

そして、2015年、マンスリーで開催予定の「CSS Nite in KOBE」。2月のVol.6は27日(金)に開催。Googleアナリティクスの基本的な解説と、コンテンツ(記事)の改善などの内容です。まだまだ席は余裕なので、是非ご参加下さい。
< http://cssnite-kobe.jp/vol6/ >


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編集後記(02/17)

●このところ、図書館で借りた古い古い映画ばかり見ていたが(なにしろ無料だ)、先日TSUTAYAカードの更新があり、準新作一本無料というので「ダイバージェント」を見た。ヤングアダルト映画「トワイライト」や「ハンガーゲーム」などと同じような味覚の映画だと思ったら、制作会社が同じようだ。世界観は「ハンガーゲーム」と似たディストピアだ。主演女優のイモいところも同様だ。敵役のおばさまは冷酷で美しい。家来にしてほしいくらいだ。また、主人公の母親が物静かで思いやりに満ちてすてきだが、意外な正体を見せるところがまたいい。女優は若くて美しいだけでは物足らない。

世界が崩壊してから100年後のシカゴ。人類は16歳で受ける性格診断テストによって、五つに分かれた派閥=共同体(勇敢、高潔、無欲、平和、博学)のどこかに振り分けられる。いや、正確には共同体から脱落した「無派閥」と、主人公トリスがひた隠しにするダイバージェント(異端者)達がいる。政権を担う「無欲」の家に生まれ育った彼女はテスト結果を偽り、軍事・警察を担う武闘派集団「勇敢」に所属し、苛酷な訓練に耐える日々を送る。ヤングアダルトの成長物語のようでけっこう退屈だが、終盤に急展開を見せる。これで終わるわけがないエンディング。さあ、三部作の始まりだ。

この世界観は決して新しくはないが、ヤング・アダルト小説の設定としてぴったり嵌まって、かなり興味深い。軍事・警察を担う「勇敢/勇気ある者」、司法を担う「高潔/正直者」、政権を担う「無欲/思いやる者」、農業を担う穏健派の「平和/優しい者」、教育・研究を担う「博学/理論的な者」という五つの共同体に人類を区分けする意味はなにか。アイロニー? よくわからないが。ところで、この世界が成立するためのインフラは誰が担っているのか。農業のシーンはあったが、社会の基盤や下部構造は見られない。軍事・警察の相手となる者はどこにいるのか。政権を担うのが「無欲」とは冗談かと思う。

最後になってようやくストーリーが動いた。トリスは「無欲」から政権を奪う「博学」のクーデターを阻止するために、同じダイバージェントとわかった指揮官(恋人)と一緒に戦う。このへんは非常に面白い。ふたりの力をめぐって(いやもっと多くダイバージェントが現れるのかも)これから五つの(いや六つの)共同体が姿を変えていく、って話なのだろうか。「トワイライト」と同じように熱中できるか。ヒロインがいまいちだから、どうかな。敵役のおばさまはきっと物語の最後まで出てくる。それは楽しみだ。第二部予告編に、死んだはずの母親の姿が見えた。なぜだ。それは楽しみだ。(柴田)

< http://divergent.jp/ >
「ダイバージェント」公式サイト


●hammer.mule の編集後記はしばらくお休みします