アナログステージ[133]初々しい新人をドンヨリさせる手引き
── べちおサマンサ ──

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新年度、あけましておめでとうございます。本年度も宜しくお願い申し上げます。と、一昨年くらいにも書いた気がするけれど、気にしない方向で。

さてさて、本職はボチボチながら、新人研修の担当になってしまい、それが斜め上を行き過ぎるくらい大変。大変な話は仲間から聞いていたのですが、本当に時間が削られる。

ここ二年(三年だったかも)くらいは新入社員を採用していなかったので、久しぶりの新人たちだ。その新人くん、新人ちゃんに、メインとなる仕事の、一連の流れを『新入社員でも分かりやすく』説明する文章を書かなければいけないのだ。

そんなもん、希望して入社してきたんだから、なんの仕事をしている会社なのかくらい、説明しなくても分かりそうだけど。「パンを焼いたり、出汁にこだわったラーメンを提供する会社ではありません」とか説明するわけでもない。

「『文章だけで理解するのは不可能だから、自分で見て覚えてください』じゃダメですかね?」って上に言ったら、すごい嫌な顔をして無言になった。




「人に頼んでおいて、そんな嫌な顔をするくらいなら、自分で満足いくように作ればいいのに」と心の中でと思っていたので、「自分で作ればいいじゃん」って、つい口に出ちゃいました(笑)

そんなこんなで、バタバタすることは予想していたので、前回と今回のデジクリ休載をお願いしたのですが、そのまま原稿を書いていたりします。先に謝っておきます、今回もネタを仕込んでおりません、ごめんなさい。

自分で自分の穴埋め原稿を書いているようで、個人的には非常にイヤなんですけど、内容が薄っぺらいのは毎回のことなので、気にしない方向で、宜しくお願いします。

ということで、前回の担当者が作成した資料をお借りして、ほぼ丸パクリな資料を作ろうとしたが、さすがに気が引けるので、会社全体をアナウンスするようなものではなく、部署別に『この部署では、こんなお仕事をしています』と告知する資料を作成した。

会社全体のことを、10ページ程度の冊子で理解してもおうとすると、生命保険の約款のように、一行を読むのも嫌になるような細かい字で埋め尽くさなければいけなくなる。

そんなものを「今回担当になったべちおです。まずは、いま配った冊子をよく読んでくださいね。キミたちの未来が輝けるように、オイラが夜なべをして作ったんですよ、うふふふふ」と言おうものなら、「この人は絶対に関係をもったらいけないヒトだ」とインプットされてしまう。

作業安全やら製品の取扱いやら、基礎としてカラダにしみ込ませて欲しいところを、先週二日間でみっちりとレクチャー。アタマで覚えるよりも、カラダでしっかりと覚えてほしいところだ。

昨日からスタートした現場見学で、「ここの課長は、ネジひとつなくしただけで、一か月はネチネチとうるさいところなので、なくさないように気をつけましょうねー」とか、「この部署のこの人に『ガンダム』の話をすると、ストーカーされるから気をつけましょうねー」とか、ブラックな人物を紹介しながらの案内。

本日、五日目のスタートです。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp

NDA拘束員であり、本当の横浜を探しているヒト。ぶら撮り散歩師。愛機はD90とGRD4。全国寺社巡りで、過去の懺悔道中をしております。
※江戸三十三観音霊場を巡礼中です(2015年4月現在)

○ねこあつめ、やっとiOS版のバージョンが上がった。ピコキンのアリーナバトルとねこあつめが、最近の癒し。