[3923] Roseちゃんに会いにパリに行ってきた

投稿:  著者:  読了時間:16分(本文:約7,700文字)


《パッケージングの密度にほれぼれ》

■ユーレカの日々[42]
 ギュウギュウ詰めの智恵と工夫
 まつむらまきお

■グラフィック薄氷大魔王[435]
 Roseちゃんに会いにパリに行ってきた
 吉井 宏



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■ユーレカの日々[42]
ギュウギュウ詰めの智恵と工夫

まつむらまきお
< http://bn.dgcr.com/archives/20150610140200.html >
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<著者のご意向により削除いたしました>


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■グラフィック薄氷大魔王[435]
Roseちゃんに会いにパリに行ってきた

吉井 宏
< http://bn.dgcr.com/archives/20150610140100.html >
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パリの老舗デパートPrintempsの150周年行事のキャラクター「Roseちゃん」。店頭や店内のあちこちに立体ディスプレイ。メゾン・デュ・ショコラがRoseちゃんの記念チョコを特設会場で売ってる。着ぐるみが歩き回る……。

Printemps < http://www.printemps.com/ >

これはさすがに「人生のハイライト」的なものだろうから、見に行かなくちゃ後悔するだろう。しかし、旅行が苦手w コンビニくらいは行くけど半日以上の遠出はかなりの覚悟をしないと行けない引きこもり体質。

パリ大好きでフランス語もちょっとできる奥さんに説得されて出かけてきたよー、3日間。死ぬほど疲れたw パリは13年ぶり5度目。

●Roseちゃんの巨大フィギュアと対面

Printemps正面左の歩道に立つオブジェ。台座からてっぺんまで高さ4メートル。すごいインパクトがある。ツルッツルで僕の元のCG画像と瓜二つ。オスマン通りのHDRI画像があったら、写真と見分けつかないCGを作れる自信ある。

っていうか、以前から東京の街角で360度全周囲HDRI写真を撮ってCGキャラに映り込ませ、「渋谷スクランブル交差点に立つ巨大オブジェ」とかのニセ写真を作ろうと思ってたけど、実物のほうが先に実現しちゃった。

< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-01-P1020104.jpg >
< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-02-IMG_1002.jpg >
< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-03-IMG_0565.jpg >
CG < http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/rose-cg.jpg >

台座の銘板。名前が入ってます。

< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-04-P1070441.jpg >

ただ、さすがに3か月近くたってるので劣化が進行中。風で揺れて力がかかる足元にヒビ割れが。風で倒れてけが人が出ないか心配。

< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-05-P1070440.jpg >

3〜4箇所の入り口近くに2メートルのRoseちゃん。ファッションブランドが150周年記念のために用意した、ピンク色の様々な商品といっしょに立ってます。

< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-06a-IMG_0541.jpg >
< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-06b-IMG_0504.jpg >

Printempsの正面はピンク色に装飾され、Roseちゃんの姿も見えます。夜にはネオンになる。

< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-07-P1020159.jpg >
< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-08-P1020181.jpg >

こんなのもあったw ぜったい日本のゆるキャラ文化に憧れてるよね。

< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-09-P1020331.jpg >

アートディレクターのフランク・バンシェ氏は、日本の記者の「ゆるキャラですよね?」に「これがアートじゃなかったら村上隆はちがうのか?」とか言ってるようですが、Roseちゃんの着ぐるみに大喜びしたり一緒に写真を撮ったりしてる人々の反応など見ると、僕的には「ゆるキャラ」と呼ばれてぜんぜんオッケーと思った(「ゆるキャラの定義」はおいといて)。

JB PRESS < http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/43392 >
(全部読むには登録が必要)

日本ではゆるキャラと呼ばれるようなマスコットキャラクター文化そのものが、フランスで新鮮なアートと捉えられるのもそれほど違和感ない。

僕としては、Printempsの歴史や格を踏まえた上で「Printemps=花咲く春」をマスコットキャラクターに昇華させたものがRoseちゃんなわけで、生み出す過程はアート以外の何ものでもない、とも言えるんだけど。

●メゾン・デュ・ショコラの記念チョコ

中央吹き抜けの地下一階にメゾン・デュ・ショコラの売り場があり、記念チョコも売ってる。

< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-10-IMG_0516.jpg >
< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-11-P1020127.jpg >
< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/lamaisonduchocolat-rose.jpg >

チョコ売り場の上空には2メートルほどのRoseちゃんが浮かぶ。風船の浮かび方も僕のラフCGそのまま。

< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-12a-P1070485.jpg >
< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-12b-P1020369.jpg >

●Roseちゃん記念フィギュア

予算の関係で色数を使えず、花の中の明るいピンクが省略されてるけど、よく出来てる。ポリストーン製。2000個限定だそうで、売り場に出るとすぐ完売しちゃうそう。

< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-13-IMG_0542.jpg >
< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-14-IMG_0625.jpg >

YouTubeでこんなの見つけた。フィギュアや人形のレビューをしてる人らしい。PrintempsのRoseちゃんフィギュアの紹介動画。何を言ってるかというと、「かわいいかわいい! 箱の説明、手塗りであることや制作会社、ピクミンみたい、作者が気になる人は検索してね」などなど。

Review Rose Mascotte Anniversaire 150 ans PRINTEMPS par Hiroshi Yoshii
< >

Roseちゃんフィギュアは通信販売されてるけど日本からは買えないっぽい orz

< http://150.printemps.com/p/rose-mascotte-anniversaire-3676710-rose >

●三日間の強行スケジュール

一日目はパリのエージェントCostume3piecesのスタッフ(Roseちゃんも含め、十数年前からヨーロッパの仕事でお世話になってる)やフランスの仕事を始めるきっかけになったアートディレクターのBouillet氏やPrintempsの人たちとミーティングや食事。いっしょに店内を回って写真撮影。

< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-15-P1020114.jpg >

二日目の前半のみ純粋に観光。僕的にずっと行ってみたかったビル・アケム橋へ。「インセプション」や「ラスト・タンゴ・イン・パリ」(未見だけど「地下鉄のザジ」も)に出てくる鉄道高架の支柱が並んでる橋です。

まあ、単に見たまんまの橋ですw で、わかったのは、何回か前のパリ旅行でエッフェル塔周辺を歩き回ったとき、高低差のあるパッシー駅の階段を降りたこともあるのに、その数十メートル先がビル・アケム橋とは気づかなかった!

< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-16-P1070374.jpg >

もう一つ観光。昨年秋、ブローニュの森に完成したルイヴィトン財団美術館にも行った。メインの展示はすごい行列だったので断念。建物の屋上から地下までフランク・ゲーリーの建築を見てまわり、レストランに行ったくらい。

< http://www.fondationlouisvuitton.fr/content/flvinternet/ja.html >
< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-17-IMG_0616.jpg >

二日目後半はルーブル美術館の地下のPrintempsルーブル店へ。ここにも入り口にRoseちゃんの立体ディスプレイがあるので写真を撮るのが目的。フィギュアも売ってました。

< http://www.yoshii.com/dgcr/paris2015/paris2015-18-P1020320.jpg >

三日目はもう一度Printempsで写真を撮りまくり、午後には空港へ。土日にしか登場しない、着ぐるみのRoseちゃんに会えなかったのが心残り。

●その他

ところで、パリは中国人観光客がめちゃくちゃ多い! 日本人観光客はほとんどいない印象。以前は東洋人を見かけるとたいてい日本人だったのに。あちこちのブランドショップに行列できてる。ロープが張ってある中にきちんと行列してるのはさすが現代の中国人。ルーブルの地下も中国人で埋め尽くされてた。

25年前の日本人がこんな感じだったんだろうなあと感慨。パリのお店の人たち、東洋人に親切になってるっぽい。

あと、デパートやお店や美術館などの入り口には必ず屈強な警備員がいて、すべての客のバッグを開けて中身を確認してた。テロ対策なのかな? 実は3月のオープニングレセプションに呼ばれてたんだけど、行くかどうか決めようとしてたときに例の出版社テロ事件があって、パリ行きは6月まで延期したのでした。

5月30日にフジテレビの「にじいろジーン」でちらっと出てきたらしい。検索したら動画発見。30:53あたり。誰かが「ゆるキャラだ!」って言ってるけど、ナレーションは特にRoseちゃんについての言及無しw

< http://bit.ly/1G3nhG0 >


【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

もともと引きこもり体質であったものの、10年以上前の2Dの出版イラストがメインの時代は、一週間旅行に行くために前後一か月の仕事のスケジュールがめちゃくちゃ大変なことになってた。それで旅行アレルギーになっちゃった面が大きい。

今はスケジュール的にはそれほどでもないのでもっと行けばいいんだろうけど、今度は体がキツい〜。12時間座りっぱなしで往復は勘弁してほしい。揺れて気持ち悪いし。カプセルホテル型の座席を希望〜。

・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
< http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500 >

・rinkakの3Dプリント作品ショップ
< https://www.rinkak.com/jp/shop/hiroshiyoshii >

・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
< https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii >

・ハイウェイ島の大冒険
< http://kids.e-nexco.co.jp >

・App Store「REAL STEELPAN」
< https://itunes.apple.com/jp/app/real-steelpan/id398902899?mt=8 >


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編集後記(06/10)

●ナントカ陰謀説が好きだ。またもや「ニセ科学を10倍楽しむ本」から。お気に入りは「アポロ11号は月に行っていない」「9.11はアメリカの自作自演」である。もちろん、両方とも陰謀論者たちが作り上げた大ウソだが、かなりもっともらしいことを主張しているので、コロッと騙された人は少なくないようだ。アポロに関する疑惑として、「月の空に星が写っていない」「太陽が当たっていない部分が明るく写っている」「影の向きがおかしい」「旗が風で揺れている」など13項目ある。明らかに間違った項目もあるが、そういえばそうだなと思う疑惑もある。「なぜもう一度行けないのか」、これには同意してしまう。

この本では、中学生が本やビデオやネットで調べて「アポロ陰謀説の真相」というレポートを書くという設定で、彼女らがあまりに頭が良すぎるのはともかく、13項目すべてにしっかり答えを出している。「なぜもう一度行けないのか」の答えは「お金がないから」である。1960年代、アメリカがアポロに使った金は250億ドル、1ドル360円の時代、日本円でざっと9兆円、当時の物価は今より安かったから、今やるとなったら何10兆円になるかもしれない。ソ連との宇宙開発競争という動機があったからできたことで、それに勝利したからもう月に行く意味がなくなり、20号までの予定が17号で打ち切られたのだ。

「40年前に月に行けたというなら、もう一度行ってみせろ」は「400年前に大阪城を建てられたというのなら、もう一度建ててみせろ」と言っているのと同じというたとえがうまい。金があればできるが、もう誰もアポロや大阪城に金を出さないのだ。「テレビもインターネットも、不正確な情報やウソの情報をいっぱい流している。だから、それをすぐ信じちゃだめなの。『ほんとかな?』と思ったら調べてみる。怪しい話は信じない、それがメディア・リテラシーというものよ」中学生にいわれちゃったよ。最後にある「ニセ科学にひっかからないための10箇条」は当たり前のことながら、なかなか実践できないものだ。

2014年にアメリカの半導体メーカーINVIDEA社が、最新のCG技術を用いて、アポロ11号の月面写真が本物かどうか分析した。船長が撮影した写真(疑惑の写真)をCGで再現し、月面と同じ条件で光の強さや当たり方が同じになるか調べた結果、間違いなく真正の写真であった。1969年にはまだCG技術はなかった。撮影しようとしたらセットで人工照明を当てるしかないが、それではCG再現写真とは光の当たり方が違ってしまう。CGで本物そっくりの写真がつくれるようになったからこそ、逆に写真が本物であることが証明できるようになったわけだという。実におもしろい話だ。ニセモノは必ずバレるんだ。 (柴田)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480432531/dgcrcom-22/ >
山本弘「ニセ科学を10倍楽しむ本」


●組立家具のことをノックダウン家具って言うのか。使ってみようっと。収納つきベッドや本棚を組み立てたことがある。

収納で思い出した。すぐに廃番になるのはどうにかならないものか。買い足したい時になくて揃わないのが困るから、定番ものはありがたい。無印でも入れ替わることがあって、数年前に買った引き出しが生き残っていてほっとしたことがある。定番と言えばFitsケース。リニューアル製品が出ても古いものが定番として残っている。

吉井さん、いいなぁ。キャラクターのことはもちろんなんだけど、奥様との旅行がステキ!

マラソン続き。受付が終わったらマウンドへ。閉館1時間前ぐらいだったけど、結構人がいてワクワクする。ゴールが設置されていて、明日はここに帰って来たいなぁなどと思ったり。

EXPOでは体脂肪率やら骨密度を測ってもらったり、メイクしてもらったり、いろんなサンプルをもらったり。ネイルは待ち時間が20分以上とのとで断念。塩飴配布とレッグリフレ体験が良かった〜。塩飴は本番で活躍したよ。続く。 (hammer.mule)

< http://www.tenmafitsworld.com/Form/Product/ProductCategoryDetail.aspx?cat=c02fiu >
フィッツユニットケースは開閉が軽くていい。押入用フィッツケースにスタックできる。

< http://nagoya-m-expo.com/ >
マラソンEXPO。当日の様子あり。

< http://panasonic.jp/massage_parts/refre/ew-na84/ >
レッグリフレ。場所取らないし、欲しくなった。

< http://www.daito-thrive.co.jp/foot/md_8500.php >
レッグマスター。以前泊まったホテルに、このシリーズが置いてあって、足の疲れが取れるのがわかったよ。翌朝の足が軽かった。

< http://kedama.3rin.net/womens/2015030602 >
名前が載ってたのか〜。