《300年以上前からずっと大論争》
■まにまにころころ[83]
ざっくり日本の歴史(後編その5)徳川綱吉の治世
川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito
■LIFE is 日々一歩(18)[コラム]
毎日一枚、付箋に絵を描くネットのイベント“#sticky50”
森 和恵
■まにまにころころ[83]
ざっくり日本の歴史(後編その5)徳川綱吉の治世
川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito
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毎日一枚、付箋に絵を描くネットのイベント“#sticky50”
森 和恵
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■まにまにころころ[83]
ざっくり日本の歴史(後編その5)徳川綱吉の治世
川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito
< https://bn.dgcr.com/archives/20150925140200.html
>
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こんにちわん、コロこと川合です。『花燃ゆ』、明治になりました。
いきなりでした。龍馬の暗殺なんて触れられることもなく、戊辰戦争もナレーションでひとことふたことで済まされて、明治に。さすが赤い彗星シャア・アズナブルの声(池田秀一さん)によるナレーション。通常の三倍どころじゃない速さ。
長州の奥づとめである主人公にとっては、中央の政変なんてあまり関係ないのかも知れませんが、説明がなさすぎて、あれでは松陰先生や維新志士の面々がいったい何のために戦っていたのか、さっぱり分からない。前半部分のドラマを意味のないものにしちゃった気がします。
いっそナレーションで、「幕末のあれこれについては過去の大河ドラマをご覧ください」って言っちゃえば良かったのに……
でも、中高で習う歴史の授業も似たような感じですよね。淡々と出来事を追って、ところどころすっ飛ばしつつで。ただ改めて教科書開いてみると意外と細かい説明も書かれているんですよ。記憶に残っていないだけか、飛ばされたのか、今となっては定かじゃないんですが。(笑)
さて今回は、そんな学校で習った歴史の授業なんてほとんど覚えてないってな方でも、名前くらいは記憶の片隅に残っているであろう第五代将軍のお話から。
◎──徳川綱吉(とくがわ・つなよし/1646年2月23日〜1709年2月19日)
徳川綱吉。そう、生類憐れみの令の将軍です。お犬様のあの人です。犬だけでなく、虫を殺しても罰せられるような無茶苦茶な法律つくって庶民を苦しめたんでしょ、って思われている綱吉ですが、近年、評価が好転しています。
そもそも、不運とか色んな事情があいまって、不当な評価を植え付けられた、残念な人でした。まずひとつは、次の将軍である徳川家宣が、綱吉のやり方を刷新したこと。当然、「改善する」という前提なので、綱吉のやったことには否定的だということです。
生類憐れみの令も、ほとんどを即廃止。綱吉は家宣に、死後も三年間は続けてねって頼んでいたのに。家宣、個人的には守ってたらしいですけども。
続いての不幸は、江戸時代から今にいたるまで、『水戸黄門』、『忠臣蔵』が大人気だということ。どちらでもだいたい悪い印象の役で登場します。
さらなる不幸は、治世の晩年に天災やら火事やら飢饉やらが頻発したことで。富士山まで大噴火しています。皮肉なことに、綱吉が力を入れて奨励していた儒学では、災害が起こるのは統治者に徳がないから、なんです……
で、評価が好転してきているのは、ひとつは「揺り戻し」かと。さっき挙げたような理由でマイナス評価というのは、さすがにかわいそうじゃないかって。どう考えても富士山の大噴火は綱吉のせいじゃないだろうって。(笑)
もうひとつは、生類憐れみの令は、現代の感覚でみれば動物愛護法ではないかという評価から。時代を350年ほど先取りした、先進的な法律だったということで。
それだけでなく、生類憐れみの令って犬を殺しちゃダメっていうような単純なものじゃないんですよね。
そこだけクローズアップされて、挙げ句に、綱吉が生類憐れみの令でことさら過剰に犬を保護したのは、跡取りに恵まれなかった綱吉が「それは戌年生まれのあんたが前世で犬を殺したからだ。だから、犬を大事にすればいい」と、綱吉の母親がかわいがってた僧侶に言われたからだという俗説まで広まって、自分のためにまわりを苦しめた悪法扱いされています。
◎──生類憐れみの令
生類憐れみの令というのは、ひとつのまとまった法律ではなく、複数のお触れの総称です。うまいこと名前がついていますが、綱吉が発した「生類憐れみ」にまつわる法律は、犬だけでなく、人間も含めた生き物全般が対象です。仏教の観点から「生き物の命を大事に」というだけでなく、戦国時代からの流れでどこか生命を軽んじる気風を改めようとする意識改革の意味合いがありました。
また、野犬が減ったり、病死した牛馬がうち捨てられることがなくなったりで、公衆衛生面でのプラスもありました。犬については、飼い犬の登録制度が作られたり、ほんと時代を超先取りしたようなところがあります。
また、違反して厳罰に処せられた人も確かにいますが、実際には適用は緩く、特に地方では普通に魚も鳥獣も食べられていました。
文治政治への転換を図るため、殺伐とした気風を改めるため、安心して暮らすことができる平和な世の中にするため、あの手この手を尽くしたことの総称が「生類憐れみの令」と呼ばれる一連の施策だった、というところみたいです。
先に、家宣に三年は続けるように言い遺したと書きましたが、逆に言えば綱吉自身も、期限を切るつもりだったということでしょう。
結果、まあ天災には見舞われていますが、それなり平和な世の中になりました。
・生類憐み政策の成立に関する─考察─近世日本の動物保護思想との関連で
< http://repo.lib.hosei.ac.jp/handle/10114/1357
>
◎──側用人
綱吉と言えば、水戸黄門などの物語では側用人の柳沢吉保が悪役で登場します。側用人というのは、綱吉が新たに取り入れた役職で、まあ将軍の側近です。
それまで幕府の政治は、老中と呼ばれる重臣の合議で進められて、将軍はその重役会議で決まったことに判を押す役目、といった感じでした。
これは家康が、あまり将軍に大きな力を持たせないようにするために仕込んだシステムらしいです。将軍職は基本的に世襲制なので、代々みんながみんな有能とは限らない、という懸念からのことのようで。
綱吉はその老中たちと将軍との間に、側用人というポストを挟んでひとつ距離を置くことで、将軍の意向を差し挟む余地をもうけました。つまり将軍の権力が増した形になります。それが生類憐れみの令を推し進めることにも一役かったと思われます。
また、老中たちは基本的に家柄で選ばれるのに対して、側用人は能力を買われての登用でしたので、優秀な人材を側に置くことができる仕組みになりました。このポストは家宣以降にも引き継がれます。
◎──赤穂事件
以前に予告だけしていて延び延びになっていた赤穂事件も、綱吉の時代のこと。本当は赤穂事件については、一回分まるまる使ってあれこれ書くつもりだったんですが、あまり深入りしても危険な感じだったので、軽く済ませます。(笑)
『忠臣蔵』として有名な赤穂事件ですが、忠臣蔵というのは赤穂事件をもとにした人形浄瑠璃の『仮名手本忠臣蔵』から、この事件を題材にした物語の総称になったものです。また赤穂事件と言いますが、舞台の中心は江戸です。
主要人物である浅野内匠頭(あさの・たくみのかみ)が赤穂藩の藩主なのです。「内匠頭」は官職名で、名前は浅野長矩(あさの・ながのり)です。
経緯についてはよく分かっていない部分も多く、諸説あるのですが、超簡単に。
綱吉:「こんど朝廷の偉いさん招くから、浅野内匠頭、接待してな」
浅野:「かしこまり!」
綱吉:「吉良上野介、面倒見たってな」
吉良:「がってん!」
浅野:「吉良さん、よろしゅー」
吉良:「はいはい。(ウソ教えたり、意地悪したろ)」
〜浅野、大変な目に遭う。
そして、接待当日。江戸城内にて。
浅野:「吉良ァ! こないだの恨み覚えてるかっ! 斬ったる!!!」
吉良:「うわ! なにすんねん!」
周り:「殿中でござる! 殿中でござる! そんなことしたらあかんて!」
ってなことがありつつ、浅野内匠頭は取り押さえられ切腹することに。お家も取りつぶしに。それを受けて、浪人となった赤穂の家臣団が、主君の仇討ちと吉良上野介を襲撃して殺害したというのが、だいたいの大筋です。
この中で、「ウソ教えたり、意地悪したろ」の部分は、物語での創作部分で、実際には二人の間に何があったのか分かっていないんです。
どうも浅野内匠頭が吉良上野介に斬りかかる時に、この間の遺恨を晴らすとかなんとか言ったとされていて、そこから想像しての創作で。まあ、ウソを教えられたというのはないだろうと言われています。浅野内匠頭、こういう接待担当したの、初めてじゃないので。
でもまあ、そこはひとまずいいんです。何があったにせよ、江戸城で、しかも大事な接待の日に刃傷沙汰を起こしたのは事実ですし、切腹もお家取りつぶしも当然のことなので。家臣団を束ねる大石内蔵助さえ納得しています。
家臣や世間が不満に思ったのは、将軍は吉良上野介のことは責めず、お見舞いを述べたことです。「え、喧嘩両成敗じゃないの?」って話で。
ここで問題は、それは喧嘩だったのか、です。ようするに幕府は喧嘩とは見ず、一方的な傷害事件としたのに対し、世間は遺恨絡みの喧嘩と見たと。
ぶっちゃけ理由も不明でよくわからないので、次の問題に進みます。
裁定に不服だった赤穂の家臣団は、主君の仇と吉良を討ちます。が、それって、仇討ちなのか、という問題。斬りつけたのは浅野です。斬られたのが吉良です。浅野を処分したのは幕府です。なんで吉良を仇として討つことになるのか。
浅野が吉良に嫌がらせを受けていたのが事実であれば、事件の原因をつくった吉良は仇と言えなくもないですかね。でもその肝心なところはよく分かっていないんで、問題がすっきりしない。
分かっていないというのは、今となっては分からない、というのではなく、当時から分からなかったんです。なぜ浅野は吉良を斬りつけたのか。本人も何も語らずで。
主君のやり残したことを代行した、ということで、不明点は多いもののやっぱ、大石内蔵助たちは「忠臣」なのかなというところですが、もし吉良が潔白なら、ちょっとどうなんだろうって感じですよね。
当時から評価は分かれていました。当時からずっと、大論争です。さらにその主張、特に赤穂義士を支持する側の主張は、幕末維新、日露戦争、太平洋戦争にも影響を及ぼすほどです。
創作物語のせいで世間は圧倒的に赤穂支持派ですが、反対派もいて、なかなかにこのあたりはアンタッチャブルな話題になっています。吉良上野介の領地や出身地などでは吉良が支持されていますし、一方の赤穂義士には熱烈な支持者がついていますし。
前も紹介した『逆説の日本史』で井沢元彦氏は、吉良側についての論を展開し、赤穂義士を偲ぶ「中央義士会」という団体から激しく批判されています。
・「逆説の日本史 忠臣蔵の謎」反論
< http://www.chuushingura.net/oshirase1.html
>
『逆説の日本史』もこの反論もどちらも読みましたが、内容としてはこの反論のほうに分があるかなといった印象です。
ただこの反論、井沢氏をものすごい口汚さで罵り倒していて、どれだけ主張が真っ当であったとしても、これではむしろ義士を貶めてしまっているんじゃないかと感じました。もったいない。
赤穂事件については実際はもっとあれこれポイントがあるんですが、詳しくはウィキペディアか本でも読んでみてください。(逃)
なお、吉良邸に討ち入り思いを果たした、一般的に四十七士と呼ばれる義士は、もちろん処罰されて切腹するのですが、ここで討たれた側の吉良家にも処罰が及ぶことになります。
しかも、討たれた時の騒ぎについてでなく、そもそもの刃傷事件にまつわる吉良上野介の態度に対してということで。それって結局、幕府は裁定にミスがあったと認めたようなものですね。
あ、四十七名が切腹したように書きましたが、切腹は四十六名です。これまた論争のタネなんですが、一人、討ち入り後に行方不明になっているんです。
◎──今回はここまで
昨年、仕事のついでに、浅野家と四十七士のお墓がある赤穂の花岳寺をお参りしてきました。実際に葬られているのは、最後の切腹の舞台にもなった、東京の泉岳寺にあるお墓ですが、花岳寺は浅野家の菩提寺なので浅野内匠頭の父や祖父のお墓もあります。祖父は以前紹介した、浅野長直です。
また、ゆかりの品を展示している義士宝物館も併設されています。泉岳寺にも同様の赤穂義士記念館があるそうです。機会あれば、覗いてみてください。
【川合和史@コロ。】koro@cap-ut.co.jp
合同会社かぷっと代表
< https://www.facebook.com/korowan
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< http://manikabe.net/
>
シルバーウィーク直前にMacBook Proが壊れてしまって、新しく買ったMacBook Proの初仕事が今回のデジクリでした。バックアップはしっかりとっておきましょうね。でないと、私のように泣くはめに……
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■LIFE is 日々一歩(18)[コラム]
毎日一枚、付箋に絵を描くネットのイベント“#sticky50”
森 和恵
< https://bn.dgcr.com/archives/20150925140100.html
>
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こんにちは。森和恵です。いつもは月曜担当ですが、連休が続きまして金曜日の登板です。
シルバーウイークも終わり、日常が戻ってきましたね。わたしはこれといってどこへも出かけていませんが、季節行事だけはしっかりと押さえています。先日の秋彼岸は、こだわりのおはぎを求めておりました(単なる食いしん坊ともいう)。
< https://note.mu/r360studio/n/n15218923ddf7
>
さて。今回は、ハッシュタグ“#sticky50”で参加するイベントについてお話しします。
●毎日一枚、付箋に絵を描くネットのイベント
Twitterで、#sticky50 というキーワードを検索してみてください。たくさんの人が付箋に絵を描いている様子がヒットします。
< https://twitter.com/search?q=%23sticky50
>
これは、長谷川恭久さん( @yhassy )が始めた #sticky50 (ステッキーゴジュウ)というネット上で参加するイベントです。
50日間・一日一枚、付箋に絵を描き続けるデザインの練習として行われています。簡単なことでいいから、継続するという試みです。加えて、せっかくならTwitterのハッシュタグでみんなが公開するとつながって楽しいよね! ということで、この形式がとられました。
今年の8月1日にスタートし、長谷川さんと同時にスタートした方は、先日50枚を達成されています。
長谷川さん
<
https://twitter.com/yhassy/status/646843597019566080>
お友達のはざくみさん
<
https://twitter.com/hazakumi/status/645229237255827456>
※50枚かけて、ストーリー仕立てになっていた! という結末もあり
●日々続けることのむずかしさに迷走したりもしました
わたしは、いろんな人が始めるみたいだし、なんだか面白いぞ・・・と思ってスタートしました。始めたいきさつや詳細は、ブログにもまとめております。
< http://r360studio.com/blog/sns/twitter/72
>
始めるからには何かテーマをと思ったのですが、単純に日々のできごとを綴ることにしました。その日一番心に残ったことを絵日記に描こうと始めたのです。
記念すべき一枚目がこちら。
<
https://twitter.com/r360studio/status/627571727875227648>
8月1日に近所で開催された花火大会の風景です。会場に行かなくても家のベランダから見ている様子を描きました。よっぽど続けることが不安だったのか、Twitterコメントは「はじめてみる。三日坊主になりませんように。」でした。
冒頭で紹介したおはぎも一枚に仕上げました。
<
https://twitter.com/r360studio/status/645908503878479876>
最近、夕方は近所にある古墳のお堀の回りをウォーキングしているのですが、そのとき目にとまったまっ赤な曼珠沙華(彼岸花)もあわせて秋の風景にしてみました。おはぎがうまく描けずにカップケーキみたいになったのはご愛敬。
こんな感じでぼつぼつと続けております。何のかんので現在40枚目となりました。
< https://twitter.com/hashtag/r360day?f=tweets&vertical=default
>
しかし、わたしはまだ50枚終えてはいません。8月末にめちゃめちゃ仕事が忙しくなった時に、描きたいものが何も浮かばない日々があってストップしていたからです。
「付箋に一枚らくがきするだけなので、適当に何か描けばいいじゃん」とも思いましたが、心に響かないものをただ書き殴るのもいやで、二週間ぐらいお休みすることにしました。
休んだ後に描いたのがこちらです。
<
https://twitter.com/r360studio/status/640893527027658752>
Twitterのコメントは、「お久しぶりただいま。がんばり過ぎて空回りしてたので、描く気が帰ってくるまでお休みしてました。結局、手に収まるぶんしか必要じゃなかった。また、ぼちぼちと続けます。」でした。
葛藤して、葛藤して、ようやく描いたのが、この一枚でした。“再開することのむずかしさ”を感じていたのです。忙しいからと気軽に休んだものの、長らく休んでしまった後に再開するのは、私にはむずかしいことでした。
ハッシュタグ #sticky50 で公開されていますので、同時に始めた仲間が次々と付箋をアップする様子を見ることができます。自分が休んでいる間にも、休まずに続けている人がいる……と思うと、焦ったり、続けることが嫌になったりという心の葛藤が生まれました。
いまさら出遅れて続けるのが、おっくうで恥ずかしくなったのです。仕事でもないんだし、止めてしまうことも簡単でしたから。
しかし、そんなことを思うときも、みんなは楽しそうに付箋をアップしています。結局、その様子をみていて「楽しそうだから続けよう」と思い直すことができました。
「こうあるべき」みたいな理想は捨てて、自分らしく無理なく続けていけばいいよねというのが、気持ちの落ち着きどころでした。
今回このことで学んだのは、理想を追い求めすぎずに、ゆるゆるとでも続けて積み上げていくことの大切さだったのかもしれません。
●反響の多かった付箋は、こちら。
さて。Twitterには、Twitterアナリティクスという機能があり、ツイートに対してどれだけ反応があったのかを数字で見ることができます。
“ビュー”は、ツイートを見た人の数。“エンゲージメント”は、ツイートのどこかをクリックしたり、お気に入りやリツイートしたり、何かしらの反応をした人の数です。
せっかくTwitterを使っているので、「どんなことを描いたら、どんな風に反応されるのか?」をウォッチしております。その中で、反響の多かった付箋をいくつか紹介しますね。
▼京都市美術館のマグリット展の感想シリーズ。
ビュー589・エンゲージメント31
<
https://twitter.com/r360studio/status/631416777801469952>
マグリット展を見に行った感想を、何回かの付箋にしました。こちらは、その三枚目です。シリーズ化したものは、徐々に受け入れられる数が増えていくようですね。
▼誰でも知ってる懐かしいアニメの情報。
ビュー571・エンゲージメント37
<
https://twitter.com/r360studio/status/636489486260531200>
10月から、アニメ「ルパン三世」の新シリーズが始まるのですが、そのプロモーションビデオがすごくよくできていて、感動して描いた一枚です。
次元大介というキャラクターを描きました。わりと似ている感じでキャラクターをかけたのもありますが(めずらしく絵を褒められました)、誰もが知っている情報というのは、反応率が高いなと感じました。
▼ウォーキングシリーズの“タヌキがカモを狙ってる”。
ビュー387・エンゲージメント19
<
https://twitter.com/r360studio/status/645543324678418432>
ウォーキングしている古墳のお堀は、うっそうとした木々が山のようになっていて自然が豊かなところです。歩いていると生き物によく出会います。鷺・鴨・亀・狸・・・などなど。動物シリーズは、みなさんお好きなようですね。
ということで、今回はここまで。さて。次回は、10月からスタートの秋アニメの話になると思います。ではでは、また!(^^)
【森和恵 r360studio 〜 Web系インストラクター 〜】
< site: http://r360studio.com
> < Twitter: http://twitter.com/r360studio
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< 森和恵 担当セミナー: http://r360studio.com/seminar/
>
先日開催した『知っておきたい「Adobeソフトを選び、使いこなすポイント」』フォローアップページを公開しました。当日の様子や資料スライドをご覧いただけます。
< http://r360studio.com/seminar/imedio20150828/
>
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編集後記(09/25)
・[めろんぱん]でお読みのみなさん、[めろんぱん]のサービスは9月30日で終了します。[melma!]か[まぐまぐ]への移動をおすすめします。
< http://www.mag2.com/m/0000005757.html
> まぐまぐ
< http://melma.com/backnumber_14850/
> melma!
●黒川博行「勁草」を読んだ(徳間書店、2015)。物語は特殊詐欺(オレオレ詐欺)の犯罪グループ(といっても橋岡と矢代の二人がメイン)の動きと、大阪府警特殊詐欺斑の刑事たちの動きが、ほぼ交互に記されて、テンポよく進行する。彼らの行動と会話から、追う側と追われる側の状況が手に取るようにわかる。主人公・橋岡は「名簿屋」高城のパシリである。高城の貧困ビジネスやヤミ金を手伝いながら、特殊詐欺の末端に配置されている。矢代は後から高城の配下に加わった仮釈放の身の若者で、短慮で粗暴な危険人物だ。ヤクザの賭場で借金をつくった諸岡と矢代は、高城に金の融通を申し入れるのだが……。
特殊詐欺の仕掛け側の構造が興味深い。業界の符牒で、電話をかけて騙す役を「掛け子」と呼ぶ。被害者に接触して金を受け取るのが「受け子」で、振り込ませた金融機関から現金を引き出すのが「出し子」である。掛け子を管理しているのが「番頭」、出し子と受け子が金を持って逃走するのを防止するための「見張り」、出し子と受け子をスカウトする「リクルーター」、闇の携帯電話や架空口座を売る「道具屋」、多重債務者や株取引経験者、大手企業退職者といった名簿を売る「名簿屋」がいる。特殊詐欺の検挙率は2割に満たず、検挙されるのは出し子と受け子が大半で、上部に捜査の手が及ぶことは殆どない。
特殊詐欺斑の刑事たちは、当初から橋岡をマークして泳がせている。橋岡は受け子の指示役だから、集金チームの頭を知っている。その頭は番頭とつながっている。諸岡を逮捕して口を割らせれば番頭の存在も割れる。何段階ものピラミッドになった複雑な系図の元を辿れるはずだ。特殊詐欺グループの手口や、それを追う警察の地道な捜査が詳細に書かれていて、リアリティ感、臨場感に優れ、じつに面白い話が進行する。ところが、矢代がとんでもないことをしでかし、橋岡は仕方なくそれに加担するかたちになる。それからの話は橋岡の逃亡に転じ、かなり平凡な展開になってしまう。まあ、面白いことは面白いが。
タイトルの「勁草」は風に強い草のこと、人のしぶとさ、したたかさを表す、ということだが主人公の橋岡は矢代にむりやりつきあわされた不運な男で、逃避行に出てからの不用心ぶりや、失速気味のあっけない結末には、しぶとさ、したたかさはない。急に端折って終わらせたという感じもして残念である。振り込め詐欺は世界でも突出して日本が多いという。詐欺グループはある意味、極めて優秀である。しかも彼らに罪悪感はまったくない。金さえ稼げたらなにをしてもいいという考えで、最低限のモラルさえ持ち合わせない。日本という国が腐ってきたと実感する。そうか、「勁草」って奴らのことなのか。 (柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4198639574/dgcrcom-22/
>
黒川博行「勁草」
●Ingress続き。お盆に行った駅は圧倒的優勢、バス移動でも延々と味方色が広がり、レベルの高いポータルだらけ。
青と緑とが向かい合う前線で、敵色を壊しオーナーになった。前線だし次に来るのは一年後だしと、維持のための遠隔チャージ用ポータルキーを捨てたら、そこが維持され続ける。
実家近く。気合い入れてガーディアン用に仕込み、ポータルキーを維持。その周辺は適当に作りポータルキーを捨てたら、そこが(略)。
近所からちょっと離れた繁華街。観光地にもなっていて、すぐに色が変わるからとリンクをはりまくり、ポータルキーがないまま帰宅したら、(略)。
維持されているのに気づくと、なぜか攻撃されてしまい、目の前でチャージできないまま壊されるパターンがほとんど。近場なら、ポータルキーを取りに行った途端に壊される。続く。 (hammer.mule)