[4005] スーツケースのお話

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《いま金沢は異常な混み具合》

■わが逃走[169]
 有名観光地のエリア外を散歩する。の巻
 齋藤 浩

■もじもじトーク[29]
 スーツケースのお話
 関口浩之



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■わが逃走[169]
有名観光地のエリア外を散歩する。の巻

齋藤 浩
https://bn.dgcr.com/archives/20151029140200.html

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金沢はすごい人である。新幹線は満席、平日だというのに。

駅について改札を抜け、コンコースを歩こうにも人だらけでうまく歩けない。いくつもの“熟年びっくりバスツアー”参加者たちが輪になっておしゃべりしているのだ。

回転寿司も行列。回転しない寿司も行列。ホテルに着きフロントへ向かうも、立ち話をする“熟年びっくりバスツアー”参加者たちをかき分けてたどり着く。

そして翌日の朝食もまさかの行列だ。早起きな“熟年びっくりバスツアー”参加者たちが6時前から並ぶのだそうだ。今後は朝食付宿泊プランは無意味だな。

この一年、北陸に拠点を置く会社の楽しい仕事の関係で、金沢に五回ほど通っている。それなりに観光客は多い印象だったが、今回は新幹線開通後初の紅葉シーズンということなのか、とにかく異常な混み具合だ。

金沢が賑わうのは良いことだが、朝食にありつけないというのは初めての事態である。宿泊予約も難しくなっているらしい。これから金沢に行こうと思ってる人は、早めの予約を。

さて金沢の仕事は好評のうちに幕を閉じ、その夜は旨い北陸の幸でヘベレケになった。

翌日、新幹線の時間まで余裕があったので、例によってカメラ片手に散歩することにした。

金沢の『観光客来て来て地区』は、良かれと思って古いものまで新しい素材で作り直してピッカピカにしているのでワビサビがない。

しかし“熟年びっくりバスツアー”の客はそういう場所を好む。私の親を見ていて思うのだが、とくに戦争を体験している世代は灯火管制の思い出があるせいなのか、白熱灯よりも、ビカビカに明るく真っ白な蛍光灯を好む。

同様の美意識が町並みにも適用されているのかもしれない。そして、そういう客はいわゆる観光地然としたところよりも外へは行かない傾向がある。団子屋だの土産物店がなさそうな地区には足を踏み入れないのだ。

自分の日常と旅先における普通の人の日常とを比較して面白がることを「観光」と定義する私にとっては、これはとても好都合なのである。

そんな訳で、今回はひがし茶屋街からちょっとだけ外れた辺りの寺や神社、ではなく、それらを結ぶ生活道路から見た気になる物件をご紹介します。

観光バス乗り場から300メートルも離れると、静かな町並みとなる。人影があっても地元の人をぽつぽつと見かける程度である。

以下は観音院、慈雲寺、松尾神社、宗龍寺の裏を通って、龍国寺、真成寺あたりまでのんびりと三時間ほど歩いた記録。

https://bn.dgcr.com/archives/2015/10/29/001

観音坂:いわゆる観音院への階段なのだが、それなりに整備はされてるけど、ワビサビは残っている方だと思う。

https://bn.dgcr.com/archives/2015/10/29/002

観音坂に隣接する住宅群:一階にも二階にもアプローチがあるなんてカッコ良すぎ。

https://bn.dgcr.com/archives/2015/10/29/003

東山1丁目の「いけず石」:これはとくにトゲトゲでいけず度高し。黄色のペイントが無粋だったのでモノクロでお見せします。

https://bn.dgcr.com/archives/2015/10/29/004

慈雲寺の前あたり:この辺から山に向かって歩くコースが絶妙。斜面に建つ家々やお寺(とそれらを繋ぐ道)がどれも個性的でイイ。

https://bn.dgcr.com/archives/2015/10/29/005

慈雲寺からちょっと行ったところ:すばらしい路地と階段。ここが駐車場になる前に訪れたかった。

https://bn.dgcr.com/archives/2015/10/29/006

同じ階段を見上げる:手作り階段の微妙なカーブが楽しい。既存建材では不可能な風情。右側にはつい数年前まで木造家屋が建っていたのだろう。

https://bn.dgcr.com/archives/2015/10/29/007

対岸の坂道:小さな橋を越えて階段を登る。以前はここから海が見えたかもしれない。

https://bn.dgcr.com/archives/2015/10/29/008

海が見えた:宗龍寺裏の急坂を上ると、美しい坂道だらけの美空間に出た。地元の人にとっては普通の農地、住宅地なのだろうが、暮らしの活気を感じられる風景に思えた。

https://bn.dgcr.com/archives/2015/10/29/009

水路階段:水路の上が階段道になっている。金属製のフタは新しく、以前はどのような素材、形状だったのかが気になるところ。

https://bn.dgcr.com/archives/2015/10/29/010

龍国寺入口:と書いてあるので入ってみると、ちゃんと龍国寺に着きました。脇のブロックでつくられた祠がやさしげで好きです。


【さいとう・ひろし】saito@tongpoographics.jp


1969年生まれ。小学生のときYMOの音楽に衝撃をうけ、音楽で彼らを超えられないと悟り、デザイナーをめざす。1999年tong-poo graphics設立。グラフィックデザイナーとして、地道に仕事を続けています。


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■もじもじトーク[29]
スーツケースのお話

関口浩之
https://bn.dgcr.com/archives/20151029140100.html

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こんにちは。もじもじトークの関口浩之です。先週末はWeb系イベントに参加のため、二泊三日で仙台出張でした。東京に帰る日曜日、ホテルで目が覚めると、声がでないぐらい喉が痛くなっていました。

前日の夜まで風邪を引く兆候はなかったのですが、急激に風邪の症状になり、その後二日間ダウンしていました。寒暖の差が激しいこの季節、みなさんもご注意ください。

さて、今回は「スーツケース」のお話です。イベントやセミナーに年20回ぐらい参加している関係で、僕にとってスーツケースは必需品なのです。

●スーツケースの車輪がパンクした

数か月前のことですが、スーツケースの車輪がパンクしました。えっ、パンクするの? 証拠写真はこちらです。ジャーン!
http://goo.gl/gFQJL8


プラスチック製の車輪ならバキッって壊れると思うんですが、僕のスーツケースの車輪はゴム製で、中が少し空洞の構造になってました。

スーツケースを買い換えると数万円の出費になるし、メーカー修理は高いらしいし…。かなり気に入っているスーツケースなので、買い替えしたくないという理由もありました。

じゃあ、自分で修理するのはどうだろうか……。でも、難関がありました。

・ホイールが簡単に外れそうもない。
・同じサイズの車輪、同じ直径のボルト(車輪軸)が手に入るか?
・ボルトの固定処理はきちんとできるか?

検索してみると、諸先輩がすでに成功例を掲載していたので、それらを参考にしてトライすることにしました。

●自分で修理してみよう!

まずは部品探しです。僕の大好きなホームセンター「ドイト」は家から歩いて3分のところにあります。

DIYには用事がなくても月に数回は足を運んでます。でも、さすがに、スーツケースが故障した際に代用品になりそう車輪とネジは、今まで物色したことはありませんでした(笑)

ドイトに行く前に、車輪幅と車輪径をきちんと測りました。幅が20mm、直径が50mmでした。スーツケースの車輪としては比較的大きな部類になると思います。

キャスター部品のコーナーへ足を運んでみると……、あ、あ、ありました!!

まさに、僕のスーツケースのために用意されたような部品でした!!! あっ、取り付ける前に写真とっておけば良かったですね…。

撮影忘れたので、「工具の通販モノタロウ」サイトにて購入した部品をご紹介します。
http://www.monotaro.com/p/0822/7046/


ハンマーキャスター「425G-R50」という部品なのですが、サイズも素材もピッタリでした。購入した部品と購入価格はこんな感じです。

・ホイール 170円
・ボルト 100円
・ナット 30円
・ワッシャー 20円

これ以外で必要な道具は、ホイールの車軸を切り落とすための「糸ノコ」と「瞬間接着材」です。これらは常備品としてもっていました。

作業はこんな感じで進めました。

1. 糸ノコで車軸を切り落とす
2. ホイールと車軸を外す
3. ホイールカバー周辺をきれい掃除する
4. 購入した車輪とボルト(車軸)を取り付ける
5. ボルトの片方をナットで固定する
6. 滑らかにスーツケースが動くかテストする
7. ナットが外れないよう瞬間接着剤で固定する
8. しっかり乾かす

作業工程の写真を撮っておけば良かったのですが、失念しました。なので、車輪交換後の様子や、車輪軸ネジの予備などを掲載しますね。
http://goo.gl/zQwNeu


実際に作業してみて、自分が苦労したことをメモに残しておきます。

・車輪と車輪カバーの隙間が狭いので、糸ノコでカバーを傷つけないように注意して作業しました。隙間が狭い場合は、かなり薄い糸ノコでないと作業できないかもしれません。

・車輪軸は簡単には切れません。ステンレス製だと思うので、最初ギリギリ引いてみたときは「ほんとに切れのかな?」と心配になります。根気よく丁寧にやったところ20〜30分で切り落とせました。

・車輪軸の代用品として「六角穴付ボルト 6×50」を選びました。他店を探せばもっと良い代用品が見つかると思います。次回の出張が迫っていたので、ドイトの在庫から選びました。

・車輪軸の代用品のボルトはナット固定するわけですが、締めすぎるとホイールカバーが内側にたわみます。なので、たわまないギリギリの位置でナットを二個使って固定しました。

・あとでナットが外れないよう工夫する必要があります。自宅に金属にも使える瞬間接着剤があったので、それを使用しました。ネジ固定専用の瞬間接着材もあるようです。自分で修理したのち、三回出張しましたが、今のところ、ナットゆるみはありません。

なお、スーツケースの車輪部分の仕様や構造は各社まちまちなので、上記の通りにうまくいくとは限りません。もし実施する際は自己責任でお願いしますね。

●スーツケースの最大積載重量ってあるのかな?

今年は、月にだいたい二回は泊まりの出張が入ってました。大きなイベントだと二泊することが多いですね。

前日に現地入りして取引先訪問したり、セミナーの準備したり…。そして、イベント当日は懇親会があるので二泊になります。

僕はかなり荷物が多いほうなんです。理由はいくつかあります。

・汗をかきやすい体質なので着替えをたくさん用意します。セミナーで登壇するとなれば、脇の下が大変なことになってしまうのです。なのでシャツ多めになってしまいます。

・カセットテープの音源が好きなので5〜10本のテープ(1980年代のエアーチェックもの)をお供させます。

・ホテルでセミナー資料作成や原稿書きするとき用に、ニアオーディオスピーカーも持っていきます。JCVケンウッドの「SP-ABT1」というBluetooth対応スピーカーなのですが、音がすごくいいのです。

・簡易ドリップ式のコーヒーパックをたくさん持参します。ホテルには瞬間湯沸かしポットがありますので。

・セミナーで紹介する文字グッズをたくさん持参します。写植文字盤、鋳造活
字、覆刻本、各社文字見本帳、などなど。

・カタログをセミナー会場に事前送付できないときは、50〜100部のカタログを運びます。

・参考文献を5冊ぐらい持参することもあります。

・マックノートを予備機を含めて2台、iPadやWindowsノートPCも持参することもあります。

これだけの荷物が入るとかなり重いです。スーツケースをコロコロしながら乗り換えで結構歩くし、街中を駆け回ることも少なくありません。

スーツケースの積載最大重量を調べたことありませんが、たぶん、超えていると思います。

●スーツケース考察

個人的な意見ですが、スーツケース選びで一番気になるのは「車輪」で、堅牢性と安定性が重要です。次に気になるのは「鍵」です。

スーツケースに入れるものが、着替えの衣類が中心であれば問題ないと思いますが、書籍やカタログも運ぶことを想定すると、車輪がしっかりしたものを選ぶ必要がありますね。

でも、車輪部分がしっかりしているスーツケースは、結構いい価格になってしまいます…(汗)

現在、使用しているスーツケースは定価が3万円ぐらいしたのですが、少しキズがついているということで(見た感じ、ほとんど気にならなかった)、半額で購入できました。車輪がかなり大き目だったのと、鍵がダイヤル式だったのも大きなポイントでした。

先日、ヨドバシカメラ秋葉原店のスーツケースコーナーに立ち寄りました。すごい種類のスーツケースが置いてありますね。

僕はダイヤル式が好きなのですが、ほとんどのスーツケースは鍵で閉めるタイプでした。唯一、サムソナイトの5万円ぐらいのものでダイヤル式+鍵式併用のスーツケースがありました。

さすがに5万円は高いなぁ…。今のスーツケースを大事に使うことにしよう。だいぶ傷だらけになっているので、パルテックス雑巾できれいにしましょう。

ところで、「TSAロック」って、みなさん、ご存知ですか? 最近のほとんどのスーツケースには、こんなマークの鍵が付います。
http://goo.gl/bIP3h8


このマーク見たことあるし、TSAロックという名称も知ってましたが、詳しく知らなかったので、調べてみました。〜ウィキペディアから一部引用〜

「TSAロック」とはアメリカ運輸保安庁(Transportation Security Administration)より認定を受けた、スーツケース等に備えられた施錠機構の総称のことだそうです。

アメリカ合衆国領土で飛行機に搭乗する際、手荷物または預け入れ荷物は透視検査を行いますが、TSA係官が中身を直接目視検査する場合もあり、一切施錠しないよう求められます。施錠された荷物についてはTSA係官が錠機構を破壊することも認められており、破壊されたり内容物の盗難があったりしても補償は一切ないとことです。

しかし、TSAロック機能が装備されたスーツケース等は持ち主が自分の鍵で施錠してあっても、TSA係官が専用の合鍵を使い随意に開錠し荷物を検査することができ、検査後は元通りに施錠できる、という仕組みになっているんです。

僕は1980年代から1990年代に、米国駐在や出張で日米間のフライト、米国内の飛行機をたびたび利用しましたが、このような仕組みや運用は当時ありませんでした。

2001年9月11日に発生したアメリカ同時多発テロ事件以降、検査が厳しくなったということなのです。TSAロック機能は日本国内旅行では意味のない機能と言えます。

最近の出来事ですが、2015年9月、インターネット上にTSAロックのマスターキーの写真が流出し、この写真を解析した一部のユーザーがマスターキーの3Dデータを作成して公開し、3Dプリンターで誰でも合鍵が作れる状態となったことが話題になりましたね。

TSAロックの種類はTSA001からTSA011までが存在していて、この流出事件では001〜007の合鍵が作られたと言われています。

とはいえ、スーツケースが盗難にあった場合は壊されてしまうでしょうし、貴重品や大事なものは手荷物で持参するのが得策ですね。

スーツケースのお話がデジクリのネタになるとは自分でも思いませんでした。今回、「TSAロック」を勉強することができてよかったです。


【せきぐち・ひろゆき】sekiguchi115@gmail.com
Webフォント エバンジェリスト
http://fontplus.jp/


1960年生まれ。群馬県桐生市出身。電子機器メーカーにて日本語DTPシステムやプリンタ、プロッタの仕事に10年間従事した後、1995年にインターネット関連企業へ転じる。1996年、大手インターネット検索サービスの立ち上げプロジェクトのコンテンツプロデューサを担当。

その後、ECサイトのシステム構築やコンサルタント、インターネット決済事業の立ち上げプロジェクトなどに従事。現在は、日本語Webフォントサービス「FONTPLUS(フォントプラス)」の普及のため、日本全国を飛び回っている。

小さい頃から電子機器やオーディオの組み立て(真空管やトランジスタの時代から)や天体観測などが大好き。パソコンは漢字トークやMS-DOS、パソコン通信の時代から勤しむ。家電オタク。テニスフリーク。


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編集後記(10/29)

●わたしは英語ができない。それでも、アメリカやイギリスに行った時は一人で一日中歩きまわって、なんの問題もなかった。英語の標示は読めるから大丈夫。要するにあまり会話しなかっただけだ。中高大と10年も英語を勉強したのに、日常英会話さえできないんだから情けない。ところが、永井忠孝「英語の害毒」(新潮新書、2015)を読んで、素晴らしい近未来というか既に現在、英語ができないことなんかまったく気にしなくてもいい環境にあることを知り、大いに安心したのであった。そして、10年間にわたってわたしに苦痛を与え続けた英語学習を呪うのだが、まあ、そういう時代だったから仕方ない。

いまや外国語で会話しなくても、機械翻訳なら日本語訳がボタン一つで手に入る時代になっている。外国語のコミュニケーションでは、伝えたいことの七、八割も理解できれば上出来だ。すでに機械翻訳の能力はそこまで達している。「英語を学習するに要する膨大な時間と労力+それによって得られるそこそこの英語能力」と、「まったく学習が必要ないこと+ボタン一つで得られる不完全だが何とか使える翻訳」を公平に比べれば、効率では圧倒的に機械翻訳に軍配が上がるはずだ。機械翻訳の精度は今後向上していく一方だ。文章翻訳より難しい音声翻訳についても、性能はどんどん進歩しているようだ。

旅行会話の音声翻訳は既に実用化していて、「NariTra」「VoiceTra」「はなして翻訳」などのアプリがスマホで手軽に使える。その性能は標準語による旅行会話程度の簡単なものなら、すでにTOEIC900点レベルに達しているという。欲しいなー、しかしスマホ持っていないし、使う場面もなさそうだし。さらに精度の高い講演や会議の自動翻訳も、2020年までの実用化を目指して研究が進められている。日本は機械翻訳の実用化で世界をリードしているのだから、日本人には英語をはじめとする外国語の勉強は、語学としては重要だが、「実用目的では特に必要ない」とさえ言えるのだという。知らなかったなあ。

楽天やファーストリテイリングなど、企業で英語の公用語化が進んで社員は重い負担にあえいでいるという。バカなことを始めたものだ。トップの思いつきで社員の士気を挫くより、機械翻訳を導入したほうが能率がよく、コストもかからないだろう。外国人とのコミュニケーションは機械翻訳に頼って、英語学習にあてていた時間と労力を本来の仕事に振り向けれたほうが絶対にいい。機械翻訳の性能向上によって英語学習がすでに必要なくなりつつある、そしていずれは完全に必要なくなると筆者は断言する。いい話だな。東京オリンピックの頃には、機械翻訳があたりまえの環境になっているだろうか。

・昨夜の日本シリーズ中継で、実況アナはゲストの山本昌をずうーっと「山本浩二さん」と呼んでいた。誰も注意しないとんでもない中継だった。妻は激怒してチャンネルを替えた。しばらくして中継に戻すと、ようやく「山本昌さん」になっていた。この件、騒がれていないようだが、さすがバカフジ。(柴田)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4106106248/dgcrcom-22/

永井忠孝「英語の害毒」


●Ingress続き。「ともかく、運動(Ingress)したくてたまらない。その衝動を抑えることが大変だ。」その感覚は凄くわかる! 実績は数値で見られるし、結果は目に見える。やった分の結果がすぐに出る。私の場合、CFを作った時のアニメーションが好きでたまらない。破壊がストレス解消になるという人もいた。

結果がすぐに見える、やってもきりがない(私の活動範囲は敵が優勢)、日々の活動が大事といえば料理や掃除もそう。以前にも書いたと思うが、取引先の男性は仕事でイライラしたら、冷蔵庫を徹底的に掃除されるそうだ。美しくなった上に達成感が得られ、すっきりするとのこと。

街の掃除をするIngress的なスマホゲームはどうだろう。数値で見える何かがあれば、2つ以上のグループで競争することにすれば、頑張れるかもしれない。チリやゴミをセンサーで見つけることができて取り除くと10ポイント。先に捨てた人がそこのオーナーになれて……無理がありすぎ。続く。(hammer.mule)

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/kaimono/20150224_689692.html

ライター後藤弘茂がIngressにはまったワケ(上)