LIFE is 日々一歩(20)[コラム]同人誌を作るには(2)〜コピー本にしてみた〜
── 森 和恵 ──

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こんにちは。森和恵です。飛び石連休ですね。月曜日をお休みにして四連休! ……なんて人もいるのでは?

私は、あと数時間で東京へ向けて出発です(11/1 4:58現在)。ちょっとした記念日のお祝いで旅行してきます。まだどこへ行くかはあまり決めてなくて、風のふくままに遊んできます。お天気だといいな。

さて。今回は、「同人誌を作るには」第二回目をお話しします。

今月末には作り終えたいと思うと、そろそろ実作業に取り掛かる段階です。理想とは程遠いですが、「えいやっ!」といろいろ決めました。

いつも締め切りぎりぎりにしか動けない私。ゴールから逆算するの大事ですよね。




●今回は、コピー本形式に決定

前回のコラムの終わりに、「コピー本、という選択肢もある」と書きましたが、いろいろ検討して、今回はコピー本の形式で作ることに決めました。

販売する本を作る前に、いちどコピー本も試しておきたいというのが、一番の理由です。あとは、ぎりぎりまで原稿作成ができるから、配布のチャンスと冊数に応じて足りなくなったらすぐ作れるので、過剰な在庫を持たなくてもいいから、品質は落ちるけど価格を安く作ることができるから……あたりが決め手になりました。

コピー本なら、モノクロがA3でもB4でも10円程度で印刷できます。中綴じ式に合わせて両面印刷して、表紙を入れずにA4もしくはB4版20ページの冊子なら、一冊あたり100円で印刷できる計算です。

【中綴じ冊子のデータ作成 | 印刷通販のキングプリンターズ】
http://www.kingprinters.sakura.ne.jp/test/2015new/guide/item8.html


コピーする場所として、セブンイレブンコピー機の小冊子印刷機能を使うか、キンコーズのセルフプリントかを比較検討し、「キンコーズ」を利用することに決めました。

一番のネックだった、PDFデータを直接印刷するサービスが、キンコーズでもできることがわかったからです。

セルフサービスの「店頭PCレンタル」(一時間650円)を利用すれば、Adobe・Office系のソフトからの印刷が可能です。加えて、印刷紙(別売)を選んだり、自分で用紙を持ち込むこともできるそうです。

【キンコーズ セルフサービス】
http://www.kinkos.co.jp/office/self.html

http://www.kinkos.co.jp/price/self.html
 ※価格
http://www.kinkos.co.jp/images/note/sample/sample01.html
 ※用紙

●表紙はカラー&特殊紙にしたい!

印刷屋さんからサンプルを取り寄せてみる中で、「やっぱり表紙はかわいい特殊紙を使いたい!」という想いがつのってきました。紙ならではの“手触り”感を強調したいなと思ったのです。

でも、カラーコピーすると一枚90円程度かかります。かわいい特殊紙を使うとなると、用紙は持ち込みになるけど、はたしてコピー機でそれが使えるのかしら? など不安要素もでてきます。

そこで。買っちゃいました。A3印刷ができるインクジェットプリンター
EPSON EP-10VA!
http://www.epson.jp/products/colorio/ep10va/


この機種は、先月22日に発売されたばかりの新機種です。以前から、A3印刷ができて、A4スキャナがついてるネットワークプリンタが欲しかったのです。EPSONからは発売されていなくて……待ちました。

自分が同人誌をコピー本で作るぞと決めたら、こんな機種が発売されるなんて、運命を感じまして。発売日の翌日に購入してきました。

そして、その足で心斎橋のハンズに行き、用紙をいろいろと物色してきたところ、二種類のよさそうな用紙がありました。

ひとつは、「コットンライフ」という用紙で、表面がポコポコしている素朴な雰囲気の紙です。特にアイボリー色が素敵でした。112kg A3 90円。
http://www.heiwapaper.co.jp/products/details/0201380.html


帰ってから調べたところ、アマゾンでも販売されていたり、大阪にあるギャラリーで直接用紙を購入できるようでした。

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B00N1FK7F4/

http://www.heiwapaper.co.jp/shop/shop.html


もうひとつは、「玉しききっか」という用紙で、打ち上げ花火にも見える“きっか(菊)”のかわいらしい模様が透かしで入っている鮮やかな用紙です。たんぽぽ(黄)が特に鮮やかでいいなと思いました。100kg B4 75円。

こちらは、竹尾さんが販売されている用紙なのですが、ショールームで実物が見れたり、ネットで直接購入できたりするようです。

http://takeopaper.com/search/meigara_detail.html?q=3001100

http://www.takeo.co.jp/finder/mihoncho/


いずれの用紙もなのですが、インクジェット用の用紙ではないので、実際に印刷してみて、どれぐらいにじまずにクリアに印刷できるかを試してみないといけませんね。

そして忘れちゃならないのが、中綴じをするためのホチキスです。マックスという会社から、何種類か販売されています。

いろいろ考えたのですが、形が安定していて使いやすそうな「マックスHD-10DB」という機種に落ち着きました。

http://www.amazon.co.jp/dp/B000O9VJ52/


これでだいたいのカタチが見えてきましたが、まだ、A4にするかB4にするか、本のサイズで迷っています。読みやすさや目立つことを考えればA4版なのですが、表紙を特殊紙にしてカラー印刷をすることを思うと、費用面ではB4の方が気軽に試せますし……。

とりあえずラフ原稿を作ってみて、仕上がりをみて決めることにしました。こんな風に行き当たりばったりに作れるのも、コピー本の手軽さかなぁ、と思ってたりします。

●どんなネタで作るのか

やはり、肝心なのはどんな内容になるのか? だと思うのですが、まだまだ詳細が決まっていません。といいますか、アイデアが多すぎて、書き始めてみないとしぼれないかもしれません。

ざっくりと箇条書きにいま思っていることを書いておきますね。

・数が多くなりすぎたAdobeソフトを仕事で有効に使うためのフローを提示。

・まずは、「Adobeの歩き方」と題して、Adobeソフトの分類と役割から説明。

・あと半分は、「Dreamweaverの歩き方〜基本編〜」として、BootstrapとPhotoshopカンプデータを使って、ペライチページを作るまでの工程を紹介。

・すべてを掲載するのはページ数的にむずかしいのと、Adobeソフトは細かい操作がしょっちゅう変わるので「ムービー+ノート」にして、紙と映像を連動させた表現にする。

・今後、シリーズ化していく(今回、無料配布するのはパイロット版)。

●同人誌を配るタイミング

同人誌を配るタイミングですが、この年末にお会いした方々にくばろうかと思っています。年末に参加するのが決まっているイベントは、

【まにまにフェスティバルP4】
http://m2college.net/fes4/

※こちらは、3Fステージで登壇します。聞いてくれた方に先着でくばろうかな。

【Shift9:Webデザイン行く年来る年(CSS Nite LP43】
http://cssnite.jp/lp/shift9/

※こちらは、観客で参加。席が近かった人とか、懇親会でお会いした方へ。

この二つです。会場でお会いしましたら、気軽に声をかけてください。その時に冊子が手元にあれば、お渡しできると思います。

あと二つほど増えそうなのですが、決まったら報告しますね。うちのブログの小冊子カテゴリーで、動きがあれば告知していきます。

【r360studioブログ:小冊子】
http://r360studio.com/blog/category/booklet


ということで、今回はここまで。次回もこの続きをお伝えしたいと思います。ではでは、また!(^^)


【 森和恵 r360studio 〜 Web系インストラクター 〜 】
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