[4026] あぶないから入ってはいけません

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《性格までもやし化しそうだ》

■装飾山イバラ道[167]
 もやしのその後
 武田瑛夢

■ところのほんとのところ[129]
 娘と一緒に高松の数寄物茶会と県知事表敬訪問
 所 幸則 Tokoro Yukinori

■メグマガ[03]
 あぶないから入ってはいけません
 こいぬまめぐみ




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■装飾山イバラ道[167]
もやしのその後

武田瑛夢
https://bn.dgcr.com/archives/20151201140300.html

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前回、種を撒いて少し育ったところまで記事にしたブロッコリースプラウト(ブロッコリーのもやし)。そのまま順調に成長して食べられるようになった。写真は暗所で六日ほど育てた後に、ガラス越しの日光と蛍光灯で緑化したもの。

・ブロッコリースプラウト緑化前
http://eimu.com/dgcol/bro02

・ブロッコリースプラウト緑化後
http://eimu.com/dgcol/bro03

長さが不揃いなのは、穴にすっぽりとハマった種の発芽が遅かったからかもしれない。種まきから収穫までおよそ一週間だった。本当は種まきから六日目ぐらいが栄養価が高いとか、LEDに当てるなどのコツがあるらしい。私は一回目なので普通に育てた。

前回紹介した、穴の空いた専用容器で育てたので白くて長い根が生えてからは下の容器の水を替えれば良いだけでらくちんだった。

・ブロッコリースプラウトの根
http://eimu.com/dgcol/bro01

種まきから一週間ほどで食べ始められるし、食べ切れない分は生やしっぱなしで水替えだけしていればいい。容器から食べたいと思う分だけつかんで根ごと引っこ抜き、ボールにくんでおいた水で振り洗いする。

水の中で茶色い種の殻を振り落とすためだ。絡んでいる種殻をつまんで取る。白くて長い根っこも、清潔を保てている自信があるなら食べられるということで、私はきれいに洗って食べた。根も上の部分と味に差は感じなかった。

豆腐とトマトの上にのせてサラダで食べたら、癖もなくしゃきっとしていて美味しかった。かいわれ大根は辛い大根の味がするけれど、ブロッコリースプラウトは特徴的なコレといった味はないと思う。

和風ドレッシングや、ごまドレッシングがよく合う。今までは彩りとして万能ネギが便利でよく使っていたけれど、ネギが合わない料理の緑色の彩りとして使えそうだ。

前回も書いたけれど、他にスプラウトを育てている人の記事を読むと、もやし用の種のものを育て続けても大きくは育ちにくいとのこと。逆に言えば、いつまでももやしなので食べごろが続くとも言える。

三日〜四日はそう長さも変化しないので美味しく食べることができたし、観賞用にそのままにしておいても可愛い見た目の植物として置いておけそうだ。

●第二弾のルッコラスプラウトをまく

他に買ったのは「ルッコラ」のスプラウトで、これは「ロケット」とも言うらしい。イタリア料理屋で出て来るごまの味のするルッコラが好きなので買ってみたけれど、種が驚くほど小さくてそのままでは専用容器の穴を通ってしまう。

トレイに少しだけ水を入れて、種に水を吸わせて大きくしてから容器にまくことにした。今回は前回よりも小さい専用容器だ。

WEBで体験談を読めば読むほど、ルッコラスプラウトの栽培はむずかしいみたいだ。失敗率が高いようで、初日から自信をなくす。だめだったら無理せずにブロッコリースプラウトを中心にしよう。

ルッコラの場合、水を含んだ種は小さくて水の表面張力で楕円状にまとまってしまうし、なんだか粘りけも出て来る。WEBの体験談では、ペーパーやコットンを敷いてカビや腐敗を起こしている人も多い。

やはり、すっきり水分を交換できる容器が良いような気がする。私は専用容器をせっかく買ったので、なんとか穴からこぼれないように水を撒いた。

二日間はなんとも変わらないような雰囲気だったけれど、キリフキで水を与え続けていたらプリっとした根が出始めた。三分の一以上に根が見えた時にはすっかり大丈夫な感じがした。種から成長しようという気配をすごく感じた。

成長してみると、結局は種と同じように細くて繊細なもやしだった。ブロッコリーに比べるとだいぶ弱々しい。

・なんとか育った? ルッコラスプラウト
http://eimu.com/dgcol/ruko

緑化のために光に当てても、なかなかばっちりとした緑にはなってくれない。ところどころ緑色が違うのは、緑化を焦って早く日に当てすぎたからかもしれない。

ルッコラスプラウトというものをスーパーで見かけたことがないので、WEBの検索を見ると、色は均一な明るめの緑色なようだ。

試しに10本ほどつまんで、根の部分を取り去ってから洗って食べてみた。香りだけでもルッコラの感じがあったけれど、味は正にルッコラのごまの感じがする! そして、シャキシャキと噛んでいるとピリッと辛い。

辛いところはかいわれ大根に似ている。とにかく口に入れた量がすごく少なかったにもかかわらず、とてもしっかりとした味があったことに驚いた。種を選んでいた時も、「美味しい」という評価が多かったからこれにしたのを思い出した。

食感を楽しむほど量が収穫できないルッコラスプラウトだけれど、アクセントに使うにはすごく良いかもしれない。大きなルッコラが好きな人も気に入る味だと思う。今度ピザにのせてみよう。

●もやしを育てているのを忘れないこと

まだ二種類しか試していないけれど、初心者でもまず簡単にできるのはブロッコリースプラウトだと思う。

スプラウト系は種が小さめだけれど、ルッコラのように極小ではないので扱いやすい。水をあげれば膨らむし、根が出るのも驚くほど早いので(一晩くらい)育てがいがある。葉が出て根を長く伸ばすまでの間、キリフキと下の容器の水替えを日に二回ほどする。

この二日間くらいはスローな感じだけれど、根が水分を吸い出すと後は本当に早い。コップやタッパなどでもできるようだけれど、専用の容器はあった方が失敗が少なくて便利だと思う。

そして、やっぱりもやしなのでダンボールの暗室や、アルミ箔を使って暗さを保ち続けつつ「存在を忘れない」のが一番肝心だ。

暗い棚の中やテーブルの下などだと忘れそうなので注意。今のような冬場は良いけれど、暖かい季節にはすぐ水分が腐敗するそうだ。

小さいスペースでできるので、私はテーブルの上のダンボール箱の中でアルミ箔を使って暗くしている。

テーブルの上なので今は忘れないけれど、いつもあるのが当たり前になる頃にはどうだろう。もう少し見た目の良いプラスチックのケースを、カバーがわりにできないか探しに行こうと思う。

●日陰にばかりいないのも良い

スプラウト栽培は種まきから収穫、食べ終わりまでがせいぜい10日間程度だ。来週の予定がわかっていて、忙しければ種をまくのをやめればいいわけだ。もやしのために旅行に行けないということはない(笑)。

でも、なんだか言い訳としては面白いので、何でももやしのせいにして断るの
もありかと想像してみたり。性格までもやし化しそうだ。

そんな訳で「もやし」というとあまり良いイメージはないけれど、ブロッコリースプラウトは最後に光を当てて緑色にするという華やかな瞬間がある。普通の大豆もやしとは違うのだ。

今までよくばんがりましたね! という感じで日に当てると、素直に緑色になるのは可愛げもある。

最近はおしゃれな照明付きの、熱帯魚水槽のような水耕栽培セットもあるようだ。レタスやバジルが育てられるという。野菜工場が家でできるのだ。

調べてみるとまだまだ専用の種が高いとかで、スーパーで買える旬の野菜の値段に比べるとだいぶ差があるようだ。

そのうちにどんどん手頃で、失敗なくできる商品が出て来ると思う。野菜の品種改良と製品技術の進歩は加速しているので楽しみだ。

ただ、野菜の状態を観察しながら対応を変化させることは、人がやらなければいけないのは変わらないような気はする。生き物の変化には予想しきれないことがあるし、そこが面白いのだから。


【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
http://www.eimu.com/


便利なので定期的に食材を届けてもらっている。カートの中には毎回必ず届けてもらうことになっている商品もあって、飽きるとその商品を削除したりできる。ただ小松菜だけは必ず入れているので、小松菜を使う習慣がついた。届くから使うという繰り返しも、習慣づけるのには悪くないかもしれない。


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■ところのほんとのところ[129]
娘と一緒に高松の数寄物茶会と県知事表敬訪問

所 幸則 Tokoro Yukinori
https://bn.dgcr.com/archives/20151201140200.html

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父の茶碗収集の影響もあって、お茶をたてて和菓子をいただくのは、子供の頃から家でよくある日常的な風景だった。和菓子は母が買ってきたものだったので、どこのものかは知らないけれど。

京都で老舗の手ぬぐいやさん・永楽屋14代目と行ったお寺で、たまたまお茶会があって、その場で和菓子屋さんが作った菓子を出されて、お茶と和菓子を楽しむという機会に恵まれた。さすが京都だなあと関心しきり。今回はそれ以来の経験をさせてもらった。

玉藻城(高松城)披雲閣(旧松平家高松別邸)にて、ライブ生花と一緒にお茶と作りたての和菓子を楽しんだ。高松城がなぜ天守閣を失ったままなのかについては、幕末の官軍に砲撃をしたため反撃されという話なども今更ながらに知り興味深かった。大西市長もいらしていて、天守閣の再建の難しさの理由の話をしてくださった。

再建してほしいなあ。コンクリートではなく当時のままで再建した姿が見たい。日本唯一の本格的海城だったそうで、軍船も直接城から出ていけたとか。かっこよさそうだなあ。

讃岐で焼かれた350年前の焼き物や、葵の紋の入った茶碗も見て触ってみた。これ欲しいなあ (^-^)/ 実は茶碗好きなんです。

それと、今回のために焼かれた瀬戸内海越しに見える屋島模様の茶碗なども素敵で、まさに数寄物茶会だった。会話もいろいろ楽しみながらで、とても有意義だった。

ずっと餡が最大級に嫌いで逃げていた娘の幸采が、一個全部食べたのも驚いた。本当に美味しく作れば苦手なんてないものなんだなあと、改めて実感した日になった。

今回、わりとまとまった高松滞在だと思ってたのだけど、午後晴れる日が少なくて、プライベートシリーズのお散歩ジャンプが撮れなくて残念な[ところ]です。

大西市長とのお茶会の翌日は、浜田香川県知事を表敬訪問することになっていて(こういう話ってどこかから回ってくるのね)、話が硬くならないか少し心配になり、娘も連れてっていいですか? って聞いてみたら、県庁側から「それはいいですね」と意外なお答え。娘は全然緊張することなくカルピス飲んでいた。

じっさい、県庁庁舎には思い入れがすごくあって。それで乗り気になったというのもある。子供のころ県庁のピロティでよく遊んでいたし、住んでいた瓦町二丁目の家の前が県庁通り(今は菊池寛通り)で、母の勤めていた簡易保険局が県庁の裏ということもあり、よく行っていた場所でもあった。

大人になってから、その居心地のいい庁舎が建築家・丹下健三の名作の一つだということを知った。驚いたのは、船の体育館と呼んで親しんでいた県立体育館も丹下作品だったということだ。

もう作家なので雑誌からの仕事は普通しないのだが、「casaブルータス」の日本のモダニズム建築特集で、香川県のモダニズム建築を撮って欲しいという依頼が来た時に、丹下健三の作品が二つ含まれていたから引き受けた。普通じゃ入れないとこまで入れたしね。

県知事も興味深く作品を見てくださって、アートとして香川を写真で残すプロジェクト、フォトラボKのこともよくご存じだったし、その修了生であるKラバーズの発表の場の相談もさせてもらえた。うまくいくといいな。

さて、11月20日に発売された「月刊カメラマン」で7Pの巻頭特集ぜひ見てくださいね。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B015WS32UE/dgcrcom-22/



【ところ・ゆきのり】写真家
CHIAROSCUARO所幸則  http://tokoroyukinori.seesaa.net/

所幸則公式サイト   http://tokoroyukinori.com/



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■メグマガ[03]
あぶないから入ってはいけません

こいぬまめぐみ
https://bn.dgcr.com/archives/20151201140100.html

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今年の誕生日に、ある人から泥だんごをもらった。

子どもの頃、手を真っ黒にして土を押し固め球体にしながら磨き上げたあれである。私の生誕を祝うことを目的として作られたそれは、他のどのプレゼントでもなし得ない、私のかねての潜在的な衝動を叶えるものであった。

誕生日に泥だんごをもらったのは、21年間生きてきて初めての経験であった。

数ある贈り物の選択肢の中から泥だんごが選ばれた理由は、あまりのインパクトを前に忘れてしまったが、会社帰りに近所の公園へ立ち寄って作ったというそれは、夜の闇を凝縮したかのように艶めかしく、手渡された瞬間、無機質な街灯に照らされ黒光りした。

手の中で艶やかな重みを楽しんでいたのも束の間、このプレゼントは飾って鑑賞するのではなく、この場で地面に叩きつけて割ってほしいと言う。「壊す楽しさ」を味わってもらうために作ったからそれが本望だと。

ますますわけがわからない。せっかく何日も前から時間を費やして作り上げたそれを、他人の手によってほんの一瞬で粉々にされていいのだろうか。

言われるがままに、車の通りが途絶えた夜の車道に立つ。握る右手に力が入る。するとどうだろう、どのくらいの力を込めて地面に叩き落とせばいいのか、泥だんごの大きさ、硬さ、地面からの高さを元に脳は嬉々として計算を始めた。

かざした腕を力いっぱい振り下ろし、泥だんごから手を離す。黒い塊がアスファルトの一点を捉えたその瞬間、パーーンッという破裂音と共に、乾いた茶色の土が綺麗な扇状を描いて広がった。私は高揚した。

わたしたちの身の回りには、壊してはいけないもので溢れている。それは「壊す」という行為の後には、大抵悲惨な結末が私たちを待ち構えているからであろう。

今こうしてキーボードを打つパソコンを壊したら私は途方に暮れるだろうし、誕生日にもらった万年筆を壊したら悲しくなるだろう。他人のものを壊してしまったときには罪悪感でいっぱいになるし、誰かの夫や妻を奪って家庭を壊したら法によって裁かれる。

私たちは、極力「壊す」という行為を避けて生活している。何かが壊れないように、壊さないように生きている。

しかし、抑圧はときに欲望を生む。ストレスが溜まっているときや、精神的に不安定なとき、ふと破壊衝動が頭を掠めるときがある。

駅の階段を駆け下りているとき、
──もしも今ここで足を踏み外して前の人を巻き添えにしたら……

家のベランダから通行する人を眺めているとき、
──もしも今地上へ向かってケチャップをかけたら……

満員のエレベーターに乗っているとき、
──もしも今ここで急に大声を出したら……

しかし、これらは実際に妄想するだけで身震いし、絶対に行動には移さないように理性が働く。誰もがこの衝動に駆られることはあるというものの、皆それを抑えられているが故に社会は平穏を壊すことなく秩序を保てるのだ。

稀にこれらが抑えられなくなって、欲望の赴くままに行動に移してしまうと犯罪が起きる。そう考えると、私たちと犯罪者の間にあるものは紙一重であるように思う。

しかし、日常的に破壊活動が行われている場所がある。建造物や道路の解体現場である。そこは、破壊と同時に新たな創造も行われている場所でもあるが、関係者以外の立ち入りを許されない禁断の工事現場内には、きっと私の憧れが詰まっている。

街中で突如遭遇した作業中のクレーン車には、惚れ惚れする。ショベルカーが建物を取り壊している現場では、足を止めて見入ってしまう。近所で進行中の工事現場をブックマークして、経過を観察している。

私たちが生活を営むすぐ横で、破壊と創造が行われている様子を目にすると心惹かれるのは、そこは私にとっての破壊衝動の健全な供養の場であるように思うからかもしれない。

次はどこでどんな工事が行われ、どこでどんな建設重機が見られるのか、東京ウォーカーあたりで工事現場の特集してくれたら絶対買うのにな。


【こいぬまめぐみ】
Facebook: こいぬまめぐみ
Twitter: @curewakame
BLOG: http://koinuma-megumi.hateblo.jp/


武蔵大学社会学部メディア社会学科在学中。宣伝会議コピーライター養成講座108期。現在、はてなブログ「インターフォンショッキング」にて、「おもしろい人に自分よりおもしろいと思う友だちを紹介してもらったら、13人目には誰に会えるのか」を検証中。


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編集後記(12/01)

●戦争映画DVDを二本続けて見た。見所は少人数VS多数の戦いである。五人対三百人が、2014年アメリカ制作の「フューリー」、四人対二百人が、2013年アメリカ制作の「ローンサバイバー」。もちろん、少人数の方が主役側である。圧倒的な敵の攻撃に仲間は次々に倒れ、最後の一人が生き残るというのが共通点だ。また、最後の一人は敵側・敵地域の無名の人物の助けで生還を果たすというのも同じ。たまたまレンタルショップで安価な旧作を漁っていたとき、この数字に気がついて借りたのであった。どっちも戦闘シーンは凄まじく、見応え満点だったが、究極の選択を迫る「ローンサバイバー」の方が心に残る。

「ローンサバイバー」は、米軍精鋭特殊部隊ネイビー・シールズによる、アフガニスタンのタリバン幹部の補足、殺害を目的とした「レッド・ウィング作戦」の悲劇を描いたもので、実際に作戦に参加し、ただ一人奇跡の生還を果たした兵士の手記の映画化だ。この作戦ではチームの三人と救助ヘリの十六人が戦死した。四人はアフガニスタンの山岳地帯で、三人の羊飼いに遭遇するという悲運にみまわれる。拘束した彼らをどうするか。殺すか、放免するか、四人は選択に悩むが、結果、解き放つ。これで四人は死を覚悟する。それから始まる長い壮絶な戦闘シーン。圧倒的多数のタリバンの「狩猟」に必死で応戦するが…。

最後の一人が反タリバンの村人に救助され匿われる。だが、タリバンが村を強襲する。間一髪、米軍救援部隊が攻撃ヘリなどを伴い到着、タリバンを撃破する。といった、実話に基づいたリアルな戦争映画だ。いやはや緊張を強いられました。Navy SEALsの、SEAlは、SE:sea 海、A:air 空、L:land 陸で、陸海空を制覇する男たちって意味だと町山智浩がどこかで説明していた。日本にも最近、ちょっと似た名称の組織が現れたが、彼らは善意の一般人ではない。ある政党とある新聞とある外国などの背景がある活動家だよ。次、「フューリー」。これはもう、かつて戦車プラモデルを手がけた者には感動的だった!

戦争、戦場、兵士たちの現実を見せるイヤなシーンも多いが、これは戦争とは絵空事ではないという意味で必然である。英雄映画ではない。戦争の悲惨をしっかり見せていて、とても重い。だが、ドイツの誇る無敵のタイガー1型重戦車一両と、アメリカのシャーマン戦車四両の遭遇戦が壮絶で、タンクマニアにはワクワクもの、感涙もの(わたしはそこまでいかない)。攻防の要衝をたった一両の、しかも擱座した「フューリー」号の五人が守る。やがて約三百人からなる武装SS大隊が総攻撃してくる。四人死亡。新兵ノーマンは戦車の下に隠れるが、若いSS兵士の黙認で生還を果たす。思ったとおりだったよ。 (柴田)

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00KLZNVOG/dgcrcom-22/

「ローンサバイバー」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00XXOK6Y0/dgcrcom-22/

「フューリー」


●こいぬまさんの今日のコラムにある「『壊す』という行為を避けて通っている。」確かにそうですよね。だからアクションゲームでの無双行為が楽しいんだろうなぁ。ゾンビゲームだと罪悪感はないだろうし。

Ingressだと対コンピューター戦はなく、3ラウンド制の対戦でもない。敵さんが作り上げたCFを壊す。もちろんこっちも壊される。なんだか悪いような気がして、壊すのはあまり好きではなく、必然性がなければ壊さない。味方にとっては頼りにならないユーザーだ。

新たに作るために壊したり、他の人の邪魔になりそうな所を壊す。壊すのが好きな人が壊してくれた後、ハイエナのように(笑)構築することが多いかもしれない。続く。 (hammer.mule)

http://m2college.net/fes4/

まにまにフェスティバル(まにフェス)P4