[4040] まにまにフェスティバルP4に参加してきました

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《まにフェスは癒やし》

■まにまにころころ[88]
 ざっくり日本の歴史(後編その7)
 川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito

■クリエイター手抜きプロジェクト[449]Adobe Illustrator CS6〜CC 2015編
 比率を維持したまま長辺をアートボードにフィットさせる
 古籏一浩

■LIFE is 日々一歩(23)[Web]
 まにまにフェスティバルP4に参加してきました
 森 和恵

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■まにまにころころ[88]
ざっくり日本の歴史(後編その7)

川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito
https://bn.dgcr.com/archives/20151221140300.html

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こんにちわん、コロこと川合です。まにまにフェスティバルP4(まにフェスP4)、おかげさまで無事に終えることができました。今回はその感想でもと思ったのですが、終わりたてほやほや過ぎてまだ放心状態で。早く日常に戻るためにも、まにころは通常版に戻ろうと思います。

終わりたてほやほやと言えば、NHK大河ドラマ『花燃ゆ』も、ついに先週最終回。一年ってあっという間ですね。最後までよく分からないままに終わりましたよ。

激動の幕末を描いてここまで外したドラマって珍しいんじゃないでしょうか。何度も扱われている時代で、新しさを出そうとした結果すべったのでしょうか。まあ、ある意味新しい。

キャストの演技はとてもよかった。映像も音楽もよかった。シナリオだけが、あまりにもひどかった。他がどんなに頑張っても、シナリオのひどさってカバーできないんだなと再認識させられたドラマでした。三人の脚本家が書いていたそうですが、統一感がないとか何とか、そんなレベルではありませんでした。

まあそんな大河ですが、いよいよ年明け1月10日(土)から『真田丸』。脚本は『新選組!』以来二度目の登場、三谷幸喜です。三谷幸喜さんのドラマは好きなんですが、時代物となると不安が。

『新撰組!』は見ていないのですけど、映画『清須会議』は見ました。面白いんですが、どうしても軽いんですよね。それが三谷幸喜の味だからそれはそれでいいんですけど、歴史上の人物って、みなそれぞれ思い入れがあるので、悪い方向にイメージを崩されないかが心配。

何言ってるのか分からないという方には、ぜひこちらを。

・スペシャルムービー「ダメ田十勇士」
http://www3.nhk.or.jp/d-station/episode/sanadamaru/5564/


パロディですが、NHK公式ですよこれ。(笑)

本編のキャストも決まって、真田信繁(幸村)が堺雅人、兄の真田信幸(信之)が大泉洋、父の真田昌幸は草刈正雄。猿飛佐助こと佐助に藤井隆。豊臣秀吉に小日向文世、また小山田茂誠は名探偵コナンの高木刑事などで有名な高木渉。

堺雅人さんだけ実は私、名前しか知らないのですが、他はだいたいみな好きな俳優さんで。楽しみと言えば楽しみなのですが、時代劇はどうだろう……

草刈正雄と言えば、中村俊介が主演だった『ツーハンマン』という、ちょっとマイナーな深夜ドラマを思い出してしまう私です。ずっと見てたわけでなくて、たまたま数回見ただけなのですが、あまりドラマを見ることがないので、その印象が強く残っていて。面白かったですよ、これ。

さて、話がどんどん逸れていってしまいそうなので、そろそろ本題に入ります。前回、ざっと有名どころの名前を列挙して、安井算哲と関孝和だけを紹介した元禄文化ですが、今回はさらに数名、紹介したいと思います。

◎──尾形光琳(万治元年/1658─享保元年/1716)

『燕子花図』、『紅白梅図』といった屏風絵で有名な尾形光琳。歴史や美術の教科書できっと目にしていると思います。作品はググればいくらでも出てくるのでそれを見ていただくとして、この人、めちゃくちゃな人です。

呉服商の次男として生まれた尾形光琳は、マンガにでも出てきそうな遊び人のボンボンで、親の遺産を湯水のように使って遊びまくって、食いつぶします。で、三男で陶工として有名になる弟、尾形乾山から借金する始末。この弟は、対照的にしっかりもので。尾形光琳の人生を大きく変えるきっかけになります。

光琳「おう乾山、遊びに行くから金貸してーな」
乾山「またかい、にーちゃん。仕事せーよ、もう30やろ」
光琳「仕事てお前、何するねんな」
乾山「どうせ堅気の仕事は無理やし、絵師にでもなったらどうや」
光琳「絵師て、絵なんか子どもの頃にちょっと習っただけやで」
乾山「そやけど、どうせなんもでけへんやん」
光琳「そやな、絵でも描いてみるわ」

……ってな経緯で、絵を描くことにした光琳。トレースや模写で練習を積んで、サインの練習もバッチリして、扇子に絵を描いたりしたらヒットして。

光琳「あ、俺、センスあるかも。扇子だけにな。絵なんて余裕やな」
乾山「にーちゃん、調子のってたらあかんで。すごい絵あるから見ておいで」
光琳「すごい絵ってなんや」
乾山「俵屋宗達っていう人の絵でな、風神雷神の絵やねん」
光琳「へー」
乾山「近世の大画家として名を残す人で、『風神雷神図』は未来の国宝やで」
光琳「すごいねんな、見てくるわ。……未来を知ってるお前もすごいけどな」

そして見てきた光琳。

光琳「うわー……うわー……わしなんかまだまだや……」
乾山「な、すごいやろ」
光琳「あかんわ、ちょっとセンス磨き直しに江戸にでも行ってくるわ」
乾山「江戸な……江戸の遊郭も有名やな……」
光琳「うん、まずはそこや」
乾山「にーちゃん……」

でも、絵に目覚めた光琳はひと味違う。遊郭でも芸子さんの絵を描いたりして。そして五年経って京都に戻ってきた光琳は、創作に没頭できるアトリエを新築。

光琳「どやあ!」
乾山「さすがにーちゃん、金遣いの天才やな……」
光琳「そうかそうか、ほなここで、宗達の風神雷神に挑戦や!」

風神雷神の模写に、独自のエッセンスを加えて完成させた光琳。

光琳「あかん……ぜんぜんあかん……もうあかん……」
乾山「……にーちゃん、何してんの?」
光琳「遺言書いてる」
乾山「相変わらず極端やな!」
光琳「そやかて、パトロンの内蔵助も亡くなってもうたし!」
乾山「大丈夫やって、にーちゃんならできる、やればできる子や!」
光琳「……そうかな……もうちょっと頑張ってみよかな……」

頑張った光琳は、後の国宝となる『紅白梅図』を描きましたとさ。

……脚色してますけど、めちゃくちゃな人でしょ?

放蕩三昧を正当化するわけではありませんが、いいものを見て目が肥えていたんでしょうね。そしてセンスが身についていた。さらにパトロンになりそうな有力者とのコネクションもできていた。あと、しっかり者の弟がいた。(笑)

元でもなんでも、金持ちは人生なんとでもなる、というお話でした。光琳の話が長くなってしまいましたが、あと二人、簡単に紹介。

◎──井原西鶴(寛永19年/1642─元禄6年/1693)

大坂は難波生まれの井原西鶴は、俳諧師として名を上げるところからスタート。一昼夜でどれだけの句を詠めるかという「矢数俳諧」を謳い、その記録なんと2万3千500句という超人です。

24時間として、1時間に980句。1分で16句。3秒弱に1句の計算です。超早口で言葉を発し続けないと無理。それも24時間。まあ、句の数は本当として、時間のほうはもう少し長かったんでしょうかね。

後に西鶴は、浮世草子として知られる『好色一代男』で作家に転身。ヒットし、重版がかかって、その江戸版では、挿絵に菱川師宣を起用。『見返り美人』で有名な菱川師宣は、浮世絵の創始者と言える大画家です。

さらに後には浄瑠璃作家として、宇治加賀掾の依頼でそのライバル竹本義太夫が立てた近松門左衛門と競ったりも。

西鶴の墓は大阪市中央区上本町西4丁目の誓願寺にあります。うちの事務所から徒歩10分です。また、谷町九丁目駅からすぐの生國魂神社には西鶴の銅像が。

この生國魂神社には、境内社として、近松門左衛門ら文楽関係者を祀り、広く芸能上達の神として信仰される浄瑠璃神社があります。こちらはうちの事務所から徒歩20分。地下鉄でひと駅です。

◎──近松門左衛門(承応2年/1653─享保9年/1725年1月6日)

文楽(人形浄瑠璃)・歌舞伎の原作者として有名な近松門左衛門は、越前国の生まれと言われています(諸説あり)が、後に京都、大坂へ移り住みます。

代表作は、近世浄瑠璃の始まりと言われる『出世景清』、人情を描く世話物の『曽根崎心中』、時代物の『国性爺合戦』などで、『出世景清』は、それまで宇治加賀掾に作品を提供していた近松門左衛門が、初めて竹本義太夫のために書いた作品です。

大阪で育ったので、文楽も学校行事で見に行ったことはあるんですが、まあ、その、若かったこともあってか、とんでもなく眠くて……苦手意識だけが残りました。(笑)

文楽劇場のすぐ側に住んでたこともあるし、今も徒歩10分くらいなんですけど。なお近松門左衛門の墓は事務所から徒歩10分。さっきから、そんなことばかり書いていますが、近いとやっぱ多かれ少なかれ興味持ちますね。

近松門左衛門の場合は、『女殺油地獄』や、近松門左衛門に私淑した近松半二『新版歌祭文』の中の『野崎村』の舞台である野崎が、うちの実家の隣駅で。名前だけずっと子どもの頃から知っていました。近松半二のことも近松門左衛門と同一人物と思っていましたけど。(笑)

◎──さて、次回は

ここまで書いて、次回はいつだったかなと確認し、今回が年内最後だと気づきました。もう来週には2015年が終わるということも、今知りました……

まにフェスで時間が止まっていました……じ、次回は、そうですね、時代を進めるか、『真田丸』の話でも。

うわあ、年内最後の締めなのに、動揺が隠せません……年末のご挨拶は、大晦日に持ち越します。


【川合和史@コロ。】koro@cap-ut.co.jp
合同会社かぷっと代表
https://www.facebook.com/korowan

https://www.facebook.com/caputllc

http://manikabe.net/


・イベント紹介(大阪)

来年のことだし、と放置していた新年会のご紹介。新年がこんなに近いとは。過去にデジクリにも寄稿されていた深川正英さん主催の恒例行事です。

味園で新年交流会2016
http://misono2016.peatix.com/view


昭和テイストの畳敷き大宴会場でのクリエイター新年会。もう何年目だろう。少なくとも、かぷっとができる前からやってます。


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■クリエイター手抜きプロジェクト[449]Adobe Illustrator CS6〜CC 2015編 
比率を維持したまま長辺をアートボードにフィットさせる

古籏一浩
https://bn.dgcr.com/archives/20151221140200.html

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今回は、図形や画像をアートボードにフィットさせるスクリプトです。

以下のスクリプトは選択した図形を左右にフィットさせます。なお、縦横比は無視しますので、画像をフィットさせた場合は注意してください。

// 選択した図形を左右にフィットさせる
(function (){
// アートボード座標を基準にする
app.coordinateSystem = CoordinateSystem.ARTBOARDCOORDINATESYSTEM;
var idx = app.activeDocument.artboards.getActiveArtboardIndex();
var rect = app.activeDocument.artboards[idx].artboardRect;
var ax1 = rect[0];
var ay1 = -rect[1];
var ax2 = rect[2];
var ay2 = -rect[3];
var selObj = app.activeDocument.selection;
for(var i=0; i selH){
var d = artW / selW;
var w = artW;
var h = selH * d;
selObj[i].left = 0;
}else{
var d = artH / selH;
var w = selW * d;
var h = artH;
selObj[i].top = 0;
}
selObj[i].width = w;
selObj[i].height = h;
selObj[i].strokeWidth = sw;
}
})();


【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
http://www.openspc2.org/


ある中小企業に納品しにいったら、社長が「下町ロケット」のセリフをいいまくってた。おまけに主役の佃社長(阿部寛)モノマネ入り。まあ、気持ちは分かる(笑)。ただ、一番感心しているところは「よく土壇場で、あんな言い訳思いつくよな」だそうで。

まあ、確かにそんなうまい言い訳ポンポン思い浮かぶことはないけど、上手な言い訳は必要。「下町ロケット」見ながら、つぶやいていた怪しいのが語録になってまとめられてました。
http://togetter.com/li/915053


ちなみにIchigoJamは、こども向けのマイコンですが、実際はおじさんたちが購入して使ってるようです。

・こどもパソコン IchigoJam
http://ichigojam.net/


ということで、大晦日の(行くと死、来ると死……じゃなくて「デジクリ行く年来る年」のコメントは残ってるけど)ということで、みなさんよいお年を。

●Premiere Pro & Media Encoder自動化サンプル集
http://www.amazon.co.jp/dp/4802090471/


・JavaScriptによるデータビジュアライゼーション入門
http://www.amazon.co.jp/dp/4873117461/


・Photoshop自動化基本編
http://www.amazon.co.jp/dp/B00W952JQW/


・Illustrator自動化基本編
http://www.amazon.co.jp/dp/B00R5MZ1PA/


・Adobe JavaScriptリファレンス
http://www.amazon.co.jp/dp/B00FZEK6J6/


・ExtendScript Toolkit(ESTK)基本編
http://www.amazon.co.jp/dp/B00JUBQKKY/


・データビジュアライゼーションのためのD3.js徹底入門
http://www.amazon.co.jp/dp/4797368861


・4K/ハイビジョン映像素材集
http://www.openspc2.org/HDTV/


・クリエイター手抜きプロジェクト
http://www.openspc2.org/projectX/



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■LIFE is 日々一歩(23)[Web]
まにまにフェスティバルP4に参加してきました

森 和恵
https://bn.dgcr.com/archives/20151221140100.html

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こんにちは。森和恵です。今年も残すところあと数日です。みなさん、心残りはないですか? 私はといえば……いろいろ残ってますね。がんばります(笑)

さて今回は、19日(土)に開催された“まにフェス”のお話をします。

フォローアップのブログも書かなきゃだし、もろもろ後報告が残ってますが、まずはデジクリにて個人的な感想レポートをしますね。

●活気あふれていた「まにフェスP4」

先週土曜日に大阪のビジネス街、堺筋本町にてまるっと一日開催された“まにまにフェスティバルP4”。
http://m2college.net/fes4/


WebやIT系の方々だけでなく、ジュンク堂書店さんや羊羹を販売された京都一夢庵さんなど、いろいろなジャンルの方々が参加されていました。

出演者数もブース数も過去最高だったことも奏して、今年も大盛況でした。くわしいレポートは、川合さんが、きっと書いてるはずです。

わたしは主に三階にいましたが、ひっきりなしに行き交う人で賑わっていました。「よかったなぁ」と安心と、心から喜びを感じました。

自分のセミナーや放送で、ずっとイベントに「来てね!」と告知していたかいもあって、受講生の方やお知り合いの方もたくさん参加いただいていて嬉しかったです。ほんとにありがとうございました。感激しました。

・お友達のはざくみさんと隔週月曜日に放送の“見切り発車でいこか〜”
https://www.youtube.com/channel/UCQtN-3BakognEMltm7fLA4Q

※ちょうど、今夜22時より放送予定

そして今回、前からやりたかったコスプレも実行することができました。今放映中の人気アニメ“おそ松さん”のキャラクターで“十四松”の格好です。

黄色のパーカーに胸に松マークをつけて、十四松のトレードマークである半ズボンと白ソックスという格好です。
http://natalie.mu/comic/gallery/show/news_id/158170/image_id/440348


おそ松ファンである若い娘さんから、「十四松ですよね?!(嬉しそうに)」とか声かけられたりして、それも楽しい思い出のひとつになりました。

駆けつけてくれたお友達の言葉を借りていうなら、まさに「まにフェスは癒やし」でしたね。

●担当セッションも、作戦が成功して大盛況でした

さて、私の担当セッションの話も少ししたいと思います。いつも準備でバタバタになるので、「遅い開始時間でお願いします!」と希望して、17時20分より、三階オープンステージで登壇しました。

・ユーザーが語る Adobe CC2015 の歩き方
http://m2college.net/fes4/program.html#program_mori_kazue


たくさんの方に足を止めていただいて、自分的には満足いく大盛況でした。やっぱり、たくさんの方に聞いてもらう方がテンションはあがります。

・ステージの風景
http://r360studio.com/dgcr/dgcr-lifeis23-photo2

もちろん、コスプレのまま登壇しましたよ。お友達に撮影いただいた写真で、いちばん十四松らしいポーズはこちら。ね。白ソックス&半ズボンでしょ?セッションの冒頭で、なんのコスプレかを説明したんですが、わかってもらえたかなぁ。

・登壇の様子
http://r360studio.com/dgcr/dgcr-lifeis23-photo1

そして、まにフェスでは、集客のための新しい試みを毎年考えます。今年は、「スライドはなしで、参加してくれた方だけにテキストとなる小冊子を配ろう」というもの。

そのとき、その場にいた方々を一番大事にしたいなと思ったのがきっかけですが、なんでもネットで後から見られる現状に逆らってみました。

オープンステージは、来るも去るもいつでも自由なので、足を止めてもらうことが成功の秘訣です。いつものようにスタート直前にマイクを使ってこうアナウンスしました。

「これから、Adobeソフトの話をしますよ! 後からスライドの公開はしません。限定30冊だけ、テキストを印刷していますので、早い者勝ちです。いらっしゃーい!」

……数分後、まばらだった席がいい感じに埋まりました。後ろには立ち見の人も。嬉しかったなぁ。作戦成功です。

・当日配布の小冊子
http://r360studio.com/dgcr/dgcr-lifeis23-photo3

また、今回はいつものセミナーさながらに「テキストを見ながら先生が授業をする」という形にこだわりました。先生らしく指示棒も持って行ったんですよ。

みなさん、テキストをめくりながら、くわしい部分は私のデモを見ていただいていました。スライドをめくるだけのカッコイイセッションよりも、会場と一体になれたような気がします。

後から、お友達のツイートをみて、この試みもひとつの形としてよかったんだなと感じました。

・はざくみさんのツイート


当日の朝まで準備をしていてテンパっている様子と、終了後の感謝の気持ちの書き込みはこちらです。緊張感から安堵のしている様子が伝わりますね。次回は……もっと早めに準備を始めたいなぁ。うむむ。

・当日朝の様子
https://www.facebook.com/r360studio/posts/968781066521756


・終了後の様子
https://www.facebook.com/r360studio/posts/969315003135029


●見逃した方へ「安心してください。動画を公開しますよ」

さて、つらつらと書いてきましたが、今回スライドは公開しません。当日配ったテキストは、参加された方だけの情報にしたいと思います。

ですが、セッションで紹介した三、つの内容を動画にとって公開する予定です。たぶん、お正月明けにかけて徐々に公開していくので、お楽しみに。

「まにまにフェスティバルP4」の登壇レポート
http://r360studio.com/event/manifes4/


ということで、今回はここまで。いやぁ、本当に楽しかったです。また来年ぜひ登壇したいなぁ。ね。川合さん!(^_^)次回は来年。2016年の抱負から語ってみたいと思います。ではでは、また!(^^)


【森和恵 r360studio 〜 Web系インストラクター 〜】
site: http://r360studio.com

mail: r360studio@gmail.com
Twitter: http://twitter.com/r360studio


1〜3月の担当セミナーは「2015年人気の初級講座の再演」です。おかげさまで、お申し込みがたくさん。ありがとうございます。
http://r360studio.com/seminar/



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編集後記(12/21)

●最近会ったクリエイターに「SNSはやっていません。それどころかケータイも持っていません」と言ったら、珍しい動物を見る目をされた(なんと陳腐な表現だ)。Twitterは初期に何度か使ったが、とうに放棄している。Facebookには近寄らない。本音を言えば、わたしは軽率だから、SNSは非常に危険なのだ。敬遠するしかない。岩波明「他人を非難してばかりいる人たち バッシング・いじめ・ネット私刑」を読んでますますその意を強くした。日本は、ネットとSNSの普及による「成果」として、不寛容で排他的な、冷たい冬の国になりつつあるという。そんな日本人の心理を解読する筆者は精神科医である。

どうやら今の日本は、正義派を装った「傷つけたい人々」だらけらしい。他人のコメントや発言内容のあら探しに人生をかけている人たちが、途方もない数存在する。彼らはなぜ執拗に、自分の時間を相当削ってまで、そんな行動に熱中するのか。そんなことをやっても個人的に何か利益を得るわけではない。自分の個人的な生活や仕事とはまるで無関係な出来事に反応して、かなりのエネルギーをかけて、標的とした相手を攻撃する。どう考えても理不尽で非合理的行動だ。最終的に人を動かすのは「快、不快」あるいは「好き、嫌い」の感情である。攻撃的で不寛容な人たちは、自らの感情に忠実な人ともいえる。

筆者はこの「不寛容」な現象が、現在の日本社会を特徴的に表しているという。急速に成立した日本の現代社会は、伝統的なつながりを切り捨てて「無機質」な世界になった。それが社会のアノミー化(無規範化、無秩序化)をもたらした。ネットで暴走する「不寛容」な人たちはアノミー化の表れではないのか。とかなんとか、難しい話もあるが、ネットの匿名性が人々の過激さを助長するのは間違いない。ネットと関わる際に身を守るには、書き込みが半永久的にサイバー空間を漂い続け、しかも拡散するという覚悟が必要だ。また、加害者と被害者の立場が、容易に入れ替わる危険性も肝に銘じるべきだという。

幻冬舎の新書だから、いつものようにタイトルや中見出し、そして章立てがうまい。加えて重要な箇所はゴシックになっているので、見出しとゴシック部分を読めばだいたいの内容がわかって読みやすい。だが、この本はゴシックを拾い読みして頭の中で連結したりしても、どうにもうまく理解できずにいる。最終章は「長きにわたりバッシングの苦しみの中にある雅妃殿下」で、「日本国民は、上も下も、年齢も関係なく、図々しく不敬そのものである」「無意味なバッシングをやめ、メディアも国民も雅子妃の治癒に協力し、次世代の皇后の誕生に協力すべきである」と断じている。まさしくその通りだ。 (柴田)

他人を非難してばかりいる人たち
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B016M3G0A2/dgcrcom-22/



●まにフェス終了。しんどかったけど、楽しかった〜。ほとんど3F受付にいたので、4Fのセミナーがどうだったかはわからないのだけれど、3Fのセミナーは興味深いものが多かったよ。

総括については川合氏が書くと思っていたら、まさかの通常版であった……。森氏のセミナーは大盛況で、たくさんの人が足を止めてらした(「ステージの風景」は最初の頃じゃないかなぁ。こんなに少なくなかったよ〜)。見たかったよ〜!!

ある時、控え室に入っていく人たちを見て思わず「格闘技とかアメフトとかやってそうな体型の人たちだなぁ」とつぶやいたら、横にいたKさんが「あ、そうですよ、プロレスラーです」と。

登壇者の「プロレス団体のサイトやコスチュームなど全般をやりました、立ち上げから関わっています」の実例として、プロレスラーが登場。色々あって、お客さんのチョップ受けますって流れに。

こんなチャンスは二度とないかもしれないと、受付という立場を忘れ立候補。小橋の真似をしたいと思いつつも、地味にチョップ。いやー、もー最高に興奮しました! 受けてみたいという猛者もいて、段違いの豪快な派手な音とともに沈んでおられました。

空手やっていた時はプロレスって嫌いで……長くなりそうなのでアレですが、平手チョップは力が入りにくくて難しいなぁと、帰宅してからも何度か素振りをやってしまったよ。 (hammer.mule)

谷口弘晃選手に受けてもらいましたっ
http://shi-en.com/wrestler/players/5144/%E8%B0%B7%E5%8F%A3-%E5%BC%98%E6%99%83/


登壇者の建山和徳さん
http://webrace.jp/


躁鬱病で引きこもっていた男が障害者福祉の事業を立ち上げるまで
http://storys.jp/story/16619


フィギュア販売で有名なジャングルさんがスポンサーに
http://jungle-scs.co.jp/