[4137] すべてドットになる日まで

投稿:  著者:  読了時間:10分(本文:約4,900文字)


《ディスクを焼くとラクになる》

■ユーレカの日々[53]
 すべてドットになる日まで
 まつむらまきお

■グラフィック薄氷大魔王[478]
 「昔のカラー写真がツボ」他、小ネタ集
 吉井 宏


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■ユーレカの日々[53]
すべてドットになる日まで

まつむらまきお
http://bn.dgcr.com/archives/20160608140200.html
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<著者のご意向により削除いたしました>


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■グラフィック薄氷大魔王[478]
「昔のカラー写真がツボ」他、小ネタ集

吉井 宏
http://bn.dgcr.com/archives/20160608140100.html
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●昔の鮮明なカラー写真がツボ

「より身近に感じる」鮮明なカラーで見る戦後間もない東京の姿 約70年前
http://fundo.jp/72481

鮮明なカラー写真だと、70年前でも100年前でも現代と地続きの時間に思える。SNSなどで何度も同じこと書いてたりするほど、昔のカラー写真になぜか惹きつけられてしまう。

たぶん、世の中の「昔の写真」や自分の子供の頃の写真がほとんど白黒だったからだろうな。70年代前半の小学生時代までほとんど白黒写真。白黒だと「現在と切り離された過去の別空間」に見える。

なのに、1946年とかの写真が鮮明なカラーだと、70年代前半よりも新しい時代に見えちゃう不思議。ぐわっと時代がねじられる感じというか。

先日たまたま見たEテレの番組「団塊スタイル」で、ファッションデザイナーの鳥居ユキ(73歳)の10代の頃(60年代前半)の写真がカラーなんだよ。普通にティーンのかわいらしい本人。20歳も上の人の子供の頃のプライベート写真がカラーってのが感覚的に受け入れられないw

僕より10歳も若ければアルバムに白黒写真なんてないんだろうな。それどころか、ビデオで小さい頃の映像残ってるのが当たり前なんだろう。っていうか、親のブログやSNSに自分の赤ちゃん時の写真や映像があって、嫌がってる大学生はいそうだな。

で、1946年からのカラー写真のアーカイブ。
http://128.186.155.80/omeka/items/browse?collection=1

ちょっとショックを受けた一枚。あまりに普通で、この一年前に戦争やってたなんて信じられん。
http://digital-collections.ww2.fsu.edu/omeka/files/original/a2a74a88ecbb3548f6f36a9e9484b09e.jpg

これも。僕の白黒写真時代より新しく見える。
http://128.186.155.80/omeka/files/original/6eb8df2fe99d30a7af36c99ce46f98d1.jpg

あと、やはり白黒写真からの錯覚。1950年代までくらいに時代に活動していた画家たち。白黒時代なのに残ってる絵はカラー。白黒の世界でキャンバスにカラーの絵具を塗っていた勝手イメージがちぐはぐだったけど、この時代のカラー写真があると、「そりゃそうだよね」って納得するw

・おまけ
1910年に撮られたカラー写真と同じ場所を2010年に撮ったもの。そう、この比較を見たかった! やはり昔も現在と同じなんだ。
http://labaq.com/archives/51869295.html

●ディスクを焼くとラクになる

先日の「逆ラッキョウの皮」は、その後も拡大し続け、とうとう「現在整理中の全仕事ファイルの、整理前状態を保存してあるフォルダ276GB」をBD-Rに焼いてしまうことにした。

昨日、全写真をディスクに焼いたら、気分がすごいラクになったのだった。これから先、どんだけフォルダをいじり倒してもオリジナルがディスクにあるから大丈夫。

同じく、一年前から整理中の全仕事ファイルのオリジナルもディスクに焼いてしまえば、気分がラクになるだろうと。

アーカイブ用とかバックアップ用とか、時々いろんなものを念のため焼くことはあるけど、肝心の全仕事ファイルは容量が大きすぎて焼く気にならなかった。BD-RとDVD-Rをいっぱい焼いたので勢いづいた。276GBを全部BD-Rに焼いてもたった12枚かそこら。焼いちゃおう。

ってことで焼いたら、たった二日で作業終了。ってことは、1TBを焼いても一週間くらいで出来ちゃうんだ。部屋の隅に古いHDDがいくつも転がってて、何か重要なものが入ってるかもしれないと心配しつつ、そろそろ寿命だからと放ってある。そういうを焼いちゃえばもっとラクになりそうだな。

●遠近メガネ

遠近両用メガネを作った。めちゃくちゃ見やすい〜! 2年前に近近メガネと通常の近視用メガネを作ったんだけど、近視用メガネだと近くがぜんぜん見えなくて困ってた。

遠近両用メガネはもちろん知ってたけど、近視の人が使うものじゃないと思い込んでた。なんだ、近視用メガネと近近メガネのいいとこ取りできるんだ〜! ってことで作ったのでした。

近近メガネのフレームは太くて丈夫で気に入ってたので、近いデザインのものを探したら、色違いがまだ売ってた。これしかない!と。

写真は左が新しい遠近メガネ、右が近近メガネ。ポールスミスのフレームだったので、オマケにきれいなノートをもらった。
http://www.yoshii.com/dgcr/megane-P5262484.jpg

今までお店や展覧会とか、近視用と近近メガネと持って行って、掛け替えながら見てたもんね。これからは机にいるとき以外は遠近一個だけで済む。


【吉井 宏/イラストレーター】
http://www.yoshii.com
http://yoshii-blog.blogspot.com/

・告知/「シャカシャカぶらし」誕生! くまちゃんが子供の歯磨きタイムを楽しく習慣化
……クマのデザインに関わった製品がクラウドファンディングに出てます。クリップ式のクマを歯ブラシに取り付け、知育アプリと連動して子供に歯磨きの習慣を楽しく覚えられるように考えられたものです。
https://www.makuake.com/project/shakashaka-burashi/

・開発者の歌野さんのインタビュー
歯みがきIoT「シャカシャカぶらし」で子供の苦手克服。Engadget電子工作部発のアイデアが2年半を経て製品化へ
http://japanese.engadget.com/2016/05/25/iot-engadget-2/

・ショップジャパンのキャラクター「WOWくん」
https://shopjapan.com/wow_kun/

・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500

・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii

・rinkakの3Dプリント作品ショップ
https://www.rinkak.com/jp/shop/hiroshiyoshii


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編集後記(06/08)

●佐藤健寿「奇界紀行」を読んだ(KADOKAWA/角川学芸出版、2015)。世界で唯一の妖怪マガジン「怪」に連載した記事を中心に、10年以上かけて筆者が巡った「奇妙な世界=奇界」のバラエティ豊かな見聞記22本と、未公開を含む100余点のモノクロ写真を配したエッセイ集である。行った先は世界中だが、わたしはやはりアジアの国々に興味津々。台湾には変な寺(道教寺院)がとても多い。どの寺にも必ず一つや二つの奇妙な像がある。道教は極めて現世利益的な宗教に進化し、どこもド派手に装飾され、景気がイイ感を全面に押し出しているという。金剛宮は台湾北部、石門の山上にたつ謎だらけの寺院である。

神仏混合のミックス具合が激しく、どこか抜けた色あい、軽く雑なつくり、キッチュなマンガ面の神々、目から手が飛び出すインパクト絶大なお姿の神様など圧倒的な存在感がある。麻豆代天将は台湾道鏡総合ワンダーランドで、全長200メートルの巨龍が横たわり、中身は体験型地獄施設。日本にあるおざなりのお化け屋敷より遙かにこわい。その雑さ加減が絶妙な廃墟感を醸し出す。だが、アジア最大の珍奇大国はタイである。筆者は幾度となく訪れたが、回れば回るほどこの国の「奇界」を全て回るのは到底不可能だと思えてくる。旅慣れたバックパッカーも「旅はタイに始まりタイに終わる」と言うらしい。

占いで有名な台湾人から宣告された最凶日、最凶方角の地に赴き、さんざんトラブルのあげく海で死にかけた。ミクロネシア連邦ポンペイ島のナン・マドール遺跡は余所者には呪いがかかることで有名、撮影したSDカードのデータは読み込めず、ようやく一部が復旧できたが多重露光された不気味な画像が混ざっていた。南米きってのUFO目撃スポット、アルゼンチンの田舎町、カピージャ・デル・モンテ(山の教会)であった出来事、諸星大二郎と名作「マッドメン」の世界、パプア・ニューギニアに同行した話など、面白い面白い。日本では唯一、奥多摩の日原鍾乳洞がとりあげられていた。この奇界なら行けるな。

「経験則で言えば、外国で、自分からフレンドリーに話しかけてくる奴は十中八九、腹黒い奴である。さらにどこかに誘う奴は99%、ぼったくりの何かである。一番多いのは、バーに誘って女性がついて後から高額な金銭を要求するぼったくりバー方式だ」そうだ。ソウルに行ったとき、フレンドリーなおじさんが円とウォンを交換しようと持ちかけてきて、コーヒーを奢ってくれた。すごく円に有利な話がかえってあやしく、ホテルに戻ってお金持ってくるよと言って、すっぽかした。北京に行ったとき、フレンドリーなおばさんが寄ってきて、若い女の子がいるよと手を引く。日本語がわからないふりをした。 (柴田)

佐藤健寿「奇界紀行」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4046213442/dgcrcom-22/


●私のメインマシンはMacBook Pro(13-inch, Mid 2012)だった。4年も使っているのか〜。まだ戦えていると思うが、最近のを使うと速さに驚きそう。

/古い絵画を再生させたら、色鮮やかになってしまい、平凡に見えてしまうのは私だけなのだろうか。

/後記の感想を送ってくださるアンクルSさんが、定年を迎えられた。おめでとうございます! 隠居はされないそう。パワフルでいらっしゃる!

/まだ書いていなかったっけ? 第三版がもうすぐ完結する「週刊ロビ」。これの初版(全国版・2013年〜2014年)を購読していた。

忙しさにかまけ、途中でパーツの色移りが判明し、後の号で順次交換されるとのことで待つことにし、完結してから一気に作ろうとしたままであった。

一部は開封して緩衝材を捨ててみたが、衣装ケース2〜3個分ぐらいのスペースを食っていた。いつつくるんだとせっつかれることもなくなった今年連休、一日まるまるとって、これまた消化できていない海外ドラマ「殺人を無罪にする方法」を聞きながら作り始めた。 (hammer.mule)

週刊ロビ
http://deagostini.jp/rbi/

2013/06/04 パーツの保管についてのご注意事項
http://deagostini.jp/rbi/whats_new.php
初版は訂正が結構ありました

殺人を無罪にする方法
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B017WPGE82/dgcrcom-22/