ネタを訪ねて三万歩[136]ストレス解消の木工細工と粘土細工
── 海津ヨシノリ ──

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システム変更トラブルが、やっとのことで一段落したと思っていたら、ご機嫌斜めのMacProが……またまた不安定になったので、リスタートした途端に新たなトラブルが発生。

突然AppleのMailがリセットしてしまい、仕方がないのでそのまま画面を見ていたら、なんと私のMail(サーバー側)には4万通以上のメールが溜まっている事が判明。完全にDMの温床だという事を思い出しました。チェックしないと先に進めないML登録の数々……真面目過ぎました。

ということで、片っ端から削除するのですが、Mailの不安定さに何度も強制終了。作業に翻弄されながら「いつか読む」は「永遠に読まない」と同義語だという事をすっかり忘れていたことを猛省しました。正直、ここ数年まったく読んでいなかったのです。

もちんGmailに転送していますので、そちらで必要最低限のメールには目を通していましたが、やはり一人の人間が対処する量を逸脱しているのは確かですね。Gmailも春頃に随分整理したのですが、Mail側は忘れていました。

思い切った処理が必要ですね。でも、それがなかなかできないのも事実。難しい問題です。




ということで、春学期も終わりでいよいよ夏休みです。私にとっての夏休みは秋学期の予習集中月間で、しっかり勉強しなくてはなりません。小学校の時に夏休みの宿題を月末まで延ばしてしまった前科がありますので、その反動かもしれませんね。

そんな私も、中学生の時に理科のH先生の課題として、夏休み期間中の新聞に掲載された天気図をすべてノートに貼るという課題を無事にこなして、夏休み明けに提出したら、完璧に作成したのは私だけで、結局その課題はなかったことにされたのがショックでした。

学生の時も、夏休みの宿題としてO先生から手書きで3000文字ほどをレタリングして提出する課題の時も、完成させて提出したのは私だけで、課題そのものがなかったことにされたのを覚えています。

思い出すごとに気分が悪くなる暗黒史です。もちろん両先生に対するリスペクトなど皆無です。

ところで、なぜか最近の大学は前期、後期という言い方ではなくて春学期、秋学期という大学が多いですね。しかも英語で春セメスター(春セメ)、秋セメスター(秋セメ)という大学がかなり多いのです。なにか理由があるのでしょうか? 

もしかして春学期(しゅんがっき)、秋学期(しゅうがっき)は留学生が混乱する? そんな観点であれば(はるメセ)(あきメセ)であれば混乱ないですね。もっとも私は学生の方しか見ていないので、基本的に興味はないのですが、少々気になるのは確かです。

ということで、やっと本題です。なんといっても興味の的はやっぱり工作系、実はここのところプラモデルとは別に、唐突に木工細工や粘土細工にはまっています。

木工は昔からやっていますが、今回は小物です。きっかけは、Facebookの某模型グループ主催のイベントで、被災した熊本にエールを送るために作成した、熊本名産の西瓜を載せる縁台を作成したことでした。

西瓜は紙粘土でした。試行錯誤することは皆無でさくさく作り上げることができましたが、これは小学生の時から父に色々と教わっていたからだと思い出しています。

例えば、一枚板をノミで削って作り上げることはスキルが必要ですが、細い角材を組み合わせて作れば、高度なスキルを必要としなくても思い描く形状を簡単に作り上げることができる……という感じです。

あとは100均で木材を求めてもいいのですが、私の家から車で数分のところに大きなホームセンターがあり、そこで木材の端材が激安で手に入るのは天国です。今までそれらを活用していろいろなものを作ってきました。

実はそんな制作の前に、3Dソフトでモデリングを行い、完成イメージをシミュレーションしていたりします。主なツールは、以前も書きましたがmodoです。

ただし、こういったシミュレーションにはStrataがとてもいいですね。マテリアルもデフォルトで色々用意されていますし、Photoshopとの連動もシームレスなので、ほとんどこれで作業をしています。

Facebookでそんな活動を見た方から「細かい作業は疲れませんか?」と聞かれるのですが、最近わかったこととして、私は疲れやストレスが溜まると、無性に細かい作業がしたくなります。要するに「ドM」なのでしょう。

ただし、仕事や大学の授業準備などに、すぐに戻るようにしなくてはなりません。そんな意味で、唐突に作業を開始して、すぐに元の仕事に戻れるように色々と工夫をしています。

適度な大きさのダンボール箱をゴミ箱として膝の上にのせ、その中に削りカスが落ちるように作業をします。当然、作業中はニトリル手袋をしています。

ビニール製だとエポキシパテの作業に問題が発生するなど不都合があるので、ニトリル製にしています。薄手で使い捨ての手術用のような手袋です。それほど高くないのが魅力です。

さすがに室内でスプレー類は使えないので、スプレー用に作成した大きな組み立て式ダンボール箱をもって、庭に出てスプレーをしています。

最近見つけた100均のアクリル油性ラッカーがお気に入りです。ざっくりとサーフェース代わりに吹いてから、アクリル絵の具で調整します。ある程度ペイントが完了したら、透明ラッカーを吹いてアクリル絵の具を定着させてから、油彩で汚しを施して完成という流れです。

アクリル絵の具も油彩も100均で手に入ります。今まで溶剤のオイルは画材屋さんに行くしかなかったのですが、知人に教えてもらったオイルライターのオイルで代用することで、またまた100均で調達できるようになりました。

ただ、最近になってアクリル絵の具と油絵の具が店頭から消えてしまったのが、ちょっと気になっています。

ちなみに、Blogにはほとんどそんな活動はアップしていません。主にFacebookに限定しています。

Blogでは過去にストーカーまがいの嫌がらせみたいなことが発生していたので、コメントはできないように設定し、書き込む内容も当たり障りのない内容に変更してしまいました。

残念といえば残念なのですが、こればかりはどうしようもありません。

※プラモデル作成リハビリ第八弾 ハセガワ1/72 M3グラントMk1中戦車
http://kaizu-blog.blogspot.jp/2016/01/172-m3mk1.html


※がまだせ熊本 熊本にエールを!
http://kaizu-blog.blogspot.jp/2016/06/blog-post_26.html



■今月のお気に入りミュージックと映画

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[California]by Rogue Wave in 2005(U.S.A)

アルバム "Descended Like Vultures" の7曲目。アコースティックギターとボーカルの美しき融合ですね。素晴らしい曲です。インディーズバンドですが、こういったバンドをもっとメディアは取り上げて欲しいですね。なんだか日本はメジャーほどつまらない曲ばかりのような気がしますが、偏見でしょうか……。

California - Rogue Wave


[American Ultra]by Nima Nourizadeh, in 2015(U.S.A)

邦題「エージェント・ウルトラ」。テンポの良いアクション映画で、あっという間の96分です。ジェシー・アイゼンバーグ演じるマイク・ハウエルのヘタレ具合がとってもいいです。もちろん前半の。彼は「ゾンビランド」も良かったですね。

また恋人役でクリステン・スチュワート演じるフィービー・ラーソンの、後半への流れがとってもいいです。彼女、「パニックルーム」にも出演していましたね。とにかくこの作品……あのエンディングを見た誰もが続編を期待するのではないでしょうか。シリーズ化でもいいと思いますよ。

映画『エージェント・ウルトラ』予告編


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【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター/写真家/
        怪しいお菓子研究家

yoshinori@kaizu.com
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会場変更などで2014年度は一度も開催していませんでしたが、2006年6月からスタートした月例セミナーが、来月で100回目を迎えることになりました。

今まで参加してくださった皆さんに感謝するとともに、色々とご尽力いただいたメーカー各位にも、言葉にできない感謝でいっぱいです。これからも続けていく予定ですが、肩肘張らずに様々な実験を行っていきたいと思います。

実はセミナーという括りでは、1996年(何月であったか不明ですが、夏頃であったと記憶)からスタートし、この8月のセミナーは316回目となります。

●8月の画像処理セッションは8月18日(木)の予定です。
〜100回記念特別講義【コンピュータ画像処理論】〜

講演内容:2006年6月からスタートした画像処理テクニックは、2015年1月よりボーンデジタルに会場を移し、100回目を迎えました。これを記念して、大学で行っているコンピュータ画像処理論の特別版講義を開催いたします。

・押さえておきたい映像
・基本はアナログ
・気軽に楽しむ
・レトロ映像の面白さ

参加は無料ですが、申し込みが必要です。詳しくは以下のサイトでご確認くだ
さい。
https://www.borndigital.co.jp/seminar/4526.html