[4184] 電子工作せずに温度計を作る

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《やだな〜やだな〜、こわいな〜こわいな〜(←稲川淳二調)》

■腕時計百科事典[23]
 腕時計のブランド(ボーム&メルシエ)
 吉田貴之

■クリエイター手抜きプロジェクト[474]IoT編
 電子工作せずに温度計を作る(1)
 古籏一浩

■映画ザビエル[20]
 職業監督の極み
 カンクロー

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■腕時計百科事典[23]
腕時計のブランド(ボーム&メルシエ)

吉田貴之
https://bn.dgcr.com/archives/20160905140300.html

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ボーム&メルシエの腕時計に共通する計算され尽くしたデザインは、確かな制作技術と綿密な設計に基づくものです。日本国内での知名度は決して高いといえるブランドはありませんが、ボーム&メルシエの、特に女性用時計の美しいデザインを見たならば、その名前をしっかりと記憶することでしょう。

●下請製造からスタート

1542年にフランシュ・コンテよりレ・ボワの村に移ってきたボーム家は、エタブリサージュと呼ばれる時計の下請製造を生業としながら、その技術と知識を継承していきました。

1830年、ルイ・ヴィクトールとピエール・ジョセフ・セレスタンの兄弟は、ボーム家の名を冠する時計製造会社を設立。

この頃のボーム時計には美しいエナメル細密画が施されました。これは当時の人々、とくに貴族の評価を集め、会社も順調に発展を遂げました。

●世界の舞台への進出

ロンドンに支店を設立すると、大英帝国全域を商圏として、会社はさらに成長します。見本市や国際フェア、コンクールにも積極的に参加し、高い評価を確固たるものとします。

1920年頃、ウィリアム・ボームが会社に参加し、ポール・メルシエとともに「ボーム&メルシエ」として再出発しました。

●女性用の腕時計

1920年代から1940年代にかけて、女性解放運動の潮流に応える形で、数多くの女性用腕時計を製造するようになりました。

これは時代の要求に沿ったビジネス展開のようにも見えますが、創業者が1870年頃、娘に懐中時計を贈った逸話などを鑑みると、もともと女性と時計の関係がより深くなっていくことを予見していたようにも思います。

●ブランドのロゴ

ボーム&メルシエは、ギリシャ文字のファイ(Φ)をブランドのロゴとしています。これは諸説ありますが、その文字の均衡したフォルムに関心を寄せていたようです。

シンプルながら研ぎ澄まされたデザイン力は、男性用時計でも十二分に発揮されており、現在のラウンドウオッチの礎ともいわれるモデルを多数輩出しています。

●突き詰められたデザイン

「何ひとつ見のがさず、最高品質の時計を製造すること」をポリシーとした時計製造は、デザインと技術のバランスの良さに優れていると言われます。

デザイン、マーケティング、製造が社内で一体となっていおり、最初のデザイン案作成から最終的なプロトタイプの制作まで、全ての段階でデザインを最大に尊重。ブランドの象徴でもある黄金分割をベースにした、完璧なバランスを求めるデザインを追求しています。


【吉田貴之】info@nowebnolife.com

イディア:情報デザインと情報アーキテクチャ
http://www.idia.jp/


兵庫県神戸市在住。Webサイトの企画や制作、運営を生業としながら、情報の整理や表現について研究しています。


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■クリエイター手抜きプロジェクト[474]IoT編
電子工作せずに温度計を作る(1)

古籏一浩
https://bn.dgcr.com/archives/20160905140200.html

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電子工作と聞くと、「ハンダ付け」やコードを繋いだりしないといけないといった感じを受ける人は、案外と多いのではないでしょうか。電子工作そのものを楽しむ場合や、電子工作慣れている人であれば問題もならないでしょう。

でも、世の中には時間的な制約(忙しい)やハンダ付けなどの経験不足から、あまり電子工作をしたくない人もいるのではないでしょうか。私のように単に面倒だから、という人もいるかもしれません。可能であれば、必要な部品を差し込むだけで、様々なセンサーが使えると大助かりです。

ということで、半年ほど前にも少し書いた様々なセンサーを手軽に接続して使うことができる「FaBo StarterKit & Sesnor」が先月ようやく発売されました。

○FaBo
http://fabo.io/


FaBoは9月3日時点で、Raspberry Pi、Arduino、IchigoJamの3つの機種に対応しています。それ以外は順次対応していくと思われます。好みの機種で各種センサーが使えるのは大きなメリットです。

特にポイント(重要)となるのはShield(シールド)と呼ばれる部品です。

○Shield(シールド)
http://fabo.io/shield.html


FaBoではRaspberry Pi、Arduino、IchigoJam用のシールドを装着すれば、センサーは共通して使うことができます。

例えば、最初はIchigoJamでセンサーを使っていたけど、やはりIchigoJamでは力不足で、Raspberry Piで作ることになったとします。この場合、Raspberry Pi用のシールドを購入すれば、センサーはそのまま流用できます。

ソフトウェアでたとえるなら、シールドは共通して呼び出せるライブラリのようなものです。さすがに全機種共通して呼び出せる、Web APIのようにはいきません。プログラムは機種に応じて作る必要があります。

○各種センサー
http://fabo.io/analog.html

http://fabo.io/i2c.html

http://fabo.io/serial.html

http://fabo.io/colorled.html


なお、使えるセンサーは機種によって異なるので、購入時には注意が必要です。IchigoJamで使えるかと思って購入したら使えなかった、ということがあるからです。どの機種に対応しているかは、それぞれのセンサーのページに表で記載されているので、よく確認してから購入しましょう。

今回はこのFaBoを使って、IchigoJam用の温度計を作成してみましょう。温度を計測しLCDに現在の温度を表示します。さらに、計測した温度をサーバーに転送することにします。

サーバー側のプログラムは、それぞれ環境が違うので各自用意する必要があります(私はログからShellを使って抜き出す方法を使いました。PHPが使えるなら、その方がよいかもしれません。SQLなどデータベースを使って温度を記録するのもよいでしょう)。

書いていて長くなってきたので、実際のプログラムは次回説明します。今回は準備編みたいな感じになります。

ハンダ付けなどは不要なので、ShieldをIchigoJamにはめこんで、センサーをシールドのI2Cにはめこみます。次にシールド上にある緑色のジャンパープラグを抜いて、右側(I2C Pull-up、プルアップ)にずらします。

これで準備完了です。ハンダ付けもなく配線もないので手軽です。2分もあれば十分接続できるでしょう。

電子工作のプログラムは、Raspberry PiやArduinoだと敷居が高そうですが、IchigoJamなら簡単です。開発環境も不要ですし、開発言語もBASICなので手軽にセンサーをいじってみるにはもってこいです。

さて、今回作成する温度計に使うパーツを以下に示します。

・IchigoJam用Shiled
http://fabo.io/503.html


・#207 Temperature I2C Brick
http://fabo.io/207.html


最低限必要なのは、この2つです。IchigoJamで温度を表示するプログラムですが、これは開発しなくても温度センサーである「#207 Temperature I2C Brick」のページの「for IchigoJam」のところに掲載されています。

これを、そのまま使えばできあがりです。もし、この温度表示プログラムが動かないようであれば、シールドとセンサーがしっかり差し込まれているか確認してください。また、シールド上のジャンパープラグが正しくプルアップ方向になっているか(ショートされているか)確認してください。

画面に現在の温度が表示されたら、温度センサーを指で暖めてみましょう。ちゃんと温度が変化していけば正しく動作しています。

Webで温度データを取得しないのであれば、これでも十分用に足ります。ですが、より実用的にしていきましょう。

最初のステップとして、電源オンで自動的に温度が表示されるようにします。電源が落ちてしまった場合は、プログラムを起動しなおさなければなりません。パソコンと違ってIoT関係では、なるべく人が保守しない方がグッドです。雷などで停電してしまった場合でも、電源がオンになれば自動的にプログラムが起動し計測を続けるのが理想です。

都合のよいことにIchigoJamでは、そのような機能が用意されています。自動的に起動するプログラムを0番目に保存しておきます。(SAVE 0)

あとはボタンを押したままIchigoJamを起動するだけです。このボタンを押したまま、というのは手作業でやらなくてもよく、BTNと GNDの2箇所を線で繋ぐだけです。

・IchigoJamのピン配置解説
http://fukuno.jig.jp/1264


これで電源が入れば、自動的に0番のプログラムが読み込まれ実行されます。IchigoJamにはSSDもHDDもないので、停電しても問題はありません。

実質、スタックオーバーフロー/アンダーフローもなさそうな作りになってるみたいなので、一度動いてしまえばハードが壊れない限り安定して動き続けます。この安定して動き続ける、というのもIoT関係では重要です。

次回はLCDに温度を表示し定期的に温度をサーバーに転送するようにします。


【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
http://www.openspc2.org/


モジュールで機能を入れ替え、追加できるGoogle Ara。予想通り中止に。

http://jp.techcrunch.com/2016/09/02/20160901google-ends-modular-phone-project-ara-though-licensing-may-be-an-option/


IchigoJamとFaBo Shield、関連ボードを使ってみて分かったのが、Google Araのように平面で設計すると失敗する、ということ。

Google Araはスマートフォン向けだから失敗したわけでなく、IoTベースであっても、他のカテゴリであっても平面設計である限り失敗していたはず。

スマートフォンではモジュール入れ替え云々は、現時点では需要がないというのもあるけど、設計時点で失敗が組み込まれているプロジェクトのような感じはした。

頭で考えて設計しただけでは、本当のところうまくいくかどうか分からない。実際にやってみて、いろいろ経験した中でないと、それが失敗するのか成功するのか分からない。

モジュールタイプのものは、スマートフォンでは需要がなくてもIoTでは需要があるかもしれなけど、多分もうGoogleではやらないだろうなあ。


・IchigoLatteを楽しもう
http://www.openspc2.org/reibun/IchigoLatte/0.9.1/


・みんなのIchigoJam入門 BASICで楽しむゲーム作りと電子工作
http://www.amazon.co.jp/dp/4865940332/


・Premiere Pro & Media Encoder自動化サンプル集
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・JavaScriptによるデータビジュアライゼーション入門
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・Photoshop自動化基本編
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・Illustrator自動化基本編
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・Adobe JavaScriptリファレンス
http://www.amazon.co.jp/dp/B00FZEK6J6/


・4K/ハイビジョン映像素材集
http://www.openspc2.org/HDTV/


・クリエイター手抜きプロジェクト
http://www.openspc2.org/projectX/



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■映画ザビエル[20]
職業監督の極み

カンクロー
https://bn.dgcr.com/archives/20160905140100.html

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◎ゴーン・ガール

原題(英題):GONE GIRL
制作年度:2014年
制作国・地域:アメリカ
上映時間:149分
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ベン・アフレック、ロザムンド・パイク、ニール・パトリック・ハリス

●だいたいこんな話(作品概要)

片田舎で暮らすニックとエイミーは、その土地に似つかわしくない都会的雰囲気を持つ、人も羨む幸せな夫婦のはずだった。

ところが五回目の結婚記念日に突如、妻エイミーが失踪したことで夫婦の本当の姿が浮き彫りにされる。

エイミーの捜索が大々的に行われるなか、愛妻家と思われていたニックの不倫が発覚し、ニックはエイミー殺害の容疑をかけられるようになるが。

●わたくし的見解

今年の春、「僕のヤバイ妻」という連続ドラマが放映されていました。番宣を見たとき、これは「ゴーン・ガール」ではないか。と思い、第一話を見てみたのです。

どんな風に日本に舞台を置き換え、またストーリーも、オリジナルをベースにどんなアレンジをし、そしてどのように独自の展開を見せるのかに興味がありました。

「僕のヤバイ妻」では、妻は身代金目的に誘拐されますが、それは妻による狂言誘拐のため、浮いた身代金二億円を巡って夫婦以外の人物も巻き込み展開していきます。

「ゴーン・ガール」でも実家が裕福なのは妻エイミーで、事件も彼女の狂言。しかし事件は、身代金目的の誘拐ではなく、エイミーはおそらく殺害されたであろう状況を残し失踪する。

エイミーの目的は、殺人犯として夫に死刑判決が下ることなのです。彼女の両親はただ裕福なだけなく著名人であることから、エイミー失踪と夫にかけられた殺害容疑は、全米の注目する事件となっていきます。

「僕のヤバイ妻」に対する私の興味は結局持続せず、第一話の次に見たのは最終回となりました。けれども、身代金の二億円を軸に二転三転を繰り返し、見ていた人はきっとスリリングな展開を楽しめたに違いありません。

驚いたことに「僕のヤバイ妻」は完全にオリジナル作品で、「ゴーン・ガール」をベースにしていたり、インスパイアされたり、まかり間違ってパクっていたりは一切ないようです。私は作品が面白ければ良いんじゃない、というスタンスなので、そのあたりを追及するのは本意ではありません。

本意の「ゴーン・ガール」についての、その面白さは妻のヤバさ、に尽きます。女の浅知恵なる言い回しが世の中には存在しますが、妻エイミーは大変に賢くてヤバイ。もう勝てる気がしない。絶対、敵に回したくない権化です。

夫が死刑になるように仕込んでいる罠の多いこと、周到なこと。準備期間の長さや、夫に不利な事実・状況・証拠が露見するタイミングの巧妙さにマジ震える。(←西野カナ調)

陥れられた夫ではないのに、私もエイミーにとりあえず謝ってしまいたい。どうか、お命だけはご勘弁。

149分と長尺な作品ながら、夫視点の事件/sideAと、妻視点の事件/sideBのような見せ方をするので、退屈せず鑑賞できます。

デヴィッド・フィンチャー監督は、枕詞のように「鬼才」と呼ばれがちですが、私は稀代の職業監督だと感じていて、エンターテインメント性にとても重きを置いている人。

「ゴーン・ガール」も、「僕のヤバイ妻」に限らず類似作品が簡単に見つかりそうな、さほど斬新な内容ではありません。

しかし、とにかく見せ方が巧い。プロフェッショナルの職人技です。やだな〜やだな〜、こわいな〜こわいな〜(←稲川淳二調)とつぶやきながら、この超常現象皆無で「生きてる人間(女)が一番怖い」話をお楽しみ下さい。

残暑が厳しい折の、納涼「ゴーン・ガール」のススメ、でした。


【カンクロー】info@eigaxavier.com
映画ザビエル http://www.eigaxavier.com/


映画については好みが固定化されてきており、こういったコラムを書く者としては年間の鑑賞本数は少ないと思います。その分、だいぶ鼻が利くようになっていて、劇場まで足を運んでハズレにあたることは、まずありません。

時間とお金を費やした以上は、元を取るまで楽しまないと、というケチな思考からくる結果かも知れませんが。

私の文章と比べれば、必ず時間を費やす価値のある映画をご紹介します。読んで下さった方が「映画を楽しむ」時に、ほんの少しでもお役に立てれば嬉しく思います。


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編集後記(09/05)

●昨日は蒸し暑い日だった。荒川土手の上のサイクリングロードに上がってみたら、いつもより自転車が少ない。その代わり、戸田公園のそばの日陰ゼロの路上には動きののろい歩行者が多数。すわ、ゆっくり歩くゾンビか! とうとう我が町も汚染されたのか! なーんだ、ポケモンGOユーザーか。ご苦労様。

2013年の「ザ・デッド インディア」を見た。「ゾンビ大陸 アフリカン」の続編で、今度の舞台はインドだ。ゾンビ感染源はソマリアから来た船の客からのようだが、長い航海中に発症しないのが変だ。設定としては、噛まれたら死亡、しばらくしてからゾンビとして甦る、だと思う。でもヒロインの母は噛まれて二日ぐらいはベッドで寝ている。そして、いきなりゾンビ化して父を襲うっていう背景がある(画面にはない)。まあ、いいやインドだし。なんでもありだな。でもイギリス映画、でも主人公はアメリカ人という、変なの。ゾンビはゆっくり歩くタイプだ。そこそこお食事シーンがあるが、そんなにグロくない。

主人公ニコラスは電気技士で、風力発電のメカをメンテナンスのためインドの田舎に来ている。技士がひとりで作業、ってのが変だが、ここはインドだし。恋人イシャニは、ムンバイで両親と暮らしている。彼女は妊娠しているが異常に厳格なパパには言い出せない。もちろんアメリカ人との結婚は許されない。そのうちムンバイでもゾンビ化が激増するが、彼女の家はドア一枚でゾンビの侵入を防いでいる。何度もドアを開けて外を見るという、危険な行動をとるパパ。ヒロインは気が利かないメイドみたいな感じ、美人の産地インドでどうしてこんな平凡な顔した女優を使うんだろう。これじゃ感情移入できません。

ニコラスはイシャニからの緊急事態を告げる電話を受けて、500km離れたムンバイまで車で走破することを決意し、ゾンビの群れから脱出する(って、こんな田舎にそんなに人がいたのかって感じ)。彼は道案内を買って出た(って、なぜそんなに地理に詳しいんだよ)孤児ジャベド君と二人でムンバイを目指す。これからはおじさんと少年のロードムービーである。子供相手に「父親になるのがこわかった」なんて深刻な話している。途中で事故で車を失い、次はバイクに二人乗り、そのバイクも盗まれてまた徒歩になる。少年は軍のヘリに救助される。ニコラスはひとり、一路ムンバイへ、って脳内Google map駆使?

休憩タイムでインドの伝説が語られていた。それはこの映画の〈トンデモナイ〉結末を現していたのだと見終わってから気づく。ニコラスは幾多の危機を乗り越え、ようやくムンバイに到着。ゾンビ化する前のパパは二人を祝福し、二人はゾンビで大混乱中の市中に飛び出し、ムンバイの砦に入る。外は大勢のゾンビが取り巻いているというのに、どうやって入れたんだ。ジャベドとも合流できて、三人は親子のような雰囲気に。ところが! なぜか砦が戦闘機に襲撃されて崩れ落ちて……というわけのわからないことに。全体にホラー味、緊迫感は薄い。「迫り来る、12億の恐怖」という煽りは上手いがウソだった。 (柴田)

ザ・デッド インディア
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00WW8QZPW/dgcrcom-22/



●「ゴーン・ガール」見た! 騙されたし、逃げて〜とも思った。最後まで飽きずに見られる良作でしたわ。怖かった〜。

保険相談続き。保険会社が一番儲かるのは医療保険だと言った。何歳まで働くつもりなのか、子供が独立するのは自分が何歳の時なのか。世間一般では60歳〜65歳が定年で、子供もその頃には独立しているはずだと。

つまりその頃までは、収入がなくてもやっていけるようにしておかないといけないとのこと。必要な金額は家庭によって違うし、方法は別に保険じゃなくても良いのだと。

そして年金が出るまでの間、65歳ぐらいまでは死に直面するような病気にかかる人はほとんどいませんよ、とも。私のお客さんでも2人ぐらいですと言われた。分母はわからないが、彼の実感としては少ないようだ。

さぁ、返ってこないであろう保険に、どの範囲で、どのぐらいかけますか? と彼は笑顔で言った。 (hammer.mule)