アナログステージ[149]晴れのち休み、ときどきアレ?〈前編〉
── べちおサマンサ ──

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「来月はしっかり書きますー(^^ 」と、前回の後記で書いていたくせに、想定内というか、案の定というか、時間に追われる生活(仕事)の仕方に呆れている、べちおです。

コンニチハ、皆さんは時間を有効に使っておりますでしょうか。

オイラはいま、兵庫県の播磨科学公園都市にある、世界最高性能の放射光を生み出すことができる、某大型放射光施設に引きこもっております。今年の6月にも来ておりましたが、今回は長期滞在でございます。

世界最高性能の大型放射光施設ではありますが、周りにはなにもありません。コンビニすらありません。朝になると、野生のバンビちゃんが朝ゴハンを食べに、施設内の植え込みに姿を現せたりします。冬眠前のクマとか出てきて、通路に座り込んで、焼きイモを食べていてもおかしくないような場所です。

これから冬を迎える季節に訪れたのは初めてです。宿泊は相生駅前のホテルに滞在しておりますが、新幹線が停まる駅といっても、周りには見事になにもありません。

前回来たときにはなかった、個人営業の焼き鳥屋さんと、チェーン店らしき焼き鳥屋さん、それに24時間営業のスーパーが駅前にできておりましたが、閑散とした佇まいは変わらずで、妙な安堵感に包まれたりします。




●結局は今年も同じでした

すでに、デジクリで常套句になりつつ「今年も休みがなかった」という言葉ですが、もう、そのまんま。今年も夏休みどころか、土日祝すら関係ない一年になってしまいました。

公にもあまり話せないので、ディープな内容は避けますが、普通の会社なら完全にアウトな労働時間でした。先の電通事件で、総務はピリピリした空気が漂っておりますが、公のほうの仕事は、きちんと法令に沿った仕事の仕方をしているので、まったく問題なし。

問題は、本職とは別で立ち上げている、ご内密の会社。お陰さまで、隙間産業の隙間に挟まることができたのですが、あまりの需要の多さに一番びっくりしているのが、誰でもなく、オイラ自身です。

すでに、本業のほうをいつ退社しても問題ないくらいに育ったので、あとはオイラ自身の身の振りかたですが、本業のほうも、なかなか辞めさせてくれない現実が。

休日を上手に使ってこなしているものの、犠牲になっているのは、当たり前のごとく休日。今年の春以降、休養のない生活を送っていたのですが、9月ころから自分の様子がおかしくなってきていることに10月に入ってから、やっと気がついた。

というのは、頭の中で整理されて、問題なく処理してきていたことが、混線というか、中身がすべてシャッフルされてしまい、なにをやっているのか、なにをやらないといけないのか、分からなくなってしまったのです。

今までも、オーバーワークなことは年中でしたし(いまもまだそうですけど)、ほじくれば、自分自身で楽しんでやっていたこともあったので、苦にはならなかったのですが、こんな事態は初めてで、本当にビックリ。

目の前にというよりも、目の中に映っている『やらなきゃいけないタスク』という、自分にしか見えていないテキストのようなものが、とある日、瞼を閉じた一瞬で消え去ったのです。

つづく

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp

NDA拘束員であり、本当の横浜を探しているヒト。ぶら撮り散歩師。愛機はD90とGRD4。最近はiPhone6で写真撮影多し。全国寺社巡りで、過去の懺悔道中をしております。→ついに西国を打ち始めました。結願まで何年掛かるのやら。

・胸ポケに入れておいたiPhone6が、実験の作業中に床に落下。見事にステンドグラスのようになった画面をみて、「ウッシシ、iPhone7に切り替える口実ができた!」と喜んでいたのですが、横浜に戻るまで、この状態で使わないといけないという現実がwww これはツラい。