まにまにころころ[110]ざっくり日本の歴史じゃなくて健康の話 初めての救急車/川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito

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コロこと川合です。すみません、今回はいつもの歴史話は急遽お休みしたいと思います。ちょっと鮮度重視の、超個人的なネタができたので……

今回は、緊急特番「初めての救急車」をお届けします。(笑)





◎──それは1日の始まりに始まった

平日の朝でした。7時半くらいだったかな。珍しく時間があったので朝食を食べ、トイレに行って出ようとした時、

「あれ、なんか急に腰が痛い……腰? いや、これ中? お腹の奥が痛い?」

なんと形容すればいいのか、妙な痛みがじわじわとやってきたんです。ただ、それは「じわじわ」というにはあまりに速いスピードで痛みを増していって。

腹痛というくくりでいえば、お腹を壊した時の痛みより、張ってる時の痛みに近い感じで、「痛い」というよりは「苦しい」。場所はいまいち特定できない。お腹の奥の方。腰のあたり。左側。どこだろう、なんてこと考えてる間もなく、どんどん増してくる苦しさ。とりあえず「orz」のポーズを強いられました。

動けないほどの苦しさ、ではないんです。逆に、じっとできない苦しさ。ああ、これがのたうち回るってやつかー、いや、そこまでの激しい動きじゃないな、これ、なんていう状態だろう……というような冷静さはなくて、ただただ身をよじって、楽になる姿勢を探していました。でも楽な姿勢はありませんでした。

腸の動きがおかしいのかな、ちょっと刺激してみようかと、冷たい水を飲んでみました。この朝、最高に後悔した瞬間がやってきました……うずき1.5倍に。

◎──痛くて苦しくて考えがまとまらない

身体の調子が悪い時、いつもならまずググります。この時も、まず調べようと思いましたが、手が動かない。いや頭が動かなくて、何もできない。

スマホを手に取る→ブラウザを開く→検索ワードを入れる

初手からつまずくんですよ。調べよう、いや、どう調べよう、どこに何が起こってるんだ、調べようがない、そうこうしてると落ち着かないか、無理か、なんてことをグルグルと考えるだけで、行動に移れない。

これ、例えば自分の側に居る誰かがこの状態なら、この時点で119で救急呼んで「よく分からないけど激しく苦しんでいます」って言ってるんですが、自分のことだと、なかなか踏み切れず。

なまじ意識ははっきりしているから余計に。まあ意識はっきりしていなければ、そこで詰んでしまうひとり暮らしですけども。

◎──大阪府にはこんなサービスがあります

大阪府には、この症状はなんだろう、救急車を呼ぶべきか、などなどについて、とりあえず相談できる窓口「救急安心センターおおさか」があります。大阪府の全43市町村の共同運営で実施されているサービスです。(大阪府以外については後述)

・救急安心センターおおさか#7119
http://www.city.osaka.lg.jp/shobo/page/0000052526.html

これはぜひ大阪府民のみなさんには知っていて欲しいサービスで、上記ページを一読していただきたいんですが、本当に頼れるサービスだろうと思います。

「だろう」です。私は、頼ろうと思って連絡先を調べたところまでで、結局は連絡しませんでした。状況を伝えるために提供できる情報がさっぱりなくて、病院まで移動するすべもなくて、というその時の状態では、相談も何ももはや、「救急車を呼んでください」しかないだろうと思ったので……。

この時点で発症から30分以上が経過していて、それで収まる気配もまずなくて。もう自力でどうこうすることは諦めて、人生初の119を決意しました。

決意してからも何度となく躊躇したんですけどね。(笑)

◎──救急安心センター

「救急安心センター」は、総務省消防庁のモデル事業として、東京消防庁で開始されたサービスで、東京都を皮切りにいくつかの都市で実施されてきました。ひと言でいえば「救急電話相談などを共通短縮ダイヤル#7119で提供しよう」といったところでしょうか。

サービス内容は実施地域によって様々で、実験的な意味合いもあったので期間限定でのみ取り組んだ地域もあります。事業仕分けで廃止されそうになったり。

運営費の問題のほか消防(救急)や医療機関との連携・調整が大変で、自治体の負担は結構大きく、意義や役割、効果の割には普及しないでいるようです。

幸い大阪では、大阪市が始めた翌年には、府下全域で連携して取り組む方向に拡大して、根付いた感があります。あとは東京都、札幌市では実施されているようですが、他は見つけきれませんでした。昨年3月時点で、全国6地域で実施されていたようなので、他にもあると思うんですが。

・救急安心センターさっぽろ
http://www.city.sapporo.jp/hokenjo/qq7199/

・東京消防庁 救急相談センター
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/kyuu-adv/soudan-center.htm

もっとも「#7119」が使われていないだけで、類似サービスを行っている市町村は全国にあると思いますので、一度調べてみてください。

なお小児医療相談は、全国共通ダイヤル#8000 というものが別途あります。(対応時間などサービス内容は地域によります)

また、どこのサービスにも書かれていますが「緊急時は119」です。

◎──初めてのの119

ということで、もはやこれは緊急だと判断した私は、初めて119にかけました。基本的な応対はほぼ全国共通だと思うので、参考にしてください。

・電話をかけるとまず「火事ですか? 救急ですか?」と聞かれます。
・続いて住所(場所)を聞かれます。
・状況を聞かれます。「腹痛で動けません」くらいしか言えませんでしたが。
・名前と電話番号を聞かれます。「ご本人ですか?」との確認もありました。
・私は自宅だったので「鍵を開けておいてください」との指示もありました。

実に頼りがいがある話なのですが、向こうは腹立たしいほど冷静です。(笑)

はっきりとは覚えていませんが、5分ほどでサイレンが聞こえた気がします。救急車のサイレンが心強かったのも、はじめて体験。

玄関でうずくまって待っていて、チャイムとともに立ち上がってドアを開けたのですが、マンション入り口のオートロックで引っかかってました。引き返し、解錠して、また玄関先で待機。

119に電話する前に、持っていくものと服装は考えました。保険証と財布、あと検査があるだろうから脱着しやすい服。朝起きたままの姿だったので、寝間着にしているジャージのズボンと、Tシャツ、部屋着のパーカーという、そのまま着替えずにOKだったわけですけど。あ、パンツ履き替えました。(笑)

携帯とスマホ(二台持ちなんです)、家の鍵(かけて出るんで忘れないけど)も持ちました。

ほぼ万全でしたが、あとで少し後悔します。

ひとつは持ち物をポケットに突っ込んで出たこと。検査時には邪魔になるので、小さなカバンなりポーチなりがあるとよかった。まあなんとでもなりますけど。私の場合、看護婦さんが小さな紙袋をくれました。某携帯会社の。

もうひとつは、服装のこと。これはのちほど。

◎──初めての救急車

救急隊員さんは物腰も実に柔らかく、とても親切でした。数日前、救急隊員に暴行を加えたという老人がニュースになっていましたが、とんでもない話です。

壁なり人なりに支えられてなら歩けたので、歩いてマンション前の救急車まで移動して乗り込み、ストレッチャーに横たわりました。部屋からの移動中も、いくつか問診があって、それらを元に搬送先をあたってもらいます。

ちょうど宿直明けとの入れ替わりのタイミングということで、時間かかるかもと言われましたが、運良く2件目で決まりました。10分かからないくらいにある大きな病院でした。

で、いよいよ救急車で移動ですが、救急車って、めっちゃ揺れますね! 運転は上手いなーって思いましたが、足回りが固い感じ。振動がガンガンに伝わってきます。乗ってる最中、そんなこと考えてる余裕もありませんでしたけど。

後で軽く調べたところ、搭載機材が重いことや、車内で例えば心臓マッサージなどの処置をすることが理由で、そういう作りになっているようです。もしも快適に移動したいなら、タクシーや乗用車でどうぞ。緊急でなく選べるのなら。

病院に着いたらあとは、病院にバトンタッチです。救急隊員のみなさん本当にありがとうございました。

◎──King of pain

病院についたら、あとは検査です。2時間くらいかかったかな。つらかったのは、検査の間は痛みを止めてもらえないこと。要は、のたうち回るような苦しみは、病院に着いてからなお2時間ほど続いたということ。

痛くなくなると分からないこと多いから、しかたないんですが、つらかった。分かってたから家でも痛みに耐えつつも、痛み止めを飲むことなく臨んだんですけど。本当につらかった。

あともうひとつ、つらかったのは、担当いただいた先生も看護師さんも、きれいなお姉さんだったこと。え、つらくないだろうって? ああ、まあ、そうですけども。

割愛しますが、色々な検査や処置があったので……どうでもいい情報ですが、ちなみに救急隊員さんは、さわやかお兄さんでした。当たり引いてますね。

だいたい検査が終わって、結果も見えて、やっと痛み止めを入れてもらって、ひと息。偉い先生って感じの男性の先生から結果発表がありました。

結果は、結石でした。

「King of pain(痛みの王様)」と名高い、あれです。

想像していたのとは全然違うタイプの痛みでした。

腹部臓器への痛み。疝痛(せんつう)っていうんですね。ケガとは全く違う、内臓をギュってされたような痛み。痛みというより苦しみ。ちょっと、部位は違いますが、男性だと、睾丸をぶつけたり握りしめると、近い感覚かも……。

腎臓から膀胱へ至る管の途中に石ができて詰まっていました。CTではふたつ、石が映っていて、ひとつは既に膀胱に落ちていました。落ちるともうあとは、出てくる時に痛いだけらしく、詰まっている状態が最高に痛いようです。

詰まっていることが管を刺激して痛いのかと思いこんでいたのですが、後から経験者さんに教えていただいたところ、詰まることで腎臓に負荷がかかって、腎臓が腫れることで痛くなるそうで。

確かにお医者さんからも、腎臓が腫れている様子を説明されました。そうか、腎臓が痛いのか。すごく納得。確かに、まさにそんな感じ。痛さも、場所も。知ると、はっきりとイメージできます。

石のサイズが大きいと、超音波で破砕したり、尿道から内視鏡を入れるなど、外科的に治療するらしいのですが、私のサイズでは水分を取って押し出すのみとのことでした。その間、もちろん痛みは続くので、痛み止めでしのぎつつ。

逆に言えば、「痛み」以外はほとんど何も問題ない病気なんですよね、これ。痛み止めさえ効いていれば、腰に違和感があるなー、うずくなーって程度で。Kingっぽさは全くありません。でもこいつ、ジョーカーですから。痛み止めが切れると豹変します……切れてきそうな予兆を感じたら、即、投薬。切れたら負けです。

まあ痛み止めが効いていても、気にはなるので、慣れるまでは何もできませんでしたけど。集中できなくて本も読めず。水飲んで寝るだけでした。

一晩経って、痛みは残ってるものの、石が動いたのか、痛み止めがなくっても大丈夫になりました。その夕方に再度痛みが襲ってきて冷や汗ものでしたが、その一回だけでまた落ち着いて、これを書いている今もそんな感じです。軽く違和感がある程度。痛み止めを飲んでいない状態で、痛み止め時と同じくらい。

まあ、なんとかなりそうです。当分は怖くて、痛み止めは手放せませんけども。

◎──尿路結石

尿路結石は部位によっていくつか分類があるようですが、私のは上部尿路結石、尿管結石というものみたいです。石の種類もいくつかあって、尿酸によるもの、シュウ酸によるもの、その辺が多いみたいです。これは石を調べないと分からないようで。血液検査では尿酸値がやや高めだったので、尿酸結石かなー。

男性は11人に1人くらいが尿路結石を発症するらしく、女性の2倍だそうです。男性は30〜40代に多く、女性は50〜70代に多いとのこと。

11人に1人の当たりを引いてしまいました……

まあ当たりというか、確率でどうこうというものではなく、生活習慣が大きく関わっているそうです。病院で「野菜をしっかり食べて、規則正しい生活を」と、何度も言われました。あとは、水分をしっかり取ること。運動すること。

野菜については、結石には前述のシュウ酸由来のものがあるので、シュウ酸を多く含むホウレンソウなんかは要注意です。

◎──今回はここまで

そうそう、服装についての後悔の話がまだでしたね。検査も終わって、支払も終わって、お大事にーと、全部終わってから気づきました。真冬に部屋着では帰れないと……じゃあ、コート着ていけば良かったのかと考えると、それもまあ、どうかなーって思うんですが。

誰か付き添いの人がいるなら、コートを持って付いてきてもらうといいと思います。私は結局タクシーで帰りましたけど。

本当に痛い経験でした。お財布的にも痛かったし。保険適用後で、健康診断の1.5〜2倍ってとこですかね。あれこれ検査したので。

みなさん、くれぐれも健康第一でお過ごしください。


【川合和史@コロ。】koro@cap-ut.co.jp

合同会社かぷっと代表
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前厄に突入してからひと月ちょいでこんな目に……

【イベントのお知らせ(2/21(火)・大阪)】
「グローバルトレンドをキャッチアップ!ces2017レポート」
https://www.facebook.com/events/644887305683296/

コンシューマ・エレクトロニクス分野において、世界最大の見本市「CES」が、今年も1月にラスベガスで開催されました。

IoTは?次世代スマートデバイスは?ホンダが発表した自立するバイクって何? ラスベガスでは勝てた? などなど、今年も多くの話題が飛び交ったCES2017。

CES2017にPRESSの立場で参加されたお二人に注目ポイントを語っていただき、第2部ではさらにゲストを加え、トークセッションという形で、ざっくばらんに話していただきます。

・日時:平成29年2月21日(火)19:00〜21:00
・会場:ソフト産業プラザ イメディオ講義室
    (大阪市住之江区南港北2-1-10 ATCビルITM棟 6階)
・参加費:一般/2,000円、ODCC会員/1,000円 ※領収書発行
     イメディオ入居者・AIDOR参加者、学生/無料
・申込:https://dcc-net.biz/form/fms/5c9b475682
・主催:ODCC(大阪デジタルコンテンツビジネス創出協議会)
    特定非営利法人日本ウェアラブルデバイスユーザー会
・共催:ソフト産業プラザ イメディオ