クリエイター手抜きプロジェクト[492]電子書籍編 Kindle本を作成してみる/古籏一浩

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今回は電子書籍編です。2月15日にKindle本を販売してみたので、そこらへんについて少し書きます。

この本はデジタルクリエイターズでこれから連載するテキスト(29回分)をまとめたものです。だいたい、今年の夏から掲載される予定です。

まとめた本はイントロと解説を付けてありますが、基本的に夏以降、無料公開になるので無理に500円払う必要はないというのもあります。29回あるので、だいたい2017年内もしくは2018年1月には全部公開し終わるはずです。

Kindle本なので紙版はありません。

・IchigoLatteでIoT体験
https://www.amazon.co.jp/dp/B06X3X1CHP

ですが、印刷したいという人もいると思うので、デジコンカートではPDF版としても用意してあります。

http://digiconcart.com/dccartstore/cart/info/2561/218591

デジコンカートだとプログラムファイルも一緒に配布できるので、コードを利用したい人はデジコンカートの方がいいかもしれません。





Kindle本は種類に応じて作成方法を選択できます。小説のようなものならテキストを変換して、EPUB形式にすればできあがりみたいな流れです。ここらへんは、以前試したことがあります(KindleGen)。

しかし、コンピューター関係の書籍では図版や表組みが入ったりと複雑になります。Amazon KDP(Kindle Direct Publishing)のページを見ると、PDFを用意して、それを変換することもできるとあります。

今回はPDFを用意してKindle Textbook Creatorで変換することにしました。

・Kindle Textbook Creator
https://kdp.amazon.co.jp/help?topicId=A3IWA2TQYMZ5J6

Kindle Textbook Creatorを起動して、PDFを読み込めばそれで終わりです。端末でどのように見えるかプレビューできるので、問題がなければ書き出してデータの作成は完了です。

なお、PDFを作成するにあたってInDesignを使いました。ページものでなければIllustratorでいいのですが、やはりページものになるとInDesignです。マイクロソフトワードで作成するという方法もあるのですが、結局慣れているInDesign CS6にしました。CS6は起動してもCC以降は使ってなかったりします。

Kindle Textbook CreatorでPDFを変換すると、KPFという拡張子を持つファイルができあがります。これをKindleで出版するためのページでアップロードし、必要事項を記入していきます。3ステップほどで完了です。

が、カテゴリ間違えたので(登録時に見当たらなかった。見落としなのかも)、教育分野になってますが、とりあえず買う人は限られるので気にしないことにします。

無事に登録が終わると出版準備中になります。72時間以内に出版されるとありますが、実際にやってみたら6時間程度で販売開始となりました。まあ、ページ数が少ないからかもしれませんし、技術書だったからかもしれません。

なんにせよ、素早く出版できるのは助かります。やはり、出版社では扱えないものもあります。例えばページ数が50ページ未満のものとか。

自分で原稿を書いて自分でInDesignでレイアウトして自分で出版する……いい時代です。1980年の時は同人誌でも大変だったのに。何が大変かというと……

・綺麗な文字がない

当時は写植なので1文字10円とか高額。その後、ワープロがでて漫画のセリフなどは、それなりに読める文字になりました。それまでは手書きでした。コンピューターのサークル誌なども手書き。

・コピーに金がかかる

作った版下を元にコンビニでコピーします。が、コピーは1枚10円。これも高額。かといって印刷すると部数が多く、失敗すると在庫が部屋にあふれる……。

・販売/郵送に金がかかる

作った本を売るにしても田舎だと店がない。で、コミケに行って売るわけですが、そこに行き着くまでに万単位でお金がかかる。本の販売部数より経費の方が多い。で、コミケに行かず通信販売にすると郵送費がかかる。

・在庫をかかえるので金がかかる

部屋が広かったりする場合はいいのですが、そうでない場合は大変。在庫があるだけでコストがかかる。最終的にはゴミとして出すオチになるわけですが。

他にもレイアウトするのに手間やコストがかかりますし、とにかく昔はいろいろなところで大変。それが、今では簡単に世界中に向けて出版できて、在庫も抱えないわけですから楽です。決済システムも自分で持つ必要もないし、30年前と比べると極楽です。

さて、販売開始と表示される前にASINコードをURLに入れると、販売準備中なのに購入できたりします。まあ、管理画面への反映が遅いのでしょうけど、ここらへんはかなりのタイムラグがあります。

本がどのくらい売れたかをグラフにして示してくれるのも便利です。が、誰と誰が買ったのかが分かってしまうほど少ない販売部数(笑)

さらに3部売れただけで新着本で9位にランクインされるという、喜んでいいのか、こんなものなのか。まあ、ここらへんは紙の本でも数部売れるだけでランキングが急上昇しますが。

何にせよ手軽に出版できると分かったので、いろいろ書いて出そうかなと計画してます。ちなみに利益率は、アマゾンよりデジコンカートの方が圧倒的にいいです。


【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
http://www.openspc2.org/

超弦理論(超ひも理論)によると、この世の中は10次元または11次元とのこと。しかし実感がわかない。4次元まではよいとしても、5次元以降はどこにいったのか。で、どうも折りたたまれているとのこと。

何か実感(?)できるものがないかなあと思ったら、フラクタル理論だと2.5次元とか端数だった(マンデルブロ集合とかジュリア集合とか)。

https://ja.wikipedia.org/wiki/フラクタル次元

↑を読むと「良性腫瘍では1.38、癌では1.50前後」とあります。こうなると自分の体で端数次元を体感できることになるんですが……。まあ、どうなんでしょう。

・IchigoLatteでIoT体験
https://www.amazon.co.jp/dp/B06X3X1CHP
http://digiconcart.com/dccartstore/cart/info/2561/218591

・みんなのIchigoJam入門 BASICで楽しむゲーム作りと電子工作
http://www.amazon.co.jp/dp/4865940332/

・Premiere Pro & Media Encoder自動化サンプル集
http://www.amazon.co.jp/dp/4802090471/

・Photoshop自動化基本編
http://www.amazon.co.jp/dp/B00W952JQW/

・Illustrator自動化基本編
http://www.amazon.co.jp/dp/B00R5MZ1PA/

・Adobe JavaScriptリファレンス
http://www.amazon.co.jp/dp/B00FZEK6J6/

・4K/ハイビジョン映像素材集
http://www.openspc2.org/HDTV/

・クリエイター手抜きプロジェクト
http://www.openspc2.org/projectX/