[4290] セクシーの市民権

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《ザーーっと血の気が引く》

■ゆずみそ単語帳[08]
 セクシーの市民権
 TOMOZO

■グラフィック薄氷大魔王[509]
 「Dropboxの不思議なトラブル」他、小ネタ集
 吉井 宏




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■ゆずみそ単語帳[08]
セクシーの市民権

TOMOZO
http://bn.dgcr.com/archives/20170222140200.html
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翻訳していて困る形容詞のひとつに「sexy」がある。

文字通りの性的魅力をさすのとは別に、「かっこいい」「イケてる」「魅力がある」といったような価値を表して、昨今ほとんどどんなものにも使われる。

このあいだ翻訳した新しいレストランを紹介する記事で、内装が「tres sexy」という文章があった。有名シェフがプロデュースする店の、洗練された都会的なインテリアの店内を「すごくsexy」といっているのである。

「超セクシーなレストラン」なんて日本語にしたら、違う分野のサービスを提供する店だと受け取られてしまう率が70%くらいなのではないか。

ここは悩んだ末、「目を奪われるほど麗しい」とした。ややひねりすぎではあるが、100%手放しで褒めてるというのではなく、0.05%くらいの毒気を含んだつもり。

『リーダーズ英和辞典』には
-a.性的魅力のある、色っぽい、セクシーな。性に取りつかれた。〈広く〉魅力的な、人目をひく、かっこいい
とある。

オンラインの『Oxford Living Dictionary』には
https://en.oxforddictionaries.com/definition/sexy

Sexually attractive or exciting.
(性的魅力がある、エキサイティングである)
(informal) Very exciting or appealing.
(俗語)非常にエキサイティング、または惹きつける。

とあって、こんな例文がのっている。

‘business magazines might not seem like the sexiest career choice’

「ビジネス雑誌での仕事というのは最高にsexyなキャリアとは思えなかったかもしれない」

‘The interesting thing is that sexy wines tend to come from certain
grape varieties and wine growing areas.’

「興味深いことに、sexyなワインというのは特定の種類のブドウから出来、特定の産地で生産されるものだ」

‘Milgram was a whiz at devising sexy experiments,
but barely interested in any theoretical basis for them.’

「ミルグラムはsexyな実験を考案することにかけては天才的ではあったが、その基礎となる理論については大した関心を持っていなかった」

この最後の例文がさしているのは、性的な行動についての実験ではない。電気ショックを与える係に任命された人が、閉鎖的状況で権威ある人に命じられると迷いながらも、被験者に苦痛を与え続けてしまう場合がかなり多いという結果で世間に衝撃を与えた、有名な「ミルグラム実験」を考案したミルグラムさんをさしているのだと思われる。

https://ja.wikipedia.org/wiki/ミルグラム実験

今でも賛否両論あるこのひどい心理実験の、どこがsexyだと言っているのかというと、誰にとっても分かりやすく簡単な仕掛けで、話題にしやすく、人の関心をひき、それまでの常識をくつがえす衝撃を与えたという点なのだろうと思う。言い換えるなら「センセーショナルで洗練されている」といったところか。

英辞郎くんにも〈話〉〔物事が新しくて〕格好いい、人目を引くという説明があるが、うーん、ちょっと残念。

セクシーの魅力は「新しくて」ではないんだよね。格好いいのは確かだが、人目をひくだけではないのだ。

たとえば、駅前に新築されたでっかいイオンが新しく人目をひいても、それがセクシーだとは限らない。たぶん違う。

その新しさがセクシーなら、そこには官能的な驚きと、欲望を刺激するという含みがある。だから、たぶん少し毒がある。

sexyという形容詞は、とりもなおさず、男性もしくは女性の性的魅力に類似したような引力、ということだ。魅力的な人が放つ、異性も同性も有無をいわさず惹きつける力であって、そして同時に、少し浮わついたような、用心ならないようなところもある、というほのめかしがあると思う。

まったく毒気がないとか、100%の安全保証がついているとかのものは、たぶんセクシーではない。

Sexyなものは、きっと人の存在をどこかおびやかすような〈キケンなかほり〉を持っているのである。

たとえば、上の例でいえば「sexyな心理実験」というのは、手順が煩雑で説明するのにも時間がかかるけれども学問的に意味のある地味な実験、とは多分対極にあるのではないだろうか。

Googleが電子化した書籍に出てくる言葉の用例数をごっそり視覚化してくれるNgram Viewerで検索してみると、[sexy]の用例は1940年代から1960年代にかけてゆるやかに増え、1960年代以降、迷うことなく一直線に急上昇している。

https://goo.gl/48vp46

ちょっと思いついて[cute]と比較検索してみた。

https://goo.gl/5rhrlk

1960年代〜80年代に急激に[sexy]が追い上げ、[sexy]が[cute]を追い越すほどの勢いであったものの、70年代から急に[cute]も[sexy]と同じ上昇気流に乗り、後は双子の超優良銘柄のように[sexy]と足並みを揃えて上昇している。面白いー!

https://goo.gl/WtNp7W

さらにここに[delightful][charming]という、19世紀の良家の子女のようなお行儀の良い褒め言葉を入れてみるとさらに面白い結果が。

[delightful][charming]は共に1930年頃から確実に凋落の道をたどっていたが、そろって2000年以降ゆるやかにまた上昇している。

全体数では[sexy]と[cute]にまだ勝ってはいるものの、20世紀後半に急に追い上げたこの2つの単語との距離ははっきりと縮まって、いまやほとんど同じレベルにあるといっても良さそうだ。

この結果だけでもちろん言葉の用例がすべて代表されているわけではないし、重要性が計測できるわけでもないのだけれど、見事に世相を反映しているのは確か。

ロックンロールとミニスカートの1960年代以降、[sexy]について語る書籍が雨後のタケノコのごとく増えたのは当然だし。

女性は足首をみせることも許されず、もちろん性について公に語るのもタブーだったフロイトの時代から100年以上たち、いろんなフタが次々に外れて、それまでの社会にあったピューリタン的な縛りが消えてなくなるのと同時に、[sexy]は閉じ込められていた巣箱から飛び出したハトのように一直線に急上昇している。

アメリカでは、もはや[sexy]は社会通念上主要な価値観になってきている。[sexy]なものは明らかにパワーを持っているのだ。

それで、なぜこの言葉の翻訳に困るかというと、いつもいつも「魅力的」ではつまらないし、[sexy]が微量に含んでいるキケンなかほりとか毒をうまく表す日本語がなかなか見つからないからだ。

「婉然」とか「艶やか」などにはちょっと官能的なかほりがするけど、使える文脈は限られている。

今日流通している日本語の中に、[sexy]にあたるような色っぽい便利な言葉がないのは、きっと社会が認める価値観が微妙にズレているからなのだと思う。

アメリカでの[sexy]という価値観が「ヘルシー」とか「ポジティブ」というのと同じように、ほぼ反論の余地なくあからさまに崇められているのに対して、日本では今のところ、[sexy]は少なくとも表向き、まったく崇められていないような気がする。

性的な含みのある価値観は、今のところの日本語界では文字通りイロモノ扱いで、少し遠くから慎重な距離をおいて、なにかあれば口の端に冷笑を浮かべる用意をしつつ見守られている感じである。

もちろんセクシーなるものに日本で需要がないわけではなくて、絶大な需要があり、マーケットがあり、百花繚乱なのはわかっているけど、その世界は日常生活とは距離があり、壁があり、日常のほうからもあまり簡単に近づけないっぽいのだ。

では日本語界の「魅力的」というジャンルで、どんな形容詞が権力を持っているかというと、それはきっとダントツで「カワイイ」なのではないかと思う。

「カワイイ」には絶大なパワーがある。それは今の日本で売れている女優さんやアイドルたちをみれば一目瞭然だ。

そういえば、10年くらい前だったか、塩野七生さんが、日本の男優には大人の色気がないと嘆き、当時絶大な人気だったキムタクを見てなんと幼い顔だろうとおどろいた、というようなエッセイを読んだ覚えがある。

その時は、へーそういう感じ方もあるんだ、と思ったが、何世紀もの間ブレることなく色気至上の国であるイタリアから来た人には、その印象はまあ当然なのかもしれない。

なぜ日本ではカワイイのほうがセクシーよりも偉いのかについては、きっといろんな論があるのだろうけど、私は、江戸時代に町人文化の重要な部分を「悪所」である遊郭が担っていて、それが明治から昭和にかけて表向き徹底的に抑圧されたのが、理由のひとつじゃないかとひそかに思っている。

江戸の町人の言葉の中には[sexy]に相当する単語が多かったんじゃないだろうか。「いなせ」とか「あだっぽい」とか。残念ながらそんなに翻訳には使えないけど。


【TOMOZO】yuzuwords11@gmail.com

米国シアトル在住の英日翻訳者。在米そろそろ20年。
マーケティングや広告、雑誌記事などの翻訳を主にやってます。

http://livinginnw.blogspot.jp/
http://www.yuzuwords.com/


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■グラフィック薄氷大魔王[509]
「Dropboxの不思議なトラブル」他、小ネタ集

吉井 宏
http://bn.dgcr.com/archives/20170222140100.html
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●Dropboxの不思議なトラブル

某仕事10年分のフォルダを開けたら、空っぽ! WebのDropboxの「一ヶ月間復帰可能な削除されたファイル」にも見あたらない! ザーーっと血の気が引く。

……いや、昨日午後の分まではTime Machineにバックアップがあるので、それほど深刻ではないが、昨夜の数時間作業分は完全消失?

念のため、フォルダに入ってるはずのファイル名で検索したら普通にあったw 昨夜、フォルダの名前を変えたのをすっかり忘れてた。

ちょっと前にMODOのプロジェクトフォルダにファイルを集めてまとめたんだけど、フォルダ名が見つけにくいため、昨夜発作的に変えてみたのだった。

別のマシンから古いフォルダ名が同期されて残ってたらしいw 残ったのはタイミングの問題かな? 同期途中だったのかもしれん。待ってりゃ消えたかも。特殊なケースかなと思われるのは↓

・しばらくオフラインで仕事してて、数十GB分を一気に3台のMacで同期させた。

・書き換えたフォルダ名は「○○○-project」→「project-○○○」と、見た目あまり変わってない。

・サイドバーに変更前の「○○○-project」が登録してあって、そこ見たら「ない〜っ!」ってパニックモードになったw

最初は何が起きてるかわからずにかなり焦った。でも、Dropboxは今のところ完全に信用できてるので、Time Machineもいらないかなくらい頼りにしてます。

●ガ〜ン! 箱なんてとっくの昔に捨てちゃったわ

1月に購入したWACOM intuos 3DにはZBrush Core(入門バージョン)が付属。ZBrushは持ってるんで特に必要なかったんだけど、今、intuos買うならintuos 3Dしかないでしょ! ってだけだったのだが……。

さっきふと、「そういえば、ZBrush Coreってどうやってインストールするんだ? 付属ディスクにはドライバしか入ってないはずだし」。説明書を見たら、「箱の右下にあるSBDキーと必要事項をフォームに入力します」って書いてある。はい、その箱は捨てましたともw
http://www.yoshii.com/dgcr/intuos3D-IMG_1337.jpg

あ〜あ。もったいない〜。

「ZBrushCore ダウンロード、インストール方法について」
http://tablet-faq.wacom.co.jp/faq/show/3999?category_id=70

ZBrush Coreを楽しみにして買った人なら、まっ先に説明書を見るだろうからこんな失敗はしないと思うけど、僕みたいに放りっぱなしの人はこういう目に遭うw

っていうか、インストーラーを起動しなきゃZBrush Coreインストールできないんだけど、僕は付属ディスクも説明書も未開封のまま、ドライバも直ダウンロードだったし。こりゃもう完全に慣れっこすぎのベテラン病。

●データ転送量の7GB制限

先月、しばらく実家に滞在して仕事してたんだけど、iPhoneのテザリングで「データ転送量の7GB制限」にすぐ到達しそうで困った。近くのドコモショップに行って「もっとデータ量が大きいプランとかありませんか?」って聞いたら、なんと! 今、7GB制限のプランって存在しないのね。2GB・5GB・20GB・30GBだそう。

その場で20GBにプラン変更してもらった。データ転送量が今までの約3倍だし、使い切れなかった分は翌月に繰り越しされる。ずいぶん気がラクになったぞ!

元々は3年以上前の契約なので、現在は何かお得になってるだろうと予想はしてたのでした。古いプランをずっと使ってると損してることがあるので、時々確認をおすすめしたい。ただ、僕の場合、転送量のみの変更でちょっと高くなったけど。

●Surface Pro 4はなぜ使いにくいんだろう?

単純に考えて、「画面がペンで使える液晶タブレットになってるモバイルPC」なんだよ。普通のパソコンと同じく、インターネットやメールやテキスト書きやMS Officeを使えるし、OneNoteでノート取りも可能。

僕的には、PC付き液晶タブレットとしてわざわざペンタブを用意しなくてもPhotoshop作業やドローイング、3Dソフト(中クリックの問題はおいといて)の作業もできる理想のPC。機能的には本当に全部入り。

キャッチコピー「これさえあれば、何もいらない。」のはずなんだよなあ。なのに、なんでこんなに使いにくいのか……。

一年ちょっと前、奥さんがWindowsとMS Officeの練習用にSurface Pro 4がほしいとのことで、真ん中クラスのCore i5モデルを購入。でも奥さんがぜんぜん使わないので、僕が使うことに。

そもそも、僕には初代Surface Proを発売日に購入したものの(僕の用途的に)まったく使えなく、たった40日で手放した過去がある。苦手なのはわかってたのだ。

ただ、初代のSurface Proより画面が大きいし(当時は近近メガネを作る前で、10.6インチの画面は完全に無理だったw )、固定角度だったキックスタンドは自由自在になった。ペンがWACOMじゃなくなったのは致命的とも思われたけど、先週書いたように、工夫次第でどうにか使えなくはない。

先日、実家に行ったとき、Surface Pro 4(以下SP4)に慣れることができるか試してみた。で、本当にこの一台だけで済むのなら素晴らしい。

Surface Pro 4の解説書なんて買っちゃったよw Macからの移行に備えて(ペンタブ問題のため。いや、移行したくないんだがw )、Windows10の使い方やショートカットなども覚えたい。Windowsの解説書は、自分がイラスト描いてる学研の「500円でわかるシリーズ」など持ってるし。
http://www.gakkenpc.com/books-serise-category/s200

うまくいったら、別にデスクトップPCを購入してメインマシンとし、Surface Pro 4はサブ兼モバイル用として活用する目論見。そのへん不満や工夫など、不定期にぽつぽつと書いていこうかなと。


【吉井 宏/イラストレーター】
HP  http://www.yoshii.com
Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/

関係ないけど思い出したんで……。SWの世界では当たり前のようにワープするけど、ワープするのは中型以上の宇宙船であってほしかった。ミレニアムファルコンは「あんな小さなボロボロの貨物船なのにワープできて宇宙一速い」というのがカッコイイんだし。

ep4でデススターに爆破されたオルデランの空域にルーク一行がワープしてきたとき、TIEファイターが飛んでるのを「タトゥイーンからつけてきた?」「いや、あんな小さな戦闘機じゃ航続距離が足りない」みたいな会話があったじゃん?

ってことは、TIEファイターやXウイング程度の宇宙船は、ワープできない設定だったと思うんだよなあ。なのに、ep5でヨーダが隠れ住む惑星ダゴバにワープ(したと思ったけど未確認)するし、最近のSWでは当たり前のように戦闘機がワープしてる。

そこの設定を捨てるのはもったいないなあとかなんとか、Facebookでみんなで盛り上がった後で検索してみたら、「Xウイングはワープエンジンを搭載し、TIEファイターは搭載していない」とのこと。なあんだ、はっきりしてるじゃん。TIEファイターには母艦が必要、で整合性取れてる。

・ショップジャパンのキャラクター「WOWくん」
https://shopjapan.com/wow_kun/

・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500

・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii

・rinkakの3Dプリント作品ショップ
https://www.rinkak.com/jp/shop/hiroshiyoshii


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編集後記(02/22)

●服部剛「感動の日本史」の第11話「幻の尖閣切手 琉球政府郵政庁職員たちの知られざる気概の物語」を読んだ(2016/致知出版社)。昭和47(1972)年に、アメリカ占領統治下に置かれていた沖縄で発行された、琉球切手のひとつが「海と海鳥と島」と題された記念切手だ。この琉球切手は、わが国固有の領土である尖閣諸島をテーマとした唯一の切手である。発行日は4月14日、沖縄の祖国復帰(5月15日)の目前のことだ。琉球政府郵政庁は、なぜこの時期に世に出したのか。この切手には、わが国の領土を守るため、極秘のプロジェクトを遂行した職員たちの知られざる苦労と、揺るぎない意志が存在したのだ。

尖閣諸島は日本政府が10年の歳月をかけた調査の結果、明治28(1895)年1月14日に、正式にわが国の領土に編入された。当時、清国をはじめ国際社会から一切異議はなかった。昭和44(1969)年、国連の海洋調査で尖閣諸島の周辺に大量の石油が存在すると判明すると、中国と台湾が突如領有権を主張し始めた。琉球郵政庁は切手発行の権能を持っているうちに、尖閣諸島をテーマとした切手を発行したいと考えた。地図をデザインした切手により、尖閣諸島が紛れもなく日本領土であることを歴史に刻みたいという強い思いである。ところが外務省は「中国や台湾などを刺激する」と発行禁止を要求し、断念に追い込む。

今も昔も外務省は、日本の国益を考慮しない最悪の組織なのだ。外務省の横やりに郵券課長の浜元暁男氏は憤慨し、復帰3年後に予定された海洋博を名目に、海洋シリーズ切手を企画しこれに尖閣諸島を盛り込もうと考える。琉球郵政庁幹部だけの極秘プロジェクト「尖閣切手発行計画」が発足。魚釣島と尖閣の海の図柄は、どこの島と海か特定できないものとし、アホウドリを配した。この特別天然記念物は、伊豆諸島の鳥島と尖閣の南小島にしか生息していない(当時)。アホウドリを描いた切手の発行で、間接的に尖閣諸島が沖縄に属することを主張できる。一見「海と海鳥と島」の絵柄だが、こんな隠された意図が。

郵政省の切手審議会をなんなく通過し、大蔵省印刷局へ送付、外務省からのクレームもなく、250万部が印刷され予定通りに発行された。それは沖縄の祖国復帰、つまり琉球郵政庁が消滅する一か月前だった。身の危険も顧みず「プロジェクトX」を成功させた人たちがいたことに感動する。21世紀になって中国は魚釣島を釣魚島とした切手や絵ハガキを発行し、尖閣諸島の領有を既成事実だと欺いている。「しかし、そうは問屋が卸しません。そのずっと以前に、私たち日本の沖縄県が発行して以来、尖閣切手は尖閣諸島の日本領有を主張し続けているのですから。」と筆者。こんないい話、初めて聞いた。

いまは県外・国外からの変な活動家たちや、中国の手下みたいな知事のせいで、沖縄の人は一体なにを考えているんだと思われている。尖閣切手の頃のウチナーンチュは領土に対する強い思いがあった。最近は、沖縄独立論なんて愚かなことまでいう人もいる。それにしても、この尖閣切手、みごとな切り札である。いまこそ使うべきではないか。首相官邸ホームページに掲載せよ。 (柴田)

服部剛「感動の日本史」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4800911273/dgcrcom-22/

「幻の尖閣切手」 琉球政府郵政庁職員たちの知られざる気概の物語
http://jdjapan.blog.fc2.com/blog-entry-17.html


●「小股の切れ上がった」というストレートなのを連想した。「sexy」は大人っぽいイメージ。

/「超セクシーなレストラン」で連想するのは普通のレストランじゃないっ(笑)。「sexyなキャリア」「sexyなワイン」「sexyな実験」……よからぬことを考えてしまうっ(笑)。

/「大人の色気がない」を韓国俳優好きの人から聞いたことがある。喋り方や物腰が幼稚だ、と。韓国では俳優学校でインタビューの受け方も学ぶんだそう。みんな似たような受け答えだけれど、落ち着いた声でしっかり話すので好印象。

/アメリカのプロレス団体「WWE」は、病院や養護施設の訪問をしたり、子供達のデザインでアイテムを作ったりするのだが、こういった時に子供にインタビューすると、大人と同じように足を組み、ふんぞりかえりつつ、いっぱしの口をきく。

「子供らしく」なんてないんだなぁ、プライド持ってるなぁと感心する。日本のオリジナリティあふれる「カワイイ」はアリだし好きだけど、「子供らしく」のないアメリカンもいいなぁと思う。

/読んでいて、萌えや腐女子の文化も抑圧の流れのように思った。「カワイイ」でくるんだ、ギリギリのところ。

/血の気ひいたことがある。まったく同じ原因で(笑)。 (hammer.mule)

「小股の切れ上がった女」の由来
http://www.yuraimemo.com/2117/