装飾山イバラ道[196]ニンテンドースイッチと「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」/武田瑛夢

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ひな祭りの3月3日、ようやくニンテンドースイッチが届く日だ。本体はヨドバシカメラから、ゼルダのソフトはマイニンテンドーストアから、赤青ストラップはAmazonからそれぞれ届いた。

スイッチ本体は赤と青のカラーにした。現物を見てみると、ネオンレッドという赤色は蛍光が強い色だった。赤で蛍光カラーにするとこうなるのか。左側のネオンブルーは蛍光っぽさが弱く、普通の青のように見える。

とても小さいコントローラーだけれど、質感や持ち心地は案外しっかりしている印象だ。ゲームソフトはまだ「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」だけが手元にあるので、まずはこれを紹介したい。

※以下はゲームのネタバレがあります。





●ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド

特典の、回生のマスターソードのフィギアの箱がとても大きかった。三角の台座に剣が突き刺さっているデザインだ。この台座部分の素材がしっかりしていて重く、それに比べて剣は少し弾力性がある。剣が硬いと何かと危ないからだろうか。

全体で高さは25cmある。まずは飾ってみる。フェイクグリーンのウサギとIKEAのゴールドの飾り皿の前、ここが定位置になりそうだ。

・回生のマスターソード
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台座がモスグリーンなので、緑色のものと相性が良いみたいだ。ゼルダのソフトは、箱の中に小さなカートリッジが入っていた。予告動画でも見た、リンクの目覚めのシーンのオープニングのムービーを見て、いよいよ始まりだ。

数日間プレイしてみての感想は、今の自分ではどうしようもないくらいに、広い世界が広がっているゲームだ。少しづつ鍛錬して能力を上げていけば、もっと遠くへ早く行けるようになるのだろう。

ゲームの中の主人公リンクの鍛錬と、プレイヤーの自分のスキル鍛錬の両方が必要だ。

ゲームが進めば進むほど、世界がさらに広いことがわかり、途方に暮れるような瞬間がある。しかし、緻密に作リ込まれた美しい自然の中にいると、とても癒される。単調な同じパターンの繰り返しの地形ではないのだ。

●時刻、天候、自然

時間の進みが早くて、リアルの1分がゲームの世界の中では1時間。モタモタしていると夜になってしまう。

夜はガイコツなどの魔物が多くて、突然襲われる。戦いを避けるには、宿に泊まったり、火のそばで時間を変える方法を使って、朝に戻しながら冒険をする必要がある。

高いところへ登る力がつくと、望遠鏡を使って遠くを確認することができる。天候も晴れから雷雨まで様々で、リアルの世界と同じだ。天気の良い日の方がより遠くまで見やすい。

初めて来た場所で高い山に登り、周辺が見渡せた時の爽快感は、なんとも言えず素晴らしかった。思わず「うわぁ〜」と声が出てしまう。

望遠鏡で見えるのは、山や木、湖、悪者なのか味方なのかもわからない生き物などだ。空気の厚みを感じるような本格的な見え方で、初めての生き物を発見すると驚いてドキっとする。

環境音もリアルで、ヘッドフォンをつけていると、風がうなる音や鳥のさえずりが、複雑に混ざり合って聞こえてくる。時間経過が早いので太陽もみるみる動いて、雲の影が大地や山に落ちるのが美しい。

本当に好きな時に好きな場所にいることができる。美しい夕暮れや朝日を見るもよし、高い場所からパラセールで飛び降りて、川向こうへ行くこともできる。まったく飽きずに自然の中を走り回ることができるのだ。

それぞれの場所には食料にできるキノコや植物があり、採取しながら探訪することができる。野生動物は、弓矢で撃って狩りをすることもできる。

イノシシなどの動物を狩ると、すぐにお肉の塊になって(!)食料として確保できるので、里に降りなくてもよくて便利だ。鳥やキツネを狙うのはかわいそうと最初は躊躇したけれど、慣れた今はバンバン撃っている(笑)。

難易度設定は甘いかなと思って油断していると、より大きなクマなどの動物に遭遇するような機会があって、ぶつかられて体力ゲージが減ることもあるので注意が必要だ。

●ゲームの進み方

基本的にはストーリーの進め方はプレイヤー次第というのが、今回のゼルダだ。もちろん、なんとなく気になるところを歩いていれば、何かに行き当たるようにもなっている。

ゲームにはストーリーの本筋になるメインチャレンジと、登場人物と話すと発生するミニチャレンジがある。メインを優先にしようとしても、結局は行く先でミニチャレンジにつながるヒントを見つけるので、そちらを片付けることになる。

本筋と脇道を行ったり来たりしながら進むのが、都合が良いようになっているのだろう。自分が歩くことで広がる世界の、どこから始めても良いという基本ルールで起こるアイテムの不足を補う効果もありそうだ。

山岳地帯や海などの各地方には、高い塔が設置されているので、まずはてっぺんまで登る。

ここでシーカーストーンというiPhoneのような機材に、周辺のマップ情報をダウンロードすることができる。リンクはいつもこのシーカーストーンを腰から下げていて、とても現代的だ。

他のゲームだと、ゲームを進めるために使うアイテム表示画面というのは、主人公がいる世界とは別の、機能上のものと割り切られていることが多い。

地図や表や写真一覧などは、プレイヤーがこそっと広げて使う裏側のものだったわけだ。その裏側が、堂々と表側のリンクの手に持たれているのがシーカーストーンなのだ。

リンクが地図をロードし、シーカーストーンの画面に表示させて確認する。時には写真入り画面を、里の人々に見せて使ったりもする。まさにスマホだ。

古(いにしえ)の技術が使われたものということで、デザインはゼルダの世界にマッチするものとなっている。

キャラクターのグラフィックは、塗りがすっきりとした画調で、影の色数こそ少ないけれど、それもカッコ良くて好きだ。

昔からのゼルダにもいた、おなじみのキャラがたくさん出てくるので、雰囲気に違和感がないようになっていると思う。髪の毛一本一本までリアルな描写にしたら、可愛くなくなるキャラもいると思うのだ。

●ジョイコントローラー

メインチャレンジには大きな敵が複数出てくるけれど、私たちは今やっとその中の一つの大きな敵を倒したところだ。ラスボスではなく、いわゆる普通のボスかな?

火や水や氷などの地方があるようで、私たちは最初に水の場所を選んで戦った。リンクの泳ぎのスキルを上げて、アイテムを強化したのだ。

しかし、ゲーム中に問題なのは、やっぱり自分たちのスキルだ。ニンテンドースイッチについている、コントローラーの左右のボタンの扱いが肝心だ。

ニンテンドースイッチのジョイコントローラー(Joy-Con)は、左右に分かれた二つのコントローラーをジョイコングリップに装着して、両手で持って使う。

ABXYボタン以外にも上面にボタンが二種類付いているし、私には左手のレバー操作が難しい。

右の小さいボタンは近いので、戦いで焦ると別のボタンを押しまくってしまう。水の地方に出てくる最後の大きな敵は、それはそれは手強かった。やっと終わったかと思うと、さらに次の形態の攻撃を仕掛けてくる。

ジョイコンの操作にもそろそろ慣れろ! と言われているみたいで厳しい戦いだった。

体力ゲージがバンバン減るので、途中にリンクに食事を食べさせなくてはいけない。ジャグリングしながらリンゴを食べる大道芸人がいるけれど、まるであれに近い忙しさだった。

水の地方のボスはなんとか倒せたので、少しだけ自信もついた。そして、敵を倒したことで始まるアニメーションでウルウルしてしまう。

前回のWiiのスカイウォードソードでは、ラストで泣かされた覚えがあるものの、こんな序盤で感動していたら持たないなぁと思った。

私たちはまだ家の外に持ち出して使ったことはないので、小さな画面で遊んだことはない。しかし、このゲームにもやり込み要素が多数ありそうだ。キノコ採りや宝石探しなど、図鑑に数百の欄が空いていて、種類も多い。

ちょっとした時間にゲームの中で探しに行って、新種を見つけることができそうだ。ポケモンGOのように、収集して図鑑を埋めるのが好きな人にも魅力があると思う。

まだまだ行っていない場所、やっていないことがあるというのは、なんて幸せなことだろう。

今回はメインストーリーのネタバレはあまりしないように書いたつもりだけれど、今は自分でも他のゼルダ系の情報を絶っているので、間違いがあったら申し訳ありません。

この他にも、ゼルダには料理やジャイロセンサーを使ったゲームなどたくさんあるので、また次の機会にそちらを書きたいと思う。


【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
http://www.eimu.com/

ゼルダで困るのは、カタカナでつけられた地方や人の名前の覚えにくさだ。もちろん、自分の老化のせいでもあるけれど、実在しにくい名前になっているようなのも、覚えにくい理由だと思う。メモを片手にするかな。