ネタを訪ねて三万歩[144]仕事柄古いPC環境も必要なんです
── 海津ヨシノリ ──

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予備のノートPCその2は、Windows7の環境をキープしています。どうしてもWindows7の環境でないと困る案件があるからです。2010年に購入したPCなので、よく頑張っているとビックリです。

もっとも、予備のノートPCその1は2007年購入のWindowsVista環境で、今も現役バリバリ。どうやらWindowsに関して、外れは今のところないみたいです。

どちらも期せずしてDellのPCです。2000年以前のことは忘れましたが。MacBookProも2011年ですから、総じて物持ちは良さそうです。

しかし、ここでノートPCその2(以下Win7ノートと表記)で予想外のトラブルが発生するとは、前日まで想像も出来ませんでした。





問題はWiFiが繋がらなくなったことに端を発しました。認識しないのです。色々調べているうちに、どうやら消してはいけないファイルをいくつか間違って消してしまったようでした。ただし、そこに気が付くのにほぼ一時間ほど掛かりました。

Windows7、Adobe CS5、VisualStudio2010、Office2007の環境が欲しいのです。

メディアなしのセットを購入しているので、OSのDVDはありません。しかし、MicrosoftのサイトでWindows 7のディスクイメージ(ISO ファイル)のダウンロードがあることを知り、さっそくプロダクトキーを捜すも、マスターディスクがないのでお手上げです。

私はメーカーがOEMとしてPCにインストールしてあるWindows7を利用していたわけですから。ここで完全に諦めてしまったのですが、その後のちょっとしたアクシデント(落下未遂事件)から、PCの下部にプロダクトキーのシールを発見しました。

早速再チャレンジをすると、OEM提供品なのでメーカーに確認をして下さいで終了。ここまで2時間かかりました。振り出しに戻るってやつですね。

ここでDellのサイトを調べていて、解決策が見つかりました。Dellのパソコンには、Windowsを工場出荷時状態へ復元する事ができるツール(イメージリカバリ)がインストールされています。多分ROMで焼き込まれているのでしょう。

あとはインストールしてあるソフトを削除、またはアクティベーション返却処理をして一気に処理を行うだけです。幸いデータ類は既にバックアップ済みだったので、アプリケーションの退避処理完了後に、一気に作業に入りました。

工場出荷時状態に完全に戻ってからネットに接続した瞬間、当時プレインストールされていたDellとは関係のないサードパーティー製のセキュリティーソフトが起動して「重大な問題が発生」と、私を恐怖のどん底に突き落とそうとしました。

もちろん私は平気なので、慌てず愛用しているセキュリティーソフトを再インストールしたら「問題はありません」とのアナウンス。あたかも重大な問題が発生していると脅かして、ソフトを買わせる手法は気分が良くないですね。

ところが、ここでWindows版Adobe CS5のマスターDVDが見つからずにパニック。しかし、ダウンロード販売の関係で、シリアル番号さえ忘れていなければ、Abodeのサイトからダウンロード出来ることがわかり問題はあっさり解決。

ただし私のCS5はアップデート版だったので、CS4のシリアル番号が必要でした。もっとも不思議なことに、CS4に関しては直ぐにマスターDVDが出て来たのでパニックには陥りませんでした。

あとはマスターディスクがあるものばかりなので、大きな問題はありませんでした。まっ、あると言えばOffice2007です。本当はOffice2010が理想なのですが、わざわざ新規購入するほどでもないので2007でお茶を濁しているわけです。

関数の一部が2010から変更が入っていますし、メインサポートは終了しており、延長サポートも今年の10月10日で完了なのですが、仕方ないですね。ちなみにこれらは特殊環境であり、通常はOffice365で常にMacもWindowsも最新版を使用しています。

余談ですが、古いバージョンのソフトがAmazonなどで販売されていますが、恐ろしく高い価格設定になっていてビックリです。余計に手が出ません。もっとも、どうしても手に入らないと困ったが故、一昨年はVisualBasic.NET2003とホームページビルダー15を購入しました。

どちらも中古ではなくて新品です。VisualBasic.NET2003は結果としてほとんど使わずに、VisualStudio2010を昨年買うはめに。どちらも授業で必要なのです。市販の参考書を購入しても、実際に同じバージョンのソフトがないと説明出来ないですからね。

そんなこんなでWin7ノートが安定したところで、今度はMacProに繋げてあるintuos4が挙動不審に陥り、相当イライラしてしまいました。

ソフトを再インストールなどして色々調べた結果、どうやらペンが壊れてしまったようです。どうしてそれが分ったかというと、消しゴムはきれいに反応するのに、ペン先は挙動不審だったからです。これでペンは4本目です。

ちなみに今まで私は、ペンタブレットのペン先を交換したことか一度もありません。筆圧が弱いからなのか? 床に塩ビシートを敷いているからなのか理由は分かりませんが、とっても不思議です。

とにかくintuos4は2009年の製品ですから、仕方がないですね。ところが、セミナー用に昨年末に購入したIntuos 3Dのペンをいきなり紛失。もう泣きそうです。

普段のセミナーでは、2004年にリリースされたintuos3なのですが、いまだにMacBookPro用として活躍していることを考えると、なんとも複雑な心境です。


■今月のお気に入りミュージックと映画

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[にじ]by 貝がら in 1972(日本)

1972年10月4日から1973年9月19日まで、日本テレビ系列で放送されたドラマ「パパと呼ばないで」の主題歌。鮮烈な印象があったと記憶していますが、本放送でも視聴率は少なかったのに、再放送で火が付いたドラマだったそうです。

主演の石立鉄男さんも他界されて既に10年。何故かこの曲は頭の中にいまだこびりついていています。ヒットはしなかったのですが、とても良い曲だと思います。

実はドラマのメインキャストの中で、金造役の花沢徳衛さんを渋谷のハチ公あたりで見掛けたことがありました。とても若い格好をされていたのが印象的でした。

パパと呼ばないで 主題歌:にじ 唄:貝がら


42年ぶりの「貝がら」ライブ。52分あたりから
The Documentary of 貝がら 2015 -the shells are still runnning in the wind-


[Tomb Raider]by Crystal Dynamics in 2013, 2016(U.K, USA, Japan)

今回は映画ではなくてビデオゲームです。また、シリーズ全般ではなく、2013年にリリースされたトゥームレイダー ディフィニティブエディション(原題:Tomb Raider Definitive Edition)と、2016年にリリースされたライズ オブ ザ トゥームレイダー(原題:Rise of the Tomb Raider)。

2013年版は、架空の日本が舞台で邪馬台国の遺跡の冒険。2016年版は、亡き父が辿りつけなかった幻の都で、待ち受ける新たなサバイバル。

もちろん最新の2016年版の方が、圧倒的なクオリティーなのは言うまでもありませんが、高所が苦手な私にとってはトンデモナイ高度差のシーンが多く、観ているだけでもビビリそうです。

しかし、このままいくと数年後には実写との違いはなくなるかもですね。いや、実写よりもきれいになりそうで、ちょっと怖い反面楽しみです。

ちなみに、映画はリブート版「トゥームレイダー」をアリシア・ビカンダーのララ・クロフトで撮影することが決まったようですが、前2作でララを演じたアンジェリーナ・ジョリーには少々違和感があり過ぎたので、リブート版は大いに楽しみです。

トゥームレイダー ディフィニティブエディション Launch Trailer


ライズ オブ ザ トゥームレイダー TGS トレイラー Trailer



【海津ヨシノリ】
グラフィックデザイナー/イラストレーター/写真家/怪しいお菓子研究家
yoshinori@kaizu.com
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ノートPCのHDD交換で、古いタイプを復旧用として保存しています。しかし、ほぼ永遠に確認することもないバックアップの塊となっていて、数えたら8台もありました。

調べてみても重要なデータはごくわずかなので、整理したら6台のHDDを空っぽに出来ました。問題は用途ですね。大学の授業用に昨年度まではUSBメモリーを活用していましたが、今年からは2.5インチのHDDにする事に決めました。大容量で高速なのは助かります。

一応、保険としてGoogleドライブに各大学の授業で使用するデータをアップしていますので、万がいちHDDにトラブルが発生しても大丈夫。

なお、GoogleドライブからデータをWindows環境でダウンロードした時に、フォルダやファイル名が文字化けする場合には、7-Zipというフリーソフトを使うと解決します。
https://sevenzip.osdn.jp/



■4月の画像処理セッションは4月27日(木)を予定しています。
〜AfterEffectsの基礎【デザイナーのためのAfter Effects入門】〜
https://www.borndigital.co.jp/seminar/


◎講演内容

グラフィックデザイナーの視点で、AfterEffectsの使い勝手と可能性を入門型式で整理してみます。Photoshopのタイムライン処理の上を行く世界を楽しみましょう。

・モーショングラフィック
・Illustratorからの吸い上げ
・Photoshopとの親和性
・マスクと合成