[4309] カタカナ語の抗弁

投稿:  著者:  読了時間:22分(本文:約10,500文字)



《全部フジテレビ系列だったんだ!》

■ゆずみそ単語帳[09]
 カタカナ語の抗弁
 TOMOZO

■グラフィック薄氷大魔王[513]
 「日曜夜のアニメの僕的歴史」他、小ネタ集
 吉井 宏





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■ゆずみそ単語帳[09]
カタカナ語の抗弁

TOMOZO
http://bn.dgcr.com/archives/20170322140200.html
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先日、デジタルクリエイターズの藤原ヨウコウさんの記事「コミュ障はぐれはカタカナ英語に躓く」を読んで、軽く衝撃をうけた。

藤原さんはこの記事で「邪推かもしれないが、カタカナ英語の背後にボクは悪意しか感じない。特にバブル以降はそうである。『新しさ』や『進歩性』を演出するのに、こうしたカタカナ英語は悪用されているのではないか、とつい思ってしまうのだ」と書かれていた。

デジタルでクリエイターな人のなかにも、カタカナ語にこれほどの警戒心をもっている人がいるのか! というのが、ちょっとした衝撃だったのだ。

わたしはふだん、英語を日本語にする仕事をしている。

英語で書かれた内容とニュアンスをできるだけもらさず汲み取って、それを日本語を母国語とする読者にできるだけ自然に、まるまると伝わるように書くのが使命である。でも残念ながら、もらさず丸ごと伝わることはすくない。

なぜ丸ごと伝わらないか。

それは、英語が話されている世界と日本語が話されている世界の常識が、かなり違うからだ。

言葉の世界というのは、それを話す人の世界である。

同じ言語のなかにだって違いはある。

たとえば、東京の女子高生、名古屋の中年の管理職、鹿児島で畑を作っている老人、東北の温泉宿の女将さん、……の言語感覚は、それぞれにかなり違うはずだ。

米国でも、サンフランシスコの国際企業の役員、中西部のトラック運転手、ニューヨークのお金持ち、南部の黒人コミュニティのティーンエイジャーでは、やっぱりそれぞれ言語感覚はかなり違う。

その世界で主に話されている事柄、生活を構成するもの、目に映る景色や耳に聞く音、皮膚感覚、常識、笑いのセンス、大切にされているもの、避けられているもの、蔑まれているもの、などが、その人の言語世界を作っている。

もちろん言葉の世界は個人によっても違う。たとえば、渋谷の女子高生と鹿児島の老人が、あるいは遠くの国の一度も会ったことのない人同士が、または何世紀も前に生きていた人と現代の人が、言葉を介してなにものかを共有できるのが言葉の素晴らしいところだし、逆に一緒に住んでいて同じ言語を話していてもまったく言葉が通じないということだって、ありますよね?

英語の文を日本語に(その逆でも、ほかのどんな言語でもそうだと思うけど)翻訳するときに、翻訳者はかならず、読者の言語空間を想定する。

なんていうと偉そうだけど、しょせんはボンヤリと想定する読者の世界で、どんな言葉がどんなふうに使われているかというのを、うっすら想像してみるだけにすぎない。

読者が想定上の不特定多数である以上、正しいかどうかは調べようもない。

とはいえ、IT企業の技術者向けに書く場合、ファッション誌に書く場合、高校生向け向けの媒体に書く場合、富裕層の高齢者向けに書く場合、ではそれぞれに使える言葉もトーンも違う。

想定する読者の言語像と現実がズレすぎると、翻訳者として仕事にならない。この媒体の読者にとっての日本語の正解ゾーンはこうだ、という自分の感覚を信じるしかない。

で、それぞれの場合にカタカナ語をどのくらい使うか。というのに、翻訳者はいつも頭を悩ませている。

これはほんとに、その媒体にもよるし、翻訳者の考え方も人それぞれ。私はほとんどの日本の読者には、ある程度のカタカナ語は寛容に受け入れてもらえるもの、とボンヤリと思っているが、その「ある程度」はいつも変動する。

ファッション、IT、金融などの世界ではカタカナ語が百花繚乱で、業界の外の人にとっては何いってんだかさっぱりわからないこともある。

たとえばネットワークセキュリティの製品のページでみつけたカタカナ語の例。

「マルウェアを解析することで、攻撃の第1段階で使用されるエクスプロイトからマルウェアの実行パス、コールバック先、その後の追加ダウンロードに至るサイバー攻撃のライフサイクルが明らかになります」。

エクスプロイトってなんだ。攻撃のライフサイクルって? しかしこれを無理に日本語に置き換えようとしたら、意味不明な誤訳になってしまう。

ヴォーグジャパンの記事でみつけたカタカナ語の例。

「セダクティブなレースや、大きく開けたスリット。ランジェリーを思わせるセンシュアルなドレスが今、トレンドだ。共通するのは、ただのセクシーに終わらない、凛とした強さ。モダンな感性で纏う、大人のラグジュアリーがここに」。

これはきっと日本語ネイティブのライターが書いたものだと思うが、セダクティブとかセンシュアルとか、英日翻訳で使ったらたいがいの場合、編集で訂正されるのは間違いなしである。

翻訳する時には、安易に英単語をカタカナに置き換えるのではなく、できるだけ日本語で言い換えるのが良識ある英日翻訳者の態度、というのが、翻訳者の一般的な考え方だ。

それでもカタカナ語をやむなく使う理由の第一は、既に日本語になっている言葉には置き換え不可能な場合があるからだ。

たとえば、「コミットメント」「エンゲージメント」「インスパイア」「ベストプラクティス」「ウェルネス」「アカウンタブル」「デューデリジェンス」などには、どう頭をひねってみても過不足なくはまる日本語がないことが多い。

すでにある日本語に置き換えようとすると、文章での説明が必要になるか、なにか重要な要素が抜け落ちてしまう。

これはどんな言語でも、新しい概念をほかの文化から輸入するときには起こることのはず。

もともと日本語には文字がなかった。

隣にたまたまあった超大国から漢字を輸入して、文字を書くことを学んだ日本人は、そこから仮名文字を発明していくわけだけど、その頃は文明国中国から渡ってきた学問や知識が超イケていた。というか、学問のすべては大陸から来ていた。

文字通り命がけで超文明国にわたって、ありがたいお経を学んで帰ってきたお坊さんたちは、今の感覚では思い及ばないほどの、図抜けたインテリだったのだと思う。

日本は、地理的に特異な場所にできた特異な国で、20世紀の数年間をのぞいてはほかの国に占領されたこともなく、海を隔てた超大国とおおむね絶妙な距離を保ちながら独自の言語空間を育んできた、珍しい国なのだとつくづく思う。

遣唐使の時代から明治維新後、そして現在にいたるまで、日本の人たちは新しい知識や概念を漢字、カタカナ、ひらがなの組み合わせで貪欲に吸収してきた。

すでにいろんな学者さんが指摘してることだと思うけど、三通りの表記システムを持っているというのは、日本の文化が柔軟にいろんなものを吸収するのにあたって、とてつもない利点だったはず。

カタカナ語を使う理由の二つめは、藤原さんが指摘しているように、演出効果、つまり「なんとなく新しくて、かっこいい」オシャレ感をかもしだすためでもある。

文章には、「意味」と「論理」を伝えることに加えて、読む人にどう受け取ってもらいたいか、どのような感情や感覚を呼び起こしたいか、という書き手の希望と、そのためのプレゼンテーションが常にある。それは文体にもあらわれるし、言葉の選び方もその一部だ。

言葉は論理を伝えるものだけでなく、情緒の容れものでもある。

そして面倒なことに、どこからどこまでが情緒の範疇でどこからが論理、ときれいに割り切れるものでもない。

さらに面倒なことに、多くの人は自分の書いたり話したりする言葉に、自分がどのような意図を盛り込んでいるのかを、あまり意識していないことも多いのではないかと思う。

翻訳者の商売の一部は、他人の書いた言葉のウラにある意図を汲み取ることである。

書き手がある言葉を特別に選ぶときには、情緒的な理由や、人にどう受け取ってほしいか、どのような効果を出したいかという理由がその背後にあるはずだ。

翻訳者は時に、文章を書いた本人よりも深くそれらの理由について考え、分析することも多い。

とくに広告やマーケティングの場面では、プレゼンテーションが論理よりも大切なこともある。

「老化防止」を「アンチエイジング」と言い換えるのは、まさに、「老化」といういろいろ手垢のついた言葉のネガティブな感触にさわらずに「老化を防ぐ」と言いたいからだ。

でもプレゼンテーションの面からは、「アンチエイジング」と「老化防止」は同一にしてまったく違うともいえる。

それは、シヴァ神と大黒天の違いのようなもの、といっても良いのではないだろうか。違うか。

たとえば、上記のヴォーグジャパンの記事を漢字の言葉で言い換えたらどうなるか。

「セダクティブなレースや、大きく開けたスリット。ランジェリーを思わせるセンシュアルなドレスが今、トレンドだ」

「誘惑的なレースや、大きく開けたスリット。下着を思わせる官能的なドレスが今、流行中だ」

下の例でも意味的にはぜんぜん変わってないのに、カタカナ語で書くと何かが変わる。それをオシャレと思うか、鼻持ちならないと思うかは、その人の考えかたと感じかた次第だ。

その言葉づかいがプレゼンテーションとして成功しているかどうかは、受け取り手がなにを常識として暮らしているか、なにをカッコ良くなにをカッコ悪いと思っているかによって変わる。

そして、書き手がちゃんとその言葉を理解していないと、ヘンなことになるのはどんな言語でも同様。

往々にして、まだあまり耳慣れない新しい言葉を使うことで、「新しいモノを良く知ってる頭の良い人」または「教養の深い人」、と自分をプレゼンできるという希望のもとに、あんまりよくわかってない言葉を使っちゃったりする人もいるわけである。

そして本人にもその自覚があまりなかったりもする。

藤原さんが苛立っているのは、そういった、胡乱なカタカナ語の使い方に対してであろうと思う。

でも、なんとなくカッコ良い、感触の良い言葉が、あんまり意味も考えずに使われるというのは、カタカナ語の専売特許ではなくて、中国から輸入された漢字の熟語でも、万葉の時代のやまとことばにだって、きっとあったのだと思う。

紫式部が清少納言のことを

「したり顔にいみじう侍りける人。さばかりさかしだち眞字(まな)書きちらして侍るほどにも、よく見れば、まだいとたへぬこと多かり」

と、「(女のくせに)漢語など使ってえらそうに書いてるけどろくにわかっちゃいない」とこき下ろしているのをみても、まあそういう批判はどの時代にでもあるのだなと思わされる。

カタカナ語大氾濫の背後には、文化的なボタンのかけ違いと、ちょっと行き過ぎちゃったカッコつけが入り混じっている。

ん? と思ったときには、その日本語を自分なりにもっとよく分かる日本語に「翻訳」してみると、面白いかもしれません。


【TOMOZO】yuzuwords11@gmail.com

米国シアトル在住の英日翻訳者。在米そろそろ20年。
マーケティングや広告、雑誌記事などの翻訳を主にやってます。

http://livinginnw.blogspot.jp/
http://www.yuzuwords.com/


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■グラフィック薄氷大魔王[513]
「日曜夜のアニメの僕的歴史」他、小ネタ集

吉井 宏
http://bn.dgcr.com/archives/20170322140100.html
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●日曜夜のアニメの僕的歴史

『「超人バロム・1」がYouTubeで公式配信開始』だそう。
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1703/09/news096.html

小学校3年生頃、「仮面ライダー」のあまりのブームに耐えきれず、44話(遅い!)の「墓場の怪人カビビンガ」から見始めてしばらくして、「超人バロム・1」は始まった。変身ヒーロー物ってこの二つしか見てないと思う。

・仮面ライダー 1971年4月3日 〜 1973年2月10日
(毎日放送・NETテレビ系列 土曜19:30 - 20:00)

・超人バロム・1 1972年4月2日 〜 11月26日
(日本テレビ系 日曜19:30 - 20:00)

「仮面ライダー」や「マジンガーZ」も同様に、見始めてしばらくは楽しむんだけど、割とすぐ飽きる。

で、「ブームに乗せられたものの、せっかく見始めたんだから最終回までちゃんと見なくてはいけない責任がある」と、半ば義務感で見るw だから最終回を心待ちにし、終わると「仮面ライダーV3」や「グレートマジンガー」など新シリーズには見向きもしないw

「せっかく見始めたんだから」。例によって、民放テレビは日曜夜以外基本的に禁止されてたから、それを押し切って見始めたわけで。途中で見るのやめてしまうと、次に何か見始めるときに嫌味を言われるに違いないからという理由。かわいそうだなあw

で、Wikipediaを見てたら、ある時間枠で前後に何が放送されていたか書いてある。僕の小学生5年生頃の日曜夜のテレビアニメって、18時から30分ずつ「ガッチャマン」「サザエさん」「マジンガーZ」「ムーミンやハイジ」という印象が強い(その前後に「笑点」と「大河ドラマ」)。

Wikipediaから見たことのある番組を抜き出してみた。

・フジテレビ系 日曜18:00枠
ハクション大魔王 1969年10月5日 〜 1970年9月27日
いなかっぺ大将 1970年10月4日 〜 1972年9月24日
科学忍者隊ガッチャマン 1972年10月 〜 1974年9月
てんとう虫の歌 1974年10月6日 〜 1976年9月26日

・フジテレビ系列 日曜夕方18:30枠
マッハGoGoGo 1967年4月2日 〜 1968年3月31日
ゲゲゲの鬼太郎 1968年4月7日 〜 1969年3月30日
忍風カムイ外伝 1969年4月6日 〜 9月28日
サザエさん 1969年10月5日 〜

・フジテレビ系列 日曜19:00枠
アタックNo.1 1969年12月7日 〜 1971年11月28日
ミラーマン 1971年12月5日 〜 1972年11月26日
マジンガーZ 1972年12月3日 〜 1974年9月1日

・フジテレビ系列 日曜19:30枠
どろろ 1969年4月6日 〜 1969年9月28日
ムーミン(第1作)1969年10月 〜 1970年12月)
アンデルセン物語 1971年1月3日 〜 12月26日
ムーミン(第2作)1972年1月 〜 12月
山ねずみロッキーチャック 1973年1月7日 〜 12月30日
アルプスの少女ハイジ 1974年1月6日 〜 12月29日
フランダースの犬 1975年1月5日 〜 12月28日

そうだったのか! 全部フジテレビ系列だったんだ! おもしろい!

なんか、あやふやな記憶が一本に繋がった。サザエさんの前がカムイ外伝だったとはw っていうか、60年代から続いてるサザエさんってあまりにスゴイ。

あれ? 「超人バロム1」の放送時間が「ムーミン」と被ってる? 名古屋テレビでは別の時間帯だった可能性? いや、すぐ飽きてムーミンに戻ったのかもしれない。

ちゃんと年表を作るとおもしろいだろうな。Excelとかで作るといいかも。僕が見たテレビ番組の数なんてたかが知れてるから、全部きっちり調べられそう。NHK少年ドラマシリーズや人形劇なんか特に。

●古い環境で仕事すること

「#漫勉 20年来フルデジタルの山本直樹先生、93年からバージョンアップの止まったソフトにざわつくTL」
https://togetter.com/li/1091285

番組は見てないけど、すげえ……。1993年のソフトをOSXのクラシックモードで使い続けてる。Aldus SuperPaint、Photoshop 4.0J、クラリスワークス。

クラシックモードが使えたのっていつまでだっけ? と調べたら2007年のLeopardから使えなくなってるらしい。それでも10年前!

OSXをPowerMac G5で使ってるからずいぶん進歩的なんだけど、以前は古い環境のまま使ってる人って変だと思ってた(入稿の都合で新しいソフトを使えないのは除く)。

古い環境は新しいソフトや技術を使えなくてつまらないし、いろいろ工夫しなくちゃいけなくてしんどいじゃん。

まあ、最近はアリかなと思ってる。人それぞれ。使いやすい環境を固めてそれを維持するのはひとつのやり方。職人でもアーティストでも、道具をどんどん新調する人がいたら、なんか軽くて信用できないわ。僕みたいに意地でも最新の環境を使うって人のほうが変だ。

OS9が動く中古のMacなんて安くいくらでも手に入るんだから、あと10年くらいはまったく平気だろうし。もし僕が、「ぜったいPainter6しか使わない!」って人だったとしても、そんなに苦労しないかもしれない。

僕の場合、1992年に入れたMacが5年リース(1年後のQuadra700へのアップグレードもリース)だったため、97年まで新調できなくてくやしい思いをしたトラウマw

普及期・発展期で活気づいてた当時のMac雑誌の、新しいMacで何が出来るとか楽しそうな記事がうらやましくてしょうがなく、地団駄を踏んでいた。それで、環境を古いままにしておくことに拒否反応が出るようになったのでしたw

●勝手に再起動

「Windowsが勝手に再起動、作業中データ消失」の恐怖からついに解放
https://japan.cnet.com/article/35097907/

確かに何度も勝手に再起動されて「仕事に使うOSとは思えん!」って、めちゃくちゃ頭に来てたんだけど、自動アップデートの設定とかどこかをいじれば防げると思ってた。

本当に勝手に再起動する仕様だったの? 今まで?! それでいいと思ってたの? 今までに数億人×数分〜数時間を失ったのは確実だろう。

いや、勝手に再起動を止める設定、あるんじゃないのかなあ。そうでなきゃおかしい、と思うけど、こんな記事があるくらいだから。これがその「勝手に再起動」と同じものかわかんないけど。
https://nelog.jp/harness-win10-reboot-after-update

起動するなりアップデートとか、終了しようと思ったら延々アップデートとかも含めて、「ユーザーが主人公でなくOS優先」や「気が散る通知」とか、仕事に集中させてくれないWindows。

とか思ってたけど、最近はMacもiOSも、設定でオフにしない限り通知の嵐。似たような感じになってきた。頼むから静かに仕事させてくれー。


【吉井 宏/イラストレーター】
HP  http://www.yoshii.com
Blog http://yoshii-blog.blogspot.com/

アイディアスケッチがぜんぜん進まないw 花粉症がひどすぎて下を向いて紙に描けない。鼻水が垂れてくる。 真っ直ぐ前を向いて描くには板タブ描きがいいのだが……。

・ショップジャパンのキャラクター「WOWくん」
https://shopjapan.com/wow_kun/

・パリの老舗百貨店Printemps 150周年記念マスコット「ROSEちゃん」
http://departmentstoreparis.printemps.com/news/w/150ans-41500

・rinkakインタビュー記事
『キャラクターは、ギリギリの要素で見せたい』吉井宏さん
https://www.rinkak.com/creatorsvoice/hiroshiyoshii

・rinkakの3Dプリント作品ショップ
https://www.rinkak.com/jp/shop/hiroshiyoshii


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編集後記(03/22)

●「スティーヴン・キング/痩せゆく男」を見た(1996/アメリカ)。スティーヴン・キングと銘打つ必要があるのか。あるのだろう。ただの「痩せゆく男」ではインパクトが足りない。スティーヴン・キング原作の映画は、当たり外れが甚だしいといわれているが、わたしは性懲りもなく手を伸ばすほうだ。まあ昔から「懲りない男」「変な人」と言われていて、歳をとっても治らない。

前に見たような気がする。そもそもの発端の事故は、主人公の弁護士・ビリーと妻の運転中の性行為が原因であり、これはヤバイ、家族で見られない映画だと思ったことを覚えているからだ。ビリーは横断中の老女をはねて死なせてしまうが、裁判ではビリーの仲間の判事と署長が結託して無罪放免とする。

老女はジプシーの頭レムキの娘だった。不気味な老人レムキ(106歳)は、ビリーの頬を撫でて「痩せていく」と一言。それまでは135kgの顎が見えないほどの超デブだったビリーは、体重がどんどん減り続ける。それでも食べる。あさましく食べる。しかし、痩せるのを止められない。ビリーは判事と署長もレムキの呪いを受け、顔や身体の醜い出来物で死ぬほど苦しんでいることを知る。

ジプシーのキャラバンを追ったビリーは、レムキに呪いを解くよう懇願するが侮辱されあしらわれる。キレた彼は「町の白人の呪いをかけてやる」と絶叫し、レムキの曾孫娘に掌をパチンコで撃ち抜かれる。ビリーは裁判で貸しがあるマフィアに助けを求める。町の白人二人とジプシーたちの戦いが始まった。

マフィアのボスらしき男が部下も従えず、単身でキャラバンに乗り込み銃撃で暴れまくる。ビリーをはじめ町の白人の男達はろくでなしばかりだが、彼だけはクール(いやホットに)に務めを果たし、レムキを灯台に呼び出す段取りをつけて去る。呪術師レムキは、手が触れた相手しか呪いがかけられないようだ。

敗北を認めたレムキは一人で灯台に現れ、もはやガリガリのビリーに呪いのパイを渡し、ビリーの血を吸わせる。呪いを移したい者に食わせろ、そいつは死ぬが、お前は解放される。良心があったら自分で食え、と言って去る。ビリーは体力が回復し、自宅に戻る。悲劇はまだまだ続き、絶望的な結末に至る。

激太り、激痩せのビリーはそのあまりの落差に、別人ではないのかと思ったが一人の俳優が演じている。これは特殊メイクを駆使して、激太りから激痩せまでのビリーを作り上げたようだ。今ならCGで容易にできるだろう。ストーリーはシンプルで迷うことはないが、いずれにしろビリーへの感情移入はできない。

痩せ続けると同時に精神も病んでいく。ビリーは妻と医師との仲を疑い、二人を憎む。不倫が本当なのかはわからない。戻った翌朝、ビリーは訪ねてきた医師を愛想よく迎え入れる。そしてつぶやく。「どうぞ、町の白人の先生」。嗚呼、彼はレムキに精神を乗っ取られていたのか、と深読みする。 (柴田)

「スティーヴン・キング/痩せゆく男」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000CFWORA/dgcrcom-22/


●消防点検続き。スプリンクラーの仕組みについて検索してみた。

「スプリンクラー配管はヘッドまで常に圧力水で満たされている」
「スプリンクラーは自動で放水する」
「鎮火後〜現場の放水が続き、現場は水没」
「手動でバルブを閉めて放水を止める」

ちゃんと見ておけば良かった! バルブは今日触ってたところのはず。たぶんあのへん。誤作動や早い鎮火なら、バルブ締めにいかないと水浸し。ALSOKやらを待っているよりは自分でやった方が早い。

古いビルでの火災報知器誤作動って、スプリンクラー用水路の水漏れが原因?

最近、水道メータの交換があったせいもあるのかな。このメータ交換は5分程度と言われていたが、1分程度で終わって驚いたっす。 (hammer.mule)

ページ下のほう「スプリンクラー作動の仕組みは次のようなものです」
http://www.spnet.biz/spnet_part_2/senningyomuhen/sennin_16.htm

水道メータの取替えがあったようですが、なぜ取り替えるのですか
http://www.city.osaka.lg.jp/suido/page/0000161188.html
「水道メータは、計量法で8年間の有効期間が定められています」
音声読み上げしてくれるページだわ。

ReadSpeaker
http://www.readspeaker.co.jp/
「地方自治体用ウェブサイトに関しては、人口規模に基づき価格見積を行っています」スウェーデンの企業なんだ。

「集中力は資源である。プロに学ぶ集中のコツあれこれ」ライフハッカー
http://www.lifehacker.jp/2017/03/170316_takarazuka_concentration.html
なぜかタカラジェンヌ(花組)が。

宝塚歌劇を、今なら1,500円引きで見られるキャンペーン中
http://kageki.hankyu.co.jp/debutsupport/
「邪馬台国の風」か……。初見の人におすすめするのはちょっと不安(汗)。レビューは華やかできっと楽しいと思うよ〜。男役の女装姿とか。
↑今やっている「王妃の館」では、女の人が男役やっていて、その役がオネェで男の人と恋愛をするという複雑なのがあるよ……。

公演案内「邪馬台国の風」「Sante!! 最高級ワインをあなたに」
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2017/yamataikokunokaze/

公演案内「王妃の館」「VIVA! FESTA!」
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2017/ouhinoyakata/
女の人が男役やるだけでも複雑なのに(笑)