装飾山イバラ道[198]「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」感想 魔物編/武田瑛夢

投稿:  著者:  読了時間:7分(本文:約3,000文字)



何回か記事にしてきたけれど、レビューというほど他のゲームの機種もソフトも知らないので、感想とさせていただく。

私はいつもゼルダの新作ソフトが出るタイミングで、対応機種のゲーム機を買うタイプだ。ゲーム好きというよりも、ゼルダ好きなのかもしれない。だいたいその時期に合わせて、他のゲームソフトも数種類買う。

※以下はゲームのネタバレを含みます。

せっかくポケモンGOで身につけたお散歩力が、ゼルダのおかげで封印されている状態だ。ゼルダのゲームの世界を歩き回っていると、十分に散歩をした気がしてしまうのだ。違う違う、歩いていない。もっと歩かねば。

もうこの時期になれば、リアルな世界では桜も散ってしまうかもしれないのに。でもゼルダの世界でピンク色の花を咲かせた巨木を発見した。これで花見が済んだってことでもいいかもしれない。

ゲームを始めて結構経つけれど、やはりゼルダは素晴らしい。これはゲーム的に解釈された、この世の仕組みなのだ。ゲームなので取り決めもあるし、枠もある。

しかし、プレイヤーがどの道を通るかが自由になっているので、人によって経験が変わってくる。コレを手に入れておけば楽だったと、後で気がつくこともあるけれど、苦労したおかげで楽しかったことも多い。

わざわざ試練を探し、見つけては喜び、そこに飛び込む。リアルな世界でもそんなことって多いのではないだろうか。





●選択肢が自由な分だけ自分が出る

草原を歩いていて敵に近づいてしまうと、気づかれて攻撃を受ける。一対一であればとりあえずやっつけるけれど、相手が複数の場合は逃げた方がいいこともある。

敵も魔物系は基本的に頭が悪いので(笑)、少し離れると忘れてくれる。例え魔物の仲間の一人が私に殺られていても、何があったかすら気にしていないのだ。残念な者たちだなぁ。ただこの切り替えの早さも、厄災のおかげで心を乗っ取られているせいであろうと勝手に思っている。

ゲームの中で逃げ足とスタミナに関わる「がんばりゲージ」が上がってくると、割と簡単に逃げることができてしまう。こうした「逃げ癖」がつくと、より大きな敵に出会って、コテンパンにやられたりする。

安易に回避したいろいろなことを、「やっぱりそれじゃあダメだったんだ」と思い知らされるのだ。

立ち向かう勇気を持って積極的に攻撃すれば、案外たいしたことなかったとわかる。現実をしっかり見つめて、やることをやるのだ大事だ。

逃げる時は逃げ、戦う時は戦う。このゲームがよくできているのは、倒しても元凶となる厄災をなんとかしなければ、結局は魔物は生き返ってしまうという「赤き月」という仕組みだ。

赤き月の時がどのタイミングかはよくわからないけれど、夜中に魔物を倒してそばにあった焚き火で時間を変えたら、倒したはずの魔物に囲まれていてビックリしたことがある。この世界から悪を断つには、やはりラスボスを倒すしかないのだ。

四つの大きな目標以外の敵はそのうち復活するという仕組みは、逆に言えばいつまでもこのゲームを楽しめる仕組みでもある。大きな怖い魔物がいる場所は、いつになっても気安くは通れない。

しかし、以前倒した時よりも自分が強くなった今は、もっと簡単に倒せるはずだと気がつく。自分の成長によって、楽しみ方がどんどん変わるのも素晴らしいと思う。

最初はあんなに怖くて、避けて通ってばかりいたロボットのガーディアンも「部品集めちゃう?」、大男のヒノックスも「お宝奪っちゃう?」という気分で挑めるようになった。

後述するライネルだけは「……今はやめとこう」と思うけれど。それぞれ色やレベルによって強さが違うので、どのタイプも甘く見るとやられてしまう。

●武器の適性

使う武器も好みがはっきりしてきて、私は弓が好きだ。当たった時はスカっとするし、外れるとガッカリ。距離が離れると少し上を狙わなければいけないし、弓の性能によっても使い心地が変わる。

動きながら接近する敵に、最小限の矢の数で倒せた時は、すごく嬉しい。ゲーム内マネーのルピーも、矢を買うお金に消えていた時があった。

夫は剣が好きなので、矢よりも剣を消費する。かわりばんこに戦っていると、武器の消費はちょうどよい感じだ。しかし、敵との距離は常にアクティブに変化する。やはり、どちらの武器もバランス良く使えるのが理想だろうか。

武器は使うと消耗していき、そのうち壊れてしまう。やっと手に入れたすごい武器も、使えばいつかは壊れてしまうけれど、使わないでおいても意味がない。

それでも記念にもらった英傑ゆかりの武器はなかなか使えなくて、執着をどうするかに悩む。この世の仕組みをここでも感じるのだ。

●マモノグッズ

魔物にお肉をあげたら食べてくれたことは前回書いたけれど、もっともっと深く魔物と遊べるようになるのが「マモノグッズ」だ。

このアイテムを考えた人は天才ではないだろうか。もっと早く手に入れておけばよかったと思う。今回のゼルダのゲームは、「このアイテムを使うのが楽だけれど、なければ他の手段でもできますよ」ということが多くなっている

他のゲームがどうなのか比較はできないけれど、アイテムを手に入れてセリフが変わる程度のものは多いと思う。このグッズは魔物の態度が変わり、危険だった道がまったくの安全地帯に変わるのだ。

夜中になると現れるマモノショップでは、魔物を倒した時に手に入れたツノや牙を、マモというゲーム内のお金にしてくれる。マモノショップで買えるマモノグッズは、ボコブリンマスクやリザルフォスマスクという仮面などだ。

店主が適当に縫ったように見える手作り感満載のマスクなのだけれど、これをかぶってボコブリンの前に行くと、ハテナマークで怪しまれるだけで全然大丈夫なのだ。すごい効き目だ。

魔物に攻撃されないというのがこんなに楽しいとは。リザルフォスも首をかしげて考えてはみるけれど、敵という確信が持てないみたいだ。

リザルフォスマスクをかぶって、一緒にジャンプする。そばにある焼きサバや武器を頂いても、全然怒られない。マスクは一つしかかぶれないので、複数の魔物が同時にいる時だけは見抜かれてしまうので注意が必要だ。

他にも色々なマモノグッズがあるけれど、とうとうライネルマスクを手に入れた。ライネルとはケンタウルス風の半身半獣の体つきで、ものすごく強い魔物だ。体つきも武器も大きくて、戦闘力は他の魔物とはケタ違いだ。

「でもライネルっていつも一人でいるのに、他のライネルに気を許すのかな?」と夫に言われる。

私は「でもライネルだって別の所には色々な色のがいるし、たまには集まって飲み会でもしてるよ(笑)」と、ライネルマスクが欲しいだけのためにトボケてみる。ケンタウルスの体格で飲み会だと、テーブルはどんなのだろう。

ライネルマスクの効果については、ここでは秘密にしておきたい。とても楽しいには違いない。

まだまだ行っていない所、やっていないことがある。読み進めている本の残りページのように、単純に少なくなっていくのではなく、前のページをもう一度読みに行くと何か変わっていることが発見できるのだ。知らない方法、知らない物があったなら、知ってからもう一度訪れれば良いのだ。


【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
http://www.eimu.com/

先月母の健康診断に付き添って、久しぶりに視力検査をしてもらった。Cの文字の空いている部分を答える検査で、私も少し後ろから見ていたけれど結構な正解率だ。母が目が良いというのを疑ってごめんなさいという気持ち。