[4332] クリエイター手抜きプロジェクト★連載500回

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《伊勢神宮で厄払い、祝詞で個人情報が〜》

■まにまにころころ[115]
 ざっくり日本の歴史(番外編)伊勢神宮で厄払い
 川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito

■クリエイター手抜きプロジェクト[500]イベント編
 「オープンハードカンファレンス」レポート
 古籏一浩




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■まにまにころころ[115]
ざっくり日本の歴史(番外編)
伊勢神宮で厄払い

川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito
https://bn.dgcr.com/archives/20170424110200.html

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コロこと川合です。2回連続の番外編ですみません。前回書いたとおり、40歳になりまして。この40歳になる年、数え年で41歳は、前厄なんですね。

前厄だという話は、2月に尿管結石で救急車呼んだ話の時にも書いた気がしますが、この週末、「厄祓い」に行ってきたので、今回はその話を。

◎──厄年って何?

誰が言い出したのか、良くないことが起こりやすいと言われる年齢が厄年で、平安時代にはもう、その考え方自体はあったそうです。

時代や地域などによって違いがあるようですが、一般的には、
・男性:25歳、42歳、61歳
・女性:19歳、33歳、37歳

数え年で上記の年齢が「本厄」、その前後が「前厄」「後厄」とされます。

つまり、30代の女性なんて、32、33、34、36、37、38歳と、集中砲火。

科学的根拠はまったく不明な厄システムですが、こうしてみると、統計によるものかもって感じがしますね。

◎──数え年って何?

数え年というのは、生まれた時が1歳で、正月を迎えるごとに年齢を重ねるもの。なんでそんなややこしいことするのか謎ですが、昔の日本はずっとこれでした。

今使われているのは、満年齢。生まれた時が0歳で、誕生日に歳を重ねるもの。

数え年も地域などで違いがあり、加算日を立春としたり旧正月としたりします。ただでさえややこしいのに、さらにややこしくなるので、今回の話は一般的な、グレゴリオ暦1月1日を加算日とすることにします。

生まれた日が1歳。ゼロ歳という発想がなかったのか、胎内での成長を加味したものかは知りませんが、とにかく生まれ時点で1歳です。そして正月に1つ歳をとる。大晦日に生まれたら、翌日には2歳というすごいシステム……

数え年の計算方法は、その年に満年齢で迎える歳に1を足せばオッケー。つまり、誕生日を迎える前は2を、誕生日以降は1を足せば、数え年になります。

ということで、満年齢での厄年は、
・男性:24歳、41歳、60歳
・女性:18歳、32歳、36歳

前厄、後厄を加えると、
・男性:23、24、25歳、40、41、42歳、59、60、61歳
・女性:17、18、19歳、31、32、33歳、35、36、37歳

上記の年齢を迎える年、ということになります。普通、数え年で考えるため、その年齢になる年の正月からスタートです。

◎──厄祓い(厄払い)って何?

まあ読んで字のごとしというか、厄年に寺社仏閣へとお参りして、厄を祓ってもらうことです。面白いのが「寺社」と、仏教でも神道でも厄払いを受け付けているというところで。

災厄、穢れを祓うという考え方は神道っぽいと思うのですが、お寺でも祓ってくれます。もちろん作法は違いますけれど。神仏習合の流れからなのか、儲かるコンテンツに乗っかったのか、よく分かりませんが、日本っぽいなあと思うところです。

そういえば、多くのお寺に「おみくじ」もありますよね。おみくじ=お神籤。神による占いだと思うのですけども……

ぶつかるのではなく、融和する。和をもって尊しとなす。うん、日本っぽい。

◎──どこで厄を祓うか?

どこでもいいみたいですが、「有名どころ」がいくつかあります。検索すればあれこれ出てきますので「厄払い 地域名 有名」あたりでググってください。

「厄払い」でググるとアドワーズで広告を出している神社まであります。(笑)

「厄除け・厄祓い神社どっとこむ」なんてポータルサイトもありました。
https://www.yakuyoke-yakubarai-jinja.com


有名なのは、東京だと、「西新井大師」「大國魂神社」「深大寺」あたりかな。大阪だと、「住吉大社」「大阪天満宮」「成田山不動尊」あたり。

ものすごい数がでてきたので、適当に三つずつピックアップしました。成田山は交通安全で有名ですね。関西人は車買ったらみんな行ってるんじゃないかというくらいに。

私はまず、候補をいくつかあげました。

今住んでいる家の近所:高津神社
同じく近所:生國魂神社
実家の氏神:三箇菅原神社
大阪の有名どころ:住吉大社
子どもの頃から初詣の定番だった:大阪天満宮

神社ばかりなのは、お祓いは神道、神社だろうということで、候補からお寺を最初に外したからです。

で、結局どこにしたかというと、悩んだ挙げ句、神社のトップ、伊勢神宮に。えーと、大は小を兼ねるというか、ここならどこの神さまからも文句は出ないだろうということで……(笑)

◎──厄祓いって何をするの?

神社で祈祷をお願いするのは、自分では初めてのことだったので、ここからは伊勢神宮(神宮)での話になります。神宮の内宮に行きました。他のところは知らないので分かりませんが、そんなに変わらないと思います。

・神宮 ご祈祷(御神楽・御饌)のご案内
http://www.isejingu.or.jp/visit/prayer/index.html


まず服装ですが、基本的には何でもいいようです。神前だということさえ忘れなければ。ようするに、それなりの格好であればオッケー。スーツが無難と。私はジャケットにジーパンでしたけど。いや、いつも通りがいいかなって……

神宮では神楽殿で祈祷を行っていて、そこに受付があります。受付に行くと、祈祷の目的と種類、住所氏名を書く受付用紙があって、そこに記入したものに、祈祷の種類に応じた初穂料を添えて提出します。種類の違いや書き方などは、受付の方に聞けば教えてくださいます。

先ほどの案内ページには初穂料のところに「○○円以上」といった書かれ方がされていますが、実際にはその金額そのものと思って大丈夫です。まあ、多く納めてもいいんでしょうけど、5000円以上とあれば、5000円でオッケーです。

登殿人数と書かれているのは、同行できる人数です。例えば旦那さんの厄祓いに奥さんがついていった場合も、一緒に神楽殿に上がれます。会社の商売繁盛を願って祈祷を受ける場合、社員数名で行くこともできるということですね。

神宮での祈祷は大きく、御饌(みけ)と御神楽(おかぐら)に分かれていて、前者はお供え物を捧げて祈祷いただくもの、後者はそこに舞楽が付くものです。

初穂料によって、お供えや舞楽のグレードが変わります。お供え物は祈祷の後、お下がりをいただくので、その種類が変わってきます。

私は、案内ページ中の「別大御饌」と「御神楽」で悩んだのですが、予算的なこともさることながら、正座に耐える自信もなかったので、別大御饌を選択。「御饌」が約15分、「御神楽」が約25分から40分くらいとのことでして……

受付の後は、待合室に移動します。祈祷は何件かごとにまとめて行われるので、色分けされた整理券を渡されて、順番になったらその整理券ごとに呼ばれます。

あとは、神楽殿に登殿し、祝詞を奏上いただき、御札と神饌をいただいて終了です。神饌というのが、お供え物のお下がりです。

別大御饌の神饌は、お米、塩、昆布、スルメ、御神酒でした。御神酒は白鷹150ml。三重の地酒ではなく、兵庫県西宮のお酒みたいです。

御神酒以外はアルミパックに一緒に入っていて、中身が何かは書かれておらず、開けてビックリでした。

ビックリと言えば、祝詞にもビックリするかもしれません。住所と名前と何を祈願するのかを読み上げられます。何人もいる前で。(笑)

私は聞いて知っていたのでビックリしませんでしたが、知らなければ驚くかと思います。住所は町名までですけど、そこまで読まれるのかと。どこの誰だかちゃんと神様に伝えるためなんですけども。

◎──今日はここまで

厄祓いの効果についてはまだ分かりませんが、伊勢神宮はなんとも清浄な空気が満ちた素敵な神社です。今回が三度目の参詣でしたが、何度行っても素敵。

一度目は高校の行事で、あまり覚えてないんですけども。敷地内の配置や物語、総合的なシステムにいつも感嘆させられます。

およそ二千年前に作られてから、今の形になったのがいつのことかは知りませんが、きっと天才プロデューサーが時代時代にいて、築き上げてきたんだろうなと。

伝統的な宗教って、本当に良くできている。信心深くない人も、一度くらいは是非訪れてみてください。

伊勢での厄祓いの後は、お隣の松阪へ移動して牛を食べ、松坂城跡と、そこに建てられている本居宣長記念館、本居宣長旧宅「鈴屋(すずのや)」を訪問。こちらもいいところでした。歴史好き、城好きな方は是非こちらへも。


【川合和史@コロ。】koro@cap-ut.co.jp
合同会社かぷっと代表
https://www.facebook.com/korowan

https://www.facebook.com/caputllc

http://manikabe.net/



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■クリエイター手抜きプロジェクト[500]イベント編
「オープンハードカンファレンス」レポート

古籏一浩
https://bn.dgcr.com/archives/20170424110100.html

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今回は4月22日(土)に行われた「オープンハードカンファレンス」のイベントレポートです。

・オープンハードカンファレンス
 http://oshwc.project2108.com/event/oshwc-2017-nagano/


「オープンハードカンファレンス」は長野市にあるギークラボ長野で行われました。オープンハードカンファレンスは、その名のとおりハードウェア、IoT関係のイベントです。

今回はGDG信州のメンバーの一人として出展しました。GDG信州としては他にも三人が出展しています。私の出し物はIchigoLatteという小型コンピューターです。

・IchigoLatte
http://ichigolatte.shizentai.jp/


IchigoLatteを持っていたのは来月発売される本の宣伝も兼ねているからです。

・みんなのIchigoLatte入門 JavaScriptで楽しむゲーム作りと電子工作
https://www.amazon.co.jp/dp/4865940936


今回は大きなイベントではありませんが、プレゼンなどもありそれなりに人は来ていました。IchigoLatteに興味を持つ人もいました。私はゲームを展示していましたが、やはりこういうイベントでは「デモ」は重要だなと思いました。

今思えば、1980年代前半のマイコンブーム(当時はパソコンではなくマイコンというのが一般的な呼び方)の時には、コンピューターの性能を誇示すべく、さまざまなデモが展開されていました。

・PC-8801 mkII FRデモ


・X1 デモ


・FM77AV デモ


・MZ-2500 デモ


・MZ-700 デモ


他にもいろいろなデモがありました。興味のある方はYouTubeで検索してみてください。いまいちなデモもありますが、そこは30年前ですので……。

さて、今回のオープンハードカンファレンスでは、以下のようなものが出展されていました。いくつかはプレゼンが行われています。ざっと紹介します。なお、IoTには関係ないものも出展されています。

●ピザ焼きシステム

長野でのハードウェアカンファレンスがあると出てくる、ラズベリーパイを使ったピザ焼きシステム。今回は魔女の宅急便に出てきた「ニシンのパイ」が、おいしいのかおいしくないのかを検証。

食べてみたところ、結構おいしい。ニシンのパイはおいしいというのが結論でした。デジタル関係だけあってニシンとは相性がよかったようです。

懇親会ではシステムが派手に火花を飛ばしてくれる、というオチもありましたが、ピザ焼きシステムは好評でした。

・私このパイ、キライなのよね
http://virates.com/funny/36180930


●高音質な音楽をラズベリーパイで

低周波、高周波がカットされていない高音質な音楽を聴きたい、ということで開発。音には詳しくないのですが、自分の求めるものを何年もかけて作り続けるのはなかなかです。

●ラズベリーパイでLED光らせる

ラズベリーパイの入門のプレゼン。楽な感じもするけど、ちょっと面倒な気もするのは汎用性があるからかもしれません。ウクライナでは軍事用にも使われているとのこと。

●プリザードフラワー

買うと結構高い乾燥させた花。田舎だと普通に庭に花があるので微妙なところ。


●葉脈標本

子供が展示していました。水酸化ナトリウム(だったかな)を使って葉っぱの葉脈だけを残し、そこに色を付けるというもの。葉っぱに着色するのもセンスが必要なようです。最後はラミネーターで葉脈を圧着して完成となります。


●VR

オキュラスとマイクロソフトのホロレンズの展示。ホロレンズは初めてだったので体験してみましたが、操作が難しい。難しいというか反応がよくない。

あと、コンテンツがアメリカ製のものばかりなので、日本人向けのが少ないとのこと。数少ないものとして東北ずん子を使ったものがあるのですが、やはり操作が難しかった。

・東北ずん子
http://zunko.jp/


●錯視・起き上がり小法師

3Dプリンタを使った錯視。玉が上るように設計された錯視ボックス。ボックスの中には、目の錯覚を利用した台があります。この台が3Dプリンタで出力されたもの。他には起き上がり小法師のようなねずみのおもちゃが展示されていました。ねずこん、という愛称がついています。

・ねずこん
http://www.nezukon.info/


●VR×MRゲーム

VRとMRを使ったゲーム。VR空間で精霊を助け、カードをタッチして伝説の剣を振って宝箱をあけるというもの。仮想空間で助けた精霊が、なぜか磁気カードになるのでカードをカードリーダーにタッチして宝箱を開けます。

で、最後は巨大なうまか棒を振ってた空箱を開けるというオチ。宝箱の中にはお菓子がありました。

仕組みとしてはSONYのMESHというブロック状の機器があり、これを利用することでうまか棒をふると宝箱が開くという仕組み、だそうです。MESHは結構高いのでリッチな人向け。

・SONY MESH
http://meshprj.com/jp/


このIoTイベントの目的のひとつとして、人材交流があります。IoTに限らず、コンピューター関係では様々な分野があり、さらにそれぞれが複雑化しています。個人の知識や技量では解決できないことも、他の人の技術と組み合わせればできるかもしれません。


【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
http://www.openspc2.org/


連載500回だそうです。達成感まるでなし……。

いま放送されている「仮面ライダーエグゼイド」は、ゲームをテーマにしている。ということなのか、懐かしいレトロゲーム「ゼビウス軍」から攻撃を受けるというネタを映画でやっているようで。見てみたい気もするけど……どうなんだろう……。

・超スーパーヒーロー大戦
https://animeanime.jp/article/2017/03/21/33037.html


・After Effects自動化サンプルプログラム 上巻
https://www.amazon.co.jp/dp/4844397591


・After Effects自動化サンプルプログラム 下巻
https://www.amazon.co.jp/dp/4844397605


・IchigoLatteでIoT体験
https://www.amazon.co.jp/dp/B06X3X1CHP

http://digiconcart.com/dccartstore/cart/info/2561/218591


・みんなのIchigoJam入門 BASICで楽しむゲーム作りと電子工作
http://www.amazon.co.jp/dp/4865940332/


・Photoshop自動化基本編
http://www.amazon.co.jp/dp/B00W952JQW/


・Illustrator自動化基本編
http://www.amazon.co.jp/dp/B00R5MZ1PA/


・Adobe JavaScriptリファレンス
http://www.amazon.co.jp/dp/B00FZEK6J6/


・4K/ハイビジョン映像素材集
http://www.openspc2.org/HDTV/


・クリエイター手抜きプロジェクト
http://www.openspc2.org/projectX/



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編集後記(04/24)

●山本夏彦「変痴気論」を読んだ(中公文庫/1979:単行本は1971)。わたしが25歳のチンピラ編集者の頃の本だった。最近、この人の本をよく読んでいる。文庫の解説がなんと渡部昇一で、筆者とは一面識もないがよろこんで引き受けたといい、山本の特徴を一言で述べると「人間通・世間通である」と書く。

山本はおよそ自覚とか自由に無縁な人であろう、真のリベラルな人間だと渡部はいう。言いにくいことも平気で言える、インデペンデントで「旦那」の立場にある物書きで、ずばずば言う正直さを備えている。山本は同じテーマの繰り返しも少なくないが、反覆することにも耐えるものがあるということである。

さすがに今読むと昔話になるものも多い。わたしも過ごしてきた歴史である。リアルタイムで読んでおけばよかったなと思うことばかりだが、おそらく当時の頭脳ではついていけなかったと思う。おそろしく無知な、脳天気な若僧であった。過去に戻って人生を修正したいと思うのは、大学に入った時点からだ。

「六〇年安保のとき、情報はあげて、アンポ粉砕、内閣を倒せと書いた。新聞は群集のなかに、首相を殺せという声がしきりだと報じた。毎日報じたから、読者は首相の死を期待して、その日が刻々近づくのを、手に汗にぎって待った」

「情報は我々を支配する。我々は勇んで支配され、勇んだせいで支配された自覚をもたない。かくの如きがよい情報である。新聞はそれを承知で、湯水のように同じ情報を繰返して、土壇場になって、皆さん暴力はやめましょうと、猫なで声を出して、へなへなとおしまいになったこと、ご存知の通りである」

すなわち大衆を愚弄したのである。同じ経過は先の大戦でもあった。敗戦後、マスコミは他を咎めて、自らを省みることがなかった。山本によれば、それは必ずしもマスコミの厚顔無恥ではなく、「新聞はどこに責任者がいるか、追及すればするほどわからなくなる正体不明な法人なのである」からだという。

「その体質はいまだにちっとも変わっていない。ばかりか、テレビという、正体不明の法人が増えだした」というと時代を感じるが、マスコミの体質は今も昔も同じだ。新聞もテレビも、「一旦緩急あれば、今後も同じことを繰り返すはずである。(略)われも勇んでそれに左右されることを繰り返すはずである」

反体制をまにうけた若者が革命のまねごとでも始めれば、資本主義の末端にあるマスコミはどうするのか、反体制の舵取りは困難だ、と当時の山本は書いた。その読みは幸か不幸か外れた。そんな気概のある若者も中高年もいまや絶えた。反体制をまにうけた若者は、全学連とは違って口舌の徒ばかりだ。 (柴田)

山本夏彦「変痴気論」
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122042917/dgcrcom-22/



●連載500回おめでとうございます!! ありがとうございます!

/初めてパソコン通信をしたのは、弟の買った88だったかな。/ラズベリーパイが軍事用……。/IchigoJamの実物見たいな〜。次に日本橋(大阪)に行けるのはいつだろう。

/Xperia Touch(G1109)も欲しいなぁ。プロジェクターなんだけど、Android OSが入っていて、映し出した壁やテーブル上で操作できる。映画みたい。もちろん音声操作も。おしゃれなカフェやバーでの導入が多そう。企業の受付とか。

最大80インチまで表示でき、映画や動画鑑賞だけでなくゲームもできる。うちの壁は全部白いし〜。映画を見るならホームシアターセットが欲しいよね。接続はとスペックを見たら、Bluetooth 4.2にNFCまで対応。外部メモリにはmicroSD〜microSDXCまで。

センサーなる項目を見ると「マイク/加速度/地磁気/GPS/ジャイロ/照度/気圧/気温/湿度/人感」。と、至れり尽くせり。壁に投影して時計や温度計や湿度計、なんてのもあるんだろうな。

惜しむらくは、バッテリー駆動時間が1時間。ACアダプターを使えばいいだけなんだけど、ここまでスマートな機械なのに、ケーブルがつく姿は悲しいなぁ。数年後には、タブレット並の普及となり、駆動時間8時間とかになりそうだな。 (hammer.mule)

Xperia Touch(G1109)特長の動画がわかりやすい
http://www.sony.jp/xperia-smart-products/products/G1109/